109.《ネタバレ》 友達が「エイリアンVSプレデター」を借りてくれと切願するのを断る変わりに、
これを借りる羽目になりあまりというか全然期待していなかった作品。
この作品で「エルム街の悪夢」に興味を持ち見てみたくなりました。
脚本アイデアがよい。
脚本が面白くなかったのと同様の追いかけキャラでは「悪魔のいけにえ」のほうがいい。
フレディに興味を持って見たのと何しろ初めて両方見たので不安でした。
エルム街の悪夢って確かややこしい精神にくるホラーなんだよなぁ・・
見ててなんのことやらよくわからない箇所もありましたが、
登場人物が(被害者たち)語ってくれるのでたいへん初心者にもわかりやすい。
しかもフレディ=夢オチ ジェイソン=SEXシーン(この安っぽい安易なところが実は嫌い)
どちらの場面になるかが即わかるのはもしかして、映画界の「トラフィック」か~!?
突っ込みどころもギャグもあるにはあるのですが、
予想に反して意外と真面目に作られており好感が持てました。
これはこのふたつの作品のファンは涙ものなんじゃないのかな??
こういう正攻法でやられたらバーサス映画も笑えません。
しかし本物のわがまま悪のフレディが頭もよく利用されるだけのジェイソンに、
あまり好きなキャラではないんですがかわいそうになりました。
登場人物も言うように、フレディに操られているジェイソンよりフレディを遣るほうが先。
が・・ジェイソン有利にしてあげたのにこの単細胞はやはり頭は空のよう・・
感動作にしてジェイソンを勝たすのもありなんだけどなぁと思いましたが、
そうすればきっとフレディファンも怒るでしょうし(か?)あくまでB級ホラーにしたかったのか、
続かせようとするラストはまたこのふたりの続編が出る気配。
この作品はばかにしてたけれど、見てみると脚本がよくできてます。
エルム街の悪夢って・・キューブリックが一度でも監督してたらどうなんだろうか・・
1対1の対決がマイナスです。
あれは・・ターミネーター中華版みたいだった。(キョンシーも未見ですよ)
ワイヤー使いすぎて漫画の世界になってしまいました・・