229.《ネタバレ》 事故が起こるまでがちょっと退屈だけど40年前でこれはすごい。 これよりつまらない21世紀の映画は腐るほどある。 最初のほうで救助が来ると自信満々で言い張って動かない人達が謎。 潜水後に理由も無しに(?)いきなり死んじゃうおばさんも謎。 でも気になるのはこの二点ぐらいで後はほんとすごくよくできてる。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-10-17 07:19:57) |
228.この映画って、以降出てくる、大型船パニック、水もの、脱出もの、それらの演出に多大な影響を与えていて、もはや直接間接にせよその影響下から逃れることは難しいくらいの偉大な作品になってしまってると思うんだよね。あ、これってポセイドンと思うこと多いし。。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-08-25 12:38:59) |
227.とにかくハラハラさせ、時にほっとさせ、時に泣かせる。良い映画じゃないんですかー? 【love】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-05-05 08:09:27) |
226.《ネタバレ》 パニック映画の草分け的映画。 生死の結果は別にして、こういうパニック状況では常にリーダーシップのとれる人が居るのは大事なことと思わされる映画でした(この映画では偶々ちょっと破天荒な牧師さんだっただけで・・・) その牧師が自分の命と引き換えに皆の命を救ったのも、主人公は生き残る・・・みたいな当時としては在り来たりな結果にならなくて良し(終わってみれば、この結果ありきでワザと強引な性格付けしてたのでは・・・とも思う。) 救助される段階になり、刑事の『牧師は正しかった、あん畜生の言うとおりだった』のセリフで救われた。 あと今だと簡単にスル―してしまいそうだけど、子供が船内ウロウロしてトイレに入ったシーン・・・ 小便器が逆さまになっていて、あぁ今船は真っ逆さまなんだと私の初見の頃からの印象深いシーンで(確かパンフレットかチラシにも、そのシーンが載っていて)、好きでした。 小便器が好きな訳じゃないですよ・・・ 逆さまになっているというシチュエーションとして・・・以上。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-04-22 05:40:48) |
225.《ネタバレ》 初見は地上波のTV放送。中学生でした。「アメリカ人って自信満々だなぁ」とジーン・ハックマンを見て思いました。 大ヒットした作品で、当時の興行収入の上位にランクされたと記憶しています。観直すとその理由が分かりますね。牧師に付いて脱出を図るグループに4名の女性を入れ、なんだかんだと理由を付けて3名のナマ足を露出させます。その脚線がとても美しい。ヒットする訳です。 てな冗談はさておいて、35年ほどの月日を空けて再見すると、どうも後味が悪い。やっぱりあの「自信満々」はあまり褒められた行動と思えないからです。決断は早いに越したことは無いけど、あの決断には根拠がありません。自らの偏った宗教観を行動に移して、他人を巻き込んでいるだけです。牧師が最後に「神」を持ち出して「放っておいてくれ」と台詞にするところは物議を醸したんじゃなかろうか。いずれにしろ、パーサーに付いて居残った人や船首へ向かった人の悲劇は結果論であって、もし私があの場にいたら彼には追従しなかったと思いますね。 本作に味をしめたアーウィン・アレンは「タワーリング・インフェルノ」を製作しましたが、構造が本作にとても似ています。災害を背景に、死ぬ者と生残る者に線引きする物語です。 余談。私はつい先日、沖縄へ引っ越してきたばかりなのですが、本作のアーネスト・ボーグナインの愛嬌と人間離れした目つきは沖縄家屋の屋根にお座りしている守り神にソックリです。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(吹替)] 5点(2012-04-09 22:50:29) (良:1票) |
224.パニックムービーの一級品。今観直してみてもその思いは変わりません。窮地にあって誰に付き従うか等生死を分けるものは神のみぞ知る紙一重である事を思い知らされます。その神様。苦しい時に頼るのではなく、どのような結果であっても感謝するのだと思います。 |
223.《ネタバレ》 ひっくり返るシーンは、当時はとてもドキドキさせられた。「普段でないものを見せる」というエンタテイメント映画の基本を確認させてくれた。今見ても「天井」のテーブルにぶら下がる人たち、ってのはインパクトある。でも脱出行になると、あんまり「さかさま」が生きてこないんだ。いちおう非常灯が脱出行の床(つまりかつての天井)で照ってるんだけど、この時代のフィルムの感度ではその光だけをくっきりとは印象づけられなかったのか、あるいは当時の映画作法として画面を暗めにするのは客に対し礼儀に欠けるということだったのか、全体がぼんやりと明るくなってて、光源による「さかさま」感は出せていない。ま、そんなことはともかく、一番懐かしかったのは牧師の感じ悪さ。もしかするとこの映画を観たおかげで、私の「信念の人嫌い」が決定的になったのかも知れない。根拠のあまりはっきりしない自信満々で次々行動を決定していく。いや、一応言ってるんだ、「海水が流れ込んでくる」とか。でも「という考えもあるなあ」じゃなくて、確信になってる。ほとんど信念。ベトナム戦争で自信喪失してたアメリカにとって、こうパッパ決断していく強いリーダー願望みたいなものが、下地としてあったんでしょうな。アメリカ精神の基本を「感じ悪さ」とともに納得させられたという点で、私にとって名作でした。救助隊の人に「船首に逃げた人は助からなかった」ってまでわざわざ言わせて牧師の行動を補強するシナリオにしてんなら、ついでのもひとつ「皆さんがここまで来て船底をドンドン叩いてくれなかったら帰っちゃうとこでした」ぐらい言ってもらいたい。あそこまで行ったことに意義がなくちゃ、刑事の妻リンダのどたんばでの死があまりにも不憫じゃないか。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2012-03-14 10:15:46) |
222.《ネタバレ》 何回も観ている映画だけど、それでもテレビでやるとまた観たくなる。沈没船からの脱出というわかりやすいストーリーに加えて、個々の出演者のキャラクターがうまく表現できている。強引過ぎると言えなくないジーンハックマンのリーダーシップ。日常生活だったら反感を買いそうなキャラだが、生死を分けるような状況では頼りになる。そしてエンディングで自分の命と引き換えに他の乗客を助けるというすさまじい展開。40年近く前の映画でもちろんCGもないが、現代の映画にない迫力がある。 【珈琲時間】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2012-03-07 12:25:13) |
221.パニック映画の先駆け的な作品だが、シナリオの良く出来た重厚な人間ドラマでもある。 神父役のジーン・ハックマンのうざいぐらいの熱いセリフ、そしてラストシーンが、 この映画のテーマを如実に表している。刑事役の役者さんも、いい味を出していた。 転覆した船からの脱出というアイデアも秀逸だが、ストーリーの流れ、構成もいい。 豪華客船には多数の人間が乗っていたが、少人数の1グループのみに視点を合わせたことで、 話が散漫にならなかったことも、この作品の完成度を上げていたように思う。 最後までハラハラさせてくれた映画だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-07-27 05:13:49) (良:1票) |
220.《ネタバレ》 えーー?って感じ。期待はずれもいいところ。意外性がない。 【承太郎】さん [DVD(吹替)] 4点(2011-07-24 01:10:50) |
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219.《ネタバレ》 牧師はモーセであるが、彼が率いていたのは単なる迷える子羊たちではなかった、ということ。それゆえモーセも途中で自らの役を終えたのだろう。この映画の白眉は、脱出ものにしても船がさかさまになることゆえの「上から下へ登る」という逆転の構想にある。セットもかなり細かく作られている(時計の針など)が、時に上下逆転のスケールがわかりづらかったのが悔やまれる。トイレのシーンなど、上下が逆転している感をより出せばもっと画として面白かっただろう。傑作。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-06-22 22:36:08) |
218.どうしても時代のギャップというものが気になりました。 【アフロ】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-06-11 20:32:29) |
217.《ネタバレ》 パニック映画とは言え、本作の他人を救うために自らの命を落とすシーン・・・あたかもキリスト(教)の『受難』、もしくは『自己犠牲』のテーマを重ね合わさせるかのよう(笑)その意味でも胡散臭い神父、もしくは神父らしくない神父・・・ジーン・ハックマンのぶっきらぼうぶりさが、世俗におもねる宗教のあり方と一線を画すスタイルで描写されて面白い。 また一方で、助かったごく僅かの人たち。ハックマン扮する神父が実践した「天は自らを助くものを助く」・・・人々の動向や潮流に流されるのではなく、回りに逆らってでも自分たちの強い意思を捨てることなく、自らが逃げ道を切り開いていく以外に助かる道はない。たとえ天であっても誰も助けてくれやしない・・・とかく他力本願的な宗教のあり方に対して、なかなか皮肉なスパイスのある映画でもある。 【さるさるさる】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-04-24 01:45:29) |
216.《ネタバレ》 パニック映画の先駆けだったと思う。これ以降何本ものパニック映画を見ることになった。 映画には、二人の牧師が登場する。一方は、神を信ぜよ、信ずる者は救われるという普通の牧師ジョン。それに対し、自分自身が道を切り引かねば神も助けてはくれないという異端の牧師スコット。この二人の信念の違いがこの映画の最大のテーマとなる。 船が転覆したとき、クリスマスツリーを伝って上に登るか、そのまま動かず救助を待つかなどの判断がまさにそうだ。 スコット牧師のジーン・ハックマンはとても牧師には見えない、あたかも十戒のモーゼのようなカリスマ的な存在、それがまた良い。 結局は9人の男女が彼について行くのだが困難の連続、途中で3人が死に、最後にはスコット神父も・・・。 それまで私が見た映画(悲劇以外)で、主人公が死んでしまうというのはほとんどなかった。もう少しでたどり着くという所まで行っているのに・・・。最後はやはり牧師に戻ったのか。 映画ではアーネスト・ボーグナインのロゴ刑事がとても好きだ。売春婦だつた妻をこよなく愛し励まし、スコット神父とはことごとく対立しながらも惜しみなく協力をする・・・。そのほか、元水泳選手だったベル、これまた彼女がいなかったらスコット神父は助からず、生き残った者も船尾までたどり着けなかったのだ・・・。 このポセイドン・アドベンチャーは特に思い出に残る映画で、続編もリメイクも見ることになってしまった。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-12 07:13:08) |
【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-01-01 01:06:03) |
214.これと「タワーリング・インフェルノ」は私にとってパニック映画の原点です。 初見は中学生、荻さんの「月曜ロードショー」です。 とにかく主人公なしでラストを迎える映画なんてこれが初めてでしたから、もうほんとに衝撃でした。 タワーリング~もこれも登場人物の悲喜こもごものエピソードがちゃんとあって、パニック映画だけどしっかり人間ドラマとしても観られるというのがポイント高いです。 そうですねーやっぱりいちばん印象強いのがアーネスト・ボーグナインですね、でも初見から30年以上たっているのに「あの人はこうだったなあ」と思い出せる。それほどそれぞれのキャラがしっかり描き込まれていたんだなあと。 当時はジーン・ハックマンのことはほとんど知らなかったけど、神父?牧師?どっち??とにかくなんからしくないっていうのは感じました(笑) 続編は救出されるところから始まったと記憶してます、いきなりコジャック刑事がでてきたのよ!!なんかつまらなくて途中で観るのやめたとかどうでもよくなったと記憶してます、はい。 【envy】さん [地上波(吹替)] 8点(2010-08-18 20:34:02) |
213.《ネタバレ》 小学生のころ見た映画のなかで、一番面白かった作品かも。転覆して、全てが逆さまになった光景が面白い。上=底に向かって行ってどうやって助かるの?出口ないのに・・・と思ったものです。なにかと足を引っ張っていた太めの婦人が水中では別人になるところが印象的。 【きーとん】さん [地上波(吹替)] 8点(2010-08-06 23:25:16) |
212.《ネタバレ》 この時代に水没する豪華客船の世界観をあそこまで構築できたのは見事。出演者の迫真の演技や、印象深い台詞などを噛み締めればさらに引き込まれます。最後にフランク牧師の身を捨てるシーンの台詞や、救助される際のロゴの描写なども心打たれます。また生き残ろうと自分達で試行錯誤する者と、救助を待つため動こうとせずに悲惨な末路を辿る者、このへんの描写もジョージ・A・ロメロ監督ばりの社会風刺が利いていると思いました。 【シバラク・オバマ】さん [地上波(吹替)] 10点(2010-07-19 15:43:58) |
211.《ネタバレ》 海洋パニック脱出モノの元祖といわれる本作品 ご縁あってやっと観れました(ウレシイナ) 感想 素晴らしい!重厚な人間ドラマに一切無駄がなく、上下逆さになる豪華客船から脱出という斬新設定 CGのない時代に、きっとものすごく大変だったであろうセット制作・撮影など みどころが多く見ごたえ充分 その後の映画界に多大な影響を及ぼしたというのも納得の歴史に残る名画であります 前知識ゼロ鑑賞だったので最後のシーン 牧師役のジーンハックマンの壮絶な最期 は衝撃的でした 重大な事項(転覆・爆発・浸水)のタイミングよすぎなのがチト引っかかる&水中にもぐるシーン ああいうときって一緒に息止めるけど絶対あんなに息止めれない…俺は助からんな(苦笑) どうも続編があるようなのですが観たいような観たくない様な? 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-05-12 08:50:16) |
210.高層ビル火災の物語と並ぶ35年以上前に作られたパニック映画の傑作です。この船に乗り合わせた人間味あふれる牧師、アクの強い刑事と元娼婦のその妻。そして子供たちや老夫婦や名も無き人々の見事な人間ドラマです。ビルからあっという間に転落していくのと違って死に行く人たちの最後の表情と言葉、行動が胸を打ちます。そして迫り来る水から必死に逃れようと脱出を試みる人々を過剰な演出や音楽や特撮だけでなく、生命の危機に立たされた極限状態の「人間」というものを登場人物を絞って見事に描ききった脚本が素晴らしい。特に終盤、牧師が神に向かって思いをぶつける台詞と彼のとった行動には感動しました。主役のジーン・ハックマン演じる神父やアーネスト・ボーグナイン演じる刑事は勿論の事、この二人と比較すると大人しく地味ながらもレッド・バトンズ演じる男の終始冷静な精神的な強さも印象に残りました。互いを思いやり助け合う精神や、生き残る人も死に行く人も人間の強さや勇敢さを一貫して描いた素晴らしい人間ドラマです。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-04-19 21:15:41) |