72.犯人がその姿を警察署に現すまでは雨が降り続け、姿を現した時は雨が上がり、空は晴れ上がる徴候を見せるが地面は濡れて冷たいまま。なんだかファムファタールって映画に通じるものがあるなぁと思いました。………と同時に思っちゃった事が。実際思っちゃったんだから仕方が無い。ミルズ刑事が地上最強の生物、範馬勇次郎だったら…この犯人は妬みはあるか…?憤怒と復讐を完成させる事もできずに、勇次郎にアッサリ行いそのものを「…で?」の一言で粉砕されちゃって無意味にされたうえに歯牙にもかけられなかったその時どうするんだろうと。彼を崇拝でもするんだろうか。 【マンダム】さん 8点(2004-04-19 10:34:26) |
71.ラスト、パトカーの後部座席に座ったミルズの表情が忘れられません。彼のその後はどうなったのだろうと色々考えてしまいました。モーガンフリーマンはこの作品で老刑事役のイメージが固定しましたね。7つの大罪についての絵画を集めた展覧会を見に行ってリアルさに気持ち悪くなった事を思い出しました。人間は生きている事自体罪なのか。考えさせられます。 【なつもも】さん 8点(2004-04-19 10:19:31) |
【あしたかこ】さん 8点(2004-04-18 23:32:09) |
69.自分も終盤は祈りながら見ていた。しかし、それが裏切られた時のあの絶望感…。劇中のブラピでなくともパニクりかけた。綺麗にまとめるのであれば、やはりあそこでブラピには堪えて欲しかったけど、あれで仕方無いよなとも思う。結果的には「負けた」ことになるとはいえ、誰にも彼を責められないだろうと。とまあ、いろいろ考えてしまう。確かに後味が悪い。が、映画としてはそれで大成功なのだろう。役者陣の演技は、いまさら言うまでもないが素晴らしかった。 【カシス】さん 8点(2004-04-01 20:01:07) |
【アルテマ温泉】さん 8点(2004-03-18 18:40:08) |
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66.《ネタバレ》 何故だったのだろう。この類の映画は苦手な私が、前評判でかなりグロいシーンもあると聞かされていたこれを、わざわざ映画館まで足を運び見に行ったのは。多分思い付きだ、一人で行ったから。そうだった、何かに腹を立てて、怒りのやり場にこの破滅的な映画を選んだのだ。聖書にでてくる「七つの大罪」を基にした事件を追う、定年間近の老齢の刑事と熱い血に任せて行動する若き刑事。噂どおりの暗い映像と見ているだけでどっと疲れを感じるような犯行現場。事件が七つ起きるまでの早さとベテラン刑事が犯人のめぼしを付ける早さは置いておくにしても、絶望感の礫をこちらに投げながら進むストーリーに、完全にはまり見入ってしまった。雨の中の追跡シーンは、がなるような音楽と黒い色、展開の速さに圧倒された。犯人役ケビン・スペイシーの、傍に寄られたくないと思うほどの嫌悪感も出色だった。絶望のラストにはなぜか太陽光が降り注ぎ、ヘミングウェイの一説が語られる。普段あまり気がつかないようにしているが確実に存在する、心の中の闇を映像化したような作品だ。良くできた映画を選んだと思った。お腹の中の怒りをずるんと引っ張り出し、最悪の後味を土産に持たせてくれたハリウッド映画。やられた。 【のはら】さん 8点(2004-02-26 19:03:12) (良:1票) |
65.けっこうな感じのグロさがよかったっす 7つの大罪か・・・知らんかったから新鮮でした。二人とも演技はうまいしよかった 【ヴァッハ】さん [地上波(吹替)] 8点(2004-02-11 21:27:32) |
64.七つの大罪をテーマにした作品。これらの罪に全く該当しないで生きている人って少ないのでは?というかいないと思う。「欲」=「罪」ということだろう。なんとも哲学的な作品ですね。それをブラピが上手く演じていて、彼の作品の中では私的に1・2を争うものになっています。特に最後の自分の感情との葛藤のシーンは見物。 【epitaph】さん 8点(2004-02-11 21:11:58) |
63.すばらしいサスペンス映画ですね。サスペンスネタでこれ以上のものなかなか作れないんじゃないでしょうか。七つの大罪をネタにここまで強烈な映像を作り出すなんてすごい。落ちもインパクトあり。ブラピで一番好きな作品。 【りょう】さん 8点(2004-02-11 20:37:45) |
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62.《ネタバレ》 犯人が取引してきた辺りから、いやーな予感がどんどん膨らんできました、そっち方向にはいかんといて~あああああ~って感じ。。。こういう映画見るとハッピーエンドな映画を観たくなりますね、その逆もしかりですけど。【追記】中国嫁と一緒に鑑賞、結末をかなり早い段階で看破してました、なかなか鋭いですねw 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-02-04 20:16:38) |
61.《ネタバレ》 これ聖書では最後の罪を償う為にどうしたと思います? そう誰も自分を殺してくれないから自殺しかないんですね。 これはこの後のブラピの苦しみの上での自殺を暗示します。 犯人はそこまでいってはじめて完成と喜ぶんでしょうね。 【とま】さん 8点(2004-01-29 13:11:01) |
60.7つのキーワードとその謎解きの経過、そして猟奇的な殺人現場の描写は見応え十分で、かなり質の高いサスペンス。個人的にはミイラ直前にされた男のくだりが鮮烈。マジで身の毛のよだつ思いがした。犯人が捕まってからラストまで、更に観る者を惹きつける展開は見事としか言いようがない。思いっきり、後味の悪さを監督の狙いどおり刷り込まれた。 ブラピはホントいい作品に巡り会ったと思う。 【やすたろ】さん 8点(2004-01-15 00:56:07) |
59.《ネタバレ》 あのラストシーンに絶句した。頭を何かで殴られた気分だ。不適に笑うケビンスペイシーと平常心を失ったブラッドピッド。刑事である彼のとった行動は・・・。ケビンスペイシーがまた主演俳優を食ったなんていわれているが、決してそんなことはないブラッド・ピットの演技は絶品である。 【hrkzhr】さん 8点(2004-01-13 23:48:39) |
【Ronny】さん 8点(2003-12-30 00:27:28) (笑:1票) |
57.最初見たときは非常に鮮烈でした。何度も見たくはありませんね。なんだかテレビでよくやっている気がする。 |
56.やっぱりこれは最後にビックリさせられましたので、ずっとインパクトが残る映画になって行くものだと思われます。。 【3737】さん 8点(2003-12-21 15:05:11) |
55.客観的に見るとすごくよくできていると思う。でも期待しすぎたというか、自分で勝手に想像を膨らませすぎてしまった。 「衝撃のラスト」という風に聞いていたから『ゲーム』みたいな感じのラストを予想してたら、あれ?こんなもん?って感じ。 でもそれなしで考えたらやっぱりよくできた映画だと思う。 モーガン・フリーマンとブラッド・ピットの会話もセンスが良くて好きだし。 2人ともその役の持ち味を最大限に演じきれていたと思う。特にモーガン・フリーマンはさすが。 【ヒョー$】さん 8点(2003-12-21 13:55:09) |
54.《ネタバレ》 延々と降り注ぐ雨、鉛色にくすんだ都会、絶えず流れ込んでくるノイズ。個人的にカイル・クーパーのベストワークだと思うメインタイトルとエンドクレジットに飾られたこの映画は、細部に至るまで意匠が凝らされていて、深い絶望の色が美しい映画でした。サマセットとミルズを追うカメラは、シネスコの魔術師ダリウス・コンジによって絵画的に切り取られ、音は、スピーカー位置がハッキリしてしまうデジタル音響の欠点を補うように移動し、包み込みます。物語的には、ちょっと?なところ(ミルズの奥さんに必要以上にウェイトを置くのが疑問で、最後にそれはラストにかかっていたため、と理解するのですが、いかんせんバランスが悪いです)もありましたが、超鬱なこの映画が嫌いになれない、消極的ながらも好きと言えてしまうのは、その負の美を芸術的なレベルにまとめあげたフィンチャーのセンスがあればこそ、だったと思います。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-12-09 16:03:48) (良:1票) |
53.ラストシーンのブラピの迷い、その葛藤がこの作品の全て。 演技よろしく雰囲気暗く救いも無い、終始雨が降ってるのでジトリとします。 単純に殺人で七つの大罪を表現してしまいこじんまりとしてしまった感がある。 終始、それに振り回されて結局どうなのよ的な消化不良感。 でも冒頭の一文で納得できちゃうから、良いのかな。 【HIGEニズム】さん [DVD(字幕)] 8点(2003-12-09 14:10:10) |