38.《ネタバレ》 まず、ラッセル・クロウ演じるエド・ホフマンにイライラさせられました。某作品の「事件は会議室で起こっているんじゃない、現場で起こっているんだ」がきっちり当てはまります。その上フェリスの邪魔ばかりして最悪な上司。全体を通して人を見捨てたり、アメリカンな冷たい印象を受けました。ジレンマの中でアイシャの登場はフェリスに大きな安らぎを与えたのだろう思います。ただ、中東で暮らすのはちょっとなぁ。拷問が始まる中での啖呵を切るシーンは少し現実味がなかったが、指を潰すシーンは痛々しい。あんなハードな仕事でCIAをするんだから、よっぽど給料が良いんだろうね。 【マーク・ハント】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-05-26 18:32:58) |
《改行表示》37.監督名と主演俳優につられてやってきたものの、みるものに新しきは 見つからず、どれをとっても手垢がついたようなものばかり、つまらなく はないが、新鮮さはない。彼女はERにでてた(る?)人ですよね。 端的にいえば007の真逆的構図。 【K2N2M2】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-05-23 05:14:18) |
36.《ネタバレ》 CIAの工作員ともあろう者が、簡単に女に心を許すのは脇が甘いというご意見もあるだろうが、フェリスの身になってみれば、敵味方関わらず、騙し騙されの完全偽りの世界に身を置いて、それでいて自分のやっていることが本当に平和の為に、安全の役に立っているのかという、そもそもの大義名分さえ疑うようになる、そういう精神状態に置かれているわけで、全てにおいて信じられるものがない中で、あの女性はその「信じられるもの」を欲した彼なりのはけ口でもあるといえる。巨匠としての安定感のある佳作と言ってよい。個人的に好きな場面は、椅子に座ってるラッセル・クロウをディカプリオが倒してひっくり返らせるシーン。予想外で思わず笑ってしまった。 【あろえりーな】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-05-17 21:38:37) (良:1票) |
【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2009-05-10 20:15:32) |
《改行表示》34.《ネタバレ》 冒頭の凄まじいアクションでグっと掴みながらも、後は中々骨太で社会派なテロサスペンス。キレモノで行動派のCIAディカプリオ、その上司で冷酷な机上の嘘つきで太っちょのラッセル、そして嘘が嫌いな食わせ者で男前なヨルダン情報局長の三者三様の動きが面白く、役者には文句なし。まったく無実の人間を巻きこんだり、テロをでっちあげたりととんでもない嘘が飛び交う戦争のフィクションでありながら、ストーリーやキャラクターがおざなりになっておらず、難しそうだが意外と分かりやすく、一歩先も読めない脚本も申し分なし。アメリカはこのぐらいのことやってそうだもん。 面白く、スケール感のある娯楽作でありながら、リアリティがあり、真実に対して誠実で問題提起がしっかりしているという、映画のお手本みたいな映画。と言ったら褒めすぎでしょうか。 それにしても無能な上司はもちたくないっすねー。事件は現場でおこってるんだ! 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-10 00:17:44) (良:1票) |
33.《ネタバレ》 割と好きな題材というのもあるが、緊張感があって面白かった。リアリティはともかく、国家規模の騙し合いというスケールが楽しい。残念なのはラストがバタバタしてたのとラッセル・クロウの見せ場がない。ハニのほうが存在感があった。 【ラグ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-06 21:53:34) |
32.《ネタバレ》 序盤、まあまあの緊迫感があったのですが、主人公が女性を口説くシーンはきっと何か意味があって近づいたと思っていたら単に好きになったからだったとは。後半、女性を助けるために自分を犠牲にするという展開上必要なシーンだったのかもしれないが、映画全体から考えれば、もっと硬派に締めて欲しかった気がします。 【ぽじっこ】さん [DVD(吹替)] 5点(2009-05-04 20:09:49) |
《改行表示》31.《ネタバレ》 敵味方かまわずの騙し合い映画。だがいつまでもたっても盛り上がりに欠け、そしてエンディング。デブったR・クロウのある種さえない演技は新境地か。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-05-01 23:28:13) |
30.現地で崖っぷちに追い込まれながら任務を遂行するディカプリオ、あまりにもふてぶてしく指示を出すだけのクロウの対比が生きていて、映画に活力が満ちていた。途中にもう少し見せ場があれば… 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-30 02:35:35) |
《改行表示》29.《ネタバレ》 これはまたガツンと来る映画でした。リドリー・スコットの面目躍如といった感じでしょうか。ストーリーはほぼ1本に収斂されており、単調と言えないことも無いのですが、骨太なストーリー展開がそれを補って余りあります。主役の2人+マーク・ストロングがいい演技をするものだから、映画に文字通り引き込まれました。 話の内容はさておき、この映画で最も面白かったのは、やはり上記の三者の関係性でしょう。会社で言えば、本社と現場と取引先でしょうか。この三者の虚々実々のやり取りにはシビれました。あくまでも正論をふりかざす本社、誠実さを要求する取引先、間で苦慮するのは現場なんですねえ。普通のビジネスと違うのは、バランスの取り方で死ぬか生きるかが決まるということ。ストーリーの内容よりも、ヒリつくような緊張感をもった三者の関係性こそが、この映画のキモではないかと感じました。 強烈な印象を残す!というわけではありませんが、高いエンタテイメント性を保ちつつ、リアリティとフィクションの絶妙な隙間を描ききった佳作と言えるでしょう。 ラストのディカプリオの眼の演技もいい!ちょっと偉そうかもしれませんが、何て言うか、いい俳優になったなあと感動しました。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-17 22:33:36) (良:3票) |
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《改行表示》28.いやー面白かった! リドリー・スコットはコンスタントにこのクオリティで、どのジャンルの作品もよくもまあ作り上げるものです。大好きだから長生きしてウィリアム・モナハンと一緒にまたキングダム・オブ・ヘブンの続編を撮ってねリドリー。 日本の超間違った宣伝ではレオ、ラッセルの二人しか出てこないけど (誤解を生む宣伝とタイトル変更は有罪です) マーク・ストロング演じるハニ・サラーム格好良かった! アメリカ万歳ではない描き方で、本国のほうでは全然ヒットしなかったそうですね。 そのこと自体がこの映画のテーマとリンクしてる気がします。 「異文化」に対する監督の姿勢に共感と拍手を送りたいです。 【kiryu】さん [映画館(字幕)] 9点(2009-01-17 10:50:11) (良:1票) |
27.《ネタバレ》 どーも緊迫感がないなあ。テロ組織との死に物狂いの戦いなのに、クロウはお気楽すぎる。都合悪くなると殺される末端の協力者はあわれです。レオナルドも自分の恋人にだけは必死だ。所詮そういう組織ということですね。 【よしのぶ】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-01-17 00:08:01) |
26.新年一発目の観賞。期待していた騙し合いはそれほどでもなかったんですが、この映画の持つ凄まじいボリューム、重厚感を感じて「ああ、映画だなあ」って気分になりました。流石リドリー、御年は召しても作品は若い若い。 【bolody】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-01-16 19:45:57) |
25.《ネタバレ》 壮絶な拷問が始まろうとする中、あんな啖呵が切れるものなのだろうか…、疑問。 【しまうまん】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-01-13 01:25:24) |
24.《ネタバレ》 衛星画像を眺めながら、スナック菓子食いながら、現場のエージェントに指示を出すラッセルクロウ。こいつが面白い。彼は「ザ・アメリカ」。傲慢で軽薄で自己中心的。不謹慎でデリカシーが無く合理的。良いとこ無しだな。容姿も冴えない。でもラストシーンを見て寒気がした。すしを食いながら「監視はもういい、ヤツは既に一般人」と。モニターは世界中のCIAエージェントを映し出している模様。「ザ・アメリカ」はジャパニーズソウルフード・SUSHIを食らいながら世界中の駒を操り、作戦という名の殺戮を繰り広げている、というオチ。恐ろしすぎる。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-01-11 19:40:49) |
《改行表示》23.《ネタバレ》 タイトル通り、嘘の応酬が繰り広げられます。 上司の言ってる事すら信用ならないので、ちょっと主人公が可哀想になってきたりもしますが・・・敵を欺くにはまず味方からって事なんでしょうかね。 上演時間は結構長いのですが、目まぐるしく場面が展開する為、飽きる事なく最後まで見る事が出来ました。 特に後半、嘘で反撃を開始するあたりからの作りは非常に上手いですね。 久々に劇場で見て良かったと思える作品でした。 【目黒のさんま】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-01-10 01:51:36) |
《改行表示》22.《ネタバレ》 監督も役者も超一流なのでそこそこ楽しめるレベルには仕上がってます。しかしながら、リドリーにしては随分と画に力がありません。毎回彼が魅せてくれる他作品とは一線を画すような演出が見られない。最近の彼の作品群では失敗作に入りそうなくらい。一つにはこの手の作品は既に大量に作られてしまっているということかもしれません。それと、ディカプリオの役柄が『ブラッド・ダイヤモンド』とかなりかぶってしまっている点。両作とも十分に上手いのですが。そしてリドリーの目指した面白いスパイ映画としては、いつ裏切られるか、いつ殺されるか分からない緊張感漲る世界観が確立されてなかったのだと思う。 戦闘シーンに関してもリドリー監督作で言えば『アメリカン・ギャングスター』、今作と似た題材で言えば『キングダム/見えざる敵』のような迫力、緊迫感には及ばなかったように感じました。 ただ今作の見所であるディカプリオ、クロウ、そしてマーク・ストロングの駆け引きにはなかなかの緊迫感が出ていました。この男同士の対決シーンはリドリーらしい男のかっこよさがあった。 【Sgt.Angel】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-01-09 23:26:39) |
《改行表示》21.最初物語の把握がちと難しかったです。あと中盤まで比較的トロトロ進むので あくびがでました。後半にかけての展開は痛いしハラハラだしおもしろかったのですがね 【とま】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-01-07 21:25:25) (良:1票) |
20.個人的に2008年のNo.1作品だった『アメリカン・ギャングスター』の興奮冷めやらぬまま、さらにラッセル・クロウ×リドリー・スコットの最新作が登場。しかもラッセルと共演するのは最近めきめきと演技の腕を上げているレオナルド・ディカプリオ!これで期待するなと言う方が無理です(笑)見終わった後の印象としては、可も無く不可も無くといった感じでしたね。正直、内容は『24』+『ブラッド・ダイヤモンド』+『ディパーテッド』÷2といった感じで、ワイルドな役柄のディカプリオと共にいまさら新鮮味が無いのが事実。しかしながら、一瞬も気の抜けない脚本とスピーディな展開で、それなりに楽しめました。やはり、このような展開の多い、なおかつ一歩間違えたら複雑になってしまいそうな脚本を、分かりやすいエンターテインメントとして観客に見せることが出来るのが、リドリー・スコットという監督の凄さなのかもしれません。 |
《改行表示》19.《ネタバレ》 邦題に問題あり。ワールド・オブ・ライズっていうからには、世界を震撼させるような驚天動地のハッタリを期待してしまうのが人情というものでしょう。なのに、実際のハッタリはチャチで、ハッタリした上に勝ち得たものもテロ組織の幹部の逮捕ってだけ。どうせならテロ組織壊滅、ぐらいまで行ってほしかった、この題名なら。 内容は、よく言えば難解、悪く言えば不可解。何故ラッセル・クロウがディカプリオの邪魔ばかりするのか、日本人サラリーマンの僕にはさっぱりわかりませんでした。 【ケルタ】さん [映画館(字幕)] 3点(2009-01-05 17:52:29) (良:1票) |