サブウェイ123 激突のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。4ページ目

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サブウェイ123 激突

[サブウェイヒャクニジュウサンゲキトツ]
THE TAKING OF PELHAM 1 2 3
2009年上映時間:106分
平均点:5.27 / 10(Review 78人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-09-04)
サスペンス犯罪ものパニックものリメイク小説の映画化
新規登録(2009-05-01)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2018-01-21)【TOSHI】さん
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監督トニー・スコット
助監督アレクサンダー・ウィット(第二班監督)
キャストジョン・トラヴォルタ(男優)ライダー
デンゼル・ワシントン(男優)ザカリー・ガーバー
ジョン・タトゥーロ(男優)カモネッティ警部補
ルイス・ガスマン(男優)フィル・レイモス
マイケル・リスポリ(男優)ジョン・ジョンソン
ジェームズ・ガンドルフィーニ(男優)市長
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー(男優)
ブライアン・ヘイリー(男優)Police Captain Hill
山路和弘ライダー(日本語吹き替え版)
石塚運昇ザカリー・ガーバー(日本語吹き替え版)
後藤哲夫フィル・レイモス(日本語吹き替え版)
天田益男ジョン・ジョンソン(日本語吹き替え版)
池田勝市長(日本語吹き替え版)
原作ジョン・ゴーディ『ペラム123』
脚本ブライアン・ヘルゲランド
音楽ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
撮影トビアス・A・シュリッスラー
アレクサンダー・ウィット(第二班撮影監督)
製作トニー・スコット
スティーヴ・ティッシュ
トッド・ブラック
製作総指揮バリー・H・ウォルドマン
特撮アサイラムVFX(視覚効果)
美術クリス・シーガーズ(プロダクション・デザイン)
編集クリス・レベンゾン
録音ゲイリー・A・ヘッカー
ポール・マッシー[録音]
字幕翻訳寺尾次郎
スタントダニー・アイエロ三世
デヴィッド・バレット[スタント]
その他バリー・H・ウォルドマン(ユニット・プロダクション・マネージャー)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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18.《ネタバレ》 やはり狂気的(だけど知的な雰囲気)な敵役をやらせるとトラボルタはイイですね。 デンゼルさんとのやり取りがとても緊迫し良かったと思います。 その中で、デンゼルさんが罪を告白する(させられる)所なんかは、観ているこちらまで苦しくなってしまいました。 二人ともさすがですね。 
かずまるさん [映画館(字幕)] 7点(2009-10-05 10:46:10)
17.デンゼルの熱演は良かったけど特に盛り上がる要素もなく荒削りな仕上がりの作品という印象しか残らなかった。トニー・スコットはグルグルとカメラを回し過ぎで見ていて疲れる。
ギニューさん [映画館(字幕)] 5点(2009-10-03 19:47:22)
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16.《ネタバレ》 カメラワークが非常にめまぐるしくて、ついてくのに必死。ちょっと疲れる作品だった…。まあでも、そのせいかスピーディーでタイムリミット以上にハラハラしました。しかしそのせいか、全体的にドラマが中途半端な印象でもありました。最後の列車はどうして止まったのか、結局デンゼル・ワシントンはどっちのミルクを買ったのとか、自分の集中力がイマイチだったせいか謎も少なくなく。描くなら、もうちょっとキャラクター背景をきっちり描写して欲しかったかな。何よりトラボルタの思わせぶりな台詞&最後は一体何が何だったのか、スッキリしないままです。 
泳ぐたい焼きさん [映画館(字幕)] 3点(2009-10-02 11:07:14)
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15.《ネタバレ》 トラボルタの狂的演技ときらびやかな映像に支えられた序盤は大いに萌えたが、【少バレ】デンゼルの罪の告白でややしらけてきて、根拠薄弱な金の暴騰やら自爆しまくる現金輸送の警察やらでもうどっちらけ。観客置いてけぼりで映像ばかりが暴走し、勝手にもりあがる図はまるでギャグだ。ルンバなラストもふさわしい。 でもマイ・ボディガードを観てしまった以上、私は永遠に映画館に通い続けることだろう。どうか次回はいい脚本にめぐり合いますように。 
アンギラスさん [映画館(字幕)] 6点(2009-10-01 19:54:31)
14.《ネタバレ》 オリジナルとぜんぜん違うリメイクもまぁ珍しいんだけどもデンゼル・ワシントンの中年ぶとりは見ててキツかった。ウォルター・マッソーみたいなコミカルさを少し含んだキャラもいないしなにより警察の間抜けさには途中で笑いそうになったぐらいで「君たちやる気あんの」状態。タイムリミットも序盤はいいけど過ぎた後は結構どうでもよくなってるのもなんで?状態。邦題の醜くさといっちゃあありゃしないんだけどリメイクで売らずに普通のサスペンス・アクションとして作っとけばよかったのになぁ~という印象が強かったです。
M・R・サイケデリコンさん [映画館(字幕)] 5点(2009-09-26 19:52:06)
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13.《ネタバレ》 オリジナル未見。 トニー・スコットに関しては、スタイリッシュかつなかなか凝った独特な映像を用いるので好みの監督なのだが、ときたまハズレの作品があるというイメージ。 今回はハズレではないだろうという期待があったが、どうやらハズレだったようだ。 極端につまらない作品ではないが、意外と捻りがなく盛り上がらない作品に仕上がっており、サプライズ感はほぼゼロに等しい。 予測どおりにストーリーが進み、予定どおりにストーリーが終わっている。 “地下鉄”という珍しくユニークな設定の割には“動き”がほとんどなく、地上で人質を取っている場合とさほど大差がなかったのもやや拍子抜け。 “地下鉄”という設定の良さを活かしきれていないように思われる。 “地下鉄”のプロとハイジャック犯との地下鉄を舞台にした頭脳戦が繰り広げられるという類の作品ではなかった。 本作は派手なアクションでもなく、濃厚なサスペンスでもなく、『かつて絶頂を経験した男が何らかの事情でどん底を味わうものの、再び這い上がって、男としての生き様・散り際をみせる』というテーマが本作の根底にあるように思われる。 これらのことはライダーもガーバーにも共通している。しかし、価値観は異なるものの、同じベクトルが向いているはずの二人の“出会い”が上手く表現されていないようだ。どん底を経験したガーバーだからこそライダーの気持ちは分かるはずだ。ライダーの気持ちを察してのガーバーの最後の行動という“エンディング”に向けての盛り上げ方がかなり足りないように思う。ベクトルが同じ方向なのか、それとも相対するものなのか、“家族”や“宗教的な要素”も交えながらまとめて欲しかったところだ。 また、“どん底を味わった”という想いを抱えているのは彼らだけではないはずだ。 不倫疑惑の市長、この事件で名前をあげたいはずのイタリア系の警察官、ガーバーの後釜の管理職、もしかしたら人質の中にもそういう者がいたかもしれない。 このような複雑に絡みあうはずの人間模様がカットされているのはもったいない。 ライダーとガーバー以外はほとんど“空気”と同じというのは良作とは言えないのではないか。 たとえ単純な事件であっても、それぞれの思惑を抱える登場人物が掻き乱すことによって、ダイナミックとなり、豊かで複雑なものとなっていくはずだ。
六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 5点(2009-09-23 22:43:04)
12.トラボルタを過剰に演出し過ぎたのではないか。
monteprinceさん [映画館(字幕)] 5点(2009-09-21 01:24:22)
11.《ネタバレ》 二人の名優が緊迫した状況下でギリギリの取引を交わし合う心理戦を見事に演じていました。印象に残ったのは、極悪非道のハイジャック犯が時折見せる心の弱さです。
獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 7点(2009-09-15 00:32:43)
10.彼が欲しかったのは、金ではなく、カウンセリングの方だったようだ。
Yoshiさん [映画館(字幕)] 5点(2009-09-13 01:39:07)
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9.《ネタバレ》 凡作。映画としての体裁をなしてないとまでは言わないが、つまらない。【ネタバレ】もともと事前情報からも面白そうな感じがしなかったくらいだが、冒頭から早送りだのストロボ効果のような映像表現を使いすぎ、「なんだか映像でごまかそうとしているんじゃないだろうか」という悪い予感のようなものはした。本来、地下鉄を舞台にしたことで、それほどスケール感はなく、トラボルタとワシントンのやりとりの妙がメインになるかとも思ったのだが、これもそれほど盛り上がらなかった。ネズミはそうなるだろうという形になったし、逆にパソコンはたいした伏線になっていなかった。知事が、ただの臆病者のバカではなく、したたかな政治家らしさを出していたことは救い。それにしてもトラボルタはいい加減「命を惜しまない捨て身役」から抜け出してはどうだろうか。【超ネタバレ突っ込み】最後、一瞬だったのでわからなかったが、200万ドルの金が3億ドルくらいになっていたと思う。途中のテレビでは890%アップ(約10倍)だったから、さらに10倍という計算になるが、「一都市の地下鉄がハイジャックされた」くらいで、そんなに相場は動かない。911のときですら、そんな急速な動きは見せていない。さらに興ざめする部分。 
mohnoさん [映画館(字幕)] 4点(2009-09-09 01:43:56)(良:1票)
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8.《ネタバレ》 全体的にトニー・スコットらしさが満点の本作。彼らしいスピーディな展開、撮り方をしているのでリメイク元のサブウェイ・パニックに顕著だった"ダラけから来る緊迫感の無さ"を感じなかっただけでもリメイクした甲斐があるというものでしょう。乗客が容赦なく銃殺されるシーンなどもキチンと画面が引き締まっていた。しかし話と大きくは関係しない、派手なカークラッシュシーンやヘリコプターの空撮シーンなどは無かった方が、上手く小品として纏まりが良かったと思う。トニー・スコットらしい意味の無いカメラの回転も少々鬱陶しく感じてしまった。この人ホントに意味無くカメラをグルグルさせるの好きですよね。なんというか、中学生が好きそうな映画です。映像も含め。 
民朗さん [映画館(字幕)] 6点(2009-09-09 01:37:58)
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7.《ネタバレ》 正直言って、ジョン・トラボルタに終始不快感を覚えました。基本的にギャーギャー喚いてるだけで、結局彼の目的がさっぱり分からない。てゆーか、そのギャーギャー喚かれるのもかなり耳に不愉快でした。序盤は「金目的じゃない」とガーバーに訴え(←これはまだ交渉術の一つなのかもしれないが)、終盤にはPCで儲けを確認しウハウハ笑い。「なんだやっぱり金目的か」と視聴者が思って金を大事そうに抱えながら逃亡するのかと思いきや、最終的には「警官隊のやつらに撃たれるくらいならお前に撃たれて死ぬ」「死は生の借金だ」 なんだそりゃ、さっぱり理解しがたいです。  あと、意外と計画が杜撰。さすがに強盗の計画とかしたことないですが、強盗プランに比べて逃亡プランはあまりにもテキトーでは・・・?仲間の二人はホテル出てすぐ撃たれて死んだし、ジョン・トラボルタもヘリどころか普通に追っかけてきた地下鉄職員のおっさんに追いつかれてるようではダメだろう。パソコンが通信中と分かった後でも妙に落ち着いてる犯人グループの態度も気になる。ってゆーかいろんなこと不自然だと気にしだしたら止まらない!!!!!!!!ぜんっぜん消化不良の作品です。  総括の意見としては、完全に観客置いてけぼり。感情移入させようとか、キャストの気持ちを伝えようとかそういう努力が全く伝わってこない。あと、トラボルタとデンゼルの二人が面白いくらいただのメタボなおっさんでした。
TANTOさん [映画館(字幕)] 3点(2009-09-08 00:42:33)(良:2票)
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6.《ネタバレ》 デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタの対決はアクションを伴うものではなく会話劇で、しかも面と向かわずになされるのですが、その攻防の緊張感が何とも凄く、むしろ二人が顔を会わせて直接対決が開始されるあたりからの方がつまらなくなります。しかもこの会話の内容というのは知的攻防戦と言う程でもないのに、ピリピリの状況にしてしまっているあたりがトニー・スコット監督の手腕でしょう。デンゼルとトラボルタ以外の人物は基本的に呑気で軽口をたたいているのですが、そのイイカゲンなシーンを挿むことによって二人の対決と地下鉄内の緊迫感をより高めていますし、いささか乱暴な見せ方ではあるものの時間を絶えず提示することによって圧迫感を生み出しています。  それから最後に市長の車の申し出を断り地下鉄で帰宅するシーンのデンゼルの晴れやかな表情が素晴らしく、感動的ですらあります。地下鉄の人間模様を巧みにちょこちょこ見せながらも深入りせず、これを106分でまとめあげてしまったスピード感も良い。
ミスター・グレイさん [映画館(字幕)] 8点(2009-09-07 18:27:50)
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5.《ネタバレ》 冒頭でのラップのリズムとストップモーションや早送りのカクカクした映像。これって何を意味してたのかサッパリ。ハンディでの手ぶれ映像ならば臨場感とやらを増幅するのに役に立つのかも知れないが、このとぎれとぎれの映像は全く見ていて不快以外の何物でもなく感じた。この先大物俳優の激突を楽しみに劇場に臨んだのに、最後まで目を開けてられるか不安でした。  内容としては特に捻ったストーリーも無く、予想通りの素直な展開で安心して観ていられました。 まあ、突っ込みどころが無いわけでもなく、証券会社の社長だった犯人が、数年服役しただけで何のためらいも無く人を撃ち殺せる様な極悪非道な人物に変われるものだろうかとか、いくら責任感があるとしても現金を渡す役目を終えたのに、ただの鉄道マンが犯人逮捕へ向うだろうかとかいくつかあるんだけど、終わりはスッキリ終われたしこういったアクションサスペンス系の出来としては及第点で安心して観れると思う。  ひとつ気になったのが、デンゼルワシントンがヘリに乗る前に奥さんとの会話で、大きなミルクにこだわる奥さんに小さいのでいいやんっていう旦那。 私なりの解釈ですが、大きなミルク=家族4人で飲む量。小さなミルク=妻と二人の娘で飲む量。 つまり奥さんは何が何でも無事に戻って来てと願うが、旦那はもしもの事が起こる事も覚悟していておくれと願ってなのかなぁと。  ただここで問題なのは原語では大きなミルク小さなミルクではなく、ミルクを大きさではなくガロンの数で表現していたように聞こえた。(正確には聞き取れてないから間違いかも知れないが。。?)  そこで問題なのがラストシーン。 あそこでデンゼルワシントンが下げてたミルクが大きいミルクなのか小さいミルクなのか。 当然、日本人の私たちには大きなミルクに見えたと思うのだが、アメリカで売ってる大きなミルクはあのパックのミルクより遥かにデカいのが普通に売ってるはず。  だから私にはデンゼルワシントンが持ち帰ったミルクが大きかったのか小さかったのかは謎のまま終わってしまったのでした。。。どうでもいいんですがねぇw
Pea Shanさん [映画館(字幕)] 7点(2009-09-07 17:39:59)(良:1票)
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4.《ネタバレ》 凝った映像美を魅せるトニー・スコット監督。 オープニングからまるで一こま一こまがショートフィルムのような美しさと疾走感を味あわせてくれます。 主演の二人も貫禄の演技でラストまで緊張感を維持し一瞬たりともスクリーンから目が離せません。 物語が進むにつれ悪役を演じるトラボルタが一方的にデンゼル・ワシントンに好意を寄せているのが段々わかってくるけど、それに反して「犯罪者」としか彼を見ていないワシントンの冷めた演技が素晴らしい。 ラスト、銃を向けられて「俺を撃ってくれ」と懇願するトラボルタ。 結局ワシントンは彼を射殺し、奥さんに頼まれたミルクを買って家路につく。 愛情と非情が絶妙にシンクロするラストシーンでした。
ゆたさんさん [映画館(字幕)] 7点(2009-09-07 15:31:16)
3.《ネタバレ》 ガーバー(D・ワシントン)とライダー(J・トラボルタ)の無線でのやり取りは緊張があったとは言えないものだったが、さすがの名俳優である二人とあって、見ていても決して飽きるものではなかった。ただ、警官ではないガーバーがやたら上手く話をしすぎているように思ったし、それに誰よりも冷静であったように見えた。警察や市長らの扱いがしょぼくて、使えないと思わせる部分があっただけに、余計に彼が頼りがいのある存在に見えていたと言うのもある。警察の無能の所や、市長の会話とかを見ていたら、これって何かの皮肉なのか?と思う部分があった。ライダーに関して言えば、彼とガーバーの会話を見ていたら、なんだか寂しい人間に見えて、哀れな奴だなと思った。
スワローマンさん [映画館(字幕)] 7点(2009-09-05 14:38:22)
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2.《ネタバレ》 デンゼル・ワシントンが笑顔で我が家の門を押した瞬間にすべてが終わるが、またしてもストップモーションで幕を閉じてしまうという潔さだ。 結局ガーバーと彼の妻はこの映画で一度たりとも同じフレームに収まることはなかった。何故、最後、ふたりは抱擁しないのか。そんなことはこの映画においてどーでもいいことだからだ。ミルクを買って家に帰るという約束を果たせるか果たせないかということが重要で、ふたりの愛を確認し合う作業などトニー・スコット含め我々観客も全く興味がない。だからこそ、帰り道にミルクのパックが入っているであろう白いビニール袋を右手に持って歩くデンゼル・ワシントンというショットと彼のクロースアップのストップモーションが感動的なのだ。その後の抱擁し合うふたりなど幾らも感動的ではない。これこそがトニー・スコットなのだ。 また市長の描き方など絶品で、いかにも金の虫のような風体を晒しながらも、憎めない人の良さも醸し出し、犯人の割り出しも自らやってしまう、善でも悪でもない人物を平然と登場させる。罪悪感からか正義感からかで突っ走りだすガーバーや、金だけのライダーなどに比べ、あまりにも平凡な人物という描き方が素晴らしい。故に不倫というワードこそが現実的で必要不可欠なものとなり、そのためには市長を囲むマスコミすらもトニー・スコットには重要な登場人物たちなのだ。 現金輸送中のパトカーの事故、鼠のせいの誤射、PCによる映像、こんなものほとんど無駄な羅列にも見えるが、それらはただ「偶然」あるいは「運命」という得体の知れない厄介なものによって、ペラム123に連結され地下を疾走しているに過ぎない。だからこそその連結をいつ切り離そうが所詮それは「偶然」や「運命」であり、そうなったという事象のみがそこには存在することとなるのだ。 ガーバーとライダーの橋の上での対峙なども素晴らしい。いくらガーバーが警察官たちを呼べども全くもって近づいている感じがしない。その都合の良さこそ映画であり、その都合の良さが、ライダーのいつものカウントダウンでガーバーに極限の選択を迫らせるのだ。そしてこの時の単純なふたりのカットバックが見事な物語を構築している。 それでいての106分。スクリーンに映し出されるすべてを必要な情報として処理し、途轍もないスピードで走り抜ける、この潔さはトニー・スコットが唯一無二の存在になっていく証だ。 
すぺるまさん [映画館(字幕)] 8点(2009-09-05 02:41:00)(良:5票)
1.《ネタバレ》 毎度、映像のスタイルにばかり凝って、中身スカスカなトニー・スコットに期待できるワケもなく、快作だったウォルター・マッソーとロバート・ショウの74年版を越える事なんて期待してもいませんでしたが、それにしてもこの凡庸さ、退屈さはどうしたモンかと。あちこち74年版を踏襲しつつも、ちっともノッてゆけない、妙に褪めて映ってしまうのは、サスペンスの組み立てが下手だからでしょうか。トラボルタがやたらキレやすい、小物然としていて、そこに裏があるのかと思えば、ただそのまま行動が隙だらけの人間なだけですし(金の相場云々の裏は丸出し過ぎて裏のウチに入らないですよね)、デンゼル・ワシントンとの駆け引きにしても息詰まる展開と言うよりはギャーギャー騒ぎ立てているばかり。タイムリミットまでに現金を届ける部分も見た目をハデにしたら逆にマヌケに映ってしまい(いちいち事故ってみせてもねぇ)。派手なら、騒げば、娯楽映画として成立すると思ってるような映画。トニーってば80年代でアタマの中、止まってますな。
あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 3点(2009-09-04 17:44:21)
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【点数情報】

Review人数 78人
平均点数 5.27点
011.28%
100.00%
211.28%
367.69%
41215.38%
52430.77%
61823.08%
71316.67%
833.85%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.75点 Review4人
2 ストーリー評価 4.42点 Review7人
3 鑑賞後の後味 4.80点 Review5人
4 音楽評価 5.50点 Review4人
5 感泣評価 1.00点 Review1人
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