さらば、わが愛/覇王別姫のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。4ページ目

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さらば、わが愛/覇王別姫

[サラバワガアイハオウベッキ]
Farewell My Concubine/Farewell To My Concubine
(覇王別姫)
1993年上映時間:172分
平均点:7.70 / 10(Review 132人) (点数分布表示)
公開開始日(1994-02-11)
ドラマラブストーリー歴史ものロマンス小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-01)【Olias】さん
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監督チェン・カイコー
キャストレスリー・チャン(男優)チョン・ティエイー(蝶衣)
チャン・フォンイー(男優)トァン・シャオロウ(段小樓)
コン・リー(女優)娼婦 チューシェン(菊仙)
グォ・ヨウ(男優)ユァン(袁四爺)
山路和弘チョン・ティエイー(日本語吹き替え版)
江原正士トァン・シャオロウ(日本語吹き替え版)
山像かおり娼婦 チューシェン(日本語吹き替え版)
村松康雄グアン師匠(日本語吹き替え版)
千田光男ユァン(日本語吹き替え版)
家中宏老師爺(日本語吹き替え版)
幹本雄之チャン(日本語吹き替え版)
浪川大輔(日本語吹き替え版)
原作リー・ピクワー「さらば、わが愛―覇王別姫」(早川書房)
脚本リー・ピクワー
音楽チャオ・チーピン
撮影クー・チャンウェイ
製作シュー・フォン
チェン・カイコー
配給日本ヘラルド
その他テレビ東京(提供)
あらすじ
1920年代の中国北京。演技、歌唱、舞踊、アクロバットなど京劇の全てを教え込むために貧しい家庭の少年を集める寄宿学校で、ドウツ(豆子)少年は自分の生きる道は京劇の女形しかないことを教師や先輩のシートウ(石頭)によって思い知らされる。成長して「蝶衣」という芸名を名乗った豆子(レスリー・チャン)は「暁楼」と名乗った石頭と恋人同士を演じることに人生の全てを見出し、二人の「覇王別姫」は絶大な人気を博す。だが、暁楼の結婚や日本軍の北京侵攻によって蝶衣はいやおうなしに舞台から現実に目を転じなくてはならなくなる。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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72.《ネタバレ》 夢がうつつで、うつつが夢……蝶衣にとっては、石頭とともに舞台でライトを浴びている時間が人生のすべて。幻想の劇世界のなかに生の証を求めようとする蝶衣の精神は倒錯したものではある。だが、倒錯の世界に埋没するしか、蝶衣は自分の愛を満たすことができない。なんと哀しく、純粋な愛か。そのありさまに気づくとき、観る者は、性差を超え、ノーマル・アブノーマルといった既存の枠組を超えて、激しく心を揺さぶられる。   時代背景は中国が歴史の波に翻弄され、大きく揺れ動いた時期。日本軍の進駐、文化大革命の洗礼……。波乱が訪れるたびに、人心は猫の目のように様変わりし、社会は変貌をとげる。そうした、あらゆるものが不定形で変転きわまりない一方、蝶衣の愛だけは岩盤のように不変なものとして描かれる。その対比が際立つ脚本は見事であり、これほど愛を貫ける人間の凄みといったものが胸に迫る。   最終的には蝶衣の愛は、蝶衣自身をも飲み込んでしまったということになろうか。決して実ることのない愛であったが、いや実ることのない愛であったがゆえに、それに殉じる道を選択した蝶衣の生きざま(死にざま?)は哀れを誘い、私はこみ上げてくるものを止めることができなかった。   レスリー・チャンの美しさはこの世のものとは思えぬものがあり、本作の妖しい魅力をより増していた。あの「ピャラ、ピャラ~」という京劇の切ない笛の音を聞くたびに、私はこの「覇王別姫」を思い出さずにはいられない。3時間があっという間に感じられた壮大な叙事詩に敬意を表し、フルマークを捧げたい。子役も大変素晴らしかったのは、いうまでもない。
delft-Qさん [DVD(字幕)] 10点(2005-07-01 23:18:40)
71.ブラックな流れが純粋さや透明感を映えさせた、逆光的で暗美な3時間でした。
モチキチさん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-29 02:24:21)
70.《ネタバレ》 とにかく素晴らしかった。内容もされど、登場人物たちの人生が日本の侵略とそれに伴う中国の様々な権力争いに振り返れ、日本人として何度も身をつまされる思いになった。そしてラストにレスリーが言った「青木は日本に京劇を持って帰るであろう」という言葉に胸が痛くなった。
はげねずみさん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-06-03 01:39:34)
69.レスリーのもの凄い存在感と超ど級の美しさ。コン・リー出演ということで見た作品ですが、ここで初めてレスリーを知りました。それはもうあっという間の3時間で、コン・リーよりもレスリーのほうが艶っぽく感じてしまいました。こんな男?に愛されてみたいと思ってしまった俺はけっこうやばい。
にゅうたいぷさん [DVD(字幕)] 9点(2005-04-29 10:39:05)
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68. 高校を卒業後の長い春休みに映画館で観た、生まれて初めての中国映画 (字幕版) を、今回11年ぶりにCATV (字幕版) で再見しました。往年の洋画コメディ専門の小生には、11年経ってもこの中国・香港映画の「重さ」は強烈な影を落とします。レスリー・チャンと、黄土色が目に染み込む素晴らしい映像には、もう最敬礼して文句なしの10点を献上。   余談ですが、2002年度のNHK教育テレビ『中国語会話』を毎週観ていました。ある週で、アシスタント役を務めていた京劇俳優の盧思さんが、同じく京劇俳優の殷秋瑞さんを覇王役に招いて、2人で『覇王別姫』のシーンを披露してくれた時、瞬時にこの映画を思い出しました。
Harpo=ひろしХирошиさん [映画館(字幕)] 10点(2005-04-01 21:16:52)
67.やり切れなさを通り越して、怒りすら覚える。
アルテマ温泉さん [地上波(字幕)] 3点(2005-03-30 18:51:21)
66.レスリーチャン早すぎた死が惜しい!
Waffeさん 9点(2005-02-24 22:02:54)
65.暗い情念が渦巻く3時間…万人に薦めることはできません。他のレビュアーさんらが言っておられるように、ストーリー進行で重要な部分がスルーされている気がします。「どういう理屈でそうなった?」という疑問がつきまといました。
Kさん 6点(2005-02-21 17:22:52)
64.昔はこういう叙事詩って苦手だったんですけどね、今ではすんなり観られるようになりました。以前何かで「世界で最も美しい映画は『ベニスに死す』」という文章を読んだことがありますが、個人的にこれは『ベニスに死す』を遥かに凌ぐ美しさがありました。確かに虞姫のティエイーは男でありながらも美しい。僕は京劇が何たるかなんてさっぱり知りませんが、その厳しさ、そこから成る美しさというのは画面からよく伝わって来ます。と…、何もかもが美しいもの尽くしの映画ですが唯一自分に美的センスが無いせいか、少々かったるく感じられたこともまた事実。しかしやはり良い映画です。↓正に「騙されたと思って観た」とはこのこと。
かんたーたさん 7点(2005-01-29 22:43:12)
63.↓「レスリー・チャンはこれを演じるために生まれてきたのかもしれませんね」、同感です!
ぷっきぃさん 8点(2004-11-07 23:08:26)
62.《ネタバレ》 ♪大作に ついていけない 悲しさよ~(チャヵチャンチャンチャン~)・・私も指先流して裏声で歌たろかしらん。04/3/2付【クルン】さんに同感。時代に翻弄されていく流れにはオヨヨ~と胸が痛むものの、ポイントポイントで『ちょっと待って、今の何?誰?何て言うたん?』の繰り返し。見たいシーンの切り替えが早すぎだと思う(=何回も見れってこと?商人やねー)。恥ずかしながらわからんかった初歩的な疑問は ①なぜにその男をそこまで好きになったのか ②コン・リーがなんで自分の過失(中盤の不幸)をレスリー・チャンのせいにするのか(こんな大事なことで女の格を下げてくれるなよ、グスン)、夫が無神経なのか ③捨て子はいずこ?(これはどうでもええけど)・・等々、あほーな私には、唐突で短気な人物描写に疑問がつきまといました。大好きジャンルにして歴史もわからんし、うーん残念無念・腹切って切腹の気分です、あの刀持ってきて、ウソウソ。ほんまは酔うほどに感動したの。傑作です。
かーすけさん 8点(2004-09-05 14:00:04)(笑:1票)
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61.そういう映画とは知らずに、ラブストーリーのジャンルにあったのでそれを期待して見てしまった。見てみて・・・ただただ重い。  それ以外に言葉が出ない。・・・重い。 3時間にNHK大河1本分詰め込んだ感じかも。 
るう@さん 2点(2004-08-29 22:35:01)
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60.《ネタバレ》 レスリー・チャンを語る上で、この作品は絶対外せない作品だと思います。 京劇の世界が忠実に描かれており、そこに上手く、歴史上の出来事が絡められていて、とても素晴らしいです。 そして痛々しい愛の形。自分はこれからもずっと舞台で「覇王別姫」を演じていきたいのに、現実という厚い壁が蝶衣(レスリー)の前に立ちはだかり、何もかもが上手くいかなくなってゆく過程も、見事に描かれていて、引き込まれていきました。 これは、レスリーだからこそ出来た役柄、そして作品だと思います。
まるこさん 8点(2004-08-11 19:56:03)
59.日本ではこんなクロニクルのある映画を作るのは予算でも規模の面でも多分不可能なんでしょうね。適当にごまかした作り物の歴史映画にしかならないのでしょう。1920年代から1970年代(文化大革命終了後)までの歴史の中で生きている人たちをこういった視点から描けるのが羨ましいです。
enantiomerさん 6点(2004-07-18 21:19:29)
58.芸術家や文芸家ってのはその影響力(大衆操作)の大きさ故に、時の権力に翻弄されるものだなあと改めて思った。
東京50km圏道路地図さん 6点(2004-07-18 17:08:15)
57.時代背景も確りしており、それなりに納得してますが、どうも、人間関係においての展開が・・・
ボバンさん 5点(2004-07-15 03:27:54)
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56.愛の激しさが心に痛い名作。 レスリー・チャンはこれを演じるために生まれてきたのかもしれませんね。 少年時代の部分も秀逸だったから、全編を見通したらヘトヘトに疲れたのを覚えています。 中国人と日本人では、体力が違うのかもしれないなあ・・。
おばちゃんさん 8点(2004-07-04 21:37:55)
55.脚本、演出、美術、音効、衣装、メイク、役者の力量、そしてカメラ技術などなど。これらが影響し合って圧倒的な力を持ってスクリーンから迫ってくる。わたしは客席に座ったまま、ただただその力に翻弄される快感に酔いしれるのみだ。わたしはこれ以上の快感に出会いたくて今まで映画を見てきたが、まだ出会ってはいない。
karikさん 10点(2004-07-04 06:29:37)
54.レスリーチャンが兎に角美しかった。石頭に対する嫉妬心や苛立ちなど、ホントに蝶衣がレスリーに乗り移ったようで、何度も鳥肌が立ちました。残酷すぎる悲しい歴史背景や人間模様を、京劇に絡ませ壮絶ながら美しく作りあげた超大作。間違いなく満点でしょう。
rexrexさん 10点(2004-06-17 14:13:15)
53.なんだか高尚な感じがしてよくわかんなかったです。雰囲気で凄さや素晴らしさは伝わったけど、どうもなあ…
Keith Emersonさん 3点(2004-06-14 04:02:30)
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【点数情報】

Review人数 132人
平均点数 7.70点
010.76%
100.00%
221.52%
353.79%
421.52%
5107.58%
6118.33%
71410.61%
83325.00%
92821.21%
102619.70%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.00点 Review13人
2 ストーリー評価 6.88点 Review17人
3 鑑賞後の後味 6.64点 Review17人
4 音楽評価 8.16点 Review12人
5 感泣評価 7.50点 Review10人
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【アカデミー賞 情報】

1993年 66回
撮影賞クー・チャンウェイ候補(ノミネート) 
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1993年 51回
外国語映画賞 受賞 

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