48.もともとこの映画を先に見ましたので「パールハーバー」を見たとき、どうしてもこの映画と比較してしまいました。両方とも真珠湾攻撃を題材にした作品ですが、「トラトラトラ」は史実に則ったドキュメンタリーで、「パールハーバー」はラブストーリーを面白くするために史実を捻じ曲げ、何かしら敵を持っていないといられない米国の国民性を利用してヒットを狙った駄作であると見ています。「パ」の方は置いておいて、この作品は日米双方を均等に描いています。否、どちらかと言うと攻撃側である日本の方が詳しく描いているかもしれません。皆さんがおっしゃっている通り、細かい部分では史実と違っているところもあるようですが、あの時間内で納めるには仕方のない事だったかと思っています。CGを使わず、ほとんどが実際に戦闘機を飛ばして撮った真珠湾攻撃シーンは、現在の映画を見慣れた目には新鮮に映ります。難を言えば日本連合艦隊のミニチュアや真珠湾の米海軍のミニチュアがちょっと安っぽかったかな~ってとこくらい。それ以外は見ごたえのある作品でした。ただ、この手のドキュメント風で淡々とストーリーが進んでいくタイプの映画が苦手な人にはお勧めできませんが・・・ 【RYOU】さん 9点(2004-12-10 07:33:16) |
47.歴史・戦争ものに無知で全く興味のない自分にはとてもつらい内容。しかも、長い!史実に基づき日米公平に客観的に作っているのは良いが、そのせいで感情移入できる主人公がいない。最後の方の戦闘シーンはなかなかの迫力だったけど。 【目白沈寝】さん [映画館(字幕)] 3点(2004-09-26 12:20:54) |
46.パール・ハーバーとよく比較されるが、世界観が全く違うこの映画は後世に残すべく作られた作品のような気がする。よって比較する事自体がナンセンスでは無いかと思う。日本側の綿密な計画に対し、統一性のないアメリカ軍によって、真珠湾攻撃は大成功に終わったが、しかし、その後の日本は山本五十六が最後に言った「眠れる巨人を起こしてしまった」に全てが集約されている。 【みんてん】さん 7点(2004-09-07 17:24:53) |
45.史実に基づき?まじめにこの歴史的開戦を描いています。日米両国の男たちの葛藤と戦略、失敗と成功に唸らされます。このあとの悲惨な歴史を思うと、ハワイの上空を舞う零戦が美しくも哀れです。そういえば、あの「パール・ハーバー」の前にこれをみているので、あのヘッポコ映画をみたとき怒りがおさまらなかったのでしょう。リメンバー「パールハーバー」、おまえは0点じゃ。 【杜子春】さん 7点(2004-07-22 23:50:29) |
《改行表示》44.《ネタバレ》 真珠湾攻撃をアメリカと日本の両国それぞれの視点で作った映画。 その当時の、時代考証がきちんとされているね。 【哀しみの王】さん 10点(2004-07-04 08:22:33) |
43.戦争映画としてこれほど両者の立場から公平に描かれたものは珍しい。これからも戦争映画は両国の合作にすべき。ただ双方に華を持たせるだけで終わらないようにね。しかし、なぜこういうものがありながら「パールハーバー」などという映画が出来てしまったのか本気で謎です。ただルーズベルトが真珠湾攻撃を事前に知っていたことが描かれてなかったのは残念だけどそこはしょうがないかなぁとも思う。あとやっぱり映画のタイトルは素直に「真珠湾」とか「パールハーバー」にしといた方が良かった。これじゃ、よく知らない人が真珠湾ものだってことに気が付かないかもしれないじゃないか。 【ういろう】さん 8点(2004-06-21 21:43:12) |
《改行表示》42.あまり面白く無かったな。いっそ真珠湾にレキシントン・ホーネット・ヨークタウンetc.がいて艦爆や艦攻に撃沈されるストーリーにしたら良かったのに。(ワラ 田村高廣の淵田美津雄は、なかなか良かった。(親父の坂妻ならもっとよかったが) 【Waffe】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-04-30 17:45:01) |
41.パールハーバーの100倍は面白い。日本の飛行機がニセ物なのが悲しい。 【Shott】さん 9点(2004-04-06 20:28:11) |
40.日米合作ということで、どちらにも偏らずに作成された作品だと思う。歴史ものは史実の通りか否かが重要であると思う。当然、後世の者が、それを判断するのは極めて難しいが、少なくとも私は、史実にかなり近いのではないかと思った。また、改めて、双方が傷つくという争いの虚しさを強く感じた。 【きになる】さん 8点(2004-03-23 22:05:54) |
《改行表示》39.あまりキリ番とかを気にするほうではないのだが、これが自分の56本目のレビューだということに偶然気がつき、それならばこの映画だろうということで本日観なおした。製作が70年というと、安保の年。革新自治体も全国のあちこちにできて、ベトナムの反戦運動もひろがりつつあったころか。絶対に日本をソ連の側へやってはいけないというのが当時のアメリカの対日外交政策の基本であったはず。それが、アメリカ一辺倒の視点ではなく、日本人の監督も交え、今からみても考えられないほど公平な視点でこの映画を作らせた影の力なのではないかと想像している。真珠湾については様々な著作を読んでしまって頭でっかちになっているためか、映画自体は、私にとっては可もなく不可も なくというのが正直なところだった。ただ「十二人の怒れる男」の陪審員の1番と4番が出演しているのに気がついたのが今回の発見で、それは嬉しい体験だった。特に4番は、こちらでも"I'm convinced"という科白があり「十二人~」のときと同じ科白をいっているなと、おかしく感じてしまった。 |
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38.多くの映画場合、ハリウッドの日本(人)に対する認識は醜いものですが、この作品では日本人が大きく関っている事により、普通は「かっこ悪い悪役」として描かれる日本軍をドイツ軍のような「かっこいい悪役」として描いている。それだけで満足しているが、アメリカ人の人物描写が貧弱なのでこの点数にしました。それと細かい事ですが、零戦のパイロットさんへ。空中戦の時には増槽は落としておきましょう。堀越技師の軽量化への努力を無にします。 【クルイベル】さん 7点(2004-01-26 11:30:31) |
37.日本もアメリカも均等に描かれてたところに惹かれました。 【亜空間】さん 10点(2004-01-12 16:56:52) |
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35.父親にその映画は面白くないぞと言われたけど、まさか~こんなに評価が高いのに、って思ってたら本当につまらなかった。あまり歴史に詳しくないので見ていて退屈でしょうがなかった。戦闘シーンも正直ちゃちな感じがして、ただただ長かった。これは黒澤監督が撮ったところでどうにもならなかった気がする。 【ボーリック】さん 1点(2003-12-24 00:52:39) |
34.レンタル店は「パール・ハーバー」の横に置くべきである。東野英治郎以下、役者の存在感が今の映画とは比べ物にならないぐらい凄い。どこかの日本人を日系人が演じているのと違い、方言があることによって親近感がわく創りとなっているのが印象的だった。 【まさサイトー】さん 8点(2003-12-17 07:19:14) |
33. 「パール・ハーバー」の後にこれを観ました。レンタル屋で「戦争もの」コーナーに並んでおいてあった。日米合作ということもあり、視点が一方に偏ることもなく、また重厚なつくりにあらためて驚いた。残念なことに米国ではあまりヒットしなかったらしい。DVDのコメンタリーは裏話が豊富でなかなかおもしろい。 【ロイ・ニアリー】さん 9点(2003-12-12 13:25:54) |
32.娯楽映画ではなく,ドキュメンタリー色の濃い映画ではあるが,昨今のCGムービーには無い迫力が感じ取れる襲撃シーンは必見。戦争時代の日本兵というと陰湿なイメージしか持っていなかったが,結構フランクに会話をしていたんだな~と,日本兵に対する印象も変わってしまった。 【北狐】さん [DVD(字幕)] 10点(2003-12-12 12:57:09) |
31.どうしても日本側を主観として見てしまうので何とも言えないが、それだけで見たら確かに日本側にしてみれば派手に攻撃してるし作戦も完全に成功で面白い作品である。それに所々、山本五十六が攻撃したくは無いとかアメリカは悪くないとか言っていて、それなりにカッコ良いことも言っているんだけど・・・結局は奇襲でしかないし、無抵抗な敵に攻撃して喜んでいてもどうかと思う。逆に悲しくないのか?とさえ思ってしまう。アメリカもアメリカで戦争起きそうなことぐらいわかってるんだからちゃんとしろよ!と言いたくなる。真珠湾攻撃ってのは汚い奇襲に過ぎず日米双方の愚かな歴史だと思わずにはいられない。 【taron】さん 6点(2003-12-07 15:14:39) |
30.とてつもない「説得力」を感じた。日・米の視点を同じにし、極力制作側の思想や、生半可な反戦をうたわない部分が、この映画の「説得力」をより強固なモノにしていると思う。日・米の動きを行き来するストーリー展開も、時間枠に違和感がなく丁寧に進むため、各士官の繊細な部分も読み取ることが出来る。朝焼けを背景に飛び立つ日本機のシーンなど、美しく情緒的に描かれており、当時の「日本特有の空気感」までもが映し出されているように感じた。山本五十六の「眠れる巨人を起こし、奮い立たせたも同然である。」のセリフが何ともい得ず、切なく、重く、胸に響いた・・・。 【sirou92】さん 8点(2003-12-05 21:27:13) (良:2票) |
29.J・Gの音楽と、オープニングの「(TORA TORA TORA)トラ・トラ・トラ!」のタイトルが印象的です。卑怯な奇襲攻撃だとかいろいろいわれていますが、アメリカ軍は逐一日本軍の行動を把握しており、完全な奇襲というのは間違いでしょうね。それをうまくスローガン("リメンバー・パールハーバー"という奴ね)として利用したルーズベルトの政治的手腕が大きかったということではないでしょうか。それが証拠に、21世紀の今でも、ジョージ・"バカ息子”・ブッシュ大統領が同じ事をクチにするぐらいですから(苦笑)。実際のところは、命令系統が徹底していなかったことと、軍自体の油断(まさか日本軍がハワイを空襲するなんてという。その証拠に、ドイツ軍が日の丸をつけていたのではないかと信じているアメリカ人もいたそうですね)があったのでしょう。それをそのまま映画は描いて見せます。かなり史実に忠実に描いているのではないかと感じます。もちろん日米合作ですから、アメリカにも見せ場を作る事は必要で、それがあの二人のパイロットのエピソードということになるのですが、あれはあれで、日本人である私も違和感なく受けとめてしまいました。冒頭の戦艦の甲板に白い制服の軍人が整列しているシーンには圧倒されますし、ハワイの飛行場空襲シーンで爆破された米軍機のプロペラがカラカラと飛んでいくシーンなど、CGではない本物の爆破シーンなど、迫力を感じます。また、日本側にしても、ただ勝った勝ったと浮かれるだけでなく、最後に燃え上がるハワイの幻影をバックに山本五十六が「アメリカを本気にさせてしまった」という趣旨のことを語るシーンは、その後の歴史の流れを想起させ印象深いモノになったと思います。 【オオカミ】さん 9点(2003-11-16 17:02:21) (良:1票) |