35.「憎しみを7歳までに教えられた」、ここに真実があるような気がする。人間は決して憎しみ合うために生まれてきたわけではない。自由、とは自分の力で物事を考えることが出来ること。ミシシッピーの子供たちは大人たちに差別という絶対的な価値観を植えつけられ、多くの血が流れ、炎が上がった。例えば現在の北朝鮮の子供達だって、外の世界から隔離された状態で、大人たちに勝手な価値観を植え付けられている。純粋な子供の瞳を憎悪で濁らせないために。「見ていないふりをしていた者にも罪が有る」、この言葉が胸に残る。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-03-02 16:47:41) |
34.人種差別をテーマにした作品には心に訴えて来るものがあるが、この作品からは何も伝わって来なかった。人種差別をテーマにして保安官とFBI捜査官が戦っているだけ。 【am】さん 5点(2004-02-21 00:03:39) |
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32.差別問題がもちろん重点なんだけど、JハックマンとFマクドーマンドのやり取りがなんとも良かった。 【piggy】さん 10点(2003-12-27 02:46:41) |
《改行表示》31.人間の負の側面を見たい人向け。 見終わった後は嫌な気分になります。 |
30.なんでイギリス人のアラン・パーカーがこんな映画を撮ってるんだろう?という不思議はさておき、つい2、30年前までこういうコトが本当に起こっていた事実を世間が葬りかけた頃になって寝た子を起こした心意気は買います。ちゃんと面白いし、後で見返してもついつい最後まで観てしまうぐらいのしっかりした作りでした。どちらかというとアウトロー的なイメージの強いウィレム・デフォーがエリート捜査官で、ジーン・ハックマンが叩き上げというキャスティングも面白いし、いかにもな南部のホコリっぽいムードもうまく出ている。どうでもいいけどフランシス・マクドーマンドと朝丘雪路って似てませんか。 【anemone】さん 7点(2003-11-29 23:32:04) (良:1票) |
29.同年、同じように人種差別を扱った作品に「背信の日々」という映画があります。こちらもなかなかの良作ですのでぜひご覧下さい。私はどちらかというと「背信の日々」の方が好きです。「ミシシッピ-・バーニング」のほうが問題をストレートに描いており視覚的な怖さもこちらが優れていると思う。しかしひとつの事件を解決したにすぎないのに爽快感を得れるような作りがどうも納得できません。この爽快感を得るために怒涛の残虐行為を見せていたのかとさえ思ってしまう。憎むことを教育され7歳には憎しみが染みついているという町で、FBI捜査官がたかだかひとつの事件を解決した後、白人と黒人がいっしょになって賛美歌を歌うシーンってどうかと。それを見て捜査官が町を後にするってどうかと。救いの描写は必要かもしれないが、あまりにベタすぎるというか、簡単すぎるというか..。二人の熱い演技は見応えあります。 【R&A】さん 6点(2003-11-28 19:15:02) |
28.《ネタバレ》 ジーン・ハックマンの凄まじいまでの存在感に圧倒される。実際に起こった事件を元に創作されたとはいえ、フィクションであると理解していても、黒人に対する迫害には正直言って嫌悪感を感じる。それを、二人の刑事の信念と魂がそれぞれ、青と赤の炎となって焼き尽くすように昇華させてくれる。ラストは爽快感のあるものとなっているが、保安官代理の奥さんの『私はこの家で生まれたのよ。ここで死んでいくのよ』というセリフに結局は何も変わらないという、ある種の達観した絶望感が感じられ、この映画をより一層締めている。秀作。 |
27.この当時のアメリカ南部って相当に狂ってたんだなと改めて考えさせられた。話の練り方も巧い。フランシス・マクドーモンドを初めて知った作品だけど、彼女とハックマンの甘いエピソードに娯楽ムードが漂って減点。 【mimi】さん 8点(2003-11-08 19:59:14) |
26.この映画の面白さについてはくどくど言う必要はないだろう。この映画の舞台はロバート・ケネディ司法長官が保守勢力の反発の中で改革を推進していた時期で、デフォーの演じる捜査官もその影響を受けた世代なのだろう。ハックマンがデフォーを「ケネディ坊や」と皮肉るのにはそういう背景がある。このあたりの60年代におけるアメリカ社会の価値観の対立の図式を知れば知る程、この映画の面白さが増すと思う。 【トマシーノ】さん 9点(2003-09-25 14:16:05) |
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25.テレビをつけると何回もやっていて、最後まで見るつもりはなくても結局見てしまう縁のある作品。ロードショウでも観ていたのですが。アランパーカー独特の色彩も効いていて重い。陰湿で残酷な差別にたいしての勇気と根気を持った捜査は大変。最後はこれで良しと思わせる荒療治でしたね。 【チューン】さん 7点(2003-09-10 12:48:39) |
24.映画を観る時、その環境や背景が脳裏を横切るのは仕方の無いこと。予備知識量で印象が変わるのも仕方の無いこと。僕は予備知識が無かったので8点を献上。まぁ、達観したように蔑んで悦に入るよりは正確な知識に好感を持つが。。。実際、当事者にしたらタマラんだろ、これは。 【ぽろぽろ】さん 8点(2003-07-08 10:04:27) |
23. 人種差別や公民権運動やアメリカの捜査機関に関する予備知識は特にありませんが、面白かったですね。映画の出来は悪くないと思いますよ。ジーンハックマンは悪役よりこういう熱い刑事役がハマリますね。ウィレムデフォーもいい感じです。すももさんのおっしゃるとおり史実と違う部分があるのかもしれませんが、映画はもともとフィクッションなのだから目くじら立てないで、肩の力を抜いて見たほうが楽しいですよ。 【もっと楽に】さん 10点(2003-06-27 05:38:04) |
22.すももさん。そんなに肩肘張ってると映画は楽しめないよ。ノンフィクションじゃないんだから。歴史の勉強をしに来ているわけじゃないんだ。映画なんだから、極端な話、嘘八百だっていいんだ。FBIや公民権運動の史実に基づいた映画なんか面白い訳はないだろ。間違い探しじゃないんだ。あまりお利口さんだと映画を見る目は曇るよ。 【すっぱいすもも】さん 10点(2003-06-25 00:10:58) |
21.【すもも】さんの仰ることはごもっともなのですが、それでもアメリカ南部社会の閉鎖性を克明に描いた作品として僕は評価したい。良し悪しは別として黒人差別主義の白人達を理解しながらも司法当局に携わる人間として殺人事件を追求するジーン・ハックマン演じるFBI捜査官。その彼が床屋で容疑者を尋問する場面は迫力があり恐怖を感じた。「チョコレート」でも書いたことだが、日本人の僕には結局、アメリカの人種問題は真に理解できない。だが本作でその一面を垣間見ることは出来たと思う。 |
20.フィクション映画なので、イチイチ「事情」は問うまい。面白かった。 【aksweet】さん 8点(2003-06-08 11:31:23) |
19.【すもも】さん。あんたの言うとおり。でも、面白かったのでこの得点。許してちょんまげ。 【Figure4】さん 10点(2003-04-28 22:26:27) |
18.当時のFBIが組織をあげて黒人差別をしていたのは有名だし、公民権運動家が虐待され、殺されてもほとんど捜査しなかったのも有名。にもかかわらずこうした嘘八百の映画が「良心的」なふりをして平気で作られる。そっちのほうがよほど恐い。アメリカでは黒人団体から抗議を受けている映画。ミシシッピー住民からの抗議というのは私は知りません。ついでに言えばそういう黒人からの抗議についても(おそらくは)知っているだろう映画配給会社が平気で「良心的」な映画だと日本では宣伝し、それをファンも平気で受け入れる。悪い冗談ですか。 【すもも】さん 0点(2003-04-25 02:37:00) (良:1票) |
17.正義を貫く映画はいい。それがまたうまくいくからいい。痛快作。この映画でアメリカの深刻な人種差別問題にも触れることができて良かった。でも、犯人たちの刑期が以外に短かった気がする。こんな卑劣な人種は当然死刑にすべきだと思う。こういうことに関して、裁判というシステムは逆効果を示す。裁判の判決にもっと民意が表れるようにしたい。サリン事件の犯人は当然死刑のはず。それが裁判期間は生きている。極悪人の場合、国民投票でもして、過半数死刑に賛成すれば、即死刑を実行すべきだと思う。卑劣な人間に対して怒りの感情を燃やさせる映画とも言える。みんな、正義を貫こう。 |
【RS】さん 8点(2003-03-13 01:29:20) |