7.ネタバレですいませんが。問題はまず兄貴がバスから降りてしまったこと。最後に青いバスをカラーで見せてしまったこと。(もちろん青山さんはあえてそのこてこてを選んだんでしょうが。個人的には、青山映画の中では可もなく不可もなく、という感じでしょうか。 【まこ】さん 5点(2003-01-02 01:48:28) |
6.この映画は強烈な印象に残った映画でした。朝一番にいったにもかかわらず満員だったのには驚かされた。みんなに良かったといったにもかかわらず私の周りで見に行った人にでくあわさなかったのが残念。もう一度じっくりみたいけれどちょっとしんどいかな?でも特に若い人には勧めたい映画ではある。 【Olive】さん 9点(2002-12-17 02:06:56) |
5.何故セピアなのだろう?個人的には九州の風景をカラーで見たかった。セピアからカラーに変わる場面があっても良かった気がする。斉藤陽一郎の標準語がその可能性を最後までわたしに持たせた。平凡な日々に起きたバスジャック事件。誰が狂っていて、誰がまともか・・・みんな同じ気がする。殺人鬼が生まれたのは、閉鎖的なコミュニティー、家族にあるのだろうか。ロードムービー的なおもしろさがないのは残念。。ジム・オルークがラジオから流れはじめて一気にテンションが上がった。3時間37分 という時間になったことは納得。 【YU-KI】さん 7点(2002-11-16 21:42:53) |
4.かなり評価の分かれる映画。これはバスジャックで生き残った3人のその後の人生を実験的に描いた映画だと思う。2人の無口な兄妹は目の前の殺人にも無感動な傍観者から抜けきらない現代の子供達の象徴に思えるし、その兄妹を食わすために働き同居して守る役目をする元バス運転手は現代の見てみぬふりする大人たちへの批判と自省をこめた作家たちのメッセージだったように思う。役所の体当たりの演技がそれを示唆する。ラストの取ってつけたような描写は実験映画の終焉の印。俯瞰から描かれるバスにはおそらく今までの登場人物が乗り合わせていたに違いない。 |
3.劇場で見たのだが、静かな画面と暴力的な内容が違和感なく融合していて、3時間半飽きずに見れた(もっとも最後のトンネルのシーンで激しい眠気に襲われてしまったが) 色褪せた映像も、この作品ならむしろ色が邪魔なような気がした。最後に妹がセリフを喋ったことには失望したのだが、いまビデオを借りてみたら、バスジャック以降も科白があった。見た直後から日本映画での最高傑作に違いない! と思い込んで、ビデオを借りて家族と見たのですが、誰も同意してくれません。自分もこんなに退屈な映画だったかな?とちょっとあれー?気分です。 【RUR】さん 8点(2002-07-14 22:51:38) |
2.世界で絶賛されたと言うので、少し期待してみてしまった作品。の割に、少し長すぎたような気もします。見終わった後、やっと終わった・・・という感が否めませんでした。映像もあれを長時間見ているというのは辛い。たまに、写真のようで綺麗な画もあるのですが。とにかく、最後のシーンで感じたのは、ああ、色ってすばらしい。ということ・・・。というわけでこの点数。 【アルパチ夫】さん 6点(2002-06-29 13:48:01) |
1.217分という長尺やセピア調のモノクロ映像を鑑みると、作家の方が観客を拒否しているようにしか思えない。映画芸術は作家性と娯楽が融合した時にこそ「傑作」足り得ると考えている私は、逆に勿体ない映画だなぁと思ってしまう。妙な緊張感が映画を支配しているので、私の嫌いな遠景長回しの連続でも決して退屈はしませんが、この内容ならば無理矢理カットしなくとも150分以内に抑えることができた筈。PTSDからの再生の物語にしても中途半端にファンタジックで中途半端にリアル。ということで、ちょっと厳しいかもしれませんが6点献上。 【sayzin】さん 6点(2002-03-17 13:15:24) (良:3票) |