95.北野監督って、余計な説明入れずに省略するところにその良さがあったと思うんだけど、この映画はちょっと分かりやすい説明が入り過ぎのような気がした。登場人物が皆無表情で、人形のようだったのも、あざとさが見え隠れしてどうも感情移入できなかった。どうせならホーキング青山の恋愛話でも入れてくれればずっと面白くなったのに。 【konkon】さん 3点(2004-05-12 03:01:37) |
《改行表示》94.映画としては起伏に乏しいし、淡々と過ぎていきますね。おもしろくなかったです。北野映画としても出来はよくないと思います。そもそもそれぞれの恋愛模様に思い入れを持てなかったです。三橋さんのエピソード、今時(といっても過去だけど)あんなに待ってる人いないしそれだけ待ってる人が来たらすぐわかるでしょ!きっと。 【たかちゃん】さん 3点(2004-05-11 10:05:04) |
93.タイトルを英語にしてまでするならもっと分かりやすくしないと…日本人でも難しいわ~ ただ菅野美穂のとんでもないウマサにより際立つ、でくの坊の西島さんと四季の色合いの綺麗さが印象に残る映画! |
92.映像がきれいなのは分かるけどそれを二時間近く淡々と見せられても・・・ただただ退屈な作品でした。 【新井】さん 2点(2004-04-25 21:18:37) |
91.色彩鮮やかでデジタル向き。ストーリーは見るものに想像力を求めるもの。深田恭子が「キミノヒトミニコイシテル」を歌うシーンがよかったです。表現力があって歌うまいですよね。 【海野やよい】さん 6点(2004-04-23 15:56:39) |
90.《ネタバレ》 春、満開の桜並木の下。赤いヒモでつながって歩く男女。ベンチで弁当を作り待つ女。アイドルとして文字通り踊らされていた少女。”つながり乞食”を狂言回しとして、これらの話が絡み合っていきます。きっと北野武の念頭には、名作「砂の器」の道行きのシーンがあったでしょう。美しい日本の風景を撮りたいという監督の思いは、観客に伝わったと思います。サイドストーリーとして語られる、松原智恵子と深田恭子の話は、どちらも、満たされない思いで日常を過ごしている女性のストーリーです。やがてそれぞれの前に男が現れますが、前者は昔の男と再会しているにもかかわらず、その事実を知らされていませんし、後者は何のつながりもない男です。死期のせまったヤクザの親分は小さな幸せをかみしめます。追っかけの男は、”落ちた偶像”のために目をつぶしてしまいます。自分がしっかりと仕事をしていなかったから彼女が交通事故に遭ったと思い込んだのでしょう。彼らがどういう思いで彼女たちに会いに行き、その因果関係がどうかは別にして、会うことは贖罪の意味もあったと思います。どちらも最期は寂しいですね。それでも彼らの思いは通じたのでしょう。ベンチの松原智恵子と海岸の深田恭子の黒装束(喪服)が虚しく寂しいです。さて、”人形”のふたりは、季節を追うごとにますますその度合いを高めていきます。満月の夜。鉄橋の下。祭囃子。海岸。回想シーンからオーバーラップする帽子が断崖から海へ飛ぶシーン。線路上を歩く、辺り一面、緑。そして紅葉!木々の朱は前出の男たちの血ともダブり、凄惨ながらすごみのある美しさを醸し出します。やがて雪の中を歩くふたり。半天を羽織るふたりが窓から中をのぞくシーンで、パーティーの幻想が見えたあと、菅野美穂が男の肩をたたいたとき、指でも出して悪戯するのかと思ったら・・・。ペンダントを見せて、微笑みながら泣きそうになる菅野美穂にやられました! あの瞬間、ふたりは同じものを観ていたんだろうね。私だって、そんな彼女をどうしてもあげられない己のふがいなさを感じて、抱きしめたくなるでしょう。やがて、追い払われたふたりが浄瑠璃人形とダブって雪の中を走るシーン。斜面を転げ落ちるとき、菅野美穂は自分からわざと落ちたのではないでしょうか?その後映る人形は、彼らの道行きをすべて観ていたのでしょうか。 【オオカミ】さん 8点(2004-04-05 03:08:17) |
89.うーん。映像の美しさ、特に四季折々の日本の情景は素晴らしいけれど、ストーリーが意味不明。3つの愛はどこで繋がっているの?浄瑠璃「つながり乞食」が下敷きになっているらしいけど説明も何にもないので、まったくもって私のような素人凡人には理解しがたい。感動も突き動かされるものも微塵もなし。夏夜の情景とか、特に群を抜くシーンもあったので、ストーリーは気にせず綺麗な風景を楽しむのがよいかと。 【mhiro】さん 4点(2004-03-31 10:24:37) |
88.3つのストーリーに何の関連性も感じられず、なんか中途半端に感じてしまいました。映像はきれいでよかったです。 【あゆみ】さん 3点(2004-03-29 22:37:34) |
87.各々のコメントに恋愛観が表れていて興味深いです。私はこういう愛の形はどちらかと言えば共感します。そうでも思わなければ人を信じる気にはなれません。 |
86.退屈っちゃ退屈な映画なんだが、いい感じにイベントがあって飽きさせない。ラストの菅野美穂の表情だけの演技にゃやられました。一人だけ別次元。でも良くも悪くも芸術映画になっちゃってるんで評価しにくいんだなぁ…。 【ふくちゃん】さん 5点(2004-03-16 14:32:19) |
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【彦馬】さん 7点(2004-02-29 12:16:15) |
83.少し謎なところが好きだった。めちゃ好きってわけではないけど普通に良い映画だなと思った。ふかきょんがかわいい。 【ぺて】さん 7点(2004-02-24 06:45:52) |
《改行表示》82.四季の移ろいを鮮やかな色彩感覚で見せる映像は非常に美しい。だが、NHKのハイビジョン大自然ドキュメンタリーを見てる訳ではないので、必要以上の長回しは止めて欲しい。例えば菅野美穂と西島秀俊のシーン。“景色に溶け込む2人”というコンセプトが有るのだろうけど、ダラダラとした演出とカメラワークは見ている側に対して感動を与える以前に眠気を与えている。 あと、映像に芸術性を加味したいというのは分かるのだが少々くどい部分が目に付く。特に菅野美穂の衣装などはくどい。演出的に賞狙いというのが見え見え。 俳優の演技も気になりました。まず菅野美穂、あのチョコチョコ歩きはなんですか? 大げさに演技をすれば良いと思っているのだろうが、逆にわざとらしさがにじみ出ている。 次に深田恭子、「この人はアイドル(素人)なので仕方ない」と言われればそれまでなのだが、まみむめマジカルビームの歌を含めて酷すぎる。 最後に松原智恵子、大御所なのに台詞が棒読みなのには驚いた。 問題のシナリオもイマイチですね。菅野美穂のエピソードは前に述べたとおり“くどい”。滑り落ちて崖の木に引っかかるというオチはギャグにしか見えない。 三橋達也のエピソードはストーリーが単純。というよりもマンネリ。しかも、やっぱり出ました“ヤクザ”・・・・、この監督ヤクザ好きですね。 深田恭子のエピソードも今ひとつ。サイコ感覚満載のストーカー版茶番劇といった感じ。 全体的な印象は、どこかで見たことのある恋愛物語をコンパクトに一つにまとめたという感じです。 |
81.旧型プリメーラ(しかも黄色)がいかしてないね! 【k】さん 7点(2004-02-12 12:17:28) |
80.映像が素晴らしく綺麗。ここで多くの方が語っているように四季の移りかわりが叙情的だ。だがしかし内容が私にはピンと来なかった。究極の愛を撮りたいのはわかるのだが、山場が少なく悪くいえば退屈。個人的にはしっかりと軸のある話が好きなので。個々の趣味によって評価のわかれる作品であると思う。 【HARVEST】さん 4点(2004-02-10 21:40:02) |
79.本当にキレイな世界のなかでみんな人形になりすぎだ。悲しく。 【ヒロヒロ】さん 6点(2004-02-08 03:18:31) |
《改行表示》78.色彩感覚にただただ感激。北野監督に乾杯! 深田恭子の大スクリーン映えには思いがけず驚いた。 テレビドラマより映画の方が断然向いてると思いました。 【イチヨウ】さん 8点(2004-02-02 02:07:45) |
《改行表示》77.《ネタバレ》 この作品の下敷きになっている、浄瑠璃やその他の物語に関する知識が全くないので、詳しいことはあまりよく分かりませんが、究極の愛(無償の愛)がテーマになっていることは分かりました。 で、昔TVでやっていた野島信司の「この世の果て」に似ているなぁ、と。西島&菅野ペアは保奈美のエピソード(愛する男のために全てをなくす女)で、深田恭子の話は横山めぐみのエピソード(愛する女の顔を見ないために自分の目をつぶす男)。うーん、そっくり。三橋&松原のエピソードは、何だか良く分からなかったです。 しかし、そんな突込みを忘れさせてくれるくらい、日本の四季の移り変わりと、それに合わせた衣装の素晴らしさに終始目を奪われていました。北野監督のこういうセンス、ほんと素晴らしいです。バイオレンスに固執しないで、こういった話やあの夏~、キッズリターンのような作品をもっと撮って欲しいです。 あと、菅野美穂が素晴らしい!台詞なんてないに等しいけど、目と表情だけであれだけ情感を表すことができる女優さんって他に見当たらないと思います。 もう一つ、深田恭子の「キミノヒトミニコイシテル」がしばらく頭から離れませんでした。~マジカルビーム♪ 【なおてぃー】さん 6点(2004-02-02 01:38:36) |
76.日本とはこんなにも美しい国だったのか。今、日本に住む日本人だからこそ、この映画を観た後にはこういう感想を持つに違いない。現在の、あらゆる汚れに覆い尽くされた日本において、これほどまで自国の美しさを描き出すことは非常に難しく、価値のあることだと思う。心の底から導き出される恋愛の末の死、それは決して肯定されるものではないが、その愛の形こそ、日本が高尚な美しさとともに受け継いできた芸術なのかもしれない。 【鉄腕麗人】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2004-01-30 14:36:04) |