《改行表示》23.《ネタバレ》 期待通りの、泣ける映画でした。しかも、激しい感情に揺さぶられて泣けるのではなく、静かに泣ける映画です。周りにいた観客も、すすり泣きしている人が多かったです。ラストのあたり、母の恋と娘の恋、ふたつの愛が時を越えてつながるというくだりは、もう涙が止まりませんでした。韓国の人って、日本人より感情の深さの度合いが大きいのに、素直に表現することができない人が多いんですよね。そこがまた、今の日本人の乾いた心に響くのでしょう。 クラシックを主体にした音楽も良いです。主題歌も台詞が見事にストーリーにシンクロしています。この作品のキーワードは、「蛍」と「雨」。母の恋では、街頭の灯りの点滅を蛍の光に絡めていますし、娘の恋でも傘が重要な役割を果たします。見る前はもう少し陰気な雰囲気の映画かと思っていましたが、ところどころで笑わせてくれる演出も、この監督ならではの味付けでしょう。途中で少しダレてしまったり、ギャクが下品なのはマイナス点ですが、全体としては素晴らしい映画です。 本作を見ていると、韓国と日本の、細かいけれどもたくさんの違いがあることを教えられます。それが何であるかは、この映画を見ると理解が深められるでしょう。 【mhiro】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-03-19 00:20:31) (良:1票) |
22.《ネタバレ》 昔の恋の描き方に比べて、現代の恋がなってない。Eメールの代筆を頼む友人が憧れの先輩が出演する「ハムレット」の舞台の最中に、舞台に上がって花束を渡して告白する。そこまで積極的な性格の人間なら、わざわざ奥床しいラブレターを代筆してもらう必要ないよな。でも更なる問題は男の方だ。 自分の舞台を台無しにした女と付き合う? しかもこの男は密かにジヘのことが好きで、付き合ってる彼女と同じプレゼントを用意して、しかもその片方だけにジヘに読んでもらうためのポエムを添えて、ジヘに渡る偶然を祈っている。なんか手段は他にもあるでしょうに...【余談】どうでもいいけどあの曲が流れると、ついつい両手の拳を握り締めて、「悲しいときー!」って叫んでしまいそう。 【マイケル】さん 5点(2004-03-16 14:12:28) (笑:1票) |
21.《ネタバレ》 親子二代にわたる恋愛ドロドロ修羅劇場を、よくぞサッパリとぬくもり満点で描いてくれたものです。恋文の代筆は野田秀樹の「キル」を、恋敵の自殺は夏目漱石の「こころ」を、プラットホームの惜別は「ひまわり」を思わせる。ベトナムでの戦争シーンはいろいろな映画で観てきたが、そのたんびに戦争の悲惨さというか愚かさを痛感する。政治的背景は少し描かれていたが、彼らにとっては殆んど関係ないこと。なぜ切り離され、一方では銃を持ち人を殺さなければいけないのか。理不尽極まりない。ネックレスを握ったまま死んだあの男にも彼なりのラブストーリーがあるだろう。一瞬しか出てこなかったベトナム兵達にもあったはずである。一方、今のわれわれ日本人には(民間人の層では)戦争はなく、僕はいつの間にか迷彩服を着せられ戦地に赴くことは(いまのところ)ない。いろんな国の偉い人が日本を戦争から守ってくれている。こうやってのんきに映画を観ることが出来る日本が素敵だと思う。なんだかありがとうって感じ。映画の後半はそんなことばかり考えていた。もう一、この映画を岩井俊二がリメイクしたらきっといい映画になると思う。岩井ブランド炸裂。 |
20.《ネタバレ》 あまりにも評判がいいので期待し過ぎないようにと警戒しながら観たのですが、よかったです。ジュナの笑顔にヤラれちゃいましたね。お化け屋敷も蛍も表現描写がベタで、そのベタさ加減がツボにハマりました。音楽発表会(?)の後、二人で会うシーンでもう泣いてしまいました。そしてテスのキャラクターもいいですね。俺様的な部分と繊細な部分が上手くマッチしていたと思います。残念だったのは、他の方も書いておられますが‥ジュヒ、ジュナ、テスのエピソードに比べてジヘとサンミンのエピソードに少し説得力が足りなかったかなという点です。ラストでネックレスをジヘに渡すシーンではセリフがなく雰囲気で伝えようとしていましたが伏線が番小屋やカードの文章だけだったので今イチ唐突な感じが否めませんでした。シナリオ本を読むと「君のお母さんの初恋の人の名前は?僕の父の名前はオ・ジュノ」「君が話してくれた話は僕が母から聞いた話と同じだ」というセリフがあります。もちろん、映像ではココまで説明する必要はないかもしれませんが(逆に映画の中でセリフにすると、たぶんクドくなるんでしょうね)話の流れの中でネックレスを渡すシーンが少しいきなりだったような気がしました。 【アプリコット】さん 9点(2004-02-27 23:33:09) |
《改行表示》19.《ネタバレ》 やはり外国映画だからなのでしょうか、文化的な違和感(韓国人の名前は覚えにくいですね、ハングル文字も読めないし)もあって主人公への感情移入が今一つできずに、噂で聞いていたほどには涙ボロボロにはなりませんでしたが、十分楽しめました。半分過ぎるあたりまでは、これって単なる高校生の恋愛物なのかっていう感じで先行き不安にはなりましたけど。父から母へのラブレターが実は代筆されたもの、そして現在においてもメールの代筆が二人を結びつけたというプロットは気に入りました。 ラストでジヘとサンミン先輩の関係をくどくどと説明せずに、何となくほのめかすのに留めたのも良かったです。しかし、ジヘの方は母親ジュヒの残した手紙で過去のいきさつの詳細を知っていたとしても、サンミン先輩の方はなんでそこまで父親の過去を知っていたのでしょうか(図書館まで雨の中を二人で走る時に、「番小屋」と言ったり、プレゼントの箱の中のカードの文面がジュナがジュヒの門の前に残したものと同じだったりしたのは、観客に息子だと分からせるための伏線だったのでしょうけど、あまりにも知りすぎているので実は彼はジュナの亡霊なのかとか思ってしまいました) 【キムリン】さん [DVD(吹替)] 6点(2004-02-22 12:56:05) |
18.《ネタバレ》 (ネタバレ注意)ケイン・コスギ先輩は演劇部なのに、演技ヘタね☆ 【グングニル】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-02-19 04:33:07) |
17.泣いた泣いた泣いた。。。。もう映画館で鼻水じゅるじゅるでした(汚)母の恋愛に比べ、現代の恋愛に深みがなかったけれど、全体的にはかなりよかった。運命の恋は人生にたった一度だけなんすね☆ってか、現代の彼がケインコスギに見えてしょうがない(笑) 【まーこ】さん 9点(2004-02-17 19:21:37) (笑:1票) |
16.泣きました。久しぶりに、ぽろぽろと涙が止まりませんでした。すごくできすぎた内容だし、なんだか昔の少女マンガみたいだけれど、なんだかそれがすごく切なくて。一人一人が一生懸命で。「猟奇的な彼女」も、最後は「ああ!!そうか!」という新鮮な驚きがありましたが、今回もさわやかな感動を与えてくれました。本当に、この監督はロマンチストなんですね・・・。それがすきなんですけど。そして、最後の歌。歌詞で大号泣でした。音楽がまた、素晴らしいんです。 【ひなた】さん 9点(2004-02-11 21:58:30) (良:1票) |
《改行表示》15.あえて辛口な点になってしまったが、何故だろうと思い返すと、母親のエピソードと彼との心象描写が秀越なのに対し、現代の娘と片思い相手の彼とのエピソードがあまりにも陳腐な気がしたからである。そう思ってしまうと、ラストへつながる偶然があまりにも強引に思えてくるのである。ただし、音楽と幾つかのカットは素敵だった。僕の中では猟奇的~の方が自然な感動を与えてくれた。しかし、この監督はロマンチストだなと感じた(笑)いっそのこと、過去をこの映画、現代を猟奇的~で構成してみたら・・・・あまりにも腹いっぱいになるだろうなあ(笑) しかし、アンハッピーエンドの多い韓国映画の中で、ハッピーエンドものがほっとするのも事実かもしれない。 【SHU】さん 5点(2004-02-10 19:33:48) |
14.この映画はなかなか良いです。以前、「ラストプレゼント」を観て、かなりガックリしたので、今回は期待せずに観賞しました。それがかえって良かったのかも。思っていたよりは、良い作品に仕上がっていますね。(前半は、少しダルかったですけど…。)多少、韓国の文化に馴染めない所はありますが、まあ、良い作品です。 【Φ’s】さん 7点(2004-02-08 09:54:15) |
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13.《ネタバレ》 王道ラブストーリーなのにかなり感動!ありきたりといわれればそれまでなんだけど、最近めずらしいくらいの純粋さ、切なさに心を打たれた。それにしてもテスいい人すぎ!雨が降ると母と娘の恋に動きがあるのがロマンティックだった。雨が二人の運命を動かしているようで。母の恋は結局実らなかったけど、娘の恋はうまくいってよかったな~。あと、ラストの意外な事実はうれしい驚きだった。「猟奇的な彼女」もそうだったけど、この監督は運命的なことが好きなんだろうね。冒頭の「カノン」とか、音楽も映画の雰囲気に合っていてよかった。久しぶりに心から泣ける映画だった。 【ジョナサン★】さん 9点(2004-02-06 22:12:40) (良:1票) |
《改行表示》12.《ネタバレ》 前作、「猟奇的な彼女」に衝撃を受け、今回監督が同じということで、この作品を見ました。大変すばらしい。ひとつひとつのシーンが細かく、綺麗に描写されていて、見る人の感動を誘う。 王道ストーリーを貫いているだけに、良作だけどやや退屈という印象が残る。だけど、本気で誰かを好きになってみたいと思える映画でした。 【葉月】さん 9点(2004-02-06 02:43:41) (良:1票) |
11.泣けました。すごく泣いてしまいました。初恋の男性がイケメンでないところが良い。同じ東洋人として感情移入できました。ただこれがハリウッド映画だったらどうかな?とにかく最近の韓国映画のパワーに感服します。 【tonao】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-02-04 22:38:55) |
10.爆涙注意報発令!!(何)いやもうすっごく良かったよ~!!最高!何かほとんど泣きっぱなしでした。ラストなんて死ぬかと思うくらい泣いてしまいました…。音楽もすごくいい!場面にかなり合ってます。ホントもう…言葉にならないです。ああいうベタな演出弱いんだよオイラ…。劇場にいた人はみんな泣いてました。一人で観に来てた隣のおじさんも静かに泣いてました。劇場から出る時に私の前を歩いていた、今時のイケイケカップルは彼女さんはもちろん彼氏さんも泣いてました。劇場の人たちと一体感を感じた瞬間です。忘れられない映画になりました。 【Ronny】さん 10点(2004-02-01 15:45:34) (良:2票) |
9.唯一の失敗は男二人でこの映画を見に行ってしまったと。。。。 【ヒロヒロ】さん 9点(2004-02-01 01:44:34) (笑:2票) |
8.《ネタバレ》 「猟奇的な彼女」は衝撃的だった。だから期待しすぎてしまったのか、それともおとぎ話に見えてしまったのか。私はこの世界に入り込むことが出来なかった。そのため自分は物語と距離を置いてしまい、眺めていた。物語(小ネタも含めて)はベタで先が読めてしまう、読んでしまう自分が恨めしい。思わず鑑賞中にそう考えてしまうほどピュアで綺麗な物語ではある。それだけにベトナム戦争のシーンやジヘの恋敵とやり取りが、ますます余計に思える。音楽は最高だし、役者もいい。この映画は美しい。だけど… 【じゃじゃ丸】さん 6点(2004-01-29 16:15:39) |
7.過去にかなりの重点を置いたため、現代のラストの展開が少し急。せかっくの感動シーンなのだからじっくり、かみ締めてやって欲しかった。そのため感動すべき運命的つながりが少々ベタ過ぎるように感じてしまった。しかし全般として○。タイミングよく流れる音楽は全てにおいて美しかった。 【るう@】さん 7点(2004-01-29 00:52:00) |
6.アジア映画でついやってしまうのが、出てくる俳優が日本の誰に似ているかという遊び。主人公の四人は長塚京三、山本太郎、中村獅童、将棋の高橋和に似ている。こんな遊びをやってしまったのは前半部分がちょっと出来が悪いように感じたため。しかし中盤、シンメトリックな人間関係のからくりがわかってきてからは一気に内容に引き込まれ、終わってみればよく出来た脚本だった。韓国の現代史を全然知らなかったのでびっくりする部分もあった。日本ではこの時代を題材にしたこんなストーリーは絶対に成立しないのがいいことなのか悪いことなのか複雑な気分になった。 |
《改行表示》5.いい!すごくイイ!とてもよかったです。泣いちゃいました・・・。。。あんな恋してみたいなぁ 主演のソンイェジンさんはジヘ役・ジュヒ役を演じていたのですがなんといっても別人!?のような・・・。。。タコ的にはジュヒ役がしゅき~なのさ。あと気になったのはすぐ倒れるテス・・・。。。 主題歌・【あなたにとって私は、僕にとって君は】がすごくいい涙がでるしなんかいい。歌っている人はチャジョンゴタンプンギョンとゆうらしい 【タコ】さん 10点(2004-01-20 23:26:25) |
《改行表示》4.あるところで僕らのストーリーの予想を裏切る意外性を見せてくれ、また別のところでは僕らが望んだものを見せてくれる素晴らしい作品でした。頭の回転が速いと話の先が見えるんでしょうが、僕は「え、何?」と始めに違和感を持ち、その後ちょうどいいタイミングでそれが意味するところが分かり、感動に包まれるという場面が多くて、僕と波長が合う映画でした。 後半に行くに連れ、話がぐっと深まり、切なさが増していくのは、前作と同様で、さすがです。 【暇人】さん 9点(2004-01-20 20:23:14) |