43.「たそがれ清兵衛」を観ていれば観なくてもいいような内容。逆もまた然り。 こういう丹念な作りには前作でも感心させられたのですが、似たような生活、展開ではやっぱり退屈。 今回は病に臥せっているところもあって、思わず「ずるいよ」とつっこんでしまいました。ただでさえ良い人たちなのに病気だなんて・・・同情せずにはいられない。 それに松たか子の役は結末に使うために用意したという気になるような、どうにも構成に片寄りがみられます。 【カラバ侯爵】さん [地上波(邦画)] 6点(2007-03-26 14:48:28) |
42.正直、驚きました。こんなにヒネリのカケラもないなんて。超予定調和だし、登場人物はことごとく平板だし。しかも前半は松の話、後半は小澤の話とブッツリ分断されていて、ビックリするほど関連がありません。つまり一言でいえば「退屈」でした。唯一よかったのは、前半の「きえはどこだ!」ぐらいかな。 【眉山】さん [地上波(邦画)] 3点(2007-03-24 17:08:02) |
41.同じ監督でここまで類似した作品を制作するとは・・・。途中まで一緒でちょっと変えただけですね。登場人物の描写が薄いのか演技力がないのか?どの出演者にも感情移入ができませんでした。最後の対決もねー。きっちり対決すればいいのに。汚い手を使いますな。というかあの作品とここまで展開が一緒じゃ萎えます。 【たかちゃん】さん [地上波(邦画)] 0点(2007-03-15 07:14:58) |
40.『たそがれ~』よりわかりやすい内容だった。 主人公の気持ちもよく伝わってきた。 確かに戦いのシーンでも派手な演出はないが、敵同士ではあるがその人と人とのつながりはよく表現されている 【甘口おすぎ】さん [地上波(邦画)] 7点(2007-03-12 20:32:39) |
39.山田監督フアンです。この時代劇には、派手さも、痛快さも、大立ち回りもないが、日常の生活観の溢れた、静かで、優しい雰囲気を持っている作品です。剣の達人は覇気が溢れるものと考えると、描き方に不満を感じるが・・。 【ご自由さん】さん [地上波(字幕)] 7点(2007-03-03 15:05:33) |
38.山田監督が寅さんシリーズのワンパターンについて聞かれ、「でも、お気に入りのラーメン屋さんに入ったらいつもの味を出してもらわないと嫌でしょう」という事を言っていた。そういう点で、「たそがれ・・」の味は守っているんでしょう。お客には、別のメニューを頼んでいる連中もいるみたいだが。と言うわけで、なかなか良かったが、復讐に至る動機が弱いのが若干味を落としているかな。しかし、松たか子の虐待からの大救出は感動もので、身分の違いに露骨に反発することなく、受け入れた上で乗り越えようとする健気さが心地よい。 【パセリセージ】さん [地上波(邦画)] 7点(2007-03-01 21:49:57) |
37. 三部作のうちこれだけ、テレビで見ました。やっぱりテレビでよかったかもしれません。詰め込みすぎという指摘を見ましたが、私も同感です。「たそがれ~」と「武士の~」だけでも良かったんじゃないかな。 【海牛大夫】さん [地上波(邦画)] 6点(2007-02-25 18:55:18) |
36.わたし、悩んでたんです… 藤沢周平原作の映画の良さがわからないなんて、わたしってばダメな映画っ子なのかなって… でも、良かった。私以外にも「前置きの長い必殺仕事人」って思ってる人がこんなにいるなんて… っつーかさ、一言で言えば辛気臭い。70年代の貧乏ったらしい邦画の臭いがプンプンしてる。 【伊達邦彦】さん [映画館(邦画)] 4点(2007-02-25 02:49:17) |
35.前作が好きなのか?山田作品が好きなのか?で評価は分かれるのかな?前作嫌いの私にとっては、出演者を山田ファミリーで固め、多少の義理・人情もあって、だいぶマシになったなという印象です。 <追記>16年ぶりに再見。シミジミとしつつも爽快感もある作品ではあるが、コント的なお笑い演出は不要だったかな。 |
【オドリー南の島】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-02-24 12:31:36) |
|
33.《ネタバレ》 結局何が言いたい?内容詰め込みすぎでピントがぼけているような。最後は仕置き人だなんて。 私はキャスティングか納得いかないです。義理弟は吉岡君じゃないといけないの?田中邦衛さんや倍賞さんは本当に必要?高島さんや松さんは薄幸さが足りなくて骨太な感じだし、みんな素敵な俳優さんなんだけど、このストーリーにはフィットしないように思います。 【キャロル】さん [地上波(邦画)] 6点(2007-02-24 00:20:59) |
32.《ネタバレ》 殺陣シーンが殆ど皆無な上に(狭間討伐の時もあれじゃあな・・)たそがれ清兵衛と話が似すぎてるため同じ映画を見せられてる感じで若干退屈だった。それ故たそがれより1点下げようと思ったが、たそがれと違い余計な語りや余計な井上陽水が無く心地よい余韻とともにすっきり観終えることが出来たのでやっぱり同じ点数にしました。どちらが好きか?と聞かれたら・・・困りますね。この2つをあわせたら丁度良いのですが。 【ケ66軍曹】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-02-23 23:52:53) |
31.正直、ビックリした。すんげぇ前振りの長い『必殺仕事人』だったんだぁ! 途中までは本当に面白かったんだけど、仕事してからはもう完全に予定調和の展開。まあ、安心感はあるけど、それ以上のものは無い。 【TERRA】さん [地上波(邦画)] 6点(2007-02-23 23:46:11) |
30.《ネタバレ》 役者も殺陣も、たそがれ清兵衛よりも劣ります。展開も似ていました。でも最後にスッキリしたのでこの点数です。 【腰痛パッチン】さん [地上波(邦画)] 6点(2007-02-23 23:40:44) |
29.「たそがれ清兵衛」、「武士の一分」を見た上で鑑賞しました。確かに時代背景は同じですが、仇敵を討つ流れは三者三様。“山田洋次監督3部作”としてではなく、ひとつの独立した作品として十分に楽しめました。 【黒めがね】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-01-31 17:27:25) |
28.山田洋次時代劇第二作。「たそがれ~」に比べると劣るかな。隠し剣・鬼の爪がほとんど登場せず印象に残らなかった。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-01-14 01:09:40) |
27.《ネタバレ》 幕末の侍の葛藤とは、よく考えてみたら山田洋次の好きそうなテーマだ。西へ習えの大潮流に乗り、武士たちを守ってきた封建制という鎧の絶対性が揺らぎ始める。このような時代の侍の苦悩は、簡単に「ヒューマニズム」と結びつけられる。それはいい。しかし、山田監督の手にかかると、このヒューマニズムが「(悪い意味で「女子供」をからめての)お涙ちょうだい」になってしまうのが、殺陣を中心とする侍映画の乾いた様式美(=女子供がからむ「お涙ちょうだい」とは対極にあってしかるべき)を好むあたしのような者には耐えられない。まあ、そういう監督だとわかってたから、別に驚きもしなかったけど。象徴的なのが、松たか子と高島礼子の存在。身分制度ゆえ、主人公の侍と結ばれることの許されない町人娘だの、極刑を科された亭主の命乞いをするため、無駄を承知で自らの身を犠牲にするヨメだの。侍魂、というか、侍のアイデンティティの観点からはある意味邪道とも取れる彼らの姿を描くことで、封建制と共倒れになりつつある主人公の人生観の崩壊を描きたかったんだろう。いや、よく出来た映画であることは否定しない。映像はとてもきれいだと思うし、スタイルも確立していると思う。単に好みの問題で、あたし個人はこういう湿っぽいのは楽しめないクチ、というだけのこと。封建制崩壊と、それと共倒れになる侍、というモチーフ自体が嫌なのではない。映画のヒューマニズムを否定するのでもない。山田監督の手によるそれらの表現が好きになれない、ということ。あ、でも一言だけ内容批判。蝦夷へ向かう主人公がわざわざきえを迎えにいく場面まできっちり撮らなきゃ気が済まないところが、いかにも山田流。そこまで見せんでいいっつーの。妹夫婦と別れる場面の、妹の台詞が、その展開を十分に示唆してたんだから。あの妹の台詞で終わっておけば、うまく余韻を残すことができたのに。というわけで、あのラストシーンは蛇足。しかも「あー言うと思った」という感じの最後の会話が、なんとも・・・。和製オリバー・ストーンか。 【黒蜥蜴】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-01-04 16:27:35) |
26.相変わらずほのぼのしていて観終えたあと心が温かくなるけど、この監督にしてはドキュメンタリータッチなリアリティがなかった。 【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-06 15:05:35) |
25.必殺仕事人を思い出した。 見終わった後「○○でがんす」が暫く口癖になった。 【ひで太郎】さん [DVD(邦画)] 7点(2006-07-11 21:37:52) |
24.《ネタバレ》 町人である商家へ嫁いだ昔の奉公人を救いに行く武士なのです。この部分が好きです。波長の問題でしょうが、自分にはこれで充分でした。結局、映画を見るたびに粗を探すような見方をせずに済む作品でした。ありがたい。 |