336.うーん・・CUBEみたいなのを想像していたんで・・・猟奇殺人じゃあ気持ち悪いだけで閉塞感も何もなくダメでした。予告の「ストレスを感じますので1人でご覧ください」を楽しみにして行ったのに。せめてバスルームの2人が一触即発もしくは騙し合いの状態が続けば緊張感を保てるかもしれませんが、仲良しこよしで協力して脱出しようとするなんて裏切られた気分です。。最後も何だか慣れっこになってしまったというか。あ、結局この人が犯人なんだ、と普通に納得してしまいました。 でも一つの作品として結構まとまっていて決してつまらなかったわけではないので6点。 【るいるい】さん 6点(2004-12-01 00:49:56) (良:1票) |
335.《ネタバレ》 《注意!ものすごくネタバレしています。結末を言ってしまってます。未見の方は決して読まないでください。後悔しても私の責任ではありません。》これはすげぇっス!予備知識もほとんどなしで何げなく見に行ったら、これが今年最大の拾い物でした。全編に渡る張り詰めた緊迫感がすさまじく、久々に躍動しまくってるサスペンスに出会いました。サスペンス映画ってのは基本的に「静」の展開をベースにしているものですが、この映画は徹底的に「動」。画面の展開がとかアクションがという意味ではなく、この映画は話が終始動き続けてるんです。次第にベールが剥がされていくような謎解きが全編に渡るのですが、その情報量の割りに破綻を招かない絶妙なテンポ、知らず知らずのうちに張り巡らされていく伏線の数々、そして至る驚愕のラスト。やってくれますよ。映画を見てて久々に「やられた」って思いました。さらに残虐描写が話の緊迫感をフォローし、恐るべき緊迫感を生み出します。スプラッターのキツさで言えば「ハンニバル」など言うに及ばず、「テキサス・チェーンソー」をも越えていると思います。そんな素晴らしい傑作なのですが、欲を言えばもっと登場人物の葛藤を描いてほしいかったです。なにせジグソウの狙いはそこにあった上に、結局この映画はジグソウの思惑通りの結末を迎えるわけですから、やっぱりそこはきちんと落とし前つけとくべきでしょ。主人公達が犯人に怒り、そこから自分の運命に絶望し、そして己の過ちを悔いる場面もきちんと見せてくれれば、ラストがさらに意味深いものになったと思います。それにしてもラストは悲惨でしたけど。妻と娘に危険が迫っていることを知り、ついにゴードンは家族の大切さを思い知るわけです。一方、何とか危険を脱した妻はゴードンの無事を確認するために電話をするのですが、ゴードンはそれを助けを求める電話だと勘違いし、自分の足首を切断してまで脱出を図るのです。しかし、恐らくゴードンを待っていたのは死でしょう。出血多量で死んだか(ワイヤーで死んだデブは脱出時の出血多量が死因とありましたから、それが伏線に当たると考えられます)、そうでなければジグソウに殺されたか。正しいことに目覚めた主人公が、その瞬間に死を迎えるだなんて、これほど悲惨な話はありません。 【ザ・チャンバラ】さん 9点(2004-11-05 01:06:10) (良:1票) |
334.映画を見終わった後、自然と笑みがこぼれてきた。「見事にやられたな。」と…。映画が好きな者にとって、至福の喜びでした。 【tonao】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-11-03 17:40:02) (良:1票) |
333.全ては私の先入観の所為。ほとんど情報を仕入れず、「大評判の密室不条理ミステリー」だとばかり思い込んでたので、「数多ある猟奇連続殺人モノの一つ」だったことに、とにかく拍子抜けしてしまった。ラストにしたって「そうだったのかっ!」ではなく、「な~んだ…」程度の印象。うるさい編集と音響にも特別な新味は無い。【六本木ソルジャー】さんの仰る様に、被害者達が全く繋がってこないのが最大のマイナス要因だと思う。どうせ予算も限られてた訳だから、医師、カメラマン、犯人、死体の四人だけに物語を絞って、脚本をもっと煮詰めた方が良かった。ということで、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-11-03 12:37:18) (笑:1票) |
332.素直にめっちゃ面白かったです。『セブン』だ『CUBE』だという宣伝文句に却って身構えてしまい、この手の宣伝文句ではまず大したことはなかろう、と予告編ではそれほど期待してなかったんですけど、何しろ配給がLION'S GATEなわけで・・・これは微妙ですよね。登場人物2人の密室劇を想像してましたが、かなり掟破りのカットバック大乱用、これは新しかった。一見だらだらとまとまりのない回想談に見えて個々のモチーフがそれぞれに緊張感溢れるホラーの手法で撮られているのでいちいち緊張できましたし、それぞれにメリハリがありました。パズルに特化した奥行きもな~んにもない作品ですが、何にもない上にパズルにもなってない作品が山のようにあることを思えば、これは頭一つ抜きん出ていると思います。「オマエ、なんで○○せんのや~」と内心叫んでしまうツッコミどころはそれなりにありますが、パズルのためには必要な展開なのでやむなし。この図太いワタシが思わず目を覆ってしまうショックシーンあり、ズシン!と客席が揺れる仰天シーンあり、少々行き過ぎたきらいはありますが、今どきやるならココまでやらないと。というわけで大判振る舞いの10点です。どうも私の10点は乱発しすぎて値打ちが下がっているように思いますが、少なくともポスト『セブン』を宣言したあまたの作品の中ではこれまでに一番面白コワかったです。まあそもそも私はパズルとしての『セブン』は1ミリも評価していないので(笑)そういう意味ではこっちの方が上じゃないですか。ありがちな映画でないことだけは確かです。久しぶりにいいものを見ました。 【anemone】さん 10点(2004-11-01 01:41:50) (良:1票) |
331.《ネタバレ》 本作の凄さはゴードンが脚を切ることではなく、ゴードンに脚を切らせたことではないか。ジグソウは、ここに至るまでにほぼ完全にゴードンの思考能力を奪い、精神を錯乱するまでに追い込んでいる。ラストの混乱で携帯は手の届かないところに放り出されてしまうが、携帯は鳴り続けている。この時点で、この着信音はゴードンにとってはただの着信音ではなく、家族の「悲鳴」や助けを求める「声」にしか聞こえなかったはずだ。本来の精神状態ならば自分のシャツやノコギリを使えば余裕で携帯を手にすることができたはずである(序盤にアダムにシャツを使えとアドバイスを送れたのは精神状態がまだノーマルだったため)が、ノコギリを手渡され、家族を助かるためには自分の脚を切らなければいけないという「刷り込み」をされ、精神的に追い込めば、周囲の状況を冷静に分析することができず、そういう行動を取ってしまうという心理をジグソウは利用したのではないか。ジグソウのゲームには一応助かるための「鍵」のようなものが用意されている。冷静でいられないから、この「鍵」を失ってしまうのだろう(アダムにもちゃんと鍵を渡している)。あのとき、携帯が取れそうで取れない位置(何かを使えば取れる位置)に製作者が置いたのは演出家のミスではなく、「作為」だったと思う。 ただ、どうしても引っかかってしなうのは、何故ゴードンとアダム(ゼップも含む)がこのゲームに参加しなくてはならなかったかが不明瞭だ。彼らの罪は、不倫や覗き等であって、「命」を粗末に扱ったり、「生」の喜びを享受していないわけでない。娘を心から愛し、不倫にも躊躇してしまうゴードン医師がなぜジグソウのゲームの対象となり得るのか。ジグソウの動機や理屈とは合わないような気がする。ゴードンの無実の家族をゼップに殺させようとしたが、あの家族にも「命」を粗末にするという「非」はないはずである。例えば、医者の場合には不倫をしたために緊急の患者の命を救えなかったとか、覗きによる強迫で誰かを自殺に追い込んだというようなエピソードがあってもよかったのではないか。ただ、製作者サイドとしては、ジグソウという人物を本当のヒューマニストではなくて、末期状態のために善悪の見境がなくなった狂信者として描きたかったかもしれない(観客がジグソウに過度に同情させないために、論理的に矛盾した行動をとらせたとも考えられる)。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-10-31 03:31:25) (良:1票) |
330.《ネタバレ》 昔、フラッシュの謎解き脱出ゲームにハマッたことがありますが、本作は、まさに脱出ゲームを映画化したような作品です。CUBEに類似していますが、本作の特徴は、タイトルにあるように、ゲーム作者が、プレーヤーのプレーっぷりを”見る”ことにこそ、最大の価値を見いだしていること。模範的ゲーム作者として当然の欲求で、まあ、わからなくもないですけどね。やっちゃいかんですけど。終盤にかけての盛り上がりと、そして強烈な印象を残す終劇、すばらしいです。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 8点(2024-03-22 18:32:21) |
329.懐かしいですねー昔はこんなの流行ってましたねー、でも残念ながら時代を越えて評価される名作になれる作品ではないですね。シンプルに内容はセブンやキューブの二番煎じでしかないですからね。後の作品群を見てもジェームズ・ワン監督は手堅くまとめる秀才であってもオリジナルな作品を生み出す天才とは言い難いですし。リアルタイムで流行っただけでも十分なんでしょうけど、今だとこういうジャンルでも設定や伏線に凝ったり露悪的に人間のグロテスクな側面を見せるだけでなく社会性のあるテーマや丁寧にドラマを構築することを求められるはずです(今はそうであるというより昔から名作というのはそういうものだったという方がより正確かもしれませんね)。昔は私も多くの人間は生に感謝しないなんて台詞に人生の真理を見出したりもしましたが、それを実感するためにこんなサディストのゲームに付き合う必要なんてありませんよ、馬鹿馬鹿しいの極みです。 |
328.《ネタバレ》 痛いの苦手なんだが、結局見ちゃうんだな・・・ でも、そんなにグロではなかった。 自分なら、毒を注射されても、他人を殺す気にはなれないと思う。そう信じたい。 【チェブ大王】さん [インターネット(字幕)] 6点(2022-06-05 00:59:47) |
327.随所に伏線が散りばめられており、極上のサスペンスに仕上がっている。無駄なシーンは一切ないと言ってもいいくらい。 2以降は完全に別作品。1だけは必見。 【アクアマリン】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-07-28 18:29:41) |
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326.《ネタバレ》 初見時にこれほど衝撃を受けた作品は指折り数える程です。それから数多の作品を観てきましたが、本作のようなインパクトにはまだ出会っていない気がします。繰り返し観るような映画ではないですけど、まだ観ていない人にはお勧めしたい。が、別の意味であまり人にお勧めするような作品でもないのは確か。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-01-26 23:02:54) |
325.これはおもしろかった! 2以降はグロが多くて嫌いです 【へまち】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-12-03 13:31:57) |
324.《ネタバレ》 初めて見たときはオチにびっくりしたが、冷静に考えると最前列で見たいからってあの状態では見えないだろうし、首痛くならないの?と思った。 あと、タイムオーバーした時点できっかり刑が執行される状態になっていないのがジグソウらしからぬ詰めの甘さを感じた。第三者に委ねるのはいいが、あまりにもお粗末な人選だったと思う。 【ヴレア】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-11-04 21:12:00) |
323.初見の際にはこのアイデアにはぶっ飛びました、自分の『驚愕させられた映画ランキング』のベスト3に今でもランクインしています。正直に言うと、あのラストには思わず立ち上がるほどびっくりしたもんです。いまじゃあ本作をパクった映画が濫造されちゃいましたけど、やはりオリジナルは偉大です。私はいわゆる“ソウ・マラソン”はすでに完走しておりますけど、監禁ゲームと並行して元刑事ダニー・グローバーが暗躍していたりする第一作がやはりベストな脚本だと思います。このシリーズは回が進むにつれジグソウのゲームをいかにエグく見せるかにどんどん比重がかかって来て『ファイナル・ディスティネーション』シリーズみたいになってしまうんですけど、それはそれで愉しめます。中盤までゴードン医師とアダムの“信頼できない語り手”視点のストーリーテリングが緊迫感を煽ってくれますが、この視点をもっと引っ張ってラストまで持って行ったらもっと良かったかなと感じます。 冷静になればツッコミどころは多々あるんですけど、ストーリーテリングの巧妙さがそんな粗を覆い隠してしまいました。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2017-10-26 23:02:48) |
322.最後まで気付けなかったので、やられました。 【Donatello】さん [DVD(字幕)] 8点(2017-07-20 16:53:12) |
321.《ネタバレ》 幾重にも予想を裏切ってくる。脚本の良さが魅力的な、上質なサスペンス。 登場人物の一挙手一投足が何かの伏線になっていたりするので、見逃せないし緊張感が持続する。 黒幕の病理的な嗜好が明らかにされていくにつれ、単純な「恐ろしさ」と同時に、犯罪美学のような恍惚さえをも感じさせられる。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-06-16 19:24:13) |
320.「もしかして来るか、来るか・・・」と思ったら、予想通りの結末。凄いと思いつつも改めて考えればツッコミどころ満載。荒削りだけど若さ故の勢いもまた良作としての要素だろう。何度も見たいと思わせる深みとギミックがあれば8点くらい。ところが本作にはそれがなかった。残酷描写だけがエスカレートしていく2以降は見る気すら起きない。 |
319.なかなか発想は面白いけど、ちょっとグロい映画ですね。ホラー色強いのも苦手なんで、こんな点数かな?最後はめまぐるしい展開で、びっくりでしたが、特に感激も無かったです。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-11-23 19:57:25) |
318.《ネタバレ》 あえて野暮な事を言うならば、人間があれだけ長い時間死体のフリをするのは絶対に無理です。 二人が極限状態に置かれていたとはいえ、死体のフリをしている人かどうかはいくらなんでもわかります。気づかれます。 そういう意味では「それはいくらなんでも無理筋だよ」というオチなのですが、それはやっぱり野暮天というもの。 まったく予備知識がない状態からこの映画を観たときのインパクトは、やはり映画史に残るものだったと言えるでしょう。 この映画についてはあまりにもいろいろ語られすぎてて何を書いてもいまさら感が強すぎますよねw 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-06 23:14:37) |
317.2度目の観賞。最初の時は最後の意外性に驚いたが知っていたので別の見方になった。 よく練られているが、若干まどろっこしい面もある。血がダメな人は観るのが難しいと思うが、想像をちょっと超えるラストシーンを期待したい人にはまさにハマる映画。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-12-29 11:06:47) |