51.《ネタバレ》 悪なんだけど真黒じゃない役がデンゼルにピッタリでした 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-12 13:10:58) |
50.《ネタバレ》 思うに、この物語の見所は二つある。 一つは己の信じる道を行く、ルーカスとロバーツの生き様の対比。二人は昼と夜のように正反対の世界に生きているが、常識を破り自分の力で道を切り開いていく強い信念の持ち主であるという点ではよく似ている。 二つ目は汚職警官の告発に際して、その対照的な二人の間に芽生える不思議な絆だ。ルーカスは凶悪な犯罪者ではあるが、その根底には貧困と人種差別、腐敗した警察機構といった社会の歪みへの怒りがあり、裏社会のトップに立つことでハーレムに一定の秩序を与えようとする意識があった。そのためロバーツが内部告発の手助けを持ちかけたとき、ルーカスは初めて警官に対して、共感と、敬意を覚えた。このとき、対照的な二人の生き方が初めて重なる。 しかしリドリー・スコット監督がこの感動的な物語を、100%完璧に表現できているかというと、残念ながら全然そうではないと思う。これがテレビのドキュメントドラマだったら文句はいわないが、多少のお金がかかっているというだけで、それ以上でのレベルではない。 脚本は確かに悪くはなく、テンポの良さもあって長丁場も飽きさせない。しかし、それだけだ。きれいにまとまっているだけで、目に焼きつくような場面もなく心を打つような台詞もなかった。フランクにしてもリッチーにしても、人物像は伝えているが深い内面まで踏み込んだ描写が致命的に少ない。話が平坦なのは実話だからではなく、焦点が定まっていない脚本と演出の問題だ。さまざまなエピソードをそつなくまとめるだけでは、原作のダイジェストにしかならない。展開はスピーディだが、その分観た者の胸に響くような重みは失われてしまった。 冒頭の処刑場面は、過激ではあるがありがちで、しかもほとんど内容のないエピソードだ。あのインパクトだけのつまらないプロローグが、この作品の中途半端さを表しているように思う。手堅く話をまとめただけで傑作ができるわけではない。この物語にしか込められないテーマをしっかり伝えようという意識があれば、不用意に平凡なエピソードを使ったりはしないはずだ。 【no one】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-10 19:40:58) |
49.《ネタバレ》 人を燃やすシーンが冒頭にありましたが、単なるツカミとしか思えませんでした。やり方がイヤらしい。 はよ勝負せんかいとか思ってたら結局仲良くなっておしまいだったし、この映画は見掛け倒しだったなぁ。 |
48.《ネタバレ》 「善人面したマフィア」って嫌いです。ずるいでしょ。麻薬で商売してる時点で悪人でしょうに。警察の中にも悪者がいるので、誰がマフィアなのか警察なのか、誰が善人で悪人かがごちゃごちゃしてくる。ストーリーが進むにつれて一応理解してくるけど。終盤、ゴッドファーザーを真似しているような場面が見られました(教会の前で警察が待機しているシーン)。全体的に雰囲気が良く、内容もまとまってるんだけど、話が長くて眠くなってしまった。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-05 18:36:59) |
47.終わり方がちょっとあっさり。それまでの緊張感が一気に解けてしまった。 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-03 00:43:01) |
46.実話ものなので派手さはないのはしょうがないが、前半部分はやたら長く感じた。それに、主演2人の絡みが少ないもの物足りない。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-09-01 23:51:13) |
45.対決という感じはあまりないのだけど、リアリティのある作品だった。2人の性格などが良くわかる演出も良かったが、全体的に盛り上がりに欠ける。 【ラグ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-01 20:32:17) |
44.実話を基にしているだけあって、地味でシリアスな物語..とても真面目に創っている、と言えるが、盛り上がりに少し欠けます..ラスト辺りの、司法取引とはいえ、馴れ合いのようなシーンは ?? ..どうかと思う.. まぁ~腐った警察のウミを出すのが、先決だったんだろうけど... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-01 17:25:17) |
43.実話が原因のせいか、盛り上がりに欠けてイマイチだった。 【doctor T】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-08-31 19:06:43) |
42.《ネタバレ》 リドリー・スコット&ラッセル・クロウで期待通りの骨太な映画に仕上がっていたと思います。実話とあってストーリーにあんまりひねりはないですが良かったです。 【NEWかるび】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-31 01:39:49) |
|
41.七十年代の黒いNYを、存分に堪能させていただきました。雑多な雰囲気、衣装、生き様、心情。どれもカッコ良過ぎ。この骨太な男臭い映画にファッションなんて全く関係無いはずなのだが、やけにみんなきまってたな?スタイリストも相当な気合を入れて臨んだと思われる。しかし、いくら強固な結束の為とは言え、実の家族を巻き込んで麻薬商売をするかね?その点に於いて、終始、嫌悪感があった。まあ、どちらの側の家族もばらばらになるってのはこのジャンルのお話だとよくあること。やっぱり何で飯を喰うかってことは大事なんだな。出所してから今現在はどうしているのだろう。 【マリモ125cc】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-27 12:38:45) |
40.《ネタバレ》 雰囲気がいい!骨太の映画です。エンドロール後のオマケ映像がたまらなくカッコいい!このシーンの有無で3点は評価が違ってきますね。 【bolody】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-08-20 19:33:02) |
39.《ネタバレ》 映画全体に漂う、重くドロッとした雰囲気が、60年代の空気にピッタリ合っていました。 麻薬王と麻薬捜査官の二人を軸にして話は展開しますが、この二人が顔を合わせるのは終盤になってから。それまでは坦々と二人の生活や人となりを描きます。 デンゼル・ワシントン演じるフランクは家族と名誉の為に、ラッセル・クロウ演じるリッチーは己と正義の為にそれぞれ自らの道を進む姿は素直にカッコいいです。 あの時代の警察の酷い内情には驚きました。今は大丈夫なのかな。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-07-30 14:51:01) |
38.良かったです。埃っぽさやイナタさ,むわーっとした甘くネットリした空気とか,下品でゴージャスで暴力的で,それでいて都会的で,ダルいなかにもテンションのある,猥雑で活気に溢れた70年代ニューヨークの空気感がダイレクトに伝わってきました。クロい雰囲気が大好きな私としては楽しかったです。リドリー・スコットはストーリーを見せるのはあまり上手くないですが,その世界の空気感みたいなものを表現することが巧みなひとだと改めて思いました。 |
37.《ネタバレ》 2時間半の長さを感じさせずにテンポ良く話は進みます。ただ二人の戦いを遠距離から、心理的描写等もっとインパクトを付けて欲しかったなぁ。「おぉコイツラ手ぇ組みやがった。周りの悪党ども悲惨w」ともっとカタルシスを感じたかったデス。 【睡魔】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-21 17:09:39) |
36.《ネタバレ》 長いながら退屈せず見入ってしまいましたが、でも見終わったら、もう少しどこかにフォーカスするか、掘り下げるかしてほしかった気がした。 もう一点、やっぱりデンゼル・ワシントンはちょっといい人に見えた。麻薬を直輸入するあたりでも、実は罪悪感がありながらやってるんじゃないかとかそんなことが頭をよぎり、もう少し悪そうな人がやったほうがよかったんじゃないかと思ってしまった。 実話、ということがストーリーをピリッとさせてます。 【しゃっくり】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-05-18 02:18:44) |
35.これまでのマフィア映画を研究したなぁという場面が見られる映画です。「ゴッドファーザー」のほうが重厚で、「グッドフェローズ」のほうがテンポ良かった。しかし、約2時間40分を飽きさせず見せる作品は久しぶりだった。やはり、ストーリーより映像で見せる監督ですね。詰まった画面。塵みたいなものがよく映っているのが印象的。 【チューン】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-04 22:32:53) |
34.《ネタバレ》 2年前の映画館観賞時に比べ物語の濃厚さを理解できました。善悪を超越して2人の男が火花を散らす心理戦。教会の前での御用シーンは印象的。40年ほど前のアメリカ裏社会の実態を浮き彫りにしたノンフィクション。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-03-30 22:55:24) |
33.俺は「男の映画」が好きです。ポスターを見てそれだと思えば内容関係なくとりあえずチェックします。しかぁし!!(←決めゼリフ)今まで完全に満足したそれには未だ巡り会っていませんでした。『ヒート』『コラテラル』『マイアミ・バイス』『シン・シティ』などなど・・・・。『シン・シティ』は大好きな映画ではあるものの、あれはアメコミ映画であって完全な男の映画ではない。・・・・・・。だからこそ、こんな映画を待っていた!!とにかく全体に漂う重圧な雰囲気と、スリリングなストーリー展開の素晴らしさよ!!この映画には男にしか分からない美学があり、男にしか分からない暴力があり、男にしか分からないカタルシスがある。まさに俺の求めていた「完璧な男の映画」でしたね。2時間37分?そんなにあったの?てなわけで長尺もなんのその。一瞬たりとも目を離さずスクリーンに夢中になってしまいました。裏社会の頂点に登りつめたフランクと、あくまで正義を貫こうとするリッチー。二人の人生がゆっくりと交錯する様子がダイナミックに描かれ、またそれらを見ごたえある演出で描いたリドリー・スコットの手腕もさすが。特にクライマックスの教会でのシーンで♪Amaging Graceを流す演出には鳥肌すら感じてしまいました。そしてデンゼル・ワシントン&ラッセル・クロウという2大スターの演技や存在感の素晴らしさよ!!カッコよさよ!!特にラッセル・クロウはカッコよかった。登場した瞬間は「腹も出てるしダセェ~」て思ってたんですが、やがて彼ががむしゃらに正義を追う姿にフランクよりも「男」を感じてしまいましたね。それにしても、映画の中で出てくる悪徳警官を見ていると、現代社会にも通じる矛盾を感じてしまいました。本来「善」の側であるべき人間が「悪」に住んでいる。こうした「善」と「悪」の矛盾こそが、今の歪んだ現代社会を作り出しているのかも?・・・・・・・・・・。何か考えさせられてしまいました。点数は文句なしの10点満点。このまま上手くいけば(?)2008年ベスト1に躍り出るのも気の早い話ですが不可能じゃないでしょう。 |
32.《ネタバレ》 最近のリドリー・スコットは波があるようですが、この作品はとても良かったです。 実話はストーリー展開が難しいのですが、緊迫感を持って時間の長さを感じさせない手腕は流石でした。緻密に70年代を再現させ、ボクシングファンとしてはモハメド・アリの試合エピソードも楽しめました。次回作も期待出来そうです。 【くだごんべ】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-12 09:42:04) |