61.《ネタバレ》 自転車がないと仕事すら出来ない時代が物悲しい・・・奥さんが質にシーツ入れたりしてやっとありつけた仕事なのに・・いきなり自転車盗まれちゃうし(´Д⊂グスン そこからは探す!探す!! 息子のブルーノくんが意外と冷静でかわいらしかったのが救いかなぁ~と。 【うさぎ大福】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-03-08 02:16:08) |
60.地味だけど良い名作ですね。自転車も買えない時代から比べて今はなんと恵まれていることか。物は大事に大切に使いましょう。 【こまごま】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-29 23:53:50) |
59.《ネタバレ》 泥棒行為の背景にある、敗戦による庶民の疲弊した暮らしぶりの描写は当時のイタリアのありのままの姿なのでしょう。親子の自転車追跡の過程での世間の非情さもありのままの姿なのでしょうか。万策尽きた父は泥棒をしてしまいます。「逃げ切れ」と願いましたが、本作はそれを許しませんでした。唐突なエンディングで理不尽さに不愉快になりました。しかし、考えてみますと、監督は父の背に「悪条件に負けて自らが罪を犯してはいけない、苦しくても前向きに生きよ」と言っているのであり、その事を学んだ幼い息子の大きな財産にもなったのです。嫌な人物ばかりの中で、警察に突き出す事を堪忍してあげた武士の情けを知る者がいた事は救いでした。 |
58.イタリア・ネオリアリズモの名作ということですが、たしかに戦後の貧困にあえぐイタリアの風景が痛々しく目に飛び込んできますが、ロッセリーニほどの生々しさが無い。だってラストはともかくとしてかなりご都合主義的に話は進んでいきます。犯人との二度の偶然の遭遇がまさにそうで、リアルに徹するなら犯人との遭遇すらなかったでしょう。でもだからと言ってこの作品がダメなわけじゃなく、これはこれで素晴らしいと思う。ドラマチックだからこそラストシーンには現実に引き戻されたような衝撃がある。父の立場からすればこれほど救いようの無いエンディングもないだろう。しかしまったく救いが無いわけでもない。物語としてはほんとに最悪なエンディング。でも父子の関係をしっかりと描いていたから、父が子を、子が父をどんなに愛しているかをちょっとしたやり取りで見せる表情で存分に見せていたから、最悪のエンディングに光を見ることができる。愛される父親はけして不幸ではなく、愛される子供もけして不幸ではないのです。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-11 12:53:31) |
57.名作の誉れ高いけど・・・個人的にはそこまで面白くはなかったです。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-23 19:32:29) |
56.こんなに暗くてジメジメしたイタリア映画は観たことがなかった。観賞後こんなに暗い気分になった映画は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』以来である。結局、あの親子にハッピーエンドは訪れなかったが、体を張って親父を守ろうとした息子に、ささやかな希望を感じずにはいられない。 【とかげ12号】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-11-20 20:56:15) |
55.(何回も自転車を盗まれている経験者として)気持ちは痛いほどわかるねん!ああ、よくわかるよ! 【maemae】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-11-09 23:58:31) |
54.映画を観て泣きそうになったのは今のところこの作品だけです。この映画を観てなーんにも感じない人っていうのはよほど裕福で「貧乏の辛さ」を一度も味わったことがない人なんでしょうね。ある意味うらやましい。駅前に腐るほど自転車が放置されている今の日本にはなかなか響かない作品かもしれない。悲しいことですが・・・。 【長毛】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-09 01:12:32) |
53.デ・シーカによるイタリア映画を代表する名作中の名作。ネオ・レアリズモという言葉が表すように戦後のイタリアが経験した貧困・荒廃を凄まじいまでのリアリティの高さでもって表現して見せた。自転車を盗まれた時の父親のヘコみ具合・失望感たるや尋常ではない。悲痛の叫びが聞こえてきそうなほどの写実性を帯びている。衝撃的なラストはリアリズム貫徹の賜物。 【CPA】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-28 02:46:03) |
52.《ネタバレ》 戦後の高失業率の中で作られた映画ですが、これは息を呑みました。自転車を探すのを諦め、子供にピザを食べさせる件、一度は諦めがついたかに見せといて、アントニオに悪戯に希望を持たせておいてバッドエンディング(おいおい、そりゃないよ!)。たかが自転車なんですけど、一家の主たるアントニオの焦燥が息子ブルーノへの八つ当たりや教会での追いかけっこでヒシヒシと伝わってきます。今の時代から見れば、取るに足らない、大した仕事ではないんだけど、アントニオにとっては、一家を支える、やっと手にした大切な大切な仕事。家族を養う責任を負った人間が観れば、胸につまされる、哀しい映画であることは言うに及びません。現代だったら、「あっ、携帯電話なくしちゃった!どうしよう…」って騒ぐところですね。違った見方をすれば、”文明の利器に振り回されること”がこの映画で訴えたかったテーマなのかもしれません。 |
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51.《ネタバレ》 う~ん、どうなんだろ? 評論家や歴史家にとってはネオ・レアリスモの傑作中の傑作なんでしょうし、クリアな映像で切り取られた当時のイタリア社会は見応えがありますけど、「面白いか?」と問われれば、私の口からはとても面白いとは言えません。もう、見るに堪えない位に悲惨。生活の糧である自転車の盗難、絶望的な自転車探し、出来心からの自転車泥棒、そして息子の前で取り押さえられる父。肩を落とした親子の後姿で終わる救いの無いラスト・シーンに、この先この一家にはどんな不幸が待っているのだろうと、暗~い気持ちになったもんです、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2005-01-11 01:08:56) |
50.貧しさは卑しさしか生まないって孔子も言ってたっけ。どうしようもなくてやった盗みも、スリルを求めてやった万引きも、社会が見ればひとくくりで「犯罪」。一生足を引っ張られる。 【池田屋DIY】さん 5点(2005-01-07 20:48:25) |
49.これじゃ、あまりにも悲しすぎやしないか・・・。泣くというより唖然とした。 【夏目】さん 5点(2004-11-23 18:15:53) |
48.自転車がなくては仕事ができない、警察も頼りにできない、そんな状況はあまり身近に感じられないこともあって、切羽詰った感は僕にはあまりよくわからなかった。いい映画だと思う人が多いというのはわかる気がするけれど、合う人とそうでもない人がいるのだろう。 【HK】さん 7点(2004-11-15 00:42:53) |
47.題名そのままの作品。結局、誰かが我慢せねば解決出来ませんな。また、この展開で1時間半は長いよ・・・ 【ボバン】さん 4点(2004-11-05 23:49:15) |
46.流石に生活苦で泥棒という時代ではないが、「生きてりゃなんとかなるさ」と強がってみても、自分の給料や稼ぎの勘定をしてしまい、明日以降の生活について考えてしまう庶民感覚は不変ですね。 |
45.正直言わせてもらえますなら、私は父親のアントニオよりか、息子の必死さに心を痛めてしまいます。しかし悲しい。この親子たちの不幸さに比べりゃさ、自分の悩みや苦労なんて なんてちっぽけなもんなんだ ってつくづく思わされてしまいます。こんなに切羽詰った家族が現実にはいて欲しくはないけども、 【3737】さん 9点(2004-10-17 21:29:16) |
44.《ネタバレ》 親父っ逃げろーっ、振り切れーっ・・・あああ(滝涙)。でも、あそこで終わってるからこそ・・・いいほうにも悪いほうにも転がるかもしれない、そう思わせてくれました。いいラストです。 【ジマイマ】さん 7点(2004-10-15 16:50:13) |
43.観始めた時から悲しい気分になった。観終った後はかなり落ち込んだ。 【ゆきむら】さん 7点(2004-10-15 06:43:02) |
42.痛い。とても痛い。映像の古さは全く気になりませんでした。ただ映画でこれを見せる必要があるのかどうかは実は疑問、リアルすぎて。いっそノンフィクションの方が気楽に観れるかもしれない種類の話。といってもラストの切なさは作り物だから見ていられたのかもしれない。 【PLANET】さん 7点(2004-06-14 11:31:03) |