32.中世ヨーロッパの修道院に漂う陰鬱さと、知的ミステリがうまくマッチしたダークで怪しい雰囲気のある好作だと思う。こういう世界観は大好き。「バスカビルのウィリアム」というネーミングもセンスがいいし。ショーン・コネリーは役にピッタリでよかったと思うが、それよりあの変態役の人がなんか凄いことになってたのが印象に残る。 |
31.1300年代のイタリアという滅多に見ることのない舞台。豪壮で陰鬱なゴシック~ロマネスク美術が素晴らしく、迷路のような大図書館探索シーンなどは圧巻。個人的には夢幻美という点で「ブレードランナー」と双璧をなす映画です。邦画も「八つ墓村」辺り、こういうスケールで撮れないものかなぁ… 【番茶】さん 9点(2003-12-30 13:31:39) |
30.全体にオーバーで謎解きもつまらないし雰囲気にも馴染めませんでした。ハードカバーで読んでいた方が面白そうだと思いました。 【じふぶき】さん 5点(2003-12-24 14:33:49) |
29.いいですねえ、あのオドロオドロした雰囲気に次から次へと出るわ、出るわ妖怪のような修道士たち。ワクワクと小躍りしてしまいます。 連続殺人の動機がまた中世らしくてうれしい。この時代のサスペンスというのはなかなかないのね。思いだしては観直している作品のひとつです。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2003-12-15 22:04:23) |
28.中世ヨーロッパの陰湿な雰囲気を醸しだしながら、サスペンスの謎解きとなかなか面白さはありますが、中世キリスト教社会とかってイマイチよく判っていないんでのめり込む程でもなかった。 【亜流派 十五郎】さん 5点(2003-12-13 22:13:48) |
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26.原作の雰囲気そのままなのがすごい。ショーン・コネリーはやっぱりかっこいいなあ。 【さそりタイガー】さん 8点(2003-12-04 01:58:37) |
25.「ハンニバル」を観て、この映画のことを思い出した。共通するのは暗黒めいた中世ヨーロッパのイメージ。 修道院で起こる殺人。死を招く知識。奇形の修道士。ミステリアスで不気味なものだらけ。 人間が作り出したキリスト教的「真実」。「真実」にそぐわないものは、事実さえも歪曲される世界。魔女狩り、禁書、異端裁判・・・。 そういった中世の世界観を、探偵として修道院を訪れる主人公の眼から体験していく。妖しい世界にどっぷり浸かることができ、その上、謎解きもまたおもしろい。 原作は記号学者によるものだが、そんな背景とタイトルの意味するところが最後に分かる。はまればはまるほど深い映画だ。 【よしの】さん 9点(2003-11-22 14:46:37) |
24.中世ヨーロッパの宗教感を題材とし、それらをリアルに描写したものは大抵恐ろしく、悲しく、そして不条理なものが多い。でも今作品はそういったものがベースにあるものの終始推理もので、せっかくの素晴らしい世界観がちょっともったいないような気がする。推理ものの場合、推理そのものはもちろんだが、推理する人の人間性がうまく描かれてこそ好印象を得れるものと思う。その点では満足できる出来だと思います。 【R&A】さん 7点(2003-11-21 17:10:04) |
23.中世のうさん臭さ漂う迷路のようなセットが圧巻!色彩を押さえたカメラもおどろおどろしい雰囲気抜群。古い絵巻物を見たような気になる。 【mimi】さん 8点(2003-11-15 21:31:37) |
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22.なんかヘンな世界だ。でも、あまりにも昔過ぎる時代の建物とか修道士の衣装とかに、いろいろ想像をかきたてられてちょっとファンタスティック!大昔の話だから、今観ても17年も前の映画という古臭さは感じない。 【桃子】さん 7点(2003-10-29 19:55:12) |
21.映像の良さ+少年の切ない恋。雰囲気のいい映画です。 【患部】さん 7点(2003-10-12 15:25:19) |
20.すばらしい作品。文句なし。ラストの「薔薇の名前」って考え方は、今も西洋の宗教に残る観念なのかな?日本の言霊信仰とは対局で興味深いと思う。 【しょりちゃん】さん 10点(2003-09-29 16:51:53) |
19.はじめて見たときは、文句なしの10点だったんだけど、今回見たときは何故か8点。何故だろう。そんなにストーリーに新鮮さがなかったことかなあ。でも、全編に漂う独特の雰囲気とショーン・コネリーとクリスチャン・スレーター以外みんな異常な顔で、私は大満足です。特にあのサルバトーレ役の人、特殊メイクだよね???? 【パキサン】さん 8点(2003-08-24 01:13:29) |
18.人は何を信じ、何を守るのか。神とは、宗教とは何なのか。ひとつの筋を追っているが、それによって辿ることのできる思考はいくつもの流れに分かれている。素晴らしい作品。 【rain】さん 8点(2003-06-28 16:30:48) |
17.先に小説にはまってしまっていて失敗したなと思った映画です。どうしても映画は単純化されているようで残念でした。よくこんな古城を見つけてきたなと感心しました。 【omut】さん 6点(2003-06-17 16:09:01) |
16.サスペンス映画で中世の修道院を舞台にしたのが画期的。重厚な雰囲気がたまらない。映画が気に入ったので分厚い2冊の原作も読んだがこちらは宗教の異端をメインテーマにしたものでそれはそれで興味深かった。しかし映画に出てきた偏狭な異端審問官ベルナール・ギーは悪名高い実在の人物で多数の無実の人々を火あぶりにしたことで歴史に名を残した。映画では無残な死に方をしたが、実際は神の祝福を受けて長生きしたんだなこれが。 【ブースカブー】さん 9点(2003-05-18 00:34:11) |
【はっぱ】さん 8点(2003-05-13 04:28:24) |
14. 中世の北伊ベネディクト修道院の頽廃的な雰囲気を再現した美術スタッフの力業に感服した。個人的にはウンベルト・エーコの原作も好きだが、そのまま映画化したらどエライことになってただろうから、ジャン・ジャック・アノー監督のアレンジは正解だと思う。「アマデウス」に続き、本作でもF・マーリー・エイブラハムが残酷な異端審問官として独特の存在感を放ち怪演している。ショーン・コネリーの渋さは探偵ミステリの趣もある本作での謎解き役に最適なインテリジェンスが滲み出て抜群の説得力。クリスチャン・スレイターもヘナチョコぶりがコネリーと好対照で巧まざる名演と言って差し支えない出来。特にミステリ好きなら必見の異色作でオススメ!! 【へちょちょ】さん 9点(2003-01-30 17:06:07) |
13.原作の緻密さ奥深さは無かったけど、中世の雰囲気がかなり再現できていてそれだけで楽しめます。派手さは無いんだけど渋い作品。色々経験してきましたっ!という感じのショーン・コネリーとウブなクリスチャン・スレーターのとりあわせがいい。 【たーふじ】さん 7点(2002-11-08 16:43:50) |