122.殺人課の刑事の活躍を描いた作品だが、 この映画はストーリー云々より、やはり主人公の魅力がすべて。 この頃のクリント・イーストウッドはまさに脂が乗っているといった感じで、 非常にカッコ良く、無鉄砲なはみだし刑事の役がピタリとハマッている。 DVDを鑑賞している間、山田康雄氏の声が頭の中をぐるぐる回っていたのだが、 残念ながら彼の吹き替えは入っていなかった。映像が暗く、多少観づらいシーンがあるのが難点。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-20 08:06:04) |
121.go ahead, make my day あると思ったらなかった、舞台が西部からモダンに変わっただけで力でねじ伏せるというやり方は変わらない。しかしスコルピオはまだしも悪は死をもって償うべきという考えはめちゃくちゃだ |
120.《ネタバレ》 なぜこれほど単純な刑事アクションが面白いのか。それは凡庸なストーリーの上に、悪を問答無用に裁くダーティ・ハリー、同情の余地など完全に無い狂った殺人鬼スコルピオ、彼らの強烈なキャラクターが乗っているからでしょう。アクションシーンの演出も文句なし。ハリーのスコルピオへの拷問シーンでの空撮が特に素晴らしかった。 【民朗】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-06-12 07:25:45) |
119.まずは冒頭の市長との面会とその後の銀行強盗でハリー・キャラハンとは何者なのか、そのヤバさ、タフさを実に簡潔に見せる。演じるイーストウッドの面構えも、台詞も、マグナムを構える姿も、ツィードのジャケットのスマートな着こなしも、全てがシブくカッコいい。 1970年代初頭。アメリカン・ニューシネマのムーヴメントの中に登場した、最高にヤバくてタフなダーティ・ヒーロー像は広く受け入れられ、長期にわたりシリーズ化されることとなります。 最近見た、本作のすぐ後に製作された「狼よさらば」の町を徘徊するワルを撃ち殺していく”アマチュア刑事”ことポール・カージーを思い出した。ダーティハリーの影響が感じられるこの作品もまた長期にわたりシリーズ化されています。凶悪化し増え続ける犯罪と警察や法律の限度。彼らもまたそんな現実が生み出した新たなヒーローのカタチだったのでしょうか。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-11 18:12:16) |
118.70年代アクションムーヴィーの金字塔。本作によりD・シーゲルは映画史に完全に刻印されたと思しい。冒頭のライフルの銃身のアップからラストの伏線の張られたきめ台詞まで文句のつけようがない。エンターテインメントかくあるべし。 【以蔵】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-05-05 10:52:45) |
117.ハリーのデカいマグナムもデカいサングラスも苦味走った表情もキメ台詞も音楽も、そんなにカッコイイとは思わないんですけど、普通のポリスアクション物のみならず「俺がハマーだ!」みたいなギャグや「ロボコップ」にも影響を与えた元祖ガンマン刑事の心意気はね。 大迫力のスコルピオの俳優さんはこれで有名になっても役のイメージがつきまとったようで、ハマリ役とはいえ気の毒な気がします。 今でこそ強烈な悪役はモテはやされる(それもどうかと思いますが…)風潮にありますが当時は違ったのでしょう。 映画は誰かをスターに押しあげる一方で、誰かの人生をねじまげる怖い存在でもあると思うので。 スクールバスの子供たちも映画の撮影とはいえトラウマになったんじゃない? 「刑事ジョン・ブック/目撃者」の主犯ジェゼフ・サマーがここでも主人公を怒らせる当局の嫌な奴。 【レイン】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-11-05 00:00:06) |
116.評価が高いので期待しすぎたのかもしれない。 期待したより普通でした。 70年代のサンフランシスコの色のなさって、 ちょっと前の韓国とかのようだな。 さそりの狂いようより、ハリーのチョッキが気になった。 【Skycrawler】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2010-09-04 23:51:15) |
115.《ネタバレ》 面白い! 相棒についてはちょっと消化不良だったけど、悪役がバスで狂ったように歌うシーンや闇の中の銃撃戦のシーンは白眉。何よりもラストシーンの「考えてるな」のとこは鳥肌が立つくらいかっこいいし、そうきたか!と唸りました。意外と伏線張ってました。油断してた。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-24 20:20:15) |
114.《ネタバレ》 序盤の展開から、センスの良い音楽と相まってクール。 最後、犯人にぶっ放すシーンは快感。 それにしても、イーストウッドは渋い。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-06-06 00:38:22) |
113.《ネタバレ》 子供の頃よく民放で放送されていて初見じゃないんですけど、この度初めて字幕ノーカットで観ました。 今さらですが、こんな渋くてハードボイルドな刑事ものだったんだとびっくりしちゃいました。 世の中の不条理に対する怒りはイーストウッドの一貫したテーマのように感じた。あの異常犯罪者が無罪放免になるところなんてその最もたるもので、こういう不条理に通り一遍の道徳観とか正義感が通用するはずもなく、むしろ偽善と言われそうな勢いです。 このような不条理に対抗できるのは怒りなんだと思う、怒りが世の中を変えていくのじゃないかな。 けれどラストシーンで、暴力や殺人は何をもっても、警察官だとしても正当性のないことだとしているのがわかる。しかしそこまでしないといけないというジレンマ。 「ダーティ」の意味はけっこう深い。 ただイーストウッドの映画って相手が女となると、ハードに渋く決められないんですよねぇ(笑)なんかもうオロオロのタジタジ。でも怒りの対象ではないようなので安心です、彼にとって世の中で最も不可解で扱いにくいものは女だったりして。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-05-23 12:45:59) |
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112.イーストウッドは当時41歳かな? にしては老けてるけど、逆に言えば渋いとも。70年代の街並みも味があって良い。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-16 16:38:34) |
111.アウトローっていうものに個人的に居心地の悪さを感じてしまいがちで、この映画も例外ではありませんでした。でも展開は面白かったです。 【色鉛筆】さん [地上波(字幕)] 6点(2010-05-09 14:02:27) |
110.刑事物の王道ですね。子供の頃からTV放映される度に見てました。今回初めて字幕で見たのですが、日本語吹き替え版の方が断然面白いです。この頃のクリント・イーストウッドは山田康雄さんのイメージが張り付いちゃってますし。合わせて淀川長治、荻昌弘、水野晴郎、高島忠夫さんの解説も今この映画を見ると懐かしく思い出します。 【はらへり】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-05 23:07:36) |
109.「突破口」のドン・シーゲルがイーストウッドを起用して作り上げた、痛快なヒーロー刑事の記念すべき第一作。この映画は故・山田康雄さんの日本語吹き替え版もいいです。 【白い男】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-03-08 23:19:26) |
108.自分の中でハードボイルド最高傑作。幼少期にスタスキー&ハッチなどの海外刑事物を好んで見てましたが、それらとは全く異なるハードなタッチに観た当初大興奮しました。しかも山田康雄の吹き替えがまたいい。 【HAMEO】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-03-05 17:12:40) |
107.渋いな、クリントイーストウッド。激シブだ。立ち姿や振る舞いなど全てにおいてシブすぎる。現代のアクション映画に比べればおとなしい気もするが、ここから始まったのだから仕方ないか。ちょっと悪党だが、最後は痺れてしまった。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-03 23:34:30) |
106.良くも悪くも刑事物の教科書的作品。とにかくイーストウッドのカッコよさとアンディ・ロビンソン扮するサソリのキモさが魅力的。何度も観たせいか(おいしい物でも食べ過ぎると飽きが来る)ちょっとゲップ状態の為にこの評価とする。 【円軌道の幅】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-02-27 01:27:49) |
105.《ネタバレ》 悪に対しては容赦ない主人公、かっこいいですね。そのハードボイルドさだけでなく、 双眼鏡で女性の部屋を思わず盗み見ちゃうそうな人間味も時折見せてくれるのもいいですね。5発撃ったか6発撃ちつくしたか、興奮してしまって忘れたぜ、とか、Do I feel lucky, pumk!?なんて言い放つ所は格好良くてシビれますね。法の手続という足枷に縛られて、せっかく犯人を逮捕したのにすぐに釈放せざるを得なかったシーンは、悔しさが漂って良い感じです。 【まいった】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-12-15 13:30:41) |
104.事件そのものよりも、主人公が置かれている刑事としての立場がテーマであると思えます。法の枠では解決しきれない問題に対して、いかに人として対峙していくのか。このあたりが見所ではないでしょうか。 【shoukan】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-05 22:12:55) |
103.《ネタバレ》 気の滅入るような陰惨な犯罪と、捜査のためなら手を汚すことも辞さない刑事の一騎打ち。人間の最も醜悪な部分に向き合わざるをえない刑事の悲哀が表れている。無駄を削ぎ落としたハードボイルドな作りで、かなりいい味出している。連続殺人犯スコーピオンを徹底的に卑小な男として描いたのは正解だろう。劇場型連続殺人犯としてはちょっと不自然なパーソナリティなのだが、時代を考えれば仕方がない。 事件は一応の解決を迎えるが、終始トーンは暗い。モデルになったゾディアック事件は映画以上の犠牲者を出し、迷宮入りした。当時のサンフランシスコを知っているわけではまったくないが、おそらくは陰鬱な時代の雰囲気を反映しているのだろうと思う。井戸から全裸死体を引き上げる描写など、生々し過ぎて驚くほどだ。 惜しかったのは最後にスクールバスの屋根に飛びついた場面。それまでストイックなアクションばかりだったのに、このジャッキー・チェンばりの行動で一挙にリアリティが薄まった。というか飛びついてどうする気だったんだろう? 【no one】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-05 23:45:01) |