90.北野監督、お帰りなさい。と言いたくなるような監督久々のヤクザ・ムービーです。90年代における、キタノブルーと言われた芸術性の強い映像美は鳴りを潜めたが、その分暴力描写は以前より凄まじくなっております。私、怒号怒号に圧倒されてあっという間の2時間でした。最も興味深いのはキャストで、大杉漣、寺島進といった以前の常連組は一切使わずに、あえて役者陣をリニューアルしたあたりに監督の心機一転の心意気が伝わってきます。濃いキャストの中でも小日向文世さん、憎たらしいくらいに存在感がありました。 【タケノコ】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-10-26 22:37:49) |
89.《ネタバレ》 物語の中に人間がいるのではなく、人間を撮ってたら一本の作品になりました、って感じ。つまり、脚本の良さとか、ありません。あるのは、極悪なキャラクターと、凶悪さを増幅させる演出のみ。だから、キャラに共感なんて出来なくて当たり前。 ▼つまり、この映画って「蟲毒が出来上がるまで」の記録。悪い奴が、より悪い奴に殺され、もっと悪い奴が殺して…を延々と繰り返していく。 ▼北野監督の意図なんてわかりません。ただひとつ言えるのは、この映画を観て「ヤクザかっこいい! 俺もヤクザになりたい!」なんて思う人はそうそういないはず。ヤクザがいかに屑かを描いた、ってことでいえば、ひじょうに良心的な教育映画だと思うのです。 【伊達邦彦】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-10-11 09:04:00) |
【小星】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-10 14:43:07) |
87.《ネタバレ》 娯楽作としてはとても楽しめた。ちょっとひ弱そうで笑いを誘ってしまいそうな親分衆、なんかが悲哀があるし、逆に加瀬椎名、特に加瀬の演技はとても光った。彼だけがこの作品の中で唯一悪に徹している。だから最後の結末も読めた。ただストーリーとしては平坦でサプライズも少なく、心打つようなコクには欠けた。我が日本であれだけ簡単に人が殺されるとさすがにヤクザ衆とは言えただでは世間的に済まないなあというところも映画に入りにくさせるマイナスポイント。でも、全般的にユーモアもあるし、バイオレンスも満載、ここまで娯楽に徹するとエロが少ないのが意外感さえある。今作は娯楽に徹しているということで十分評価できる。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-10-07 11:17:17) |
86.《ネタバレ》 いつも通りにほぼみんな死んじゃった。北野武は、映画を撮るのはヘタではないなとは思うけど、すなおに面白いとか、これは名作と思えるものがいまだにない。 【えぴおう】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-10-07 08:57:59) |
85.《ネタバレ》 イマイチ大ボスがなにをやりたかったのかわからなかった。終盤は死にまくりでしたね。各役者さんの演技が非常に緊迫感があってよかった。痛々しいシーンがかなり多め。続編も気になるところ。 【とむ】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-23 12:32:02) |
84.役者たちの存在感、緊張感は伝わってくるも、やってることは昔ながらのやくざ映画の抗争、ドンパチの繰り返しなので目新しさは感じない。 これはいくら何でもといった展開やシーンもあるのだが、これはギャグとして受け取ればいいのかな? オチは比較的早い段階で読めてしまうかと。普通には楽しめる娯楽映画です。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 4点(2013-02-04 14:38:39) |
83.暴力シーンのオンパレード。いくらヤクザの世界とはいえここまではないでしょうってレベルの荒唐無稽さ。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-10 19:22:35) |
82.あれ、これで終わり?というのが正直な感想。スタイリッシュではあると思うけど、イマイチのめり込めず。 【noji】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-12-29 22:27:24) |
81.《ネタバレ》 北野監督の作品は何本か観ているが、もうこれはなんか良い意味でVシネの感じではないだろうか、たしかに、役者は凄いメンツをつかって色々予算は凄いんだろうが、これは監督が「馬鹿なバイオレンス映画を作る」それだけで作ったって感じじゃないかな。ストーリーも後づけ、ヤクザ社会というのはバイオレンスに向いてたというだけなんだろう。なんか、監督の評価が高くなってきて、北野ブルーとか哀愁を帯びた映画になっていくのかなと思っていたら、見事に原点復帰でなかなか凄い、良い意味でお馬鹿な監督です。なんか、暴力的すぎて怖さも、気持ち悪さも麻痺したのは内緒です。 【min】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2012-12-25 20:00:33) |
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80.《ネタバレ》 北野映画は食わず嫌いでしたが、初めてまともに見たところ、素直に面白い! 小難しいことは省いて、エンターテイメントに徹した、という印象を受けました。 バイオレンス作品に免疫がないので、最初のほうの「カッター」にゾクゾクッ! その後、話が進むにつれて感覚が麻痺してきて、殺害シーンも爽快に思えてきました(それもどうなんだか^^;) ラスト近くの「絞首刑」で爽快感が頂点! まさに殺しのアトラクションや~!(←大丈夫か?^^;) 食物連鎖のてっぺんである会長さんが、最期にあまりにも無防備だったのには拍子抜けしましたが、気が散ったのはそのくらいです。 ストレートでわかりやすく、子供に見せられるかどうかを度外視すれば、れっきとしたアクション映画だと思います。 【午の若丸】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-11-30 21:47:01) |
79.《ネタバレ》 これでもかの残虐的な描写の連続に正直うんざり・・・何らかの美学があるのかもしれませんがワタシにはよく分かりません。というか、何かに付けてコノヤロー・バカヤローだけど、いっつもしかめっ面で毎日大変で楽しくなさそう。。。唯一椎名さんのいたずらっ子的微笑みが救いでした。以上デス 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 2点(2012-11-11 09:32:19) |
78.《ネタバレ》 カッターで指詰めるとこには驚いた。中間の中だるみも終わりへのタメのようで嫌いじゃない。褒められた内容じゃないし規制すべきかもーと思う。そのギリギリ感がよかった。 【reitengo】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-02 17:43:06) |
77.《ネタバレ》 仁義なき戦い この路線ではあるが、あの映画に比べると「軽い」のだが、その分現実味が出ている。下克上の繰り返し、爬虫類の共食いにも似た世界で、そういった気味の悪いエピソードをオムニバス的に連続させ、飽きない。ただ、これは好みがかなりわかれる映画だろう。ギャングものとしてはストーリー、脚色が精緻で目新しく、出来が良い。 【小鮒】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-10-30 21:57:50) |
76.実は傑作だと思う反面物足りなさも感じていた。このたび続編を見てその足りないものの正体がわかった気がする。お話はほぼ喜劇といっていい。オープニングシーンのかっこよさとは裏腹に。自分より弱いやつにはとことん威勢がよく、強い者の前では小さくなる。大袈裟なまでに。ヤクザ社会を喜劇に仕立てエンターテイメントとして見せる。さらにバカヤローコノヤローと怒涛の突っ込み漫才。セリフが途切れない暴力的なまでの編集が素晴らしい。そして要所要所でかつての北野武の映画のような無常感が襲い掛かろうとする。が、そこですかす。続編はそこがもっと顕著なのでわかったんだけど、要するに、なーんか面白いのに熱くなれない的なモヤモヤの正体はこのスカシにあったのだ。そこはもしかしたら評価するべきところなのかもしれない。お話ではなく演出の妙を見よってことなのかもしれない。単に恥ずかしがってすかしてるだけかもしれないけどそれにしたってお話に従属しないってことは私が映画に求めていたことでもあるわけで。にもかかわらず物足りなさを感じてしまった身勝手な私をお許しください。 【R&A】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-10-30 14:26:25) |
75.《ネタバレ》 スプラッターなシーンは見ていられなかったです。特に歯と舌と耳と首。もうごめんなさいって感じ。でも俳優陣が皆さん素晴らしく、椎名桔平さん、国村準さん、北村総一朗さんが特に良かったかな。北村さんなんて某刑事ドラマ&映画の元署長とは打って変わった役で、さすが俳優さんだなぁって思いました(当たり前か)。 【ゆみっきぃ♪】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-10-14 01:50:41) |
74.《ネタバレ》 登場人物たちは「兄弟・親父・先輩」などと呼び合いますが、実際は信頼関係などなく、裏切りと殺し合いが続きます。 「この野郎!バカ野郎!」と罵るシーンが多く、その動機のほとんどが「なめられたくない」とまるで中学生の喧嘩のよう。 まぁ観客の年代によっては迫力のあるシーンなのかもしれませんが。 豪華な俳優陣と先の読めない展開で最後まで見ることはできる作品にはなっています。 ただ、見終わると何か物足りないです。 【でこうさ】さん [地上波(邦画)] 5点(2012-10-03 22:56:22) |
73.《ネタバレ》 組織の中で単なる指示待ち人間として上司の命令を淡々と遂行していく人間よりも、学を身につけ指示を遂行しながらも自ら考え、先を見る人間が最終的には出世していくというストーリーを描いた作品。サラリーマンにとってはひょっとしらた組織で生き抜いていく為の気付きがあるかも。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-10-02 23:10:10) |
72.僕はこーゆう映画を見る時の期待感は、ホラーとおんなじスタンスで、初期の頃の北野映画には、緊迫感や怖さがあり、とてもドキドキできました。が、この映画は、それが、初期に比べて抑えられてて、監督自身そこを目指してなかったのかも知れませんが、ちょっと期待はずれでした。それでも、最後まで集中して見れたので、それなりにおもしろかったのかもしれません。よく考えると、色々な役者の極道チックな演技を監督自身が見たかったのかも。お気に入りは、キッペイの殺された所かな。とくに死んだ後の、意味もない、長めの長まわしは、怖くて、ちょっとドキドキしてしまいました。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-09-26 00:26:35) |
71.《ネタバレ》 いやー過激だ。とにかく人を殺す。 そこに重点を置かれてるので好みがはっきり分かれますね。 極道の世界なんて理不尽まかり通る世界なんで裏切りもありなんですね。 しかしこの過激な映画をよく地上波で放送したなぁ。 特に椎名桔平のベッドシーン!たけし映画の中でも自分の中ではかなり上位です。 続編も見たいです。 【mitsuo@】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-09-10 02:17:09) |