7.グスタヴさんがとてもかわいくて魅力的なキャラクター。愛さずにはいられない。 また、美術のレベルがはんぱなく、明らかに才能を感じさせる。一枚一枚がアート作品たりえる。 映像の面白さも申し分ない。スキーのシーンとか、にやにやしてしまった。なんかNHK教育の優秀な番組をみたあとのような、心に小さな喜びが灯るような映画でした。 【コダマ】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-10-23 02:07:23) |
6.愉快なコメディに見えたり、切り落とされた指など残虐な面があったり不思議な映画。というより盛りだくさんな映画、何と言ってもキャストがすごい。ちょっとした脇役にまで名の知れた男優女優を使い超豪華だ。その中にあって主役レイフ・ファインズとともに活躍するのが無名の新人トニー・レヴォロリ、ムッシュ・グスタヴもずいぶん助けられているように思う。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-10-06 18:38:50) |
5.《ネタバレ》 ウェス・アンダーソン監督の作品はいつも奇天烈なキャラクターを前面に押し出して、冒険要素をさらりと入れてくるのですが、今回は彼の監督作の中でももっともアクションアドベンチャーを意識した作品。次から次に出てくる個性豊かなキャラクターと、展開の速さに時間が経つのを忘れてしまいます。暗殺者にウィレム・デフォーという悪役も用意し、サスペンス要素も加わっている。それでも、映画全体にはいつものコミカルさが健在で、ひとつひとつのカットもとても楽しい。二重の回想形式など、少々ややこしい部分はありますが、娯楽要素満載の佳作です! 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-07-19 21:50:47) |
4.そこで働くものはそれを施し、そこを訪れるものはそれを愉しむ。絶対理念「OMOTENASHI」。その徹底した共通理念ゆえ、働くもの同士また訪れるもの同士はどうやら似た者が集う。いわゆる「類は友を呼ぶ」。とは言え、姿形は皆それぞれ異なっていて「十人十色」。ホテルの本質はこれかな、と学生時代ホテル経営の勉強をしながら考えたことを思い出しました。 【ベッカー】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-06-17 19:06:59) |
3.《ネタバレ》 好きな俳優がこれだけたくさん出ている映画は初めてです(笑) レイフ・ファインズはチャーミングでヘタレ色男(十八番)を好演。このキャスティングはいいですねえ。エドワード・ノートンやハーヴェイ・カイテルのような超演技派をこれでもかってくらい贅沢に端役に使うのは、なんか勿体ないなぁと思いますけど、今に始まったことじゃありませんし。相変わらずシュールなギャグ(特にデフォー)とお洒落な映像美で楽しませていただきました。 でも……でもペルシャ猫のシーンはひどい! 猫好きな人間にはつらい! 落っことすのもひどいしゴミ箱に入れるのもひどい! ひどいよう! ついでに指がバラバラ落ちるのは他にそぐわないエグさ。このジェフ・ゴールドブラムの最後のとこだけ不満ですが、久々にパンフレットまで買っちゃったくらい好きですこの映画。シアーシャ・ローナンのお菓子の小箱のような可愛いBOXでDVD発売して欲しいなぁ。 【kiryu】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-06-12 22:43:43) |
2.《ネタバレ》 普通に面白かった。一応ミステリー仕立てですが、むしろグスタヴとゼロとの師弟愛が根幹にあるようでした。それに殺人やロマンスがからみ、時にはアクションがあったりとサービス満点で、なかなか楽しめました。コメディとしてはブラック・ユーモアの味が強く、その意味ではそれほど笑えるところはありませんでした。撮り方や音楽の使い方にクセがあり、そこで好みが分かれるかもしれません。基本的には気楽なエンターテインメント作品だと思いますので、私は合っていたと思います。 【アングロファイル】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-06-12 19:57:50) |
1.《ネタバレ》 相変わらずのウェス・アンダーソン。開始10秒で「あ!ウェス・アンダーソンの映画だ!」と思わせる個性は流石です。シンメトリックな画面構成、細かな横パン・クローズアップ・ロングショット、豊かな色彩感覚、何ともシュールな登場人物たち、また今回はスラップ・スティック・コメディであるのでウェス・アンダーソンの気の抜けた様な洒脱なスタイルと相性は良かったと思います。ただ、何時もウェス・アンダーソンの映画で思うことですが、あれだけ多くの登場人物に有名俳優をキャスティングする意味があるのかと考えると正直疑問です。今回もレイフ・ファインズ、ウィレム・デフォーはいいなぁ~と思ったのですが、他は別段記憶に残らない演技でした。というか演技力を存分に発揮するだけの時間が明らかに無い人が一杯いる。でもやっぱり映画を観ている方は「ジュード・ロウだ!エイドリアン・ブロディだ!オーウェン・ウィルソンだ!ビル・マーレイもいる~」とか思う場合もある訳ですよね。そこであれだけ出番が少ないと正直拍子抜けいうか、勿体ないなーという気持ちが強いです。ウェス・アンダーソン映画の常連だからと言えばそれまでなんですけど、なんでこれだけ豪華キャストに拘るのか謎です。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-06-08 23:48:53) |