121.何というか、小さな子供が、自分の描いた絵を他人に見せて、「どう?上手でしょう?」と言っているような感じを受けた。巧みな編集も、たけしの絵画も確かに上手いのだが、表現者としての「我」が先に立ちすぎたような気がする。ぼくたちは美術館に来たのではなく、映画を観に来たのです。初期の集大成的作品だが、これを観るなら、デビュー作『その男、凶暴につき』で痺れろ! 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-15 22:52:44) |
【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-21 00:22:15) |
119.《ネタバレ》 音楽が良かった。他の方も描いているけれども、ラストの砂浜と凧揚げの少女のコントラストが美しかった。あのまま見ていたいけれども、最後の銃声を聴かなければならないのですね。印象には残った作品。 【みことtea】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-02-09 02:46:22) |
118.武作品の中でも、個人的に苦手な作品。 武作品はほとんどが好きだが、これは例外的に苦手。 【にじばぶ】さん [映画館(邦画)] 5点(2007-09-09 00:41:20) |
117.映画全体の雰囲気はまあまあなんだけど・・・。「絵」のとことか、なんかけだるい。ところどころ笑えるとこがあったのはグッド。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-09-02 18:02:47) |
【Dr.Tea】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-08-12 02:16:58) |
115.《ネタバレ》 この映画の雰囲気は、身近な人の葬儀が一段落した後の雰囲気に似ていると個人的には思いました。何というか、喪失感だけでなく、何かが完結しまた新しい何かが始まるといった不思議な感覚があるんですよね・・・・。 独特な「静かな」暴力性、「キタノブルー」や独創的な絵等に見られる芸術性・・・・非常に繊細に作り上げられた作品です。そして忘れてはならないのは久石譲の作り出す美しい音楽ですね。フェリーニ作品にニーノ・ロータの音楽が欠かせないのと同じように、北野作品の世界には久石譲の音楽が欠かせません。 【TM】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-07-28 17:34:03) |
114.北野武作品は美しくもありはかなくもある。芸術作品をみてるような感覚に陥る。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2007-07-24 20:44:52) |
113.《ネタバレ》 10年ぶりに再見。以前見た時にはたけしの監督作を「菊次郎の夏」しか見ておらずあまりの芸術性の高さに驚いた記憶があるのだが、たけしの監督作を10本ほど見た今あらためて再見すると、いかにもたけし映画らしい激しい暴力描写とそれでいて美しさを感じさせる映画になっていると思う。初見以来の再見なのでストーリーをあまり覚えていなかったのだが、とにかく西(ビートたけし)とその妻(岸本加世子)の夫婦愛に以前見た時よりもグッとくるものがあり、ケーキのシーンなどたけしの得意とする必要以上に登場人物に語らせない演出がすごく活きていて、言葉などなくてもこの夫婦の固い絆というものが見事に美しく表現されていて素晴らしく、同時に切なさも感じられて感動的だった。二人が旅に出る後半も時折ギャグを入れつつも、どこか同時に物悲しさを漂わせている雰囲気が良い。この孤独な二人の旅と、回想による犯人に撃たれ下半身不随となった堀部(大杉漣)の孤独を対比させるような描き方も良かった。一言も喋らなかった西の妻が最後の最後になって喋る一言、以前見た時もここは印象的だったが、特になにも感じなかったのに今回はこの夫婦に初見当時よりも感情移入できていたせいか、このセリフがものすごく悲しく、切なく聞こえた。この映画はなによりもこの不治の病に侵された妻(劇中ではっきりとした病名を最後まで示さないのがいい。)の存在が大きく、演じる女優にはおのずと演技力がもとめられるわけだが、演じる岸本加世子は見事にたけしの要求に応えて素晴らしい演技を見せている。西を演じたたけしもそうだが、岸本加世子という女優の存在がこの物悲しい映画の完成度をより高めており、ラストシーンも印象的なものになっているのだと思うし、実際、僕自身もこのラストシーンは好きだ。全体的にもたけし映画らしい静かな作品であるが、シーンが静かであればあるほど、久石譲の音楽がでしゃばりすぎのような気もして少し邪魔にも思える。(曲自体はいい曲なんだけれども。)例えばさっき好きだと書いたラストシーンも音楽がなければもっと良かったのではないかと思わなくもない。でもこの映画は間違いなくたけし映画の代表作であり、傑作であることには間違いないと思う。(2011年6月19日更新) 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-05-10 01:32:38) |
【カイル・枕クラン】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-05 23:42:11) |
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111.かなり面白かった。 所々にある暴力によって優しさが引き立ってる感じがした。 ただ絵のシーンはしつこすぎるような気がしないでもない。 ソナチネに次ぐ武の傑作。 【トクタ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-12-04 16:47:13) |
110.北野映画にはやっぱ、どことなくお笑いのセンスを感じるところがある。あと登場人物、特に主人公は、何を考えてるかわからないというキャラが多い。この映画の真意はわからないけれど非凡なセンスをもった監督であることは十分に伺える。観る価値はあると思う。音楽もよかったし。久石さんGOOD。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-04 02:01:21) |
109.《ネタバレ》 よかったです。デビュー作のテーマが、洗練された形で再構成された感じがする。 「その男」からたけしの「身体性」には驚いていたが、また驚かされた。この人運動選手じゃないし、スタントマンでもないし、いったいどうやってそうなったのかしら。コントで培ったのかなあ。驚異の「身体性」である。キオスクにとびこんじゃえと思いついたら、とびこんじゃうのである。50代男性の何人が、これできるかなあ。先日、黒沢明と同じ道を行ってもだめだから、別のところから登るんだ、と言っていた。それを考えついたことがすごいよ。「身体性」も高いが、「IQ]も人の倍くらい高そうな人である。たぶん、同じようなのは本作で打ち止めであろう。観客も満足だし。石を入れたら痛いからやめてね。 【パブロン中毒】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2005-11-09 21:40:01) |
108.《ネタバレ》 やれ賞狙いだとか何とかってかなり叩かれたみたいだけど、僕は結構この映画好きです。ヤクザでも平気で殺す一方で、嫁さんには不器用ながらも優しく接しようとする様子が、観ていて何とも哀しい。とはいえ、随所に登場するたけしの絵はちょっとしつこすぎるとは思いましたが。 【とかげ12号】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-10-26 20:54:01) |
107.前作で素晴らしい青春映画の傑作を撮った後の北野武監督作品ということで注目し、観に行きました。また最初の頃の暴力的な映画であって、流石にこれだけ暴力的な映画が続くと駄目かなあ!と思ったものの悪くなく、それどころか思っていたよりも良かったです。この映画、一番良かったのは岸本加代子です。 【青観】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-02 22:35:59) |
106.何もセリフを交わさないお見舞いシーンはけっこう衝撃的でした。やくざ相手にはめっちゃタチ悪いおっさんなのに奥さんの前では照れくさそうな西の姿が良かったですね。たけしは正直演技はうまくないけどこの映画みたいにぶっきらぼうな感じの演技が好きです。ラストで泣いちゃいました。 【リトルバード】さん 7点(2005-02-23 03:42:50) |
105.芸術性は高いと思いますが、後味悪すぎ。キタノ・ブルーに明るい作風が合うとも思えませんが。 |
104.オーラがあると思う。主役の二人は、説明がなければヤクザとその妾にしか見えないね。 |
103.北野監督のヤクザモノを見るのは「ソナチネ」「BROTHER」に次いで3作目だが、これはつまらなかった。コンセプトは他作品とは違うものの、演出や雰囲気が同じ(それにそれらの完成度も他に比べて低い)。これでは最後まで見るのはキツイ。 【A.O.D】さん 4点(2005-01-04 16:37:19) |
102.こういう愛され方されたいわ。。と、思いました。。こういう男性には黙って着いて行く気持ちになります。。ハイ。 |