172.《ネタバレ》 あえてジャンル名を付けるとしたらアンチサクセスストーリー。 あの後どうなるかは観客がそれぞれ自由に想像するものだろうけど、個人的には映画の冒頭とラストのように堂々巡りを繰り返す気がしてなんだかブルーになる。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-05-04 17:38:51) |
171.なんでこう青春って傷つくんだろう愚かなんだろう、社会って容赦ないんだろう。でも絶望からは遠いラストに胸がぎゅーっとなった。うん、とりあえずカラダが元気ならまあいいじゃないか。みんなまだまだこれからだ。 【tottoko】さん [地上波(邦画)] 8点(2012-04-17 15:14:57) |
170.北野武監督の乾いたタッチが素晴らしいです。 良い役者がたくさん出ていますね。台詞回しも心に残ります。突き抜けきれない閉塞感が全編を覆っているのですが、鑑賞後に、未来を爽やかさに感じさせてくれます。 【ジャッカルの目】さん [DVD(邦画)] 7点(2012-02-08 23:31:54) |
169.人から教えられること、てなかなか響かないことの方が多い。考えて、経験して、成功したかと思えば失敗して、また考えて…。何度も何度も繰り返して、やっと自分の血肉になる。 だからな、一回堕ちたからってそこで止まるんじゃねえぞ。特別な奴なんて滅多に居るもんじゃないんだ。器用も不器用も、強い奴も弱い奴も、頭良い奴も馬鹿な奴も、みんなみんな同じだ。お前らなんてまだまだ世間知らずのガキじゃねぇか。どっちかっつったら特別なほうだよ。終わりなんかねぇ!自分で「自分」を諦めんな! モラトリアム期限切れ間近の私は、この映画に叱咤激励を貰いました。 【ベッカー】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-12-30 17:03:50) |
168.原点回帰。自転車の2人乗りから始まり、最後再び校庭へと戻ってくるラストシーンは、安に若者たちだけの人生観を示しているだけじゃなかった。まだ自分は変われる、成長できるはず。自分に変革を起こそうと頑張っている人にとって勇気を与えてくれる。そんな不思議さを秘めた作品であり、北野映画では珍しくポジティブになれる。「まだ始まっちゃいねえよ!」Good!! 【シネマブルク】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-11-06 10:35:01) |
167.《ネタバレ》 武映画全体に共通して言える事だが、どうも武映画には独特の閉塞感がある。ソナチネやHANA-BIの時はその閉塞感がうまくハマっていたのだが、今回はどうもハマり過ぎていて、観るのが本当に辛かった。キャラクターのダメさが自分を見ている気がして…。それだけにあのラストシーンは本当に輝いて見えた。挫折に打ちひしがれても消えない2人の笑顔が眩しくて…。そこで畳み掛けるように流れる久石譲の楽曲はEDと相俟ってそれまでの閉塞感を吹っ飛ばすくらい良いものだった。 【bolody】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-05-15 23:42:47) |
166.タイトル通り。子供達が戻ってきます。安藤政信が初々しくていい。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-06-30 21:53:09) |
165.弱い自分と周りの影響で挫折しても、いくらでもやり直せる。 オールドボクサーハヤシの駄目さ加減がすごいリアル。 音楽がすごく印象深かったので+1点。 【Yu】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-04-18 19:54:45) |
164.北野映画の中では菊次郎の夏か、キッズリターンズが好きですね。 やはりラストの自転車のシーンのセリフのやり取りが良かったです。 【バニーボーイ】さん [レーザーディスク(邦画)] 8点(2010-02-28 14:52:04) |
163.悪いとは言わないが、“どこかで見た感じ”があることは否めない。個性があるようでないストーリーだと思う。それで面白かったらいいんだけれどね・・・。正直、寺島さんのヤクザも似合ってないしねぇ。 【はりねずみ】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-01-17 16:19:46) |
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162.誰でもふとしたきっかけで自分の才能を知り、未来にキラキラした未知の希望を抱くものだと思います。でも一方で誰にも弱点はあり、その弱点はいつになっても自分の前に現実として厳然と立ちはだかる。主人公たちのそんな体験を群像劇のように描いてあるところが面白かったです。ストーリーは淡々としてるものの監督の感性は話を通してストレートに伝わってきます。そこに北野ブルーの映像と久石穣の音楽が加わればもう映画として鉄板でしょう。 【54dayo】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-14 12:15:26) |
161.《ネタバレ》 金子賢と安藤政信の演技が思いのほか凄く良かった。 ラストシーンには、救いも感じられるが、 何だかんだ純粋なふたりは、汚く厳しい大人の世界に結果的に染まることが出来ず、 かといってマジメにも生きられない中途半端な存在で、 マサルの「まだ何も始まってねぇじゃねえか」という言葉が、校庭に空しく響くような、そんな切なさを感じた。 【おーる】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-19 18:26:55) |
160.《ネタバレ》 変に成功するより、ふとしたことから落ちていく方がリアリティがあって良い。青春モノだからこそのラストの救いもこの映画には映える。周りにいる変な大人のモロ師岡の不気味な存在感が凄い。 【TOSHI】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-06-12 14:38:56) |
【山椒の実】さん [地上波(邦画)] 5点(2009-03-04 23:08:19) |
158.途中までは若者のサクセスストーリーでしたが、それでおわらないところが逆に印象深かったです。しかし、ハヤシは憎らしかったですね。ラストの校庭のシーンで、少し救われました。 |
157.《ネタバレ》 北野監督は過去の邦画によるボクシングシーンの駄目さ加減に腹を立てて、この映画を撮ったのでは?と感じた。ジムの運営や反則技等かなりリアルな日本のボクシング事情がそこには描かれていて頼もしい。そしてボクサーを選んだ高木が素晴らしい。ラストシーンは世間の評判程では無いが、閉塞された世界を抜け出せそうだった二人の少年が未だに校庭のグラウンドを二人乗りでぐるぐる廻っている。それ以上でもそれ以下でも無いと(私は感じた)いう絵はラストを飾るには相応しいと思う。監督本人が出演しないものでは最高の出来であり、複数回の鑑賞に堪えうる名作だと思う。かなり空しいが。 【SIG】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-01-18 06:43:27) |
【フッと猿死体】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2009-01-03 17:07:53) |
155.人生が怖くなりますね。こういう映画は好みじゃないです。 【よしふみ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-01-01 20:57:01) |
154.《ネタバレ》 余計な演技をさせずに地道な日常生活の描写を積み重ねているのと、ボクシングのシーン(練習含む)をきっちりと撮っているところには好感が持てる。大事件が起こりそうで起こらない、またポイントとなる部分も最低限の説明だけであるのが、登場人物の心理を暗に表現しているようで印象的。ただ、主人公2人の部分はきちんと骨があってドラマにもなっているのに比べ、サブの漫才師とかタクシー運転手の部分が、全然機能してないのですよね。本筋と絡んでもいないし。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-01-01 03:34:39) |
153.今まで北野監督を食わず嫌いしてましたが愚かでした。自分が見たくない自分を、様々な登場人物を通して全身丸ごと見せつけられた感じです。 【njld】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2008-09-04 01:17:06) |