6.15歳って完全に大人にもなれず、かといって成熟しかかっている時期でもあり・・・。あの42人は15歳あたりの本質であり、そうであるべき姿だと思いますね。一生懸命になるとかっこ悪くなる、でもそこに人間の愛らしさがある。深作監督の素晴らしい演出だと思います。バイオレンスの中にもしっかりドラマがあり、雰囲気にせつなさが漂っているのもいいと思いました。ラストのエンドロールに切り替わった瞬間わっと切なさがこみ上げてきます。あの選曲には圧巻。詩が映画の内容と対照的で、スイカに塩をかけると甘味が増すっていう効果に似ています。杜撰な部分もあるかもですが、とにかく素晴らしい演出が目立ちました。 【葵】さん 8点(2003-07-17 20:27:12) |
5.《ネタバレ》 バスケのシーンで、光子が思わず試合に見入ってしまい、その後大騒ぎするクラスメイトを尻目に体育館を出て行くのが実に切なかった。 【終末婚】さん 8点(2003-07-01 23:50:39) |
4.皆さんとほぼ同意見です。設定は面白く、その他の要素はまあまあ。42人のキャラを描くには2時間は難しい。殺し合いよりも異常さを感じたのはオープニングのマスコミの姿だったかも。 【5454】さん 7点(2003-06-30 02:03:59) |
3.2が近々上映されるらしく気になって見てみたら、原作を知ってる人は色々文句があるみたいだが、知らない私は結構楽しめました。色々問題になった、殺し合いのシーンは役者の経験不足のせいか引き締まりにかけていたと思う。しかしその部分を埋める、山本太郎や柴咲コウなどの役者陣に魅せて頂いた。大人の不条理さ若者の憤りが生んだ日本映画。明日の日本は何処へ行くんでしょうか・・・? 【浜村 純一】さん 7点(2003-06-23 19:09:31) |
2.結果的にこれが遺作となったようですね。勢いでBRに10点をつけてしまい、あとから少し後悔しましたが中学時代にテレビで見た仁義なき戦いシリーズ以来応援してきたフカキンファンだけあってこの映画が公開されたときの喜びは忘れない。で、「特別偏」だけどこれはよくある「ディレクターズカット版」とか「完全版」といった未公開シーンを付け加えたものではなく新たにチョッピリ撮影を付け加えた特別偏で、そのくせ結局大して変わらない。誰の意思で製作されたものかはわからんが営利目的のみの企画としか言いようがない。それにしても偉大な監督がこの世を去った。追悼式で八名信夫さんが「映画の鬼でした」と言っていたとおり最後まで戦い続けた巨匠監督。やはり10点付けましょう。 |
1.<ネタバレあります>オリジナル版とどこが違うかと言うと・・・・・ん?恐らくバスケのシーンが追加されたってとこだけやろか? あと光子の“ヌギヌギしようね”って言う幼少時代(原作のレイプってほどインパクトはないかなと。この辺の表現は難しかったようです)とか、回顧シーンなんかが幾つか加えられたみたいだけど?まあこんなもんでしょ。それと最後に余計な「レクイエム」とか言うエピソードが余計にも3つ挿入されてたような。「特別編」だけを観た人はかなりつまらなく思ったかもしれません。綺麗に「静かな日々の・・・」で終れば良いものを。☆でも、とにかく最後にメイキングみたいな感じで、可愛い出演者たちの可愛い姿が見られただけで満足? 栗山千明ちゃんの意外な笑顔を見てしまったし、本当に痩せたのか確認したくなっちゃったんで、またしても“番外編”を借りてしまうんじゃないかと思う怖いマニアがここにいます。[追伸:この作品を観る2日前(1/12)に、深作欣二監督が亡くなられた所為で、いつもだったら軽く早送りで飛ばしてしまうメイキングも、何故か感慨深げに最後まで観てしまいました。御冥福をお祈りします。] 【イマジン】さん 10点(2003-01-31 22:17:35) |