39.《ネタバレ》 12番さんと33番さんの投稿は私の思いとだぶります。 もうかなり出てますが、インディアン(先住民との訳が多はやりですが、過去の作品までやる必要はないと思います)について、フォードは他の映画であからさまに、差別的な描写をしています。ミッドウェイ会戦の時にも、記録映画を撮ってまして、有色人種についてはある傾向がみられます。でも、前科者や娼婦にはいつも優しいので、時代の制約と考えるようにしています。 それからですが、トーキーが出始めて会話重視の映画が数多になるなか、ウェスタンは落ち目になってたらしいです。この映画がウェスタンに再び活気を取り戻させたそうです。 12番さんと同じく、私のウェスタンベストは「駅馬車」「真昼の決闘」「シェーン」です(マカロニはまた別です)。 3つとも、当時としては「異色」だったのだそうです。 |
38.面白かったです。登場人物の個性が見事に色分けされていて、インディアンに襲われるまでの展開を飽きずに見ることが出来ました。それに、襲撃されるところの撮影も文句なしに素晴しく、スピード感、ハラハラ感ともに最高でした。これだけでも満足なのですが、キッドの復讐まで用意されてるのだから大満足でした。西部劇ってあんまり見ないけど、これを期に西部劇を見ようと思いました。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-11 13:30:05) |
37.人数が多いのでジョン・ウェインの存在はそんなにも強くないけど他の出演者たちと巧く繋げられてるので彼の個性はちゃんと生きてますねぇ。ウエスタン映画としてはよくあるストーリーですが、カメラワークが素晴らしいしアパッチ襲撃シーンなんかはあんだけダイナミックに、そして繊細に撮ってる映画なんて他にほとんどないと思う。今じゃカラーだし大作ウエスタン映画なんてもう作られることはないだろうからあの雰囲気を味わえないのが悲しい。。 |
36.《ネタバレ》 全編を貫く器の大きさとやさしさで、人生経験の浅い自分にも面白いとかんじさせてくれる映画でした。 器にまけない丹念な人物描写と、洗練された展開。登場人物の余計な一言や正直さが出来事を転がしていく軽快なリズム感が、無駄の無い音楽とあいまって快かったです。 水をかきわけていく馬→荒野の轍、運転手の負傷→手綱の緩みと車輪の加速、 と、場面のスィッチによるスピード感も抜群。 ただ、昂揚感を助けるためなのか登場人物、特に主人公、ヒロイン、お医者さんが超越的過ぎて、 最近の映画と比較して嘘寒い部分も幾つか感じられました。折角なら賭博師も仲間に加えて 欲しかった。あの目のゆとり。あれでは随分金にゆとりが出来てから暇潰しで生きてる様で、 あまりにも浮いている気がしました。勿論誰に感情移入しようが一様に楽しめるのでしょうが 、最後弾一発となって初めて勝負師の眼を取り戻して、なんかスタイルを守る矜持は普段は 持ち合わせてないみたいな、除け者感がありました。インディアンや銀行員、婦人連の人達 のそらぞらしさに比べて、馬車に乗り合わせているにも関わらず、この人だけ描写に偏りがある様に感じられました。 つけ加えて、重厚な人物描写の為何れの人物も精神年齢が高くみえてしまい、 粋な要素が勝ちすぎた気もします。最後のリンゴキッドのイケズに卒倒しそうになりました。 【o-z】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-29 02:05:05) |
35.西部劇を初めて見たのですが、何が何やら分からないまま終わってしまいました。。。何度も見たのに、どうしても途中でこんがらがってしまうんですよね、人物が。雰囲気は伝わってとてもよかったのですが。みなさんのレビューを参考にもう一度見ます(-.-;) 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-23 20:15:05) |
34.快「活」な物語運び、そして「活」き活きとした登場人物(唯一ネイティヴ・アメリカンは、残念ながら「記号」的描かれ方なのだけれど)、「活劇」という言葉はこういう映画のためにあるんだよなー、としみじみ納得。個人的にはニヒルな賭博師がカッチョ良くて好き。ラストも朗らか。ステキだぜ。 【ぐるぐる】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-10 19:15:10) |
33.何年か前にテレビで放送していたのを観たのが最初で以来、何度か観てるけどやっぱり面白いです。何てたってこの映画は西部劇ならではの面白さが凝縮されていて、これぞ西部劇、これぞ映画!なんだと観る度に思います。そのスピード感いっぱいの迫力のある映像、勿論、今みたいにCGなんてない時代の本物の迫力で観る者に迫ってきます。アクションシーンの素晴らしさとそして脚本の素晴らしさ、走っている馬車という小さな空間の中での人間模様、さまざまな人間を登場させることによって、人生の縮図を見せるその語り口の上手さ、さすがはジョン・フォード監督です。 【青観】さん [地上波(字幕)] 10点(2005-06-28 21:33:55) |
32.歴史的名作でしょうね。たしかに、ネイティブ・アメリカンに対する偏見を理由に、評価を下げるひともいるでしょうが、全編を通して盛り込まれている娯楽的要素を描ききった、プロの仕事師達の見事な技を否定する者はいないだろう。リンゴーのカッコ良さと、酔っ払い医者のカッコ良さの対比や、娼婦と大尉の妻の女心の描き方なんか、見事と言うしかない。一番好きな西部劇を挙げるなら、他の作品になりますが、一番の西部劇と言われたら、この作品です。 【パセリセージ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-05-19 22:29:00) |
31.ラブストーリーの部分がちょっと入っていけなかったな。活劇の部分は素直に面白いと思った。 【夏目】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-04-06 13:05:56) |
30.ジョジョジョ、ジョン・ウェインが麗しくて美しい(壊)!! 決闘のシーンは鼻息荒くして待ってたんですが、あららっ・・・て感じでした(ヤボ&ミーハーですみません・涙) 【ジマイマ】さん 6点(2005-03-12 19:16:20) |
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29.アメリカのトントからニューズバーグまで向かう馬車の中で、一緒に乗り合わせた9人の人間模様とアパッチ族の襲撃を描いた名作と名高いこの映画。やはり見せ所はアパッチの襲撃でしょうね。でも、もともと西部劇はよく分からない俺なのに名作だから一度見ておこうという気持ちで見てみたが、あまり面白いとは思わなかった。たしかに登場人物が全て立っていて非常に印象が濃いのだが、見終わった後にう~ん・・と唸って微妙な感覚に襲われた。また見てみます。 【A.O.D】さん 4点(2005-02-04 20:55:35) |
28.すばらしい。手に汗握る駅馬車の疾走シーン。CGではない本物がうなります。また、どのキャストにも人生の味がある。まさに名作、西部劇。 【杜子春】さん 8点(2004-12-24 18:03:23) |
27.ラストが粋ですよね。ヤッター!って感じです。 【しまうまん】さん 6点(2004-06-12 12:04:18) |
26.《ネタバレ》 駅馬車ってなんだろうと思ったら、定員6人、無理して8人の乗合馬車のことなんですね。モニュメントバレーを駆ける馬や馬車が爽快で、それに合わせて、馬車内の人間ドラマがテンポよく繰り広げられます。馬車内の人たちは脱獄囚、医師、賭博師、貴婦人、娼婦など、個性豊かで、職業も身分も社会的立場もみんな違います。そして、全員が南北戦争の影響を何らかの形で背負っています。そんな人達が、たまたま1台の駅馬車に乗り合わせ、目的地で降りて行く。ただ、それだけの話なのに、端役の1人まで生き生きしていて、人間描写、襲撃シーン、決闘シーンとメリハリが利いていて完成度が高いです。個人的には、ブーン先生はもちろん、御者のバック、女房より馬を惜しんでいたクリス、出番は少ないけど、駅馬車護衛の中尉役のティム・ホルトがいい味出してたと思います。ロマンスだけはこなれない感じですが、そこまで注文するのは贅沢でしょう。マロリー夫人(妊婦に見えませんが。)の出産後、ダラスが赤ちゃんを皆に見せに来る場面で、リンゴだけがダラスを見てる場面が印象的でした。しかし、これが出世作だけあってジョン・ウェインが若いですね。ダラスに銀カップなしでごめんと水筒を渡すところなんて、爽やかで可愛いです。途中駅(ただの民家ですが。)の様子やローズバーグの荒々しい雰囲気もいいし、スタントシーンは噂通りの迫力で申し分ないです。ただ、山場のアパッチ襲撃シーンのすぐ後に、決闘シーンが続いたので、ちょっと疲れてしまいました。でも、最初のシーンから最後まで、馬で駆け抜いただけあって、終わってみると、たったの97分なんですね。とても濃い映画でした。 【くなくな】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-06-08 01:12:43) |
25.西部劇の古典として、教科書を見るような感覚で鑑賞した。クライマックスの襲撃シーンでは現在に通じるカメラワークもあって思わず感心。あれだけのアクションが当時開発されていたなんて驚きである。ダメ医者の役、いわゆる狂言回し的な役も現在でも多用される配役だし。脈々と繋がる映画史の系譜を感じることが出来て妙な嬉しさも覚えた。 【やすたろ】さん 6点(2004-04-10 17:54:34) |
24.典型的と言ってしまえばそれまでの多様なキャラクターが乗り合わせ、各々の性格通りの行動でドラマが細やかに描かれている。ジェロニモに襲われるシーンのスピード感溢れるアクション、ジョン・ウェインの不器用な恋など、エンターテインメントの全てが注ぎ込まれた傑作。 【ラーション】さん 10点(2004-03-17 01:36:14) |
23.《ネタバレ》 この作品、どうしても有名なジェロニモとのチェイスシーンの迫力に注目が集まってしまうが、そこに至るまでの、乗客乗員たちの間で繰り広げられる様々な葛藤こそが真髄。後に「12人の怒れる男」で完成される「密室での心理劇」の原型がここにある。もちろん、ドラマが起こる場面は馬車の中だったり、街の建物の中だったり、荒野だったりするが、基本的に乗客と乗員全員が同時に各場面を移動しているわけで、1つの密室と言える。その密室の中で、いくつもの対立と和解、恋愛、協力がストーリーを織り成していく。90分の中で、各キャラクターが抱える事情や、立場の背景までもしっかりと描いた、ムダのない、骨太なドラマ展開が素晴らしい。であればこそ、馬車が目的地に到着した後の話は、やはり蛇足に思えてくる。当時の娯楽としての映画の状況を考えれば仕方がないことかも知れないが、何もハッピーエンドが2回なくても、という気がして仕方がない。 【眠い悪魔】さん 6点(2004-03-01 21:25:05) |
22.これがJ・フォード作品、初体験です。今まで何度かトライしてきましたが、そのたびに途中で眠りこけてました。映画の密度が濃すぎて、自分の脳の回転がついていけないのです。で、やっと最後まで観れたのですが、一言で言って、凄すぎです。名だたる監督たちが、賛辞を惜しまないわけが、ちょっとだけ解りました。これから、何度も観なおして、少しずつ自分のモノにしてゆきたいです・・・。 |
21.戦闘シーンの撮影はどれくらいの方が怪我されたんでしょうか?あれほど危険なスタントをして無事だとは思えません。これだけのものはもう二度と撮れないんでしょうね。 【藤村】さん 7点(2004-02-25 15:57:56) |
20.アクションシーンは迫力があるとは思いますが、他は普通だと思いました。 |