128.《ネタバレ》 麻薬という根っこで支えられた、アメリカという世界一の大木。その根の広がりの複雑さ、地中にめり込んだ深さにはただ絶望を感じるしかない。しかし、それでもラストの照明からは温もりを感じる事が出来る。分かっている、それが何の解決にもなっていない幻の光だという事を。だがしかし、希望の無い未来に光が無いという事もひとつの真実だから。 【紅蓮天国】さん 9点(2004-09-07 04:08:34) (良:1票) |
127.テレビで久しぶりに再見。超大国アメリカを深く蝕む麻薬問題、その根深さや底知れぬ恐ろしさを3つの話を平行して描きながら鮮やかに描き出す。3箇所の話を混乱することなく描き分け、作品の意図するところをあぶりだすような脚本や監督の手腕は素晴らしい。当時妊娠中のキャサリンが妊婦姿でしたたかな女を熱演している。ベニチオはこってりした存在感があって際立っている。彼が「子供たちが野球ができれば麻薬の売人にはならない」という言葉がラストで生かされ、ナイターをする子供たちのシーンで終わっているのは、この困難な問題に監督が込めたひとつの希望だろう。 【キリコ】さん 8点(2004-09-03 16:41:20) (良:1票) |
126.デルトロ目当てで見た作品ですが、なかなか良かったです!あのドライなカンジの雰囲気がかっこよかったです~vデルトロの演技も最高!!麻薬の恐ろしさも学ぶ事が出来てオトクです(笑)個人的に、あの殺し屋の兄ちゃんが名演技だと思うんですが…いかがでしょう? 【Ronny】さん 7点(2004-07-23 01:17:36) |
125.いまいちゴチャゴチャした感じで解かりにくい映画だった。色使いとか、そういうところは独特の雰囲気が出てて良かったんですが。 |
124.ベニチオ・デル・トロはいい味出してましたけど..映画としてはあまり面白くない..編集が独特なので少し疲れますね... 【コナンが一番】さん 5点(2004-07-12 10:08:51) |
123.こういう作品も、映画と呼べるんでしょうか?起承転結しろとまでは言いませんが、せめてストーリーがあると良かったです。 【金子淳】さん 3点(2004-07-09 19:01:24) |
122.ドラッグは良くないってことですね。雰囲気俳優、デル・トロのまぶたに5点。ミゲル・ファラーも好き。ダグラスと娘さんとのシーンはちょっと感動。 【★ピカリン★】さん 4点(2004-06-19 10:27:01) |
121.重めのテーマを、落ち着いた語り口でダラダラさせることなく見せ切っている。青、黄色、普通というトーンで色分けするのはありがちだが、話を分かりやすくするためのツールとして使ったと好意的に解釈したい。デル・トロの演技、透明感のある映像、キャラが立っている脚本もよかった。これが本当にオーシャンズ11を撮った監督なのか??? 【ダブルエイチ】さん 7点(2004-06-16 17:27:57) |
120.アカデミー監督賞など受賞してるんで、観てみたけど、面白いとは言えない作品。麻薬問題は重要な問題だし内容もよくわかった。世の中娯楽映画だけじゃなく、こうゆう映画も必要なんだろうね。我慢して見る教養映画だね。 この映画の撮り方は好きじゃないな。 【くうふく】さん 2点(2004-06-05 11:45:58) |
119.メキシコになるとフィルム黄色くするの、もうやめようよ! 【k】さん 2点(2004-05-30 13:59:12) |
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118.「何かよくわからんな・・・。」というのが感想です。もちろんアメリカを蝕む麻薬に関して需要と供給の両サイドを描きたかったのはわかります。でも、それはドキュメンタリー映画がやるべき仕事なのでは・・・?純粋なドキュメンタリーでは当事者の心理までは描ききれないので映画を作りたくなった心情もよくわかります。でも、見ていて「やらせっぽいな・・・。」と感じたり(フィクションなので当然「やらせ」です。)ここでナレーションによる説明があったほうがいいんじゃないのかな・・・なんて感じさせるのはやはり正当派の映画からずれているのではないでしょうか?最後のほうでマイケル・ダグラスが演じる麻薬取締り担当官の記者会見で画像をわざとぶらしているのもドキュメンタリー風にするためだと思いますが、こういう小細工をフィクションの作品に入れるのは個人的にはやはりしっくりきません。純粋なドキュメンタリーと純粋なフィクションの両方で麻薬の問題がまた取り上げられるのを期待しています。 【かわまり】さん 6点(2004-05-13 06:15:31) |
117.点数のつけ方が非常に難しい。三本の映画が交錯した映画、後味は悪い。もう一回観てみたいと思う。 【カフェ俺!】さん 7点(2004-04-21 02:06:23) |
116.金属バットを回させたら、ベニチオ・デルトロの右に出る役者はいない。 【永遠】さん 5点(2004-04-01 00:59:17) |
115.問題提起だけで終わった。複雑な物語は色分け影像ではカバーできてないんではないの・・?日本人の私がみてもそれでどうした作品。 【かまるひ】さん 3点(2004-03-31 13:59:12) |
114.この映画は予習が必要かもしれない。無の状態からのスタートだと登場人物がやたらと多いので名前が混乱してしまう。それでも最後まで突っ切って見れてしまうのが上手い。そして膨大な量のシナリオをわかりやすくコンパクトにまとめた監督、脚本家の質に脱帽。物語も現在の世界を真面目に語りつつ独自性を持っていて飽きがこなかった。 【ひで】さん 9点(2004-03-27 00:37:13) |
113.いくつかのエピソードが絡み合いしっかり観てないと混乱しそうだが、色を使って視覚的に理解できるようにしていたのが好感が持てる。映画として面白さというものはあまりないかも。だれた。しかし確かに大事な問題ではある。 【ぷりんぐるしゅ】さん 5点(2004-03-23 04:47:10) |
112.オハイオのマイケル・ダグラスの話が一番共感できました。でもかっこよかったのは、なんといってもベ二チオ・デル・トロ!!ラストで子どもたちを見ているときの安堵の表情が印象的でした。 【ジョナサン★】さん 7点(2004-03-14 12:14:31) |
111.アクション映画かと思いきや…重いテーマを扱った社会派映画だった。アメリカ社会での麻薬問題の根深さを思い知らされる。結局、イタチゴッコに終わるラストにせざるを得ないのだが、そこに至るまでの物語の構成は巧妙で唸らされる。ラストシーンには、いろいろ考えさせられるものがあり、印象的で素晴らしい。マイケル・ダグラスはエロオヤジだけど演技はさすがに上手い。キャサリン・ゼタ・ジョーンズの人妻ぶりはエロい。 【やすたろ】さん 5点(2004-03-02 22:02:15) |
110.例えて言えば、「『三色弁当』を食べたら、味がなかった。」という感じ。映画を見た人なら言っている意味が分かると思う。 【STYX21】さん 3点(2004-02-20 20:00:00) |
109.《ネタバレ》 もとがTVのせいかもしれないが、扱っている題材のわりに当たり前な印象しか残らないのは、「社会派」としては致命傷。これは、放送コードがかかってるっぽい保守的な視点で描かれてるせいだろう。私は"本場"アメリカはさぞやスゴイことになっているのだろうな、などと思って観たので、とんだ肩透かしを食らった感じがした。私が思うにこの映画、要するにアメリカの本音と建前の間隙をついたからオスカーになったのではないか?アメリカ中流建前層に対して、拒否反応を起こさぬようマイルドな形で"本音"を言ってみました、といったような。監督の技量云々はよくわからないし、そういう意義はわかるけれど、だからといって「可もなく不可もない映画」以上のものとは思えない。ただし、メキシコ編は役者のせいもあっていい感じ。あのドライで殺伐としたタッチが全編を貫いていたら、アカデミーに受けずとも、私には受けたと思う。 |