92.《ネタバレ》 前作には及ばなかったものの、面白いか面白くないかで言えばやはり面白かった。ブルース・ウェインがどれだけゴッサムシティを愛していたか。一方で執事を辞めてまで復帰を止めようとしたアルフレッドの思いも心に残り続ける…。最初から3部作構想を持っていたノーラン監督。1作目でバットマンの誕生、2作目で最強の敵、3作目でバットマンからの引退を描いた。原作未読で、旧シリーズも1作目しか観ていない為、ロビンがどんな存在であるかは知らないんだけど、ブルースの意志を継ぐ者が現れ、新しいヒーローになっていく姿を想像すると希望でいっぱい。その点で、今後の活躍がますます期待されるジョセフ・ゴードン=レヴィットの起用も良かったのだが、クリス・オドネルは今や微妙な感じか…。まあ、そこはいいや。ジョーカーの一挙手一投足に釘付けにされた「ダークナイト」と比べると物足りなくもあるが、ベインがジョーカー並みに活躍しちゃうと敵が主役になりかねなかった。完結編という事を考えればこれで良かったのかもしれない、と今は思っている。 【リーム555】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2013-04-03 18:07:16) (良:1票) |
91.《ネタバレ》 今作の監督であるクリストファー・ノーランも大好きだし(特に『インセプション』は傑作!)、ティム・バートンやジョエル・シューマッカーといった過去のバットマンシリーズを手掛けてきた監督も大好きなんだけど、どうしても僕はこのバットマンシリーズを好きになれない。確かに、映像もアクションも俳優陣も素晴らしいとは思うのだけど、やっぱり今作も最後まで乗り切れなかった。それを言っちゃあ……と言われても仕方ないと思うのだけど、それでもやはり僕はどうしてそんな格好するの?とバットマンに突っ込んでしまって、最後まで感情移入出来なかった。残念。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-27 12:42:51) |
90.《ネタバレ》 おもしろい!約2時間半飽きることなく常にどきどきはらはらさせていただきました。JGLの若き熱血刑事が良かったです。後半はそれぞれが敵と戦ってたり目的追行してたりと同時進行してますが、ごちゃごちゃすることなく、どれも丁寧に作りこまれてると思います。ラストは続編への伏線だと期待してます!ラストのゴードンの「バットマンだ」の台詞がかっこいいですね。 【はちまろ】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-03-27 00:02:58) |
89.《ネタバレ》 今回の敵は北斗の拳(笑) やたら長いし、どうしても良く出来ていた前作と比べてしまう。 スタートからバットマンの復活までが長い。 北斗の拳にボコボコにやられてから地下に落とされて這い上がるまでが長い。 最初あれだけボコボコにやられたのに次に会った時には逆にこっちがボコボコにできる、ってのもようわからんなぁ...。落とされて這い上がる過程にそんなに強くなる要素は無かったじゃない。そもそもあそこから脱出するのが全く困難には見えなかったのが最大のミス。 前作のジョーカーがあまりにもすごすぎてどうしても比べてしまう。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-03-18 02:33:10) (良:1票) |
88.《ネタバレ》 最近の三部作の中ではスッキリとしたまとまりのある作品でした。しかし、いかんせん長い。最初のバットマンのリハビリの話なんか長すぎだけど、そこら辺ががリアルな感じがした。所詮、バットマンも人間なんだと(その割には背骨すぐ直りましたが)。本当の黒幕がすぐ読めたり、なぜか後半の戦争は銃撃戦じゃなくて肉弾戦だったりとか、いろいろありますが、それを差し引いても面白かったです。 【木村一号】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-02-16 22:42:44) |
87.《ネタバレ》 アルフレッドに救いがある。それだけでもブルース・ウェインにとっても、シリーズを通して観てきた観客にとってもすばらしいことではないだろうか。「ブルース・ウェインを守ること」に固執した人間を描いたノーラン監督らしい作品。 【馬】さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 9点(2013-02-16 22:23:58) (良:2票) |
86.《ネタバレ》 まず、敵役お2人の目的意識の、望んでいる事とやっている事がまったく筋が通っていない為、主張そのものが破綻しています。また、復讐と父の目的を達成するという一作目でやろうとしたことの繰り返しがお2人の意図ですが、一作目とゴッサムの状況は変わっていますので、別の見地から観ても破綻しています。さらに「革命」を描こうとしているのに”市民”の意見が一切描かれてないのでそれもまた成立していません。つまり、バットマンへの問い掛けそのものが破綻しているので、バットマンのやっていることに奥行きがなく、彼の葛藤にまるで面白みがありません。根本的に脚本に緻密さがなく、粗があり過ぎです。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-01-24 05:35:06) (良:5票)(笑:1票) |
85.《ネタバレ》 ドラマチック『風味』をかもし出しているがただ長ったらしいだけの駄アクション映画。 敵の目的が分かり難い上にジョーカーの様な『狂気』も無いただの小悪党。なのに気付けば爆弾で政府と市民を脅してシティを占拠し無法地帯化、たぶん『劇場版パトレイバ-2』っぽい事をやろうとしていると思うのだが、キャラや展開の描写がお粗末且ついい加減且つぶつ切りなので、そのシーン1つ1つに説得力が無い。 『数千人の警察官は下水道に閉じ込められる、マンホール?無いんじゃないの?』『たぶんこの監督『核融合』と『核分裂』の違いが分かっていない』『中東っぽい所に監禁されていた無一文ウェイン、一瞬でゴッサムに到着』『敵の戦力がシーンによって変わり過ぎ』等。細かい事かもしれないが、そう言った細かい所に気を使えない人間にドラマチックな映画は作れないよ。 せっかく『恐怖の対象』となったバットマンも、今作でそこら中にいる『みんなに愛されるただの英雄』に成り下がる、死んだ恋人を何年もズルズル引きずっていると思ったらロクに面識すら無い女とイチャイチャ等と監督自身が前作を冒涜する様な演出をしている。 アクションも全然大した事無い。CGは極力使わないようにしたらしいが、だったら演出や演者のアクションなどもっと気合入れないと観ていてもつまらない。 『トランスフォーマーからド派手なCGを抜いた』と言っても過言ではない。いや、もっといろいろ批判したいんだけど無駄に長かったから全然内容思い出せないんだよね。 総評 伝えたいことはなんとなく分かるが、それを短く且つ面白く且つ物語として筋を追って表現する能力が下手。 上述したパトと比較してもあちらが『目的』としていた行為を本作では『手段』としているが、じゃあ『目的』が良いかと言えば否だし、その目的を描くために余計長ったらしくなっている二重苦。 ドラマチックなアクション映画を見たければ個人的に『ウォッチメン』をお薦めします。 【ムラン】さん [映画館(字幕)] 4点(2013-01-22 20:42:39) (良:3票) |
84.《ネタバレ》 前作の白塗りの変質者と比べると、ハゲで下水道在住のマスク男じゃ適役に魅力を感じない。単独の作品としては見応えあるけど、部作のラストとしてはちょっと物足りない。 【SIN】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-01-19 22:32:45) |
83.《ネタバレ》 相変わらず、バットマンの乗り物、バットポッドやバットの見せ方、登場の仕方の格好よさは目を見張るものがありますし、爆破系アクションシーンもキマッてる。壮大なセットを作ると、その壮観さを見せつけるようなショットが普通はあるものだけど、そういうのがほとんどなくて、ノーラン節の流麗な画と繋ぎでず~っと展開していく。このシリーズはそのクールさが素晴らしいと思う。ただ、殴り合ってるシーンが軒並みショボい。いかにも寸止めをしているという感じで気になってしまう。悪役のベインのマスク姿は嫌いじゃないが、ジョーカーと比べると印象は薄い。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-01-18 12:59:07) |
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82.ベインですけど、なんかダッさいよね。原作があるから仕方ないかもだけど、前作のジョーカーがかっこよすぎたせいで霞んでしまってるかな。人間とは思えないん強さだったのも謎。でもバットマンの世界観が最高に好きです。バットマンは僕的にヒーローとは思ってなくて、足掻きもがく金持ちってキャラなわけです。ゴッサムシティは彼がいないとだめなんですよ!って言うか、街の人はなんでゴッサムに住み続けてるんだろう??あんなとこで絶対子供住まわせたくないわ。 【ライトニングボルト】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2013-01-14 01:22:06) |
81.《ネタバレ》 アメリカよ…そんなにも核兵器を肯定したいか…私にとっては最悪な種類の映画でした。最期のオチはシュワちゃんの某映画と同じではないか。ようするにアメリカ様は自国で核爆発しなきゃいいんです。自国以外が放射能汚染されようが自分が無事なら関係ないない万々歳v警察が「善」で市民の義勇団が「悪」とくっきり描かれていたところは「ばかにしているのか?」と思った。警察にも「悪」義勇団にも「善」はあるだろうに。これでは権力主義ではないか…(ダークナイトでは善人も悪人になる二面性や囚人が命を懸けて人を信じる姿勢をみせた事に意味があった)使い古された脚本を切り貼したかのような展開にはため息が…;主人公に関係するヒロイン的女性が二人出てきた時点で私は「こっちの女性が黒幕か…」と気づきました。ベインと子供は日本の漫画「BASARA」にそっくりなのが出てきます。読んでいるんじゃないかな~キャットウーマンと絶望からの帰還は良かったので、そこだけ評価します。 【果月】さん [ビデオ(吹替)] 2点(2013-01-10 16:35:08) |
80.《ネタバレ》 これは評価が別れるところだと思います。前作「ダークナイト」と同じような完成度の高いハリウッド映画として観た人は低評価、キャットウーマン(とロビン)が活躍するアメコミヒーロー物だと割りきって観た人は高評価ではないでしょうか。 前者は「悪役が”なぜ””何を””何に対して”したかったのか」が不鮮明過ぎると感じたと思います。そして、数多くのツッコミどころ。。(具体的なツッコミどころは町山智浩がポッドキャストを配信しているので聞いてみて下さい。笑えます) しかし後者はアメコミヒーロー物と割りきってるので我慢できる。 要するにここを我慢できるかどうか。。私はダメでした。特に「悪役が”なぜ””何を””何に対して”したかったのか」という映画の骨子を担う部分が疎かになっているのが我慢できなかった。 【amier】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-01-10 13:20:34) |
79.ダークナイトより落ちると言う意見が多いですが、個人的にはダークナイトより好きです。 何よりもクリストファー・ノーラン監督によるバットマン3部作として、これ以上望めないくらいの終わり方だったと高く評価します。ラストの素晴らしさで9点。問題点もあるにはあるんで10点にはできないです。 見事に1作目に回帰して3部作として評価できるラストでした。逆にダークナイトが少し浮いてしまったかな? 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 9点(2013-01-09 22:25:50) |
78.突っ込みどころは両手で数えきれないくらいあります。前作「ダークナイト」のあの緻密さや人を狂気に走らせるような異様さは皆無です。ですが、本作にはヒーロー映画に不可欠な勝利のカタルシスに溢れています。ご都合主義という言葉が似合う駄作に感じる人も少なくないかと思います。自分がレビューを投稿する時点での平均点が7.76点ですが、間違いなく平均点は下がるでしょう。それでも、自分は一観客として、卑怯ともいえるラスト30分の盛り上げ方と風呂敷の畳み方を圧倒的に支持します。 【bolody】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-01-09 20:59:44) |
77.《ネタバレ》 新バットマンシリーズの最終作ですが今作も名作です。1作目の父親の言葉を軸に挫折から復活までを描いていて、ラストはもう拍手を送りたくなるほどの大団円を迎えています。個人的にはキャットウーマン役のアン・ハサウェイが大好きなのでそこもgood。このシリーズは3作ともクオリティが非常に高くてこれに匹敵するのはロードオブザリングくらいでしょうか。この映画に関わった全ての人に拍手を送りたいです。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-01-06 20:28:56) |
76.《ネタバレ》 映像、演出ともに抜群。映画はやはり進化していた。シャープなアクション。これ以上はない絶望をヒーロに課すという設定。たまげるどんでん返し。見事です。見事な前作をさらに見事にした。もうこの点数しかない!これだけのストーリーに耐えうる映像を創れたのならば、日本の「AKIRA」も映像可能でしょうが、しない方がいいかも・・こんな見事な作品があった後では薄れてしまう。もったいない・・・ 【トント】さん [DVD(字幕)] 10点(2013-01-03 03:16:35) |
75.《ネタバレ》 うん3部作そこそこ楽しめました。あの爆発でどうやって生き残れたのかは?です。 【pokobun】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-01-01 21:37:32) |
74.見事、クリストファー・ノーラン。 ジョゼフ・ゴードン=レヴィット演じるジョン・ブレイクの「本名」がさりげなく明かされるエピローグのシークエンスを観ながら、この新しいバットマンシリーズを完結させた鬼才監督を思わず賞賛したくなった。 「ビギンズ」でバットマンという周知のヒーローをまったく新しい「黒色」で塗り替え、様々な要素が重なり“伝説”とまでなった続編「ダークナイト」でその「黒色」を漆黒の闇にまで更に深めた同シリーズ。 否が応にも世界中の期待は高まり、ハードルはその分高まった完結編だったと思うが、ベールを脱いだその出来映えは素晴らしかったと思う。 165分と非常にボリュームのある長尺だが、決して「長い」と感じることはなかった。 序盤の展開に対して冗長な感覚も覚えたが、それらも含めてシリーズで描かれたことのすべてが、ラスト30分の怒濤のクライマックスで意味のあるものとして昇華される。 大富豪のブルース・ウェインが蝙蝠男のコスチュームを着て闘う理由は何なのか、この世界における「悪」とは何なのか、そして「ヒーロー」の意味とは何なのか。 シリーズを通して突き詰められてきたそれらのテーマが、過不足なく描きつけられていたと思う。 前作において完全に悪役に食われてしまったヒーローを、更に滅茶苦茶に打ちのめした上で「復活」させる。そういう娯楽映画としての王道をきちんとプロセスとして描きつつ、独特のシリアス性を併せ持たせる。 その卓越したエンターテイメント性が何を置いても素晴らしい。 “ジョーカー”により闇にまで深まったヒーローの黒い造型を丁寧に浮かび上がらせ、遂には白い光に転じさせてみせた。 一作目、二作目の両作を踏まえて描き出されたストーリーと顛末は、クリストファー・ノーランが導き出したこの世界観に合致したとても真っ当な「結論」だったと思う。まさに「THE DARK KNIGHT RISES」というタイトルに相応しい。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-12-31 00:57:02) |
73.《ネタバレ》 期待を裏切らない仕上がり。穴登りのくだりは、どうせ脱出できるに決まってる感があり、しらけてしまう。精神論でジャンプ力が変わるものだろうか…。 空飛ぶマシンとカッコいいバイクの火力が凄すぎる。ジョセフ君ステキ。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-22 13:29:01) |