68.《ネタバレ》 主人公が入れ替わる過程を描く前半は結構おもしろい いきなり香川照之扮する殺し屋の仕事のシーンで始まるのは衝撃的 その後も殺し屋がだんだんと役者になろうと奮闘するあたりまではかなりおもしろかった その後不可解な展開もあり失速 広末を含め役者陣はいいのに盛り上がらず 伝説の殺し屋が実は便利屋だったところまでいくとかなり設定が不満だ その時点でカタルシスがた落ち 殺し屋の香川照之が何故、殺し屋のままじゃいけなかったのか?アウトサイダーが普通の人になる話はアウトサイダーの職業が普通の人とのギャップが有れば有る程面白いはずだ 金の在処も超レアグッズだと言うならば見せ方が悪い 広末の一言で語られてもまったくピンとこない たとえば偶然にクリスティーズのカタログを見て驚くとかなっとくできるオチにするべきだ スピード感を重視したのかもしれないが説明的すぎる やっつけで終わらせた感がある 日本アカデミーの最優秀脚本賞とかありえない ラストも急に車に落ちていた写真を見て広末の元に駆けつけるなど不可解だ しかも堺雅人にも恋の予感とかめちゃ安易 あのまま香川は本物の役者で成功して酒井はたとえば伝説の詐欺師になるとか思いつかなかったのか? アカデミーが絡むとハラが立つ事が多い事を確認した一本だった 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-12-20 23:04:17) |
67.半沢直樹でブレイクした堺雅人と香川照之主演というこで観賞しました。私はあまり楽しめませんでした。どうしても堺雅人に感情移入して観てしまうんですが、この人物にあまり魅力がないのが原因かと思われます。ストーリーはちょっと荒唐無稽なところもありますが、良く出来てると思いますしテンポも悪くない。香川照之のキャラクターは魅力的だと思いますし、みなさんの高評価は納得できます。ただ、私には合わなかったみたいです。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2013-12-14 12:51:35) (良:1票) |
66.《ネタバレ》 文章で言えば「韻」にあたる「天丼」。笑いの基本なわけですが、この映画ではそれが効果的に何度も使われています。「天丼」がこれだけ使われるというのはそれだけ計算しつくされたシナリオだからこそなわけで、映画オリジナルでこれだけの脚本はそうそうあるもんじゃありません。役者陣もアクの強い主役二人がだからこその対比を見せていて、これくらいわかりやすい方が映画を楽しく観られるってもんです。そして広末。個人的にデビュー当時から(ルックスが)大好きなだけにこの映画での広末の魅力は(個人的に)最高でした。癖のある(しかしわかりやすい)ヒロインを上手く演じて主役二人を引き立たせるいい味を出していました。何よりこの映画の魅力は鑑賞後の幸福感。これにつきます。ちなみに僕は「ダメな方」の人間なのでかなり胸が痛い映画でもありました。出来る奴ってどんな状況でも出来る奴なんですよね、とほほ。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-12-09 01:26:16) |
65.何と言うか、品の良さ、趣味の良さのある映画と思いました。音楽は随所で使われるクラシック音楽が印象的ですが(とくにベートーヴェンの弦楽四重奏曲。元々あの曲が好きなもので...)、ところどころ映画「スティング」を連想させるようなフレーズもあります(つまりスコット・ジョプリン風と言うことですが)。品良く面白い映画という点では通じるものを感じました。 【えぴおう】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-11-21 15:19:06) |
64.私は「運命じゃない人」みたいな、資金がなくてもシナリオで勝負していた内田けんじが好きだった。俳優は当時有名じゃなかったが、皆、輝いていた。 だが、本作は冒頭から私の嫌いな広末涼子が登場しガッカリした。どうして彼女が起用されたのだろう。「おくりびと」もそうだが、広末の演技力、魅力が私には全く伝わってこない。 こんな始まりだから、どうなるかと心配だったが、堺雅人、香川照之が登場し、なんとか話に入り込むことはできた。二人は確かに魅力ある役者だと思う。 私は「半沢直樹」も「リーガル・ハイ」も観たことがないので、堺雅人は特に新鮮だった。 だが、この二人、テレビドラマもWОWОWの映画のCMも出っ放し、観る人は飽きないのだろうかと疑問に思ったりもする。 ところで本作の感想だが、いつもの内田ワールドは決して裏切ったりはしない。伏線、小道具、全てを散りばめて、それを一つ一つ拾っていき、最後に上手にまとめる。つまらない訳ではないが、面白いかと言われると正直2時間10分は長すぎたと思う。疲れた。 今回は、下手すると三谷幸喜のつまらない映画と同じレベルに成り下がるギリギリのラインだった。 まぁ、観て損はないと思うが、心に残るものはなかった。 評価は、オマケで6点ってとこ。 【クロエ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-11-20 19:41:04) |
63.堺、香川、広末の三人三様のおもしろさは抜群、特に前半のコメディぶりは良い。だが記憶を取り戻してからの後半の展開はどうもすっきりしない。一応サスペンスなのだろうが・・・。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-10-31 23:34:15) |
62.《ネタバレ》 僕はどうも香川さんという役者が苦手だッたんですが、この映画での彼は良かったです! これまでもう見飽きるようなブラックでワンパターンな演技ばかり見せられていた上に、『ゴールデン・スランバー』でも『半生直樹』でも堺雅人と対峙する役をやってきたので「また…?」みたいな気持ちもあったのですが、映画見てみたら、これまでとは違う香川さんを見られて「イイ役貰ったね~‼︎」と嬉しくなるほど良かったです。この作品は堺さん主演というより香川さんのために出来た映画と思えます。話は面白いし笑いもあり、これは友人知人に薦めたくなります。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-09-21 20:52:42) (良:1票) |
61.良く練られた脚本を体現する香川、広末、堺のアンサンブルが見事。記憶を失くしても気質は失くしていないコンドウがアパートの一室をごみ溜めから整理整頓された居住空間として、購入した本をしっかり読み込む。ノートに記された文字に「自力で着実に生きる」強烈な意志を感じました。健康で努力家な彼と仕事熱心の彼女の顛末に心地良さを味わえました。二人の引き立て役であった桜井演じる堺雅人特有の腑抜け感もいい塩梅でした。 |
60.気取った言い方をすれば、演技をする演技をするという困難さを全く感じさせない演技力の凄みを感じた。 この映画は対称性に彩られており、冒頭から首吊りに失敗した堺正人。頭から落ちて仰向けになるが、これは銭湯での香川照之の転び方と同じ体勢であることを指摘しておかねばなるまい。既にここに類似性が現れている。また、殺しを終えた香川照之が道路で渋滞に巻き込まれるシーン、ここでは映画の撮影が原因となっており、演技に出会うことが既に示唆されている。堺正人が銭湯に出かけるために階段を下るシーンではちょうど電車が左から右へ通り抜ける。これはラストに彼がアパートに帰るために階段を登るシーンでは逆に右から左へ電車が通り抜けている。また、キュイーンの装置を発動させてきたのはずっと堺正人の方で、銭湯で入れ替わった直後、スーパーで愛人を待ち合わせて工藤から逃れるシーン、殺すフリに広末涼子が登場してしまい、そこから逃げ出すシーン、と計三度出てくるが、全て引き起こしているのは堺正人である。演技をし続けている堺正人と、素に戻った香川照之の対照性は興味深い。 【Balrog】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-09-11 23:03:29) |
59.出演者もストーリー的も演出も、すべて楽しめた。僕はこういう映画が好きだったんだな。同じ監督の他の作品も続けて観ます。 【まさ】さん [DVD(邦画)] 10点(2013-09-09 15:57:46) |
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58.途中で笑えるところがあったりして最後まで楽しく見られた。 【ホットチョコレート】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-08 08:03:35) |
【しんしん】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-09-05 12:28:15) |
56.《ネタバレ》 「半沢直樹」対「大和田常務」の争いがここで始まっていたとは。脚本が良くできていて観ていて気持ちいい。観た後すぐに「アフタースクール」「運命じゃない人」借りにいきました。みんな良かった。ただ、結局人の性根は変わらないのであれば「桜井」はラストに猫娘とうまくいくかに見えても最終的には悲しい結末が待っているような気もします。この事件を通して「桜井」が成長したようには思えなかったので。 【ピチクン】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-09-03 15:49:05) |
55.《ネタバレ》 この映画の主役は香川照之ですね。広末涼子もこの映画ではとてもかわいらしく思えました。アフタースクールの常盤貴子他も含め、この監督さんは女優さんをきれいに撮ることのできる方ですね。 【pokobun】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-08-16 20:51:20) (良:1票) |
54.レビューの高得点を見て期待していたのだけれど、ちょっとハードルが上がり過ぎていたかなというところ。 最後まで楽しんで見れたけれど見終わった後の充実感は少なかったかな。 同じ監督の「ウィークエンドブルース」が大好きなので、どうしてもそれと比べてしまうと見劣りを感じてしまった。 【邦画好き】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-08-15 08:49:22) |
53.《ネタバレ》 ある意味有り勝ちな設定ですが、3人(+ヤクザ)がそれぞれいい味を出しており、特に伝説の殺し屋の記憶が戻るまではとても面白かったです。 内田監督だけに安心感と期待感を持って鑑賞しただけに、ラストの流れはやや期待外れ。 これからもハードル上げて見させていただきます。 【午の若丸】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-08-03 13:03:15) |
52.冒頭からいきなり面白いんだけど、後の話に繋がるぎりぎりの変人設定が絶妙でしたね。 あまりにも変人過ぎると感情移入が難しくなるけど、許せる範囲の異常さで良かった。 前半はちょっといい話にほんわかさせられて、シナリオの構成としては意外と普通なのかなと思ったけど、後半はきっちり騙されましたよ。 葬式でちょっと泣きそうになったり、人殺しとは結婚できないよなぁって心配したり、広末目線で楽しませてもらいました。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-07-30 12:14:21) |
51.銭湯での事故から始まるドタバタ劇はリアリティは置いておいて、とても面白かった。肩の力を抜いて鑑賞することができた。 【lalala】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-07-29 19:35:21) |
50.《ネタバレ》 冒頭の広末さんのヘンテコリン感と、香川さんの冷静沈着な殺し屋ぶりと、堺さんのダメダメ感に、俄然期待が高まります。 そして銭湯での入れ替わりから、お互いのライフスタイル!?をこなしていく過程が面白かったですね。 内田けんじ監督作品だけに、複雑さは覚悟の上で観始めたのですが、今作はまぁまぁ落ち着いて観られましたね。 香川さんの記憶が戻ってからはちょっとややこしいところもありましたけど。 これで三作品目でしたっけ? この作風はもはや内田印とも言えなくもないですが、どうしても伏線を回収しなくてはイケナイ種類の映画なのでちょっとしたセリフやカットが気になって仕方ありません。ネタバレしたあとも『あーっ!』ってよりは『やっぱりなっ!』って感じがしちゃって、もはや内田印が面白さへの足枷になりつつあるのかなとも思いました。 とはいえ緊張感がありつつも、ユーモラスでハートフルな作品作りは凄く好感がもてますけど。 ラストはアフタースクールに続いて、堺さんイイコト無しかと思ったら。。。 やわらかいエピローグにホッとしました。 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-07-17 22:15:07) |
49.内田けんじ監督だからという理由で見たので、捻った脚本を期待してしまい、ちょっと拍子抜けしてしまった。 また、この映画の香川照之はミスキャストではないかなあ。 芸達者すぎるというか、このコメディ映画に必要な「どこか間が抜けてる感」がない。 特に、エキストラのバイトのシーンでは、不慣れな仕事をしたときの挙動不審感がなくて笑えない。 「芸達者な香川照之に俳優バイトをやらせるところに面白さを感じさせよう」という意図が見えたけど、「それは楽屋落ちだろ」と思ってしまい、好きになれなかった。 でも、強引な脚本や設定をうまくコメディに昇華させる技法は、さすが内田けんじ監督。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-07-15 14:00:46) (良:1票) |