192.サンドラ・ブロックってセクシーさを売りにした女優というイメージがずっとあった(スピードの時のイメージ?)けど、年齢を重ねて演技力と美しさを兼ね備えたいい女優になってきたね。「幸せの隠れ場所」も良かったが、本作はほぼ会話劇のような構成で展開される作品で、CGによる効果もあろうが1時間半と短めにもかかわらず目が離せなかった。CGの効果は特筆ものである。これこそ何で公開時に映画館のスクリーンで観なかったんだろうと後悔しているくらいの美しく迫力のある映像が展開される。この映像だけでも一見の価値あり。好み45/50、演出10/15、脚本7/15、演技9/10、技術10/10、合計81/100→8/10点 【chachabone】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-02 23:15:51) (良:1票) |
191.《ネタバレ》 緊張感あふれていてなかなか良かったのですが、ISSからマットが離れて(落ちて)行くシーンだけは納得できず。 ロケット噴射が止まらないならともかく、あの状態で一度止まったものが崖から落ちる如く動き出すことはありえないでしょう。序盤のそれが気になってしまって、あとのシーンに集中できなかったのが残念。 【EOS】さん [DVD(吹替)] 6点(2015-06-02 11:47:31) (良:1票) |
190.《ネタバレ》 宇宙の怖さを感じる映画でした。 サンドラブロックのキツそうな演技が良かったです。 ちょうどいいテンポ、上映時間だったと思います。 主人公らのバックストーリーを少し掘り下げてもよかったかな~。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-06-01 00:58:01) |
189.過度な期待はしないほうがいいですが良作です。映像から伝わる宇宙空間の静けさ、息苦しさ、暗さに加え絶体絶命の危機的状況が観る者をぐっと引き込みます。映画館で観るべき映画です。出番が短いながらジョージクルーニーが死ぬほどかっこよすぎた。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-05-20 20:02:33) |
188.《ネタバレ》 3Dは好きなんだけど、引いたシーンでは人物が小人っぽくなるのが玉にキズだった。 この映画は小人チックにならないよう配慮したのか、普通のシーンでは3D効果を抑えて破壊シーンやピンチの時のみ効果を最大限活用する感じで良かった。 ストーリーはいつものハリウッド準拠、ただし早々と一人になってしまうところだけは意外だった。 ロマンス的なものもあるのかなと思ったので。 多少、力技的な展開かもしれないが超ウルトラ展開は無く、頭脳と運で危機を乗り越える話の組み立ては悪くない。 深いものは無いが軽薄でもなく、映像も迫力あったんでこの点数。 【たんたかたん】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-04-23 14:13:59) |
187.《ネタバレ》 無重力状態での物の動き方は不自然さを感じず見ていて非常におもしろかった。ただ、ロシアが衛星を爆破する点、ISSに取り付く時必要以上に速い速度まで加速した点等々、脚本に色々気になるところがあった。話も淡々と進んでゆき、「宇宙で災害にあったけどがんばって地球に帰りました」であっさり終わってしまうので、ストーリーを楽しむ映画では無いです。映画館で見ればもっと違った印象を受けたかもしれませんが、あまり高い点数は付けられません。 【丸に梅鉢】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-04-12 00:53:54) |
186.家で見たせいかいまいち乗り切れなかった。ストーリーにそれほど見どころがあるわけではないので映画館など迫力ある映像があって初めて成立する映画だと思う。 【miso】さん [インターネット(字幕)] 5点(2015-04-10 08:25:59) |
【mimi】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-04-08 18:27:32) |
184.《ネタバレ》 これは映画館で観るべき映画だと思います。圧倒的な映像美に圧倒されて粗なども目立たない、臨場感溢れる映像体験に感動出来るのでしょう。家庭で観た場合、残念ながらその感動も半減以下。チープな脚本と粗ばかりが目立ち残念な映画にしか思えませんでした。 【kirie】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-03-14 20:28:01) |
183.《ネタバレ》 息が詰まりまくった。余計なシーンがほとんどなくてよかった 【osamurai】さん [CS・衛星(吹替)] 7点(2015-03-03 00:06:22) |
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182.《ネタバレ》 映像はとてもすばらしい。ストーリーは単純ですが、登場人物の人生に思いを馳せると、余韻の残る映画です。娘を亡くして生きる意味を見失っていた博士でしたが、今後は新しい人生を生きてゆくことでしょう。ジョージ・クルーニーがかっこよすぎです。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-02-23 13:23:46) |
181.《ネタバレ》 女性宇宙飛行士ライアンが、宇宙災害から生還を果たす物語。無重力状態をほぼ完璧に再現した新撮影技術は実に天晴れ。視点がぐるぐる回る長回し撮影の末に保護帽の中に入る躍動的な演出も斬新で面白い。背景、構図、角度、美しく魅せる技量に長けている。ライアンは娘の死後、無信仰、仕事一筋で通してきた。人間関係も希薄で、同僚マットの出身地や目の色も知らない。船外活動中に、宇宙塵が衝突して船が損傷、彼女は衝撃で宇宙に放り出される。マットに捕獲され、駅まで到達するも、壁に衝突して飛ばされそうになり、かろうじて紐に捕まるが、二人では助からないと悟ったマットは「必ず生還しろ」と、自ら手を離す。漸く船に乗り込むも、燃料切。諦めた時マットの幻影が現れ、「娘は死んだ。最大の悲劇だ。だが、もう逃げるな。くよくよせず旅を楽しめ。生還して大地を踏みしめろ」と鼓舞する。死を覚悟した時、マットを思い出し、自らの命を犠牲にまでして助けてくれた気持ちを無駄にはできないと感じた瞬間、生への強い執着が芽生えたのだ。そして、仲間と娘の死を乗り越え、「結果はどうであれ、これは最高の旅」という境地に達し、生まれ変わっていく。それを、赤ん坊の声が聞こえたり、彼女が胎児の姿を取ったり、羊水に見立てた水中を泳いだりと、暗喩的に表現する。生還した彼女は、弱った筋肉で辛うじて自分の体重を支え、立ち上がり、大地を踏みしめる。重力が無ければ生命は生まれないのだ。尚、マットの毛深い男の落ちは、マルディグラ・ココナッツのことだろう。人ではなかったという話。残念な点。ライアンが避難命令にすぐに従わずに遅れたので宇宙塵に襲われ、マットが宇宙遊泳を楽しんでいたので燃料切れとなったが、こういう描写は不要で、二人に過失が無いように描くべきだ。過失があると、感情移入しにくい。早くからライアン一人しか居なくなるので、結論が見えてしまう。複数人居て、次々に脱落していく筋書の方が望ましい。マットは助けるべきだと思う。彼の犠牲があって生還出来たのでは寂しい。瀕死の彼を助けて無事生還出来れば最高の幕切れが迎えられただろう。宇宙塵に二度襲われるが、塵は爆発で加速しているので同じ軌道にならないと思う。時速8万㎞なら彼方に飛び去る。国際駅も中国駅も無人で、中国船が大気圏突入間際まで低高度になっていることの説明がない。無重力なのに髪が逆立たない。マックが超人的すぎる。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-02-11 22:42:54) |
180.《ネタバレ》 ベテランレビュワーさんが思った以上の高得点を付けられていて、ちょっとびっくり。 地元映画館で3D鑑賞したけど、映画館の設備によっても評価が変わると思う。IMAXや4DXの劇場だったら、飛んでくるビスや涙の粒に感動するだろう。だけど、そこまでリアルに表現するなら地球帰還の突入シーンはアレで納得いくのだろうか?大気圏に突入するには入射角度の計算は大変なはずだ。ボタンひとつでオケーなのか?ボタンが中国語だけなのに、オケーなのか??他の物体も沢山突入している中で無事に帰還したなら、他の物体も燃え尽きずにドカドカ落下して、地球上はもはやアルマゲドン状態だと思うけど。 地球や宇宙の映像美を見せる映画であるなら、十分美しさは伝わってきた。できればエド・ハリスもちゃんと登場して欲しかったと思うところです。 【ソフィーの洗濯物】さん [映画館(吹替)] 5点(2015-02-08 21:03:43) (良:1票) |
179.《ネタバレ》 字幕で観て、3D吹き替えでもう一度観ました。ここ何年か、こんなに息の詰まるような映画はなかった。サンドラ・ブロックはもちろん素晴らしかったけど、この映画のジョージ・クルーニーがすごく好きです。あとからまたキリストになってもどってくるところも大好き。「デモリションマン」の頃にはいかにもアメリカ娘といった感じで初々しかったサンドラ・ブロックが、こんなにも洗練された女優さんになったことに感無量。姿は見えなかったけれど、地上からのミッションコントロールの声がエド・ハリスというのも、「アポロ13」を思わせておしゃれだなあと思いました。こんなの映画じゃないという人もまわりにはいるけれど、わたしは新しい映画の登場だと思いました。 【はちかつぎひめ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2015-02-02 19:33:14) |
178.《ネタバレ》 みんながイイと言うものには、たいていケチつけたくもなるが、いやいや、これはイイ。ぶっちゃけ書いてしまおう。これは「出産」だ。ソユーズに着いて宇宙服を脱いだあの時の画を見てもわかるが、胎内の嬰児そのものじゃないか。それっぽく臍帯のような管が奥に浮遊しているし、円形ハッチが母性を感じさせる。最後地球に生還するんですけど、湖に着陸してハッチを開いたとき流れ込んでくる大量の水は、羊水。陸地に立ち上がり、重力を全身に浴び、歩き始める姿は、あかちゃんの産声。 産声「オギャー」はあかちゃんのどんな気持ちが発している言葉なのだろうか。言葉に訳すとなんだろう。映画でサンドラブロックは「thank you」って言ってた。 映画が終わって、当たり前のように呼吸をしている自分を自覚した。また、あたりまえのように重力を浴びて、垂直抗力による摩擦でシートに座っていられる自分を自覚した。映画館が明るくなったとき、立ち上がり、歩ける。これって喜びなんだなって自覚した。映画ラスト、カメラは地上から青空に向けられるが、何を映しているかというと、目に見えない「重力そのもの」を、画面いっぱいにとらえているのだ!!目に見えない「重力」を映像化することに成功!そしてすぐ暗転しタイトル「GRAVITY」 惜しむらくは邦題「ゼログラビティ」・・・。馬鹿かこれ決めたやつ。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-01-25 01:00:51) (良:2票) |
177.《ネタバレ》 無限に広がる無の海原、塵にも満たないようなちっぽけな人間が故郷に戻ることを願い、諦めずに足掻く。絶対無理だろこれ… これこそ生存率0%ですよ。生き永らえる事なんて出来るわけがない。頼もしい仲間は次々に死んでいく、頼もしいダンディーな男は彼女に勇気を与え、最後まで明るくふるまって点となって消えた、生を託して。 【ライトニングボルト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-01-08 15:00:55) |
176.《ネタバレ》 衛星軌道上では地球の引力と衛星の遠心力が釣り合った地点で無重力(ゼログラビティ)となるので衛星は常に時速何千キロもの高速で飛んでいる状態である。宇宙空間に投げ出された宇宙飛行士が元の衛星に帰れる可能性はゼロだと思われます。高速で走っている新幹線に飛び乗る様なものです。衛星軌道上でなければ有りえるとは思うが、その点だけ少し引っかかった。 90分毎に破片が飛んでくるのではなく、自分たちが90分で地球を1周し破片の漂っている中を通過するからなので、実際飛んでいるのは自分たちの方である。 無重力(ゼログラビティ)の空間を感じる事が出来れば、地球上全ての物が地球の重力(グラビティ)によって成り立っている事に気づくのだろうと思う。 【nishiken】さん [DVD(吹替)] 7点(2015-01-06 03:30:22) |
175.《ネタバレ》 映画はやっぱり2度、3度見てみるものらしい。この映画も、再見して感じた事は「もっと素直になるべきだった」という事だ。こんなに面白かったかな。 前に見た時よりもサスペンスとしての雰囲気を味わえたというか・・・というより、3Dよりも2Dで見た方が良いんじゃないかと思う。 3Dは画面の中に映る景色や人物がミニチュアみたいに感じられて違和感があった事だし。確かに目の前に迫る感覚や浮遊感を描くのには適している。だが、落下する時の表現は甘い。目の前に迫る感覚よりも、観客が「自分から離れていく」と感じる方が落下の恐怖やスリルがあるのではないだろうか。 落下物が真上から落ちてくるようなシチュエーションなら解るけど、登場人物が落ちていく場面で自分に迫ってきたら別の恐怖になってしまう。 宇宙ステーションから投げ出されていく彼女。通信という「命綱」が彼女に僅かな希望を残す。飛散するデブリ、上下の無い空間で姿勢を制御できない状況、そんな中でパニックと恐怖に支配されないでいられるのか。冷静に生還の緒を見つけられるのか。酸素が無くなり息絶えるというタイムリミットもある。ここら辺がリアルで凝っている。仲間が助けるか。それとも彼女自身が自力で生還するか。高速で飛び交うデブリをどう回避するのか。かすりでもすればそれだけでお陀仏だ。どうにかシャトルが見える状態が、いつ何も無い暗黒の世界へと変わるかも解らない恐怖。映画館ではまだ隣に人がいるけど、TVで独りになって見ればより彼女の孤独への恐怖を味わえるだろう。 ストーリーのちょっと荒っぽいところや設定の無茶も“慣れ”てしまったようだ。嬉しいやら哀しいやら。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-01-02 23:29:37) (良:1票) |
174.《ネタバレ》 全体的には可もなく不可もなくと言った感じだった。 宇宙で生存することがどれだけ困難を窮めるかということを普段認識させられないので、宇宙の持つ「冷たさ」を味わうことができた。 マットの持つ温かさはすごい。あれだけ短時間の間でも、彼が器が広く頼りがいのある男性だということを教えてくれる。てっきりマットとライアンの二人の物語だと思っていたので、マットの早めの死は意外だった。それだけ影響力のあるキャラクターなので、マットの生還が事実だと少しでも思ってしまった部分があった。 ひとりの女性ライアンの心の成長、つまり忘れかけていた「地球上で生きる喜び」を噛みしめること、を描いた物語とも言えるが、なかなか彼女に感情移入する素材が少なかったことが残念だった。ISSなどが簡単に破壊され続けられるのもややリアリティに欠ける。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-01-01 05:27:22) (良:1票) |
173.この映画は可能な限り森羅万象を模倣して創った記念碑的な作品だ!! 「GRAVITY」が素晴らしい点は大きく分けて2つある。 まずは圧倒的な「映像美」。 徹底的な写実描写が有無を言わせぬリアリティを生み、観ている者を宇宙空間に引きずり込む。 本物はそれだけである種の神秘性を内包するが、それに近い感覚を喚起されるほど作り込まれた世界は圧巻である。 つぎに「普遍的」なストーリーとメッセージ性。 国家、人種、宗教が違えどこの映画は誰しもが楽しめる。 なぜならば襲いかかる脅威は自然現象であり(きっかけは人間だが)そこに善悪は無く敵が不在だからだ。 当然だがどこに住もうが規模の大小問わず生命を脅かす物理現象は偶発的に発生してしばし人間を苦しめる。 大切なのはその現象に対してどう人間として振舞うのかである。 この映画の素晴らしい所はそれを明示していることである。 すなわち人間が人間たるゆえんは、理性をもって思考することだと。 これを放棄し本能に流されるままの人間にはなるなと訴えているのだ。 まだ未見の人はぜひ劇場で観賞してほしい。この映画に限らず宇宙を題材にしている映画は劇場の暗くて広い環境が最適なのである。説明は不要だろう、百聞は一見にしかず。 映画史に名を刻むに恥じぬ「GRAVITY」観て損は無しと保証する。 【クロちゃん】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-12-31 18:08:18) |