438.《ネタバレ》 もう10回以上劇場で見たが未だに発見があります。10年以上前までは最初の猿人時代の描写に興味が持てず散漫に見ていたのですが、今回は引きこまれました。彼らの行動が今の私達と大きな違いはないーのだなと。ただ未来である『2001年』は猿人時代とは違いは黒い物体が何かを分析でき、追求できたーのだと。HALとのやり取りには今回もハラハラ。カットでの星々とモノリスとのプリミティブな組合せからのダグラス・トランブルのCGは毎回感動します。最後のボウマン船長の生活は見る度に解釈が変わるのですが「木星」に着陸し木星にいる「知的生物」に「地球のヒトという種の生物」として飼われているのを表しているのかなぁ....とか思ったりしました。文句なしの10点。これからも見続けたいし劇場でやっていれば足を伸ばすつもりです。 【reitengo】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-05-20 15:53:26) (良:1票) |
437.《ネタバレ》 ちゃんとした回答のない、観た人間それぞれの感性にそれは委ねられるという芸術性を得ることが出来た恐らく最初の映画ではないだろうか。ピカソの「ゲルニカ」がその難解さゆえに人々に記憶されるように、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」がその深淵さゆえに忘れられない印象を残すように、この映画もその多様な解釈のゆえに恐らくこれからも永遠に人々の記憶に残るだろう。映画を芸術にまで高めた天才・キューブリックのエポックメイキングな傑作。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-04-10 12:45:37) |
436.《ネタバレ》 小説を読んでからこの映画に入ったのだが、やっぱり理解はできないものです。圧倒的な映像と、音楽、そう、神秘的な自然現象を見た後に抱く、感動と、畏怖、なんかそんなような言葉になら無い感覚を与えられた、いや、共有したような不思議な感覚がいつも残るのです。 【min】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-02-24 21:04:40) |
435.本作は私たちの世代には観たくても観られない“幻の映画”だった時期が長かったのです。封切時に観た友人がいて、彼の持っていたテアトル東京の名が入ったプログラムが宝物みたいでとても羨ましかったものです。ぴあの『もあテン』がきっかけになって再上映を求める運動が起きたことは今や伝説ですが、ついにリバイバルされたときはもちろんテアトル東京に駆けつけました。 最初の20分はセリフがまったくなくて(そりゃ猿人しか出てこないんだから当然ですよね)、この映画まさか全篇セリフがないんじゃないかとちょっと心配になりました。そして上映終了、場内が明るくなると満員の観客の8割が首をひねって「訳わからん」という表情だったのを鮮明に憶えています。でも不思議なんですけど、初見の時からこの作品を難解だと思ったことは一度もないんです。何と言うか、キューブリックのイマジネーションが、自分が何となく宇宙や地球外知的生命体そして神について感じていたことにひとつの解答を与えてくれたような気がしたからでしょう。 映画史には、その作品が登場したことによって映画の概念を変えてしまったオーパーツのような特別な映画がありますが、『2001年宇宙の旅』はその筆頭でしょう。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-02-11 22:15:16) (良:2票) |
434.《ネタバレ》 前回途中寝てしまったので再鑑賞、今回も寝てしまったが、2回に分けて鑑賞、以前との違いは私自身がここ数年でクラシック音楽にハマっており音楽だけでも楽しめた、ただ正直なところ面白い否かで聞かれると、ストーリはある様でないいに等しく、よくわからんのでそれほど面白くないと言わざるを得ない、ただ記憶に残る作品です。私が生まれる前の作品なので、表現のショボさを感じるかと思いましたが、全くそんなことは無くすばらしいSF映像でした、いまだに語られる作品であり、これほど芸術性に偏った作品は、現在では企画段階でボツになってしまうと思われますので、そいった意味でも貴重で一度は観てみる価値があるのではないでしょうかね? 【ないとれいん】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-01-27 13:44:44) |
433.マイベストムービー。あらゆる映画の金字塔だと思っています。 劇場で見て更にこの映画の偉大さが分かりました。ここまでの映像を作り上げるのに裏にどれだけの苦労があったのだろうかと、ただただ圧倒されました。 誤解を恐れずに言えばこの映画にストーリーは必要ないです。ストーリーを超越した強烈な映像体験でした。 一つだけ例に挙げると、ディスカバリー号からスペースポッドが発進して、ゆっくりとターンしてディスカバリー号の操縦席の窓にポッドのライトが当たる。ただそれだけのシーンでも「本当に実物大の物を作ったんじゃないか?」と思わせるだけのリアリズムにあふれていました。 これは劇場で見ないと分かりません。ブルーレイを大型液晶テレビで見たけど、劇場で受けた衝撃は再現できませんでした。また劇場で見たいです。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 10点(2013-01-19 23:40:14) (良:1票) |
432.素晴らしい映像体験でした。68年時点でこれだけの映像を作ってしまうキューブリック監督は天才としか言いようがないですね。 【キリン】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-12-23 01:09:40) |
431.映像の迫力には圧倒されるが、ストーリーが難解すぎる。 まるで、ピカソの絵。 初見では、「進化」「神秘の力」「人間を超えた存在」「壮大で荘厳な世界」というようなイメージは感じた。 でもそれは、点として認識するだけで、線として理論的に整理することができなかった。 解説やキューブリック自身の言葉を知り、そのあと観直して、ようやくそのイメージは一つの線になって有機的につながった。 映画というより、音楽や絵画に近いようなアート。 ストーリーが理解できないと気持ち悪い向きには、こういう芸術的、感覚的作品はきつい。 ただ、場面場面の映像は、インパクトがあるので心に残る。 1968年にこの映画を作ったというのは驚異的。 でも、自分が求めている映画ではなかった。 何度か観直すことが前提で作られたような作品は、性に合わない。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-12-19 20:05:42) |
430.SFロマンに溢れていながら、精巧に作られた映像のおかげで、【ドキュメント】として感じながら楽しめました。 キューブリックの映像への執念に感謝しています。 【エウロパ】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-12-13 19:48:34) |
429.観ているこちらも無重力でキューブリックの脳内を漂っているような。猿と石碑。生と死。何かの暗喩なのかもしれない記号が飛び交うけど、それらの解釈は私の手には負えない。ただもう圧倒的な映像と荘厳な音楽に口が開きっぱなしで口腔内が乾くし、それに眠い。宇宙船の内部、それはそれはもう天井から床、椅子、スイッチ一つに至るまで目が潰れそうなまでにスタイリッシュで、点数すべてはこの美術に捧げるものであります。 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-11-08 01:02:46) (良:1票) |
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428.壮大なスペースオペラという表現がぴたりの作品だが、入るべきナレーションをカットし、 絵だけを見せた本作の作りでは、難解なストーリーを把握するのはとても無理。 演出、映像、美術、音楽については、ほぼ満点といっても文句の出ないところだと思うが、 特に映像と美術に関しては出色の出来映えで、宇宙船内部の細かいディテールなどは、 何度観ても飽きない。映画としてどうなの?と聞かれると、う~んと首を捻るしかないけど、 映画を鑑賞しているというよりは、素晴らしい絵画や美術品を眺めているような感じ。 そういった感覚で鑑賞するのがベストな作品なのかな、と。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-07-15 03:17:32) |
427.宇宙ステーションシャトルのバックに“美しく青きドナウ”のセンスは凄すぎる。 大画面で観たい、映画館で観るべき映画。 【わさび】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-07-07 15:36:44) |
426.美術の大勝利だ。10年ぶり以上になる2度目の鑑賞だけど、やはりラスト15分の解釈がまだできない。哲学的な作品だなあ。芸術は難解なものだ。凡人には容易に理解できないもの。だから素晴らしい有難いと祭り上げられてるにしても。 68年、うーん今から50年前の作品かあ。驚異だね。 【タッチッチ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-06-13 14:48:49) |
425.これはもう単純に映像を撮りたかっただけでしょう。 あと音楽かな。あの映像にこの音楽を載せたかっただけ。 どんな映画でもそれなりに楽しみを見いだせる自分ですがこの映画は無理です。 何度この素敵な映像と音楽に没頭しようとしたか。 しかしやはり映像と音楽だけでは2時間以上もたせることは不可能でした。 少しでも内容があれば良かったんですけどね。 まぁこれを理解出来る人は映画通なんでしょうね。 自分は理解出来ない人間で結構です。 と、ここまで書いておいてなんなんですが また見て感想変わるかもしれない映画ではあります。 もしかしてもう一回みたら10点とかになる可能性を秘めた映画ではあると思います。 2/4追記:時間が経つにつれ、また見ようかなと思うようになって来た… これは一体+1点 8/6追記:あれ、またなんか見たくなった。というか見た。2点じゃ少ないな+1 追記:あれから数年が経ち何度か見ましたが、映画を見ている時以上に、頭の中でストーリーを考えたり思いかえしたり、知り合いと話したりして楽しんでいる自分がいます。 なので点数大幅に変更したいと思います。 しかしながら、やはり映画は映画の中だけで理解させるべきという考えは変わらず。 考察サイトや、その他著書などを見て理解というのは映画単品の評価とは別物だと思います。 【非映画人】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-06-04 14:08:31) |
424.《ネタバレ》 夜中ひとりで見てたら、どんなホラーより怖い。子供のときどこか遠いところに連れ去られることはとてつもない恐怖だった。それを味わえる。 【わんたん】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-05-11 00:52:12) |
423.《ネタバレ》 この作品、初見のときは、やはりおおかたの方が語っておられる通り、ラストシーンがさっぱりわけがわかりませんでした。 しかし、原作を読むと、これがすんなり理解できるんです。あの“モノリス”は、進化を促進するものなんですよね。ただ、映画では、ラストのスペースチャイルドが、人類の進化型であることが描かれていないので、ちょっとその辺が難解すぎる結末になってます。その辺が残念。 ただ、ボーマンとハルの攻防はすごいですね。さすがキューブリックです。そこに1点プラス。 【love】さん [映画館(吹替)] 7点(2012-05-09 09:00:33) |
422.《ネタバレ》 私みたいな凡人には難しくて解りません。 難解な映画でも気になって解らない部分を自分で調べてみたり、理解し得た人の解説を見て成る程納得・・・みたいな映画もありますが、この作品に関しては解らなくても別に構わないって感じの映画です。 賢い人達にとっちゃ映画談議に花咲かせる作品なのかも知れませんが・・・ 私にとっては何度でも観れる映画ではなく、何度でも眠れる(小学生の頃の初見から、四度目にして、やっと最後まで鑑賞)睡眠薬のような映画です。 制作年度を考えれば、確かに映像は凄いと思います・・・が、はっきり言ってつまらないです。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(字幕)] 3点(2012-04-29 15:12:40) (良:1票) |
421.《ネタバレ》 映像は確かに40年以上前の映画とは思えないほど素晴らしいし何だかとてつもないメッセージが含まれているような感じがする。しかしそのメッセージが「何なのか」、私にはよく分からなかった。一部の洞察が鋭い方を除けば、大半の人がこの映画が伝えんとすることがよく分からないまま終わってしまうと思う。まるで攻略本を買わないと絶対にクリアできないTVゲームをさせられている感じ。分かる人には分かればいい。分からなければそれは洞察が足りないだけ。そんな製作者側の横暴な考えが見えるかのよう。本当に宇宙に行っているかのような気分にさせてくれる映像に対してこの点数です。 【mickey】さん [DVD(字幕)] 4点(2012-04-04 19:15:12) |
420.《ネタバレ》 2回目の鑑賞。何となく分かりそうだがやはり分からない。鑑賞後、「映画の見方がわかる本」の解説を見たら、キューブリック監督が伝えようとしたことはわかりましたが、それによってわかったような気分にはなれない。また次に観る時があれば、いろいろ考えを巡らせてみたいとは思ったが、いくらなんでもわかりにくし過ぎである。解説書を見なければたぶん一生理解できない映画であろう。そういう意味で、いろんな解釈を生み出したのは評価に値するだろう。そして、当時にしては、全く安っぽく見えない映像と見事にマッチしたクラシック音楽は本当に素晴らしいと思う。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-31 23:59:33) |
419.《ネタバレ》 宇宙という人間の創造やロマンの頂点を、美しくかつ綺麗に描いた良作。 音楽がここまで印象的にかつ効果的に使われる映画はないと思う。 当時考えた『未来』が本当に幻想的に表現されている。 スターチャイルドなど、ラストシーンは一般的には難解なものになると感じるが、ああいった締めくくりこそキューブリックの芸術映画なのだと思う。 【バトルコサック】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-20 09:20:10) |