27.この作品結構好きです。カラーとモノクロのメリハリきいてて、ストーリーもわかりやすいし、なかなか良かった。トビー・マグワイアの7:3分けの髪が昔クサくていい。 【パンプキンパイ】さん 8点(2003-10-20 22:57:26) |
26.けっこ~雰囲気が好きだったりします。モノクロとカラーのかけ引きが巧みである。 【西川家】さん 6点(2003-10-15 15:55:05) |
25. 原題“Pleasantville”をこの邦題にしたのは、巧いのかもしれない.時代の流れとともに、以前はタブーになっていたことがずいぶん開かれ清濁併せ呑む価値観にゆっくりと変わってきているのだと、「価値観の多様化」などと一言で括ると簡単に通り過ぎてしまいがちなことを、この映画で真剣に実感してしまった.そして T. マグワイアは観る側に不思議に安定感を与える人で、この魅力がキャラを立たせていて、適役だったと思う. 【シャリファ】さん 8点(2003-10-13 01:07:16) (良:1票) |
24.うむ!非常に知的で刺激的な現代寓話ですね。ハリウッドって何だかんだいってこういう奇想天外なアイデアをきちんと映画化しちゃうんだから、侮れん。あのモノクロのプレザントヴィルってところはまるで絵に描いたような「古き良きアメリカ」だけど、実はそれって白人(特に、いわゆるワスプ)にとってのものなんですよね(本来マーガレットの彼氏になるはずの、いかにもな白人の名前が「ホワイティ」というのが象徴的)。あそこには有色人種はいないし(後半で色のついた人々を「カラード」と呼んでいたのには笑った)、多分ゲイとかもいないはず(というか存在が無視されている)。そう考えると、後半街のカラー化を阻止しようとする人たちっていうのはアメリカの保守層(ゲイや有色人種、あるいは多様な文化を嫌う人々っていう意味での)の象徴なんじゃないかな。ま、色んな解釈・深読みが出来ると思うんですけどね。個人的には「ただ過去を懐かしむんじゃなくって、現在と未来を肯定していこうよ」っていうメッセージが込められている気がして、そういう意味では「クレヨンしんちゃん・モーレツオトナ帝国の逆襲」に通じるものがあるんじゃないか、と思ったりもしました(ただし「モーレツ~」は「決して良い事ばかりじゃないけど、それでも俺たちは生きていくんだ」という「苦味を伴った意思」があったのに対し、この作品はちょっと楽観的過ぎるかなっていう気もしますが)。それにしても、この作品を「ファミリー映画特集」にこそっと紛れ込ませたBS-NHKの映画担当の人は良いセンスしてるなー(BS-NHKでの映画のセレクトに関しては【おばちゃん】さんが「マーズアタック!」のところでも指摘されてますけど、ひょっとして同じ人なのかな?)。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-10-11 19:53:27) |
【桃子】さん 7点(2003-09-24 19:08:59) |
【パキサン】さん 10点(2003-08-06 01:31:50) |
21.コメディののりで見ていたらやられた!変われる自分でありたいけれども、変われない人々が抱く無知・恐怖心も理解出来る。 |
20.モノクロのままのトビーに、妹(だっけ?)が言った台詞。そのとおりかもしれない。私は果たしてカラーになれるだろうか。 【ひなた】さん 8点(2003-06-28 01:37:41) |
19.「この映画はとても教訓的な映画で、考えさせられることも多いんだが…実に危険な意味を孕んでいると思うんだよな。この映画はちょっとした矛盾を抱えてしまっている。この映画の主張を簡単に言うと、「自分の殻に閉じこもらずどんどん新しいことをしろ!頑固になるな!柔軟な人間であれ!」ってことじゃん。んで、カラー人達はそういった主張を、頑固で分からず屋のモノクロ人に対して押し付けるのね。あれー、ちょっと待てよ。この構図はおかしくないか?だって「頑固になるな!」という主張を頑固に掲げているんだぜ?矛盾してるよなぁ?大体さぁ、なに勝手に人の家に土足で入り込んで部屋を荒らしまわった挙句に、言いたい放題やってるワケ?「郷に入らば郷に従え」が示すように、モノクロの世界にはモノクロのルールがあるんだよ。市長をはじめとするオジサン達はその世界を守ろうとしただけなのに、何であんな目に会わなけりゃいけないんだろう。彼らが可哀想過ぎる」 という意見ももっともだと思うし、俺みたいにこの映画が大好きな人間もいる。それでいいじゃないか。本当の「柔軟さ」っていうのは、自分の意見を持ちつつ、相手の意見も認めることだと思う。だからね、もうそんな小難しいことは考えずに、この映画をモノクロテレビで見たらどうなるかを想像して遊んでりゃいいんです。 【コバ香具師】さん 10点(2003-06-27 22:39:58) (笑:3票) |
18.ラストちょい前で、ジョンアレン演じるママが、夫らとしみじみ人生を語るシーンが良かった。ほんとに何が起こるか分からないのが人生。でもだからこそ面白いし、希望も持てるんですよね。 【あい】さん 8点(2003-04-19 00:43:09) |
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17.トビーは最初はマヌケなキャラクター。最近の作品での透明感を期待して見ると、「アレレ?」ってなっちゃうかも。でもフシギな電気屋さんの老人が出てきてテレビの中の世界に行っちゃってからは、だんだん「男前」になっていきます。ノスタルジーと、でも「周りがどうであれ自分は自分」という新しいメッセージの混ざり具合がほどよくて、キャストもGOOD。トビーってあんまり現代的な容姿ではないから、彼の起用もピッタリ、という感じでした。シナリオをよく思い出してみると案外りくつっぽいとこなきにしもあらずですが、演出がナチュラルで、すごく楽しく見ることが出来ました。 【おばちゃん】さん 8点(2003-03-21 01:26:03) |
16.画面を一つのお話の内容だけでなく、映像としての美しさも伝わってくる変わった映画でした。途中白黒を使って昔を邂逅したり、白黒の中に赤を交えて目立たせたり、というような映画は今までに結構ありましたが、ストーリーにもろに色が関係してるというのをここまで徹底してやったのは初の試みとも言えるのではないでしょうか(他にあったらごめんなさい)。いつもと違う感覚で映画を観ることが出来てなかなか面白い作品だと思います。ただ、一発ものだけにもっと脚本にかける時間を捻出するとか、今後こういう作品を作ると全部二番煎じになってしまうだけにもっとうまくまとめて欲しかったのは少し残念。 【恥部@研】さん 7点(2002-12-10 10:29:39) (良:2票) |
15.何も考えずに観ると何だったんだろうと思うし、ちゃんと観るとだからどうしたという風になると思います。演出事態は悪くなくすんなりいくといっていいところだと思うがあのジーサンは何者でリモコンは何というところがある。神の使者とか人生の導き手のような感じもするがやはりただのじいさんとしか見えない。かなり前に観た映画なのであまりたいした感想がかけなく残念。だが僕にとってこの映画は観ても観なくてもたいした影響力を持っているわけでもないので別にイーかと思う。 【K造】さん 3点(2002-03-15 15:11:04) |
14.<ネタバレあります>神に創造されしアダムとイブはエデンの園で何の苦もなく生活していましたが、蛇にそそのかされ禁断の果実(旧約聖書中にはリンゴという記載は無いが、それを強調するかのように、ラストにフィオナ・アップルが流れる)を口にしたとたん、自らが裸であることを恥じ、愛することを知った反面、神からは出産及び労働等に伴う苦痛と苦悩を授けられ追放されてしまいました・・・というテーマを50年代米連続テレビドラマに置き換えた話、という点では逆のコンセプトを持つ「カイロの紫のバラ」というよりも同年に製作された「トゥルーマン・ショー」により近い作品か。しかし、例えば裁判後に世界が一斉にカラーになるシーンとかでも素直に「美しい」と感動できなかったのは、そりゃ、聖俗あっての人生だけど、聖なるものがあまりに希薄な昨今、ちょっと押し付けがましいというか、貧乏人の家にズカズカと上がりこんで美酒美食を振舞って悦に浸っている人に感じるような違和感を持ったというか・・・。ウイリアム・H・メイシーを筆頭に俳優陣は頑張ってるし、映像、美術、ランディ・ニューマンによる音楽等、評価すべき要素は多いんですけどね。 【ダイ】さん 7点(2002-01-31 19:19:36) |
13.良かったと思う。おもしろかった。世界が灰色に見えるとか、輝いて見えるとか、そんな感覚をファンタジーで見事にみせてくれて、僕は大満足。そして、人間には、今のままでいたいという思いと、変わりたいという思いが両方混在しているということ。松本大洋の「鉄コン筋クリート」もそうだけど、みんな必死にバランスとって生きてるんだよね。 【鉄コン筋クリ】さん 8点(2001-10-30 00:55:09) |
12.(ちょっとネタバレ) 「性の悦び」を知ると色が着くのかと思ったら(リース・ウィザースプーンのキャスティングもそう思わせるから巧い!)、実は本当の自分を知ったり、さらけ出したりすることで色が着くっていう展開は、後半にきていい意味で裏切られました(確かに最も自分をさらけ出せるのはその時ですが…)。ベタと言えばベタな表現方法だけど、デジタル処理されたモノクロとカラーの対比はすごく良くできているし美しい(最初はモノクロに着色の予定だったのがカラーのモノクロ転換で通したそうです)。しかしファンタジーとして完結させるのなら、私はウィザースプーンにはこちらに戻ってきてもらって努力して欲しかったと思います。総合評価で7点献上。 【sayzin】さん 7点(2001-10-28 17:13:23) (良:1票) |
11.自分の殻を破るごとに少しずつ色づいていく景色。「ベルリン・天使の詩」でも同じような手法がとられていたが、さすがにデジタル処理の色彩は鮮やか。 【向日葵】さん 6点(2001-07-26 13:09:11) |
10.ちょっと苦しい設定やら展開やらもあったけど意外と面白かったです。発想がいいですよね、新鮮な感じがしました。 【雪うさぎ】さん 7点(2001-07-25 22:35:10) |
9.久しぶりに出会った傑作。 監督・美術・トビーが実に上手く作り上げてる映画。色の変化だけじゃなく、カメラワークも、古い映画そのものを見てるようなものから、新しい感覚のものまで上手く織り交ぜて構成されてるなーっと感じました。ほんとにいい映画に出会えて幸せでした。 -1点は「ショーシャンク」にそっくりなシーンを見つけたので。惜しい! 【wood】さん 9点(2001-06-29 23:15:00) |
8.文句の付けようがないほど面白かった。変える事の難しさを感じた。 【ぴえろ】さん 10点(2001-05-12 12:00:17) |