11.視聴者まで老婆がほんとに居たのか、居なかったのか分からなくさせる見せ方が上手い。何かの陰謀にするにしてはその理由が見えないし、乗客の誰かが見たという確証も取れない。彼女が見た幻覚だったのだろうか・・・と疑ってみてしまうのも仕方ない。乗客の嘘をつく理由がそれぞれ個性があるのが良かった。まあ逆に言えば、買収された人以外が嘘をつくのは偶然の産物なんだけど。でも見ている時はそれを感じさせないくらい上手く出来てた。物語が核心に迫ってくると話が飛躍的に大きくなるのもヒッチコックらしいといえばヒッチコックらしいか。 【智】さん 8点(2003-12-04 23:15:32) (良:1票) |
10. 「シベリア超特急」は脱線だらけで危険ですが、「バルカン超特急」は安心して乗車(鑑賞)できます。 【STYX21】さん 8点(2003-11-13 06:14:33) |
9.さすがはヒッチコック!最初から最後までドキドキ、そしてなんかたのしくもあり、紅茶の袋、曇った窓まど小道具を効果的に使っている。さすが。 【fujico】さん 8点(2003-10-06 17:33:34) |
8.《ネタバレ》 窓の文字や紅茶のパックなどの細かい演出や、洗練されててユーモラスな台詞が小気味いいですね(冒頭から出てくる二人の英国人はてっきり戦争の話をしてるんだと思ってました)。途中からヒロインの味方になる作曲家もシャレた感じがかっこよかった。でも、実はスパイだったっていうのと、英国人がみんないい人みたいになるのがちょっとひっかかったんですけど・・・1938年という時代のせいでしょうか。確かもうファシズムは台頭してたと思うし。ともあれ、改めてじっくり見直したい作品のひとつです。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-08-17 19:22:14) |
7.《ネタバレ》 これはヒッチの最高傑作。マイベストです。「めまい」も「サイコ」も「白い恐怖」も、「ごめんなさい」して退散しちゃいます。昔中学生の頃、英語の授業の副読本でイギリス民話を読んだのですが、それがネタ的には本作と一緒で、「お父さんが消えて、周りの人は、みんなそんな人は初めから存在しないって言われてあわてふためく少女(少年)」っていう話。ものすごく印象に残っていて、だから特別に好きなのかも。これは「飯抜いてでも見ろ」って作品のひとつです。 |
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6.消えた謎の女。スパイ。暗号。浮かび上がる文字。政府絡みの陰謀・・・などなど、ワクワクする要素がたっぷり詰め込まれた列車サスペンスの傑作! 【李将龍】さん 10点(2003-06-10 01:23:02) |
【見太郎】さん 7点(2003-04-15 22:43:27) |
4.設定が大陸横断列車という大仕立てなので、スリラーというよりもどたばた喜劇的な展開はまあしょうがないかな。いきなり素人乗客対軍隊の銃撃戦が始まってしまったりして、ヒッチコックにしてはちょっと粗ッぽすぎる感じがした。一緒にいたおばさんが主人公が寝ている間に消失、同じ座席の乗客はそんな人はいなかったという、あたりは先行きを期待させたのだけども。窓に手で書いた名前が彼女の存在の証拠になるのは今では良く使われるけど、これがオリジナルなのでしょうか。しかし主人公の女優は、60年以上前なのにあまりにも現代的で垢抜けた美人でしたね。 【キムリン】さん 6点(2003-02-06 22:41:41) |
3.ヒッチコック監督の未見の作品を見たくてレンタルしました。走る列車内で突然「消えた女」。彼女を必死に探す主人公。隣に座っていた乗客も誰もが彼女を見た事も無いと言う。半世紀以上前の映画とあって確かに古さは否めませんし誰の視点で進めているのか戸惑いもしましたが、逆に言えば監督の演出の緻密さでしょうか。ヒッチコック監督の伏線の張り方、サスペンスの盛り上げ方は今見ても素晴らしい。 【このは】さん 8点(2002-04-13 22:54:06) |
2.アメリカデビュー作「レベッカ」でいきなりアカデミー賞を獲得した1940年(但し監督賞は取っていない。ヒッチコックは一生“監督”ではオスカーには縁が無かった)。その2年前にイギリスで作られた作品で、スリラーではない作品では傑作の部類に入るであろう。物語の始まりは何をやってるのか理解できないシーンが幾つかあるかもしれないが、終盤への盛り上がりと演出の妙に唸らされる。但し、むちゃ古いのでその分を差し引いて見ることを忘れないように・・・ 【イマジン】さん 7点(2001-02-03 11:24:13) |
1.ヒッチコックの筋を追っていく活劇スタイルでは最高。そんな古さかんじなかったけど。鉄道のシーンは別格。 【プリン】さん 10点(2000-11-21 11:07:50) |