118.何かを手にすると何かを手放す、ということを露骨に描いた本作。思ってたよりも重くない映画で、長尺の割りには楽に見ることが出来ました。どんどん横暴に、そして孤独になるアル・パチーノの演技は見物です。 【みどりいろ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-31 15:01:32) |
117.《ネタバレ》 3時間近い長尺なので、観るのに勇気がいるが、一度観始めたらやめられない。4文字言葉を口汚く罵りながら、誰彼構わず刃向かい、邪魔立てする奴らは皆殺し。のし上がるためなら手段を選ばない、狂犬のような男トニー・モンタナ。しかし、彼が命を狙われるきっかけとなったのは、「女子供は殺らない」という、最も人間的な感情だった。妹への近親相姦的な愛情も、破滅へと拍車をかける。全てを手に入れたが故に全てを失ってしまう男の哀しみが全編に漲っている。ラストのアクション・シークエンスは最早伝説だろう。屋敷に次々と送り込まれる刺客たちをグレネード・ランチャーで吹き飛ばし、マシンガンを乱射しながら、何十発もの銃弾を身体に浴びる。血まみれになりながらも、「まだ生きてるぞ!」と喚き散らすパチーノの熱演に拍手。男なら一度は憧れる、破滅の美学。究極のギャング映画。 【フライボーイ】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2007-07-27 09:33:05) |
【なますて】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-25 13:29:56) |
115.確かに荒い。構成も長い。あつくるしい?そんなことどうでもよくなるくらい、パチーノが強烈な生き様をハイテンションで魅せてくれる。男の映画。見終わった後いつも、「人間とは幸せとはなんなのだろう」と若干高尚な気持ちになります。 【460】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-07-24 00:43:29) |
114.大好き。 アルパチーノ、キレすぎ。 怒る演技が日本一うまい俳優、アルパチーノ。 彼は本当に怒りっぱなしだ 【STEVE-O】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2007-07-10 08:56:10) |
113.会話がとにかくおもしろい。かけひきやらはったりやら。多少長いけどじっくり観れる映画だった。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-12 02:51:56) |
112.《ネタバレ》 まあ、長い割には結構飽きずに見れたところは評価できます。が、いかんせん先が読めてしまった・・・まさかここまで予想通りに動いてくれるとは(笑) 壮絶なる終期の銃撃戦は見ものだと思います。 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-11 00:50:35) |
111.《ネタバレ》 どうしても間延びした印象は否めませんが、狂犬モンタナの存在感の前では全て帳消し。「Okey!」連発のラストはもう凄過ぎる。あんた本当にアホや(褒め言葉)。そういやアル・パチーノって『ゴッドファーザーPARTII』でも寝室を襲撃されてましたね。自宅の防衛力が弱い男だなぁ(?)。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-02-28 23:52:49) |
110.長い。私はどんな映画でも長さをあまり感じませんでしたが、これは 本当に長くて疲れました。暴力シーンの描き方が醜いし、言葉使いが 汚すぎ。同じマフィア映画でも「ゴッドファーザー」とは段違い。 観る人を選ぶ映画ですね。 【エラリイ】さん [DVD(字幕)] 2点(2007-01-31 18:00:11) |
109.イマイチかな..期待してたのに..細かい演出は良かったが、後半辺りが少しリアリティに欠ける.. ハッタリと度胸だけで、伸し上がるのはイイが..頭も良くないとね~.. 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-01-29 12:23:09) |
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108.《ネタバレ》 (2007年観賞時)170分の長さが気になってたんだけど、多少飽きたが結構楽しめた。一人の男の成り上がり、そして陥落っぷりが凄まじかった。そして最後のアクションとトニー・モンタナの最期は見ごたえ十分。アル・パチーノの演技がとても良かった。サウンドも良かった 今また観たくなって観たが、このトニー・モンタナかっこよすぎる。死ぬような状況でもボス相手でも折れない超強気な姿勢で麻薬王になってそこからやりすぎたり自信過剰になったり自堕落して、最後は一人で圧倒的不利な状況で敵たちをぶっ飛ばして華麗に散る。こんな派手な生き方到底真似できない。欲しいもの全て手に入れる自信と根性と力を持ち合わせ、麻薬王になっても家族思いだったり敵は殺しても女子供は殺さない人間らしい一面を持ってたり、若者が憧れて当然のピカレスクロマン。 【ラスウェル】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2007-01-26 20:26:25) |
107.面白いには面白いんだけど、どうしてもB級臭さが抜けないのがいかにもデ・パルマらしい。テーマは重いのにどことなく軽い印象。とくに音楽のセンスが…… 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-26 10:19:21) |
106.《ネタバレ》 ロバート・ロジアのダメオヤジぶりが見ていて笑える。F・マーリー・エイブラハムの殺されっぷりがド派手というかあり得ないというか。何もヘリコプターから吊るさなくても…。ラストの銃撃戦はやはりすごい。部屋の中で行われているから余計迫力が増す感じ。ただジーナが撃たれて死ぬシーンで耳障りな音楽が流れているのが気になった。せっかくの大事な場面がぶちこわしになっている。 【鳥居甲斐守】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-28 23:47:17) |
105.残虐な暴力描写は美学とはいえずも、死に様はまさに美学。トニー、かっこよすぎ。 |
104.《ネタバレ》 カリート、は良かったんだけど、こっちは主人公が結構自分勝手なので感情移入できず、あまりうまく最後まで乗れなかった。 最後の銃撃戦も、カリートに比べるとかなり不自然で、どうもな・・・ 【θ】さん [DVD(吹替)] 6点(2006-12-19 10:13:49) |
103.《ネタバレ》 2時間50分という長尺だけれども、その長さをまったく感じさせなかった。トニーモンタナの人生をきっちりと3部に分けて、飽きさせることなく描き切られている。 第一部は「チンピラから成り上がりまで」、第二部は「ボスとして伸し上がり、盛隆を極めた日々」、第三部は「落日」という感じだろうか。きっちりとストーリーが時系列に、かつドラマテッィクに流れていくから、飽きないのだろう。 これらを通じて感じたことは、「チンピラは、金を得て、権力を得て、女を得たとしても、やはりチンピラでしかない。」ということだ。チンピラという言葉は、トニーモンタナには失礼かもしれないいかもしれない。彼はトラみたいな猛獣のような存在かもしれない。決して群れることができず、周囲を信用することもできず、周囲を傷つけることしかできない。そんな孤独で哀しい男の「生き様」がしっかりと描き切られており、アルパチーノが見事に演じきった。まさにトニーモンタナという人間に完全になりきったような演技であった。アルパチーノのベストといってもよいのではないか。 そして、トニーモンタナの変化が痛々しくも描かれている。「びびったら心臓に悪い」と言いつつも、セキュリティを完備した「城」に立て篭もり、「信頼とガッツが自分の取り柄」のようなことも言っていたが、徐々に人々から「信頼」が失われていく。「世界をこの手におさめる」という「夢」を追い求めるものの、自分の「ファミリー」すら手中におさめることはできず、結局「金」に溺れ、「権力」に溺れ、「ヤク」に溺れていき、破滅への道を歩んでいくしかなかった。 トニーは前々から、エルヴィラに対して「子供は好きか?」とか、「自分の子供を生んで欲しい」と言っていたから、幸せな家族に憧れていたのだろう。父親はおらず、自分の母親から罵倒され、非難される。そんなバラバラな家庭生活を送っていたから、「子供」や「妹」、「家族」に対して、固執したのではないか。エルヴィラとの間に子供さえできていれば…彼の生活も少しは変わったのではないだろうか。 映画の評価としては、7点くらいかなあと思うけれども、アルパチーノの演技のおかげで、深みのある素晴らしい映画に仕上がったので、もう1点追加して、8点としたい。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-09-26 00:01:39) (良:2票) |
102.《ネタバレ》 なんでしょう。この感じは。WOWOW録画する前にこのページで高得点なのを見たからか!?見るときにD-VHSのテープ残量を見て、90分くらいの映画か・・・と思ったらSTD放送だったため実際は170分!?もつかなぁ・・・と思ったら、良い映画は時間があっという間に過ぎますね。ストーリはありがちなのかもしれないけれど、古いにも関わらずなにかしらひきつけられるものがあります。起承転結がしっかりしていますよね。最近の映画はそれらの重要な点を忘れているのでは無いでしょうか。CGとかテクニックで小手先の使い方ばかりですが、役者の演技冥利につきますね。 【お好み焼きは広島風】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-09-23 19:55:28) |
101.目を覆うシーンの数々。でもアルパチーノが成り上がる様を見るのはなかなか面白かった。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-09-20 16:28:01) |
100.《ネタバレ》 陳腐なストーリーながら、トニー・モンタナの壮絶な生き様に男は憧れる。 ゴッドファーザーの偉大なドンとは違い、成り上がりチンピラを演じてますが、トニーの方が動の荒々しさはよく出ていました。ちなみに、超暴力無秩序ゲーム「グランドセフトオート バイスシティ」は、この作品のオマージュです。 【パンプキン・キング】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-08-27 11:50:44) (良:1票) |
99.《ネタバレ》 これを見たのは「カリートの道」をより深く理解するためだったといえるかも。 そして私の結論は、「スカーフェイス」は「ゴッドファーザー」を意識していながら超えられず、「カリートの道」はデパルマのリベンジであった。 同じパチーノを使ってわざわざ同じようなテーマの「カリートの道」を撮ったそのワケが、大いに納得がいった。リベンジです。ということは、デパルマはやっぱり「スカーフェイス」に満足が行かなかったと思う。 「ゴッドファーザー後」のヤクザ映画ということが災いし、しかも同じパチーノ主演、「シリアス」となると、「やっぱりゴッドファーザーのほうが面白かったね」という視聴後感を持って映画館を後にした観客が多かったでしょうね。 デパルマは打ちひしがれ頭を抱えたと思う。チェーンソーなんかではダメなんだと。 そして、どシリアスな「ゴッドファーザー」を超えるために「カリートの道」でデパルマが取った方法は「アレ」でした。好みの問題もあるけど「カリートの道」には11点以上をつけたい気持ちです。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-13 00:27:14) |