37.《ネタバレ》 クリント・イーストウッドが若いですね。帽子にポンチョ、無精ひげにくわえタバコと、その後の彼のイメージを決定づける姿で現れる。クールなのにどこか軽みのある演技が実にいい。この女っ気がほとんどないこの映画で唯一出てくるのはインディオがうつろな瞳で思い出す若い女性。この美しい人が物語のカギを握る。「俺の名はモーティマーだ!」と叫ぶ初老のガンマン。驚くインディオ。2人が大切に持つ、裏側に写真のあるオルゴール付きの時計で、敵のインディオは実は家族同然であることがラストで判る。敵役インディオですら、この瞬間を待っていたかのようなラストの決闘シーンは、これ以上ないくらいの緊張感が走る。そして耳に残る、西部劇風な口笛まじりのメロディー。時にはバロック調の旋律も劇的に響く。さらには哀愁をおびたオルゴールの音色も混じる。そう、あのモリコーネの曲です。たくさん人が死ぬのにどこか叙情的。名作と呼ばれる所以かもしれません。 【シェリー・ジェリー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-22 18:56:47) (良:1票) |
36.《ネタバレ》 マカロニウェスタンでは一番好きです。 何と言っても、あのオルゴールの音色が詩情性を高めています。あれが他作品よりも頭一つ抜けている理由です。 ただ、DVDを観て初めて誤解に気づきました。インディオは、モーティマーの妹へは単なる横恋慕をしただけだったんですね。TVだとカットになっててわからないんですよ。私は、てっきり自分の妻だったのを、若い者に寝取られてそれで二人を射殺したのだと思ってました。これだと、インディオの苦悩&オルゴールへの執着が生きてくるし、最後の決闘も盛り上がるのですが。 あと、ラストのエピソードもいいですね。「2万、2万2千・・・?」カチャ、バギューン!「どうした?」「いや、勘定が合わなかっただけだ。」そしてあのテーマ音楽の中死体を積んだ馬車が出発。最後の最後までサービスしてくれますね。 |
35.とにかくカッコいい。味がいい。見ていて楽しい映画だった。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-18 09:09:42) |
34.かっこよさを印象づける演出がすごく上手。冒頭の遠距離での銃撃戦、多勢に無勢の状態からの逆転、二人の出会い、最後の決闘などなど、けれんの効いたシーンが山ほどある。ライフルや独特の銃、オルゴールつきの懐中時計のような小道具の使い方も非情に効果的だ。脚本も思ってたよりもずっと凝っていて、後半で明らかになる敵の首領の狡猾さにうなった。『ホワイトアウト』のボスみたいな。それなのに甘さも見え隠れするところが、人間味があってよい。主人公に最強の男を据えないというバランス感覚も絶妙。 しかしあまりにもかっこよすぎて、おいおいそれはねえだろ~という部分もあったのでちょっと減点。わざわざポーカーでターゲットを倒してから、取り分に「お前の命を頂く」とは……かっこつけてないでとっとと撃てよ(笑)。その間に味方を呼ばれてるじゃねえかよ。 【no one】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-16 14:32:21) (良:1票) |
33.『荒野の用心棒』と同じ臭い。テーマソングも同じ雰囲気。イーストウッドは同じようなキャラ。しかしリー・ヴァン・クリーフがもう一人の主人公として登場するだけで、ヒーローが悪を倒すという簡単ストーリーが、どこでどう転ぶかわからないスリルある展開へ変貌する。実際、冒頭でとてつもない強さを見せつけたヴァン・クリーフの描写は、二人の賞金稼ぎ同志の戦いを予感させるし、その圧倒的な強さはヒーローの危機を予感させる。そこにさらに賞金首が絡んで三者のサスペンスフルな関係が最後まであきさせない作品にしている。ただ、オルゴールの曲が止まったら撃ち合うってのはちょっとかっこよすぎ。だいたい初めて聞く者にしたらあの曲の終わり方は「いつ終わんねん!」って終わり方なので酷だと思います。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-04 16:50:19) (良:1票) |
32.この映画の魅力はリー・バン・クリーフに尽きます。奇跡といえるほどのかっこよさです。 【yu-mi】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-10-04 22:20:50) |
31.独特な乾いた雰囲気、あの口笛、子供のころテレビの吹き替えで観てワクワクしました。当時の印象では9点クラスだったのですが、2005年に見直しました。完成度は高いのですがちょっと古い映画で、どうも途中でデロリアンが出てくるような気がして、笑いをこらえて観てしまいました。またクリントイーストウッドの若い頃ーあの表情が、サッカーのデビットベッカムそっくり!と新たな発見。インディオの親分はフセイン大統領に似ているなーなど、邪念が入り過ぎて点数ダウン。本当は名作なのに...。世の中に穢れてしまいピュアでない私が悲しい。 【杜子春】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-09 05:45:09) |
30.《ネタバレ》 カッコイイ!カッコ良すぎるっ!『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』でクリント・イーストウッドのネタがありましたが、納得です!ウエスタンと言えば、保安官が悪党と対決ものというイメージがありましたが、これは賞金稼ぎと賞金首との戦いだったのですね。敵地に潜入して機会をうかがったり、正体がバレてボコられたり、脚本も飽きさせてくれませんでした。銃撃シーンの魅せ方もああいう手法があったんですね~! |
29.名作と言うことで、観ることに..確かに脚本は凝ってましたね~(意外に..) 当時としては、かなり良い出来だったのでは... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-21 12:35:15) |
28.かっこいい。それ以外の形容詞が見付からんのです。土臭い匂いが漂ってきそうな画面全体の雰囲気、ガンさばきの早さ、馬の乗り方、復讐と金、モリコーネの音楽、そしてそれを巧みな手腕で一つにまとめてしまった大天才セルジオ・レオーネ。これだけ揃えばやはり傑作ができるんですね。なんだかんだ、御託を並べても思う事はただひとつです。かっこいい。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-02-25 00:51:53) |
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27.リーさんクリントさん皆かっこよくて良いんですが、バキュン・バキュ~ンというのがウザイ。 【kazu-chin】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-02-07 00:12:24) |
26.《ネタバレ》 なんか、「用心棒」っぽい。一度ボコボコにされるとことか。エンリオ・モリコーネの音楽は良し。 【夏目】さん 5点(2004-11-23 18:23:27) |
【mimi】さん 8点(2004-11-01 00:21:37) |
24.久々にかっこいいイーストウッドを見ました。ニヒルでかちょいいです。セルジオレオーネの演出もさることながら、エンニオモリコーネの曲も最高。そういえば、子供の頃この口笛を吹きながら銀球鉄砲で夢中で遊んでいたのを思い出しました。でよく、くるくる回していて落として壊したんだよな。 【tantan】さん 9点(2004-09-03 21:39:20) |
23.このイーストウッドに憧れて、自分も靴の裏でマッチに火をつける事を試み、結果として大量のマッチを無駄にした人は僕だけじゃないはず。 【あろえりーな】さん 6点(2004-07-23 00:38:51) (笑:1票) |
22.マカロニウエスタンってもっとグロかなって思って観たけど、この映画そないなことないね。全体的には泥臭い感じやけど。男臭いとでもいうんかな、女性はあんまり表にでてこない、まさに男の映画やったな。ストーリーは簡単で、二人の賞金稼ぎと無法者の戦いなんだけど、それぞれのキャラが魅力的やった。悪者のボスは狡猾で非情、仲間を屁とも思わない極悪人。やっぱワルはこーでなきゃね。対する賞金稼ぎの二人。一人は紳士風、もー一人は無口な若者、しかしどっちもかっこいーんだ。これが。それぞれのキャラの音楽なんかもあっておもしろい。特に紳士風の賞金稼ぎが登場するたびにかかるビヨヨ~ンって音楽、味がある。実際、何回目かで知らず知らずに自分もタイミング合わせて口ずさんでたビヨヨ~ンって。そんなこんなで音楽がほんと効果的に使われてて、せつないオルゴールの音を使ったラストの決闘はマジ鳥肌もん。あんなしぶい登場の仕方はあんまり見たことない。後、説明台詞が少ないにもかかわらず、理解できるストーリー背景ってのもよいね。とにかく、男の体臭が匂ってきそうな、かっこいーガンファイトを観たければ。これだ。 【なにわ君】さん 10点(2004-05-08 09:56:26) (良:1票) |
21.この映画で初めて知りましたが、名無しのクリント・イーストウッドがかっこよかったです。裏にいろんな人間関係が隠されているところも面白かった。ハラハラしながら楽しめました。 【Mプ】さん 8点(2004-02-23 00:28:47) |
20.あまりマカロニウエスタンは好きじゃないけれど、この作品は悪くなかった。主役がイーストウッドっていうわけじゃない所が良かった。 【ボーリック】さん 6点(2004-02-03 02:00:27) |
19.昔、TVで見たのか定かではないのですが、面白かった印象があったのでDVDを購入していました。で、2年近く観ずにいたんですが、見返してみてみると意外にドラマしています。イーストウッドやクリーフの好演は見事ですが、ヴォロンテの寂しそうな演技が心に残ります。 【クルイベル】さん 8点(2004-01-26 11:42:27) |
18. クリントイーストウッドの若き勇姿を目に焼き付けました。2人が最初に対峙するシーンが印象に残っています。 【映画の味方】さん 8点(2004-01-12 21:36:58) |