1.《ネタバレ》 前作で痛い目に遭ったはずなのに・・・と思いながらもやはり観てしまった今作。予告編を見てもパターン化してきてるのでワクワクもしない、のに観てしまう。そう思うとこのシリーズの魔力ってほんとすごいなと改めて感心してしまった。
しかし内容についてはやはりかなりハードルを下げて鑑賞。それが理由かどうかはわかりませんが、予想よりはけっこう面白かったように思います。
今回はアリスではなくその他の人のクローンがたくさん登場。懐かしい顔ぶれもあって、シリーズ好きならテンション上がるのでは。これを見てやはりクローンは敵役を増やすのに使ったほうが面白いと感じましたね。前作のように主人公のアリスをクローンでぞろぞろ増やされると、なんかもう何でもアリ感ありすぎて(しかも超能力まで持ってるし)観てる方も散漫というか、どうでも良く感じてしまうので。
映画版には初登場のエイダ(=リー・ビンビンさん)。自分の中ではエイダってもっと大人な想像してたので、思ったより童顔の方で最初違和感ありました。でも見てる内にだんだん馴染んできましたね。容姿の違和感を帳消しにするくらい「エイダ」を演じきっているのでそう感じたんだと思います。かっこいい。
他にキャストの面では、ジル役のシエンナ・ギロリーさんの髪はどうにかならないんだろうか。あのコスチュームに合わせてあの髪なんでしょうけど、見た目変貌しすぎて『Ⅳ』のラストでも最初ジルだと分からなかった。やっぱりジルは『Ⅱ』の格好じゃないと。
色々と書きましたが、今回の『Ⅴ』は色んな面で原点回帰しているのが自分的には好印象でした。アリスは相変わらずですが、レオンやウェストなどの人間のみの部隊でアンブレラの施設に潜入というのが『Ⅰ』を彷彿とさせます。単純に面白かった。
上述したように「何でもアリ」という構成が少なくなったのはとてもとても良かったと思います。