39.私の映画の記憶は”駅馬車”からか? 映画館の映写室の小さな窓から、見た記憶が微かに残ってる。 おさな心にインディアン襲撃場面と賭博師の死 ならびに 3対1の決闘場面と酒場に戻った悪人の死。 この二つが同じ映画とは記憶していなかった。 大きくなって”駅馬車”を観て初めておさな心に残っていたのは、しかも二つの場面共 このジョン・フォード監督の”駅馬車”と判り、それまでなんとなく、もやもやしていたものが、すっきりした思い出がある。 それ以後、ジョン・ウェインとフォードは大好きな組み合わせ。 若々しいジョン・ウェインとストーリー展開が好きで年に一回は観たくなる名作。 【ご自由さん】さん 10点(2004-07-05 02:19:01) (良:1票) |
38.ラストが粋ですよね。ヤッター!って感じです。 【しまうまん】さん 6点(2004-06-12 12:04:18) |
37.《ネタバレ》 駅馬車ってなんだろうと思ったら、定員6人、無理して8人の乗合馬車のことなんですね。モニュメントバレーを駆ける馬や馬車が爽快で、それに合わせて、馬車内の人間ドラマがテンポよく繰り広げられます。馬車内の人たちは脱獄囚、医師、賭博師、貴婦人、娼婦など、個性豊かで、職業も身分も社会的立場もみんな違います。そして、全員が南北戦争の影響を何らかの形で背負っています。そんな人達が、たまたま1台の駅馬車に乗り合わせ、目的地で降りて行く。ただ、それだけの話なのに、端役の1人まで生き生きしていて、人間描写、襲撃シーン、決闘シーンとメリハリが利いていて完成度が高いです。個人的には、ブーン先生はもちろん、御者のバック、女房より馬を惜しんでいたクリス、出番は少ないけど、駅馬車護衛の中尉役のティム・ホルトがいい味出してたと思います。ロマンスだけはこなれない感じですが、そこまで注文するのは贅沢でしょう。マロリー夫人(妊婦に見えませんが。)の出産後、ダラスが赤ちゃんを皆に見せに来る場面で、リンゴだけがダラスを見てる場面が印象的でした。しかし、これが出世作だけあってジョン・ウェインが若いですね。ダラスに銀カップなしでごめんと水筒を渡すところなんて、爽やかで可愛いです。途中駅(ただの民家ですが。)の様子やローズバーグの荒々しい雰囲気もいいし、スタントシーンは噂通りの迫力で申し分ないです。ただ、山場のアパッチ襲撃シーンのすぐ後に、決闘シーンが続いたので、ちょっと疲れてしまいました。でも、最初のシーンから最後まで、馬で駆け抜いただけあって、終わってみると、たったの97分なんですね。とても濃い映画でした。 【くなくな】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-06-08 01:12:43) |
36.西部劇の古典として、教科書を見るような感覚で鑑賞した。クライマックスの襲撃シーンでは現在に通じるカメラワークもあって思わず感心。あれだけのアクションが当時開発されていたなんて驚きである。ダメ医者の役、いわゆる狂言回し的な役も現在でも多用される配役だし。脈々と繋がる映画史の系譜を感じることが出来て妙な嬉しさも覚えた。 【やすたろ】さん 6点(2004-04-10 17:54:34) |
35.ともかくお医者さんにメタメタに惚れた。コーヒーと水をバシャバシャやって酔いを醒ますシーン!その他!かっこよすぎる!!そしてみんな一人一人のキャラがすごく立ってる。台詞台詞の一つ一つに輪郭がちゃんとあって、全部無視できない。嫌なやつもいいやつもいて・・・なんだろう、そう、この馬車の中は社会の縮図なんだ(今更私の言うことでもないな)と思った。ともかく、馬車の中だけで「世界」を見せるからさ、いいなあ、昔の映画、アクション映画でも薄くない。ただ最後三人相手にあっさり勝っちゃったのが「?」だったので一点引かさせていただきます。でもいい。もはや馬車のシーンについては眼が点になったまま終わったとだけ言っておきますわ。凄い。 【かなかなしぐれ】さん 9点(2004-03-20 22:39:06) (良:1票) |
34.実は先日恥ずかしながら初めてこの映画を見た。で、見終わって拍手してしまった。これぞ映画の良さが全て詰まった映画じゃなかろうか?赤の他人同士なのに運命を共にすることになるワケありの乗客達の人間模様。風景の広大さとガタガタ揺れる駅馬車の重み。心躍る音楽。存在感のある若きスタージョン・ウェインの銃とロマンス。アパッチ襲撃時の迫力とスピード満点のアクション。そして何よりジョン・フォード映画に流れる人間に対する愛情とその存在に対する力強い肯定に胸が熱くなった。大傑作! 【黒猫クロマティ】さん 10点(2004-03-17 12:42:52) (良:2票) |
33.典型的と言ってしまえばそれまでの多様なキャラクターが乗り合わせ、各々の性格通りの行動でドラマが細やかに描かれている。ジェロニモに襲われるシーンのスピード感溢れるアクション、ジョン・ウェインの不器用な恋など、エンターテインメントの全てが注ぎ込まれた傑作。 【ラーション】さん 10点(2004-03-17 01:36:14) |
32.故淀川長治先生が「西部劇の傑作!私の命のような映画」とおっしゃっておられて、これは是が非でも観なければならん。観なければ映画好きを自負できないとまで、追い詰められた忘れられない映画です。ジョン・フォードの映画は、それまでTVでよくやっていまして西部劇の巨匠として認知はしていました。しかし、この作品を観まして、西部劇の神様になりました。人物描写もさることながら、街の情景、荒れ地など、確かにモノクロなのに色のついているように見えてしまうのです。ついでに砂の匂いとか、飲んだくれ医者の酒の匂いとか。感覚とでも言うのでしょうか。そこにあるみたいな。手で触れられるみたいな。それだけ画面に映る物すべてに存在感があり、理由があるからなのでしょう。ただの西部劇とはちがうぞ。こんな作品を自分が生まれる遥か前に(まだ、空気みたいな頃に[淀川先生がよく使ってらっしゃった])作っていたなんて。今観ても充分面白いですし、退屈などしません。名画として輝き続ける1本です。 【映画小僧】さん 9点(2004-03-10 12:34:54) (良:1票) |
31.《ネタバレ》 この作品、どうしても有名なジェロニモとのチェイスシーンの迫力に注目が集まってしまうが、そこに至るまでの、乗客乗員たちの間で繰り広げられる様々な葛藤こそが真髄。後に「12人の怒れる男」で完成される「密室での心理劇」の原型がここにある。もちろん、ドラマが起こる場面は馬車の中だったり、街の建物の中だったり、荒野だったりするが、基本的に乗客と乗員全員が同時に各場面を移動しているわけで、1つの密室と言える。その密室の中で、いくつもの対立と和解、恋愛、協力がストーリーを織り成していく。90分の中で、各キャラクターが抱える事情や、立場の背景までもしっかりと描いた、ムダのない、骨太なドラマ展開が素晴らしい。であればこそ、馬車が目的地に到着した後の話は、やはり蛇足に思えてくる。当時の娯楽としての映画の状況を考えれば仕方がないことかも知れないが、何もハッピーエンドが2回なくても、という気がして仕方がない。 【眠い悪魔】さん 6点(2004-03-01 21:25:05) |
30.これがJ・フォード作品、初体験です。今まで何度かトライしてきましたが、そのたびに途中で眠りこけてました。映画の密度が濃すぎて、自分の脳の回転がついていけないのです。で、やっと最後まで観れたのですが、一言で言って、凄すぎです。名だたる監督たちが、賛辞を惜しまないわけが、ちょっとだけ解りました。これから、何度も観なおして、少しずつ自分のモノにしてゆきたいです・・・。 |
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29.戦闘シーンの撮影はどれくらいの方が怪我されたんでしょうか?あれほど危険なスタントをして無事だとは思えません。これだけのものはもう二度と撮れないんでしょうね。 【藤村】さん 7点(2004-02-25 15:57:56) |
28.「いつもきちんとやる人」と「普段はともかく、やるときはやる人」とでは、どちらのほうがポイントが高いでしょうか。私の場合は「やるときはやる人」です。だって、なんだかカッコよさそうじゃないですか。少なくとも自分の友達に選ぶなら、前者よりは後者だと思っています。この価値判断は結構いまどきの若い人でも頷いてくれるのではないかと思いますが、では「やるときはやる人」というのは今風な価値観なのかというとどうもそうではなく、60年以上も前の昔から、人々はそういうキャラクターに拍手喝采をおくっていたらしいことがこの映画を再見するとよくわかります。酔っ払ったときにコーヒーを飲むのが好きな、やるときはやってしまう飲んだくれの医者のカッコよさが、多分、こどものころの私の無意識の憧れでした。でなければ、いまごろわたしはきっと「やるときでもやらない」ただのカッコわるい飲んだくれになっていたことでしょう。 【南浦和で笑う三波】さん 7点(2004-02-19 23:37:02) (良:2票) |
27.アクションシーンは迫力があるとは思いますが、他は普通だと思いました。 |
26.アパッチ襲撃シーンだけの映画。他は超退屈。しかしあの迫力あるシーンは凄かった…めっちゃ走ってる馬が好き |
25.コテコテの西部劇のイメージで見たら..かなりドラマ重視の作品でした... 【コナンが一番】さん 5点(2004-01-28 12:23:08) |
24.西部劇と日本の時代劇、この二つには同じものを感じる。共に映画産業を大きく支え、主流となり、しかし時と共に衰退していく・・・。あぁ切ない。だがしかし、素晴らしい作品はいつまでたっても色褪せないのだ! 「七人の侍」がそうであるように、この作品も一人一人のキャラクターがとても魅力的、しっかりしていて面白い。普通1人か2人は目立たない奴がいたりするもんだが、この映画においては全員の顔をしっかり覚えることが出来る。これは凄い人間ドラマ。 そして各人それぞれの物語を乗せ、駅馬車は壮観な荒野をひた走る。その道には迫力の大チェイスあり、ラブストーリーあり、そして決闘あり。ネイティブアメリカンが完全な悪役として描かれているのにはやはり抵抗を感じるが、それでも西部劇の面白さがこれでもかと詰まったこの映画を楽しまずにはいられないのである。 【紅蓮天国】さん 8点(2004-01-09 18:21:00) (良:1票) |
23.古典的ながらやっぱりおもしろいです。あの時代にここまでという感じです。最後のリンゴ一行を見送る2人組みの台詞は、後々引用されまくった名台詞だと思います。 【あつお】さん 8点(2003-12-31 18:25:33) |
22.名作名作と言われているが、今となっては・・・・って感じです。古い映画は点数をつけるのが難しいです。 【BAMBI】さん 5点(2003-12-31 12:56:40) |
21.“地獄馬車”と言って、果たして何人がこの【駅馬車】を連想する事が出来るでしょうか?恐らく出来た人は相当映画好きか西部劇好きかのどちらかだと思います。じゃあ何故、僕が連想できたかって?それは、淀川さんの著書を読んだからですよ。この映画、淀川さんが正に西部劇といってるように、正直な話、いままで西部劇といえば荒野の七人と思ってた僕の考えを見事打ち砕いた作品であります。ありとあらゆる層の人々がひとつの馬車に乗り込み、そこでは次々と事件が起こる、そしてそれらが全て片付いたとおもったら、最後に彼らを襲うのはインディアンたち。そこからのガン・ファイトがまた素晴らしい!そして、当時CG合成など無かったであろう時代に、馬から馬へと次々に飛び移っていくジョン・ウェイン扮するリンゴのカッコいいこと!!そしてやっと目的地に着き、リンゴは当初の目的、復讐を果たし、求婚した女性と共に去っていく…この作品、前半は人物たちのやり取り、そして後半はダイナミックなガン・アクションと、娯楽映画のツボを物凄く押さえてる、正に西部劇の“決定版”だと思います。 |
20.《ネタバレ》 西部劇の中ではこれが一番おもしろい。時間も短いなかに2回も決闘があるし、ジョンウェインの登場シーンもかっこいい。あと駅馬車でのインディアンとの戦いでジョンウェインが馬の方に行く場面は「バックトゥーザフューチャー3」に影響を与えてるんじゃないかと勝手に思ってしまった。 【ボーリック】さん 8点(2003-12-14 01:11:40) |