《改行表示》233.《ネタバレ》 量子力学のパラドックスを修正するためにいろいろと仮説が生まれたが、その中のひとつに「多世界解釈」というのがある。たとえば巨人が勝つ世界と日ハムが勝つ世界、試合だからどちらかが存在するわけだが、どちらも存在する可能性があるわけだから、それぞれの世界が存在していくのではないか。イメージで言えば、この世界は樹形図のように無数に枝分かれを続けていて、今の我々はそのなかの一つを選択して進んでいるということ。 これをふまえれば、この映画のヘタレ主人公は自分が選んできた枝じゃない別の枝を覗いてると言える。で、自分の人生の主観を移動するアビリティを持っているということだ。 なので、彼が見てきたたくさんの、今より悲惨な運命というのも、すべて実在しているというように解せる。 今の俺が選ばなかった無数の枝を進む俺たちよ、元気か。 【no_the_war】さん [DVD(吹替)] 9点(2009-11-03 19:03:26) (良:2票) |
232.《ネタバレ》 最初からかかわらないと言う一番無難な方法で過去を修正しました。幸せそうな2人をラストで観ることができたので結果オーライって事ですね。 【東京ロッキー】さん [DVD(吹替)] 9点(2009-10-09 12:23:53) |
231.《ネタバレ》 人生をやり直す事ができ、ハッピーエンドで終われるまでそれを繰り返すのであれば、少し話がベタすぎ。こういう題材であれば、バッドエンドで終わった方がシックリくる気がします。それでものめり込んで観れたので7点 【ドクターペッパー】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-24 01:05:59) |
《改行表示》230.面白い映画の判断として、もし自分なら・・・とかの感情移入ができるかどうかがあるけど、正にそんな映画。 最後は切なくてグッと込み上げるものがありました。 もし自分が過去に戻れるなら・・・初彼女と別れる前に戻りたいっす。(ハズッ) 【毒林檎】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-20 23:42:13) |
《改行表示》229.《ネタバレ》 平成23年9月3日全面改訂。過去の記憶が途切れている時点に、実は未来から戻っていたという発想は面白いし、基本的には過去を変えることによって自分が望まない思いもかけない結果をもたらしてしまうというストーリー展開もまあまあ。ただ、書いたのが本職のSF作家でないためか、いかにもストーリーが粗雑、整合性とかなんて最初から考えてないように感じられる。 主人公に起こった過去の重大な出来事を時系列順に並べてみるならば、児童ポルノ撮影→爆破事件→犬の殺害という順番になる。この映画のテーマに従うならば、塚従わなくても当然、過去の出来事を変えればその後の出来事に影響を及ぼすはずであり、そのことはこの大きな3つの出来事に関しても当てはまるはず。 ところが、一番最初の過去の改変(児童ポルノの撮影阻止)が行われ、一組の兄弟の人生をまるで変えてしまったにも関わらず、爆破事件、犬の殺害に関しては全く同じ状況、 全く同じスチュエーションで起こるとか!? あるいは、小学生が自分の手の平を釘で刺し貫くとかかなり大きな出来事なのだが、 それが手のひらの傷以外には未来に全く何の影響も及ぼさないとか。 脚本を書いている時点で、自分の扱っている題材、テーマを本当に理解していたのか疑問を感じる。 さんざん、貶してしまったが実は、映画の設定の矛盾についてこれほどじっくり考えてみるのは、新鮮味があって面白かったのでその点では感謝すべき作品。(皮肉ではなく本当に) あと、別に特に演技力を必要とされない、美少女とされるヒロインの2番目の少女のキャスティングにかなり疑問を感じた。何か事情でもあったのだろうか? 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-17 12:27:16) |
228.《ネタバレ》 劇場公開版ではなく、テレビで放送されてたのを観ました。あまりにも面白かったので、途中で消してDVDを借りてきた方が良かったかもと今思っています。一回目のタイムトリップではケイリーの名前を覚えておらず、置いてかれてしまいましたが、とにかくひき込まれました。やはりハリウッド(?)も捨てたモンじゃないなと。ちょっとした違いで、人は人殺しにも聖職者にもなるというテーマがいい。その通り。最後がハッピーエンドなのと、オアシスの曲がミスマッチで拍子抜けしてしまったが、難解な内容をここまで分かりやすい作品にできたのは奇跡。脚本家の力でしょうか。小説ではここまでの臨場感はなかったのではないかな(原作があったら読みたい)。いやぁ映画って本当に素晴らしいですねぇ~ 【ブラックバッス】さん [地上波(字幕)] 7点(2009-09-16 04:07:18) |
《改行表示》227.多少甘いところもあるけど脚本がいい映画。見てるほうをぐいぐい引き込んでいく。 役者の子供時代(2回)の子役がやたらと似てるので、説明なくても誰の子供時代か分かるすごさ。特にトミー役すごい。 そこまでショッキングな映像があるわけでもないので、万人受けする映画だと思う。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-14 02:05:21) |
226.ときどき、時間を行き来出来たらと思うことがあるが、出来なくてよかったと思わせてくれる映画でした。 【Yoko】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-08-23 22:14:13) |
《改行表示》225.《ネタバレ》 けっこう面白いです。映像は安っぽくてテレビドラマの雰囲気なんだが、話が面白い。 よくあるタイムスリップ系ハッピーエンド話かと最初は思ったんだが、そうじゃなかった。誰かを救うと、誰かが不幸になる。のみならず、主人公含め主要キャラの人間性と人生がまるっきり変わってしまう。いくらなんでもそこまでは変わらんだろ(笑)と思ってたが、だんだんと、こんどはどんな風に変わるのか楽しみになってくる。最後のチェンジの一回前、日記も何もかも主人公の妄想だというセリフがあり、おっとこりゃやられたかな、と思わせるけどもそこからまた一回転があった。 何度チャレンジしても全員が幸福になることはなかったという展開は、人生の岐路で違う道を選んだとしても、それを根本的に変えることなどできない、というメッセージがあるような気がしないでもない。 7歳のアヴァン、神経質で根性が悪そうで、いいねえ。彼が影の主役だな。いちばん人生が変わっちゃうのはケイリーだな。あの豹変ぶりには笑ったよ。 【佐吉】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-08-02 13:04:50) (良:1票) |
224.《ネタバレ》 誰でも変えたい過去はあるけど、あんな一瞬の出来事でそれもちょっとした言動でこんなにも過去変えることってできるもんなんですかねぇ。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-08-02 00:07:20) |
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223.カッチャー君のこと見直した。彼の出演作で見たことがあるのは「ゾルタン星人」と「ベガスの恋に勝つルール」だったもんで。 【センブリーヌ】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-07-05 15:07:17) |
《改行表示》222.《ネタバレ》 なんとも中途半端な終わり方。人と関わらなければ何も問題は起こらないなんてオチはあまりにも投げやりだ。映画の冒頭、主人公は自分の記憶を補完するため、7年間離れていたケイリーを突然訪ね、彼女のトラウマを掘り起こし悲劇に追い込む。この行動に不快感を示さない人はそういないだろう。その後主人公による人生の操作は続くが状況は徐々に悪化、収拾がつかなくなってくる。問題は最後の決断だ。彼女を突き放し、関係を根本から断ち切る。彼女を救うため?笑わせないで欲しい。これは単なる責任放棄でしかない。 他人に対する責任を負う為の背中の広さには限界がある。それを無理に乗せようとしてずり落ちていった赤ん坊とその母親、自身の母親、友人レニー、そしてトミー。 それでも(独りよがりとはいえ)最後まで捨てようとしなかったケイリーに対する責任を、彼は最後に放棄した。 「I'LL COME BACK FOR YOU」この言葉を、教授と張り合う時間をほんのちょっと捨て、かの「I'LL BE BACK」と発言したキャラクターには及ばない程度の行動力で実行する。ただそれだけで良かったはずだ。 これを切ないエピソードだと言うのは分からなくもないが、それは主人公の視点に寄り添い過ぎている様に感じる。 それでも観客をぐいぐいと引き込む力をこの作品は持っていると思うので6点を。 【njld】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-19 22:54:10) |
221.《ネタバレ》 時空間を行き来して、過去の出来事を変えて、都合の良い人生を見つけようとする主人公のエヴァン。でもやればやるほど悪い人生になっていく。最後に辿り着いた一番落ち着いた人生は、最愛の彼女と離ればなれになるルートだったという切ない結末に。人生、そう上手くは行かないってことなんだね・・・。もし自分が過去を変えられるとしたら・・・。う~ん。いくつか変えたい過去はあるけど、でもそれって何か違う。やり直しができないからこそ、全ての物事に価値が生まれるんだと思う。これから先、悔いのないように選択していけばいい。まぁ口で言うのは簡単だけど、実際これが滅茶苦茶難しいわけでw 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-29 19:50:05) |
220.《ネタバレ》 非常によかったので、満点です。「I'LL COME BACK FOR YOU」と書かれた紙を、様々に変更された未来で観客に見せておくと、最後に選択した人生が際だつかもしれません。センチメンタル過ぎますかね。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-05-16 09:55:04) (良:1票) |
219.《ネタバレ》 エグいシーンも多く万人向けでは無いが面白い。DVD特典映像で他パターンのラストシーンを観たが、オリジナル(劇場公開版)が一番良い。 【たくわん】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-27 20:00:49) |
《改行表示》218.《ネタバレ》 両手を失うパターンで良くないですか?母親と赤ちゃんも助かるし、レニーとケイリーは幸せそうだし、トミーも更生しちゃってるし、みんなエヴァンには親切だし。なんてね。まあ、結末には納得です。切なさが非常に上手くきまってました。「どうしたってヒロインとは幸せになれない」ってのはあんたのせいでもあるじゃん、とか突っ込みたくなるけどねw。 始めは単にBlack outしてた時何があったか?を探る話かと思ったので、最初にヒロインが死ぬとこで、泣きそうになって損しました(笑)。次に妄想サイコものなのかな?と思いましたが、これもはずれだったため、展開が意外で面白かったです。ただツメが甘いところがあるというか、こういう話なんだから細部にまで気を使って欲しいなあ、と思います。例えば、犬は焼かれちゃうパターンと助かるパターンがありますが、その違いを描いてるんだから、助かったパターンでは現在に老いた犬をちらっと映す位はしてほしい。子供の頃の殺人の絵も説明不足です。それから子役が揃いも揃って魅力ないのは痛いですね。見た目が似てることを重視したようですが、うーん。トミーのサドっぽさはちょい光ってましたが。とま、ケチつけましたが、充分楽しめました。タイム・パラドックスを用いたパラレル・ワールドものとして、かなりいいレベルの出来と思います。あと、熱演していた主役の男性はコメディで名の知れた俳優さんとのことで(私は初めて知りましたが)、シリアスであんまり鼻血ぶーぶーさせるのは良くない気が。知ってた友人は、最初ギャグかと思ったそうです。 【あっかっか】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2009-04-17 13:11:25) |
【ダルコダヒルコ】さん [地上波(字幕)] 5点(2009-03-23 18:56:11) |
《改行表示》216.■ 「 小さな蝶の羽ばたきが、地球の裏では台風を引き起こすこともある 」 このカオス理論にインスパイヤーされた今作のプロットは良い。 ■ オープニング・タイトルもイマジネーション豊かで秀逸な出来だ。 ■ エンディングも情感に訴える素晴らしいものであった。 が、しかしだ、この素晴らしい要素を結びつけるべきディティールの数々が、残念ながらボクの期待をことごとく裏切っていきました。 完成版はこちらまで、ネタバレ注意 → http://ouiaojg8.blog56.fc2.com/blog-entry-84.html 【マーク・レスター】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-20 11:55:04) |
215.《ネタバレ》 脚本に粗さが目立つけど、発想は面白いと思う。自分なら新しい記憶の中でうまくやっていくか、みんながハッピーになる展開を見つけるまで試してみると思った。父親の存在は無くてもよかったかな。バタフライ・エフェクトという言葉からもう少し違う内容を予想してました。 【noji】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-03-18 01:26:47) |
214.《ネタバレ》 やはり自分にとってはエンディングがすべての作品。結構SFとしては王道的なストーリーだけど、展開がショッキングなものが多いので、その辺がサスペンス色を一層強めている感じがした。最後のシーンに関してはもう文句ないです。oasisの曲も最高だった。自信を持って人にすすめられる作品。 【たっけ】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-03-15 11:27:14) |