18.《ネタバレ》 ホフマンの対応など、ちょっと現実味が足りないと思いました。特に偽装テロといった国家の信用を揺るがすような大規模な作戦の割りに、あの稚拙な策略はありえない。ラストのオチも唐突でちょっと理解しづらいと思いました。アクションは思ったほど多くありませんが、それなりに楽しめます。 【puta-pp】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-01-04 11:59:26) |
17.《ネタバレ》 リドリー・スコット監督の演出の力強さには恐れ入る。彼こそ現代における真のフィルム・メーカーだと感じさせられた。「エイリアン」、「ブレードランナー」では独創性、「グラディエーター」、「ブラックホーク・ダウン」では圧倒的な映像、「アメリカン・ギャングスター」や本作ではダイナミックに展開する迫力と真実味のある人間ドラマを描き出すなど、歳を重ねていっても新たな領域に挑戦して行き、観客を楽しませてくれる。「どっちの嘘が、世界を救うのか。」「世界を救う嘘がある。」「嘘vs嘘」などのキャッチ・コピーからは娯楽要素の強いサスペンスを予想していたが、本作は重厚な社会派映画である。中東で命を賭けて任務を遂行する工作員と支持を送る上司、そして現地のやり方に従う局員達の脆く危険な関係が、アメリカの行うテロリスト殲滅における、傲慢さや皮肉を匂わせつつ描かれていく。もちろんディカプリオ、ラッセルを配した的確な人物描写でドラマ面はスリリングだし、アクションシーンも迫力があって、映画としてのエンタテイメント性を十分兼ね備えており、退屈な社会のお勉強になっていない。また役者の演技によって醸し出される緊迫感も極上のものであり、見所の多い本作は本当の「映画」と呼びたい作品だ。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-01-03 17:48:39) (良:1票) |
16.アメリカン・ギャングスターは今年のベストワンに推せるが、この作品は期待はずれ。つーか両作品におけるクロウしゃんの対照ぶりに思わず大笑。迫力あるシーンはあるものの、シナリオはばらけちゃってますね。ディカプリオ演ずる中東が結構好きなスパイの活動記録、みたいな。 【アンギラス】さん [映画館(字幕)] 4点(2008-12-31 23:58:41) |
15.《ネタバレ》 レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウとお気に入りの俳優が共演とだけあって期待していました!予告編からもラストに何かあるのかと思っていたけど特に何も起きずにエンディング…ちょっと残念。でも、冒頭からストーリーに惹きこまれたし楽しめました。期待しすぎたのがいけなかったかな~。 【エムシュー】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-31 15:38:37) |
14.うーん、なんだかさっぱり意味がわからなかったです。 【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 2点(2008-12-30 22:16:12) |
13.《ネタバレ》 テロリストも怖いが、有益な情報を提供してくれた人間を簡単に見捨てたり、何の関係もない人間をテロの首謀者に仕立て上げたりするCIA(=アメリカ)も同様に怖い存在である。ただ哀れなのは現場の工作員である。命を懸けて作戦を遂行する工作員に対し、遠く離れたアメリカの家やオフィスから、しかも物を食べながら指示を送る上司ホフマン。作中でも語られていたがホフマンは大国アメリカのエゴの象徴である。異文化の国を理解せず、このエゴを押し付けるから反発され報復されるのである。難しいテーマを扱っている作品なのだが、ディカプリオの熱演と緊張感あふれる展開は非常に面白かった。さすがリドリー・スコット! 【ポテト】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-12-29 16:34:11) |
12.《ネタバレ》 緊張感が常にあって見応えのある映画でした。特に最後のあたり(拷問)は観ててギャーーー!!って感じだったからハニが登場した時はマジで「ハニ最高ヾ(*´∀`*)ノ゛」でした笑まぁ本筋から離れますけど嘘はよくないですね、honest is the best policyですよ。これからは素直に生きていきたいです。 【たいがー】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-12-28 19:34:11) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 リドリー・スコット監督のリアルな作風が 好きだ。主人公は最後に仕事をやめるが、簡単に出来るのだろうか。 【くだごんべ】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-12-28 11:12:02) |
10.《ネタバレ》 わたしも宣伝に影響されてしまいました。すごい裏があるのかと思いこんでいたために肩透かしを食らった感じです。それとも私が気がつかなかっただけでしょうか。私に見えたのはクロウが多少嘘をつくくらいでどんでん返しはなかったように思えます。むしろハニが一番優秀だったという結論のような、、。リドリー・スコット好きだし、丁寧な作りだとは思いますが私としては残念です。 【ことひき】さん [映画館(字幕)] 3点(2008-12-26 13:32:59) |
|
9.《ネタバレ》 「今も現実に起こりうる」というリアリティが観終わった後で感じる良い映画だと思う、でも観始めは「どちらの嘘が」というコピーに踊らされてなにもかも素直に受け止められず最後はどんでん返しを期待してしまった。 私が一番疑っていたのは「ラッセル・クロウはただのメタボおじさんじゃない!」という彼の役柄をダウトと思っていたが、、それはなかった。 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-23 20:33:28) |
《改行表示》8.中東を主舞台とした“対テロ戦争”における情報戦を描いた今作。 敵を欺き、ある時は味方さえも欺き、生と死の狭間での戦いは、決して安直な派手さはなく、その痛々しさのみが様々な側面で突き刺さる。 それは、この映画が今この瞬間も繰り広げられている「現実」の一側面を描いているからに他ならないと思う。 ディカプリオ演じる主人公が、自らの命をさらしながらも感じ続ける葛藤。 それは、“対テロ”の名の下に突き進めるこの「戦争」が、果たして正真正銘の「正義」なのかということに他ならない。 「異文化」への排除行為の先にあるものは決して「平和」などではなく、愚かしく、絶え間なく続く「報復」の螺旋である。 ということを、痛々しく見せつけてくる作品だった。 それにしても、リドリー・スコット監督作品は、「アメリカン・ギャングスター」に続き今年2本目である。 時間を空けず、これほどの骨太な大作映画を連発してくるこの巨匠のパワーに感嘆する。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-23 18:56:48) |
7.キャッチコピーの「どっちの嘘が世界を救うのか」の意味がもうひとつわからないが、迫力あるシーンの連続で厭きさせない。ディカプリオのタフネス、ラッセル・クロウの貫禄はもちろん、ヨルダンの情報局長がディカプリオ以上の格好良さで痺れた。拷問シーンは痛かったし 【Q兵衛】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-12-23 18:38:26) |
《改行表示》6.《ネタバレ》 やはり、リドリー・スコット監督は本物の監督だ。久々に“映画”を観たという充実感を味わうことができた。リアリティがあり、迫力があり、緊張感があり、全く先が読めないストーリーには引き込まされる。 ストーリーが面白いと感じさせるのは、フェリスとそれぞれの登場人物との関係が一蓮托生ではなくて、極めて脆い側面をもつ点だ。 まず、フェリスとホフマンの関係が面白く描かれている。現場を知らない上に傲慢なホフマンが、まさに「アメリカ」を体現しているかのようだ。上から目線で、ヨルダン情報局のハニに対して彼のスパイを独占したいという強欲さを押し出している。現場の作戦や風習を無視して、自己の都合と自己の利益のために勝手に動くことによって、全てを乱している原因になっているということに気付いていない。ホフマンの強引さに、フェリスが振り回されており、その挙句にフェリスを助けることもできていないというところが皮肉的だ。 そして、フェリスとハニとの関係も非常に微妙に描かれている。お互いに信頼関係を重視しているが、“嘘”というほころびがラストの悲劇的な展開を生んでしまっている。また、フェリスのアメリカ的ではない“正直さ”もまた一つの衝撃的なラストを生んでいる。彼らの関係が、アメリカと中東との関係の微妙さをそのまま描かれている。 最後に、フェリスと看護師との関係にも見所がある。周囲からは奇異な目で見られている二人であり、結局は結ばれることはなかった。アメリカと中東の国々が仲良くしたいのだが、それが簡単には上手くいかない。環境がそれを困難にしていることを描いているようだ。 さらに、CIAとテロリストグループとの間で、荒唐無稽で非現実的な化かし合いが繰り広げられるのではないという点も面白い。フェリスが仕掛ける“嘘”も、ラストの“嘘”もリアリティが保たれたものであり、極めてシンプルなものとなっている。 派手さはないものの、この丁寧で絶妙なリアリティが実に心地よい。フェリスの嘘も、ホフマンの嘘も通じず、誰の嘘が勝ったのかを考えると、なかなか痛快な作りとなっている。 中東においてはアメリカ的な手法や、近代的な装置や設備が通じないということを明らかにすることによって、アメリカという国ややり方を皮肉っているようだ。 アメリカ万歳映画ならばヒットしただろうが、この内容ならば、アメリカ人が本作を無視したというのも分かる。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-12-22 00:56:58) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 なかなか重厚で見応えありました。つねに死と隣り合わせの危険な現場で活動しているCIA工作員、遠く離れた安全な場所で指示を出すだけの上司。まんまサラリーマンに当てはまりますね。現場を知らんくせに偉そうに能書き垂れられるとねぇ(しみじみと)。 現場で地道に活動しているのに肩越しに上司が作戦を展開、しかも仲間の助手すらそれを自分には教えない。上司にとっては駒に過ぎない自分の存在意義を疑問に感じてしまいますね。 地元の局長ハニに根回ししてたら直属の上司ホフマンが勝手に作戦を展開しハニの怒りと失望を買う。ハニには「嘘をつかない」と宣言しておきながら、今度こそとホフマンと練った作戦を教えず出し抜こうとし失敗。組織にバレてアイシャを連れ去られ、自らと交換のため連行され処刑されかけるところを、ハニが恩情をかけ事前に潜伏させていたスパイにより指導者逮捕のついでに助けられるという失態。実はハニがすべて裏で操作していたというオチは上の人間のさじ加減でどうとでもなるサラリーマンの悲哀を感じた。 誰に従い、誰を欺くか。アッチを立てればこちらが立たず的なモンですが、いやぁホント現場って大変ですねぇ。給料上げてください。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-21 22:52:14) (良:1票)(笑:1票) |
4.どちらのうそが世界を救うのか、というキャッチフレーズから、だましだまされるどんでん返しのある映画を期待していたのだが、それほどでもなかった。人の名前と顔がすぐにわからなくなってしまうので、かなり集中力を必要とした。 【HK】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-12-21 21:58:27) |
《改行表示》3.カップルでは、鑑賞しない方がよいと思う。 ブラッドダイヤモンドのデカプリオが好きな人は、観たほうがよいです。2時間以上の大作ですが、しっかりと観ていれば、そこそこ楽しく展開してくれます。グーグルアースのファンは、必見でしょう。 作品と関係ないですが、Z初日で鑑賞料1000円の日だったのですが、以外に、空いていたのが驚きでした。 【オドリー南の島】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-12-20 23:54:31) |
|
《改行表示》1.可もなく不可もなくといった感じ。 後半からハラハラドキドキといった展開にはなるものの、それだけ。 ただ内容は現代を生きる我々にとって真剣に考えなければいけないテーマ。 その点については妥協したようなところはなかったのである程度評価できると思うのでこの点数。 【norainu】さん [試写会(字幕)] 6点(2008-12-04 15:18:44) |