《改行表示》56.《ネタバレ》 1939年って・・・昭和14年。当時、日本は軍事一色で2年後にはパール・ハーバー。しかし、こんな映画作ってる国に戦争ふっかけるとは・・・無謀というか、視野が狭くなってたというか・・・悲しすぎます。私は幸いにも予備知識なしでこの映画を見られたので、やっぱりカラーに変わるところでおおっ。と感動しました。ただ、もう大人だったので、子供の時に観てみたかったですね。映画は湯水のようにお金を使った感がありますが、さすがに使い方を間違ってません。マンチキンやエメラルドの都の人たちの衣装や町のセットが、やりすぎ寸前の豪華さ、カラフルさで、現在のCGや特撮全開の映画が、背景が書き割りでテグスが丸見えのこの映画に適わないところが不思議です。映画を支える俳優は、脇役や犬に至るまで芸達者、やっぱり技術より人間です。 ところで、カンザスはモノクロ画面も手伝って、殺風景で何もない土地です。しかも竜巻がよく来るような不安定な場所。ドロシーには両親もなく、同じ年頃の友達もいないし、おじさんおばさんは仕事に忙しい。一方、オズの国は魅力的で食べ物に困らなさそうだし、新しい友達も出来ました。でもドロシーはやっぱりカンザスへ帰りたい。きっと、ここが物語の核の部分で、帰りたいという思いがなければ、何の魅力もない物語なんだと思いました。なぜかと考えると、ドロシーはエムおばさんとヘンリーおじさんが大好きだということ。ぽっちゃりが可愛いジュディ・ガーランドは感情豊かにストレートにその想いを演じていて、本当に名演でした。 あと、オズの魔法使いがカカシたちの願いを叶える辺りは、ご都合主義というか、かなり詐欺なんですが、どうしても、旅を通してすったもんだしないと見えてこないものってあるんですね。あと証明書があると安心という心理にも、つけこんでいますが。近くにあったと気が付いた後は、何も変わってないどころじゃなく、全員以前より自立した存在になっているはずです。めでたしめでたし。それにしても、トト役の犬は名演で可愛かったなぁ。ちなみにあの後、ソフトバンクのお父さん犬並みに稼いだそうです。いや、マジで。 【くなくな】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-07-18 12:35:27) (良:6票) |
55.他に類を見ない色彩の美しさ。Over the Rainbowを始め音楽の美しさ。物語の美しさ。一級品です。素晴らしい完成度で何度でも観たい作品の1つです。何となくディズニーランドに行ったような気分になります。太鼓判。 【えいざっく】さん 9点(2004-07-05 22:28:47) |
54.最初はモノクロかと思って観ていましたので、カラーに変わった時はビックリ思わず拍手しました。本当に1939年に作られたのでしょうか?信じられません。トトとブリキがよかった。 |
《改行表示》53.なんとも楽しいお話ですね。映像も色とりどりでキレイです。これが1939年制作!? 驚きました。ジュディ・ガーランドはドロシーを演じる為に生まれてきたのでは ないかと思うほどよく似合っていました。 【しまうまん】さん 9点(2004-06-17 19:58:55) (良:1票) |
52.《ネタバレ》 ドロシーが西の悪い魔女をピンポイント爆撃でやっつけて、マンチキンに感謝のダンスを捧げられる場面では、これこそアメリカ人が世界各国に対して持ちたい関係なんだなあ、変わってねんだなあ、とつくづく思ったことです。そうです、私らは踊るマンチキンです。でも、そういう無意識も含めて、あっかるいノーテンキなアメリカ映画の名作だわ、やっぱ。映画史上の重要性を加味して9点。 【哲学者】さん 9点(2004-06-14 11:50:06) (良:1票) |
51.確かに夢があって、素晴らしい作品だと思いますが、自分にはちょっと合いませんでした。なので作品自体の存在感に6点。 【ボビー】さん 6点(2004-06-12 21:05:34) |
50.大好きな話を見事に映像化してある。カカシの演技が素晴らしくて、本当に藁で出来ているみたい。セットも「漂流教室」なんかよりもよっぽど良く出来てる。 【マックロウ】さん 9点(2004-06-09 09:03:38) |
49.やっぱり何度観ても面白いです!!Over the Rainbowは名曲ですね♪何で昔の映画ってこんなに面白いんだろう…。純粋に映画が作られているカンジがいいんだろうなぁ。 【Ronny】さん 8点(2004-05-21 00:24:22) |
48.想い出は美化されていたようで(^^;幼い頃観た時は、モノクロからカラーヘ変化するシーン素直に感動したものだが、今観ると背景書き割りだものねぇ。まぁ、それでもやはり、名作だと思います。わら人形の、本当にわらで出来ているかのような動きが、素直にすごいと感じました。 【あさしお太郎】さん 8点(2004-05-10 11:13:15) |
47.まさに「永遠に大人にならない~」というフレーズがよく似合う映画です。古い映画ながらこれ以上のメルヘン・ファンタジーはないと思います。CGを使った映画が多用される今の時代ですが、生身の人間の演技というのはいつの時代でも温かみがあってとてもよいです。まるで映画じゃなくて夢の世界に浸っているかのような感覚になる映画で、こういう映画を楽しむ心はいつまでも持っていたいと思います。たしかにこの映画は特撮がチャチ(年代的に仕方ありませんが)やワイヤーが見えていたり夢の世界の花が造花など不満はあります。しかし見てみればそんなことどうでも良くなります。子供の頃に夢見た原色を多用したカラフルな夢の世界、そしてその世界を引き立てる音楽("Over the Rainbow""We're Off to See the Wizard"etc...)。どれをとっても"素晴らしい"という言葉しか言いようがないでしょう。"虹の向こう 空のどこかに 子守唄で聞いた国がある 虹の向こう そこはいつも青空 そこではどんな夢も叶う"そして"鳥が虹を越えるなら 私だって出来るはず"行ってみたいですね。虹の向こうのオズの国に。 【A.O.D】さん 8点(2004-03-25 19:03:53) |
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46.この映画が作られた頃の日本では、学校の学芸会では「勧進帳」とか「曾我兄弟物語」といった、主君に忠誠を誓う話や敵討ちがテーマの日本の時代物しか演じてはいけなかったという話を祖母から聞いたことがあります。学校で教わる教科書に載せられている物語なんかも、みんなそういう話だったんだろうな~。その頃のアメリカでは、本当に子どもを楽しませるために作られた、夢にあふれるこんな映画があったのか!と思ってしまう…。日本でもし、その頃にこの映画が入っていたら、「虹の彼方に」に聞き入り映像の世界に魅了された人も多かっただろうな。こういう作品を作っている国と戦うのかと思うと空しくなるだろうし、それぞれの国の民族のレベルの差を感じてしまう人も多かったんじゃないか…この映画を観ると、どうしてもそんなふうに考えてしまいます^^; |
45.確実に一般受けする作品ではありません。女性、特に女の子向けですね。しかし時代錯誤を思わせる映像には拍手。 【Я】さん 6点(2004-02-27 16:54:44) |
44.結構好きです、ジュディ・ガーランドが歌う主題歌とエメラルドの国へ行こう!のダンスが好きです。ところで冒頭子供達と子供の心を忘れてない大人達へ、って前書き?みたいなのがありましたがこの映画を面白いと思った自分はまだまだ子供の心を忘れてないんだなぁと実感しましたです(照嬉)みなさんはどうですか~?忘れてはダメですよ、子供心(笑) |
43.この時代でカラーとは相当お金かけてるんでしょうか?まあそんな事はどうでも良いですけど、素直に楽しかったです。脳みその無い案山子君、心の無いブリキ男君、勇気の無いライオンと、個性的なキャラクターたちや魔法が息づいてるオズの国など、見ていて本当に楽しいです。 |
42.《ネタバレ》 まるで宝石箱のような色の洪水は色を表現できる喜びに満ち,歌の質の高さは音を表現できる喜びに満ちている。童話「お菓子の家」が現実だったら...と夢想した人は多いだろうが,その夢のような映画。どのシーンも恐ろしいまでのクオリティの高さであるから名シーンをあげればきりがないのだが,強いてあげれば私のお気に入りはドロシーが黄色いレンガの道の突端につま先をおろし,オズへの一歩を踏み出すシーンだ。彼女が画面を旋回しながら歌い踊るとき,未知なる旅への高揚感が私の胸にも沸き起こってくる。あのダイナミックな躍動感と,らせん状に昇っていく高揚感こそが「オズ」の魅力そのものだと思う。ストーリー,キャラクター,歌,踊り,美術....どのシーンも良く考えられていて手抜きが全くない!「空前絶後」とか「前人未踏」という形容は,正にこの映画のためにあるのではあるまいか。「求めるものは既にある」というメッセージも素敵。 |
41.完璧!モノクロからカラーへ変わった時は感動しました。すごく古い作品なのに、ぜんぜん古臭くなかった。ファンタジー感はハリーポッターよりこっちのほうが好みです。 【ネフェルタリ】さん 9点(2004-01-06 09:06:56) |
《改行表示》40.《ネタバレ》 「脳味噌の無いカカシ」「心の無いブリキ」「勇気の無いライオン」は、当時のカンザスの労働者を表している。 地主が幅をきかえている時代の労働者たちは、ひたすら「何も考えず」「無心」に「逆らうこともできず」に働いていた。それ故に、働くことにより「自分の家」を持つことが大切でもあった。当時の世相を反映して、それをファンタジーにしたものと受け取れるのではないでしょうか。 最後は、それぞれが卒業証書や勲章などを受け取ります。3人は、すでに考える脳も有り、優しい心も有ったし、勇気も有った。失っていたものは「自信と確信」だったのでしょう。 ドロシーは虹の向こうに夢を見ますが、やはり大切なのは「ホーム」でした。家族や周りにいる人たちがいかに大切な存在か・・・、「ホーム」はそれを物語っていると感じた。 【おはようジングル】さん 8点(2003-12-23 10:57:19) (良:2票) |
39.壁に描かれた空、テグスの見えるライオンのしっぽ。なのになんでこんなにも引き込まれてしまうんだろう。まるで舞台みたいなかぶりものをしたカカシやきこりやライオン、そのすべてがいとおしい。当時何人の映画人が、これをやりたいと思ったんだろう。何度でも観たくなる。また、ドロシーたちに会いたくなる。 【揺香】さん 9点(2003-12-22 13:39:24) (良:1票) |
38.色、色、色の大洪水。60年以上も前に製作された映画が今尚、ここまでの吸引力を持ち続ける凄さ。モノクロからカラーへと移行する過渡期、という時代性まで利用した、映画史の大傑作。見せ付けられる卑怯な位の力技。素晴らし過ぎる。ところで、DVDの12時間の音楽特典には全く驚いたよ(全部聞いた人いるんですか?)。 【ひのと】さん 10点(2003-12-18 23:27:58) |
【あしたかこ】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-12-16 22:14:57) |