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母なる証明

[ハハナルショウメイ]
Mother
(마더/Maedo/マザ-)
2009年上映時間:129分
平均点:7.25 / 10(Review 87人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-10-31)
ドラマサスペンス
新規登録(2009-09-28)【Carrot Rope】さん
タイトル情報更新(2015-03-19)【8bit】さん
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監督ポン・ジュノ
キャストキム・ヘジャ(女優)トジュンの母
ウォンビン(男優)トジュン
チン・グ(男優)ジンテ
ユン・ジェムン(男優)ジェムン刑事
チョン・ミソン(女優)ミソン
チョン・ウヒ(女優)
谷育子トジュンの母(日本語吹き替え版)
原作ポン・ジュノ(原案)
脚本ポン・ジュノ
音楽イ・ビョンウ
撮影ホン・ギョンピョ
配給ビターズ・エンド
美術リュ・ソンヒ
字幕翻訳根本理恵
あらすじ
軽度の知的障害を持つトジュン。そして、彼を溺愛する母。2人は漢方薬を作る僅かな収入で慎ましく暮らしていた。しかしある日、2人が暮らす静かな田舎町で女子高生殺人事件が発生、トジュンが逮捕されてしまう。十分な証拠も捜査もないままに犯人にされてしまうトジュン。警察も弁護士も信用出来ない状況の中、母は息子にかけられた嫌疑を晴らすために奔走し、やがて驚くべき事実を突き止める。そして、彼女がその果てに見たものとは…。 「殺人の追憶」「グエムル -漢江の怪物-」のポン・ジュノ監督が贈る衝撃のヒューマンドラマ。
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【クチコミ・感想】

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7.《ネタバレ》 意外な展開のストーリーと後半のダークな雰囲気が自分にはハマりました。おもしろい作品でした。作品自体から凄いパワーを発しているように感じましたね。
ギニューさん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-30 18:46:09)
6.何とも気味が悪い上に後味も悪いストーリーで、観終わった後、言いようのないモヤモヤ感に包まれた。自分としては分かりやすい映画が好きなので、こういう映画は低評価をつけがちなのだが、それはできない。何せ心に残るものが大きすぎる。端的に言うとこの監督の嫌らしさが大好きなのだ。

★あらすじ★

知的障害者の息子が女子高生殺人犯として捕まった。真犯人探しに狂奔する母親。果たして母親は息子を助けることが出来るのか。。。

上のあらすじを読めば、まあまず間違いなく感動系の作品を誰もが期待するだろう。ラストシーンの法廷で、審理は意外な方向へ展開し、皆があっと息を呑む真犯人が逮捕される。抱き合う母と息子…という感じの。

でもこれが全っ然そんな作品じゃない。ネタバレしないためには、あまり多くは書けないが、母親と息子の複雑な関係性や息子の悪友、悪徳弁護士なども絡んできて、一筋縄ではいかない話になっちゃう。ここら辺の持って行き方がジュノ監督ならではで、ちょっとコミカルな状況とかシーンとかを散りばめながらうまいこと進めていく。社会派映画とエンターテイメントの狭間を突いてくる感じがツボ。

そして、最後には思いっきりズーンと落としてくる。あのラストシーンは「レスラー」を超えて今年一番だったかもしれない。プロローグのシーンともつながり、構成のうまさも感じる。おばさんが意味不明なダンスを踊るどちらかと言うと変なシーンなのだが、事件の全貌が分かってラストで観るとべっとりとどす黒い雰囲気。非常に簡単に言うと「心の闇」が凝縮されているシーン。最高。

涙が出なくても、爆笑しなくても傑作は傑作です。この映画が好きな人は同じ監督の「殺人の追憶」も是非観てみてください。期待を裏切らないゴツさですから。
枕流さん [映画館(字幕)] 9点(2009-12-23 21:50:47)
5.《ネタバレ》 未踏峰まで駆け上ってしまった感のあった『殺人の追憶』の残り香薫る映画。つーか筋立てからしてある意味続編。それが何でああいう結論になったのイマイチ理解しかねる。が、わからんなりに思ったところをつらつら書いておく。
【以下バレ】
他の韓国映画を見ていて時おり感じていたことだが、彼の地における母親の意味というのはたぶんわれわれの社会よりも深く重いのだ。あるいはわれわれの社会もかつてそうであったのかもしれないのだが、80年代からこっち「マザコン」その他の言葉によって相対化してしまった(儒教的な)情念がいまだ根深く残っている「おふくろさん」社会ではなのではないか。そして作者には、そうした通念に対して楔を穿とうという思いがあったのでは。筋立ては「母性愛のためなら何をしても許される」という結論に至っており、観客にそうした情念的なものを客体視させる仕掛けになっている。明晰な彼の地の観客にとってはしてやったりというものだろうが、そんなものとっくに忘れ去ってしまっている日本人には、はっきり言ってわかりにくい。
映像は文句がつけがたい。だが傑作という評価を下すにはエモーショナルな情動が必須である。そう信じてきたが、感動は万国共通でないこともある。難しいもんだ。
アンギラスさん [映画館(字幕)] 7点(2009-11-22 10:42:39)
4.《ネタバレ》 母の強さは正しさなのか。何にせよ、ポン・ジュノの映像から役者の演技の引き出し方から見事。

狂気の愛である。しかし、普遍の愛でもある。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』から10年近く。ダークが完全にファンタジーであるのに対して、本作はどこまでリアルなのか。

いや、警察の見込み捜査もひどいもの。ジンテもわけがわからない。そこがつっこみどころなのかリアルさなのか、微妙な綱渡り。そのバランスの結果、思わせぶりで先に進んでいく。

結局の所「唯一の真実」はそれほどはっきり描かれないので、標準的な解釈以外の解釈の余地が残ってないわけではない(真犯人は本当は誰なのか?)。しかしながら、「標準の解釈」で良いのだろう。この辺りのバランス感覚がミステリー演出の妙なのだろう。

そして、踊る。トリアーを意識したものなのか?いや、韓国人は良く踊るのである。あのようなシチュエーションで踊るというのは、見事な演出としか言いようがないのであるが。

イ・ビョンウの音楽も・・・。OSTを買うかな。
SUMさん [映画館(字幕)] 10点(2009-11-11 23:32:33)
3.《ネタバレ》 ポン・ジュノ監督ですから一筋縄所ではなかったですね。
冒頭から陰鬱なイヤ~な雰囲気が充満していて、『ポン・ジュノ映画を観ているな』と実感がすぐ湧きました。
母親が歩くシーン、息子が立っているシーン、さりげないシーン一つ取っても独特の空気感が醸し出されて魅了されます。
息子の無実を晴らすために執念の独自捜査を続ける姿は、凄まじい迫力。
後半になればなるほど、母親の顔はもはやホラーの域に達し恐い・・
歯止めの効かない暴走装置と化したよう・・。
そして、事件の結末を過ぎた後、あのラストシーンの夕焼けの光で照らされる
狂気ともいえる母親のダンスは救いの無い迷宮に入り込んだやりきれなさが残り、
ズシーンと重くのしかかります・・エンディングクレジットが流れる間、色々頭の中でシーンが巡ってきて混沌とした気持ちになりますが、それすらも心地よさも感じる余韻でした。『疲れたけど・・もう一度、観たい』という結論になります。
もちろんサスペンス映画としても見応えは十分でそちらの方向でも面白く見ました。
どこかの国の映画みたいに的外れな美談でまとめず、容赦なく人間の膿をえぐり出したような、映画に全面的に支持したくなります。

まりんさん [映画館(字幕)] 9点(2009-11-08 16:44:18)
2.《ネタバレ》 すごくいい映画でした。中盤からこれでもかと言うくらいに展開、それもスピード感と言うより引き絞られるような緊張感が次々に積み上げられていく感覚。単純な母親の愛情物語と思っていると面食らうことになりますが、二重、三重、幾重にも組まれた綿密な観客への「罠」はそれにはまることが快感に思えるほど面白く、そして怖い映画です。見当違いかもしれませんが私はふと「サイコ」を連想してしまいました。最後、踊り狂う母親の姿は明日からまた全てを忘れたように息子と生きてゆかなければならない、生きていってしまう自分への絶望とあきらめを振り切るための踊りに見えてむなしく悲しい。このお母さん役の役者さんは韓国の大女優らしいですがそれも納得。今年観た「チェイサー」とともに韓国映画のトップクラス(と勝手に思っているですが)のレベルはすごいと再び感心してしまう。 また、この様な映画が成立する韓国映画業界もすごい。
ことひきさん [映画館(字幕)] 9点(2009-11-06 18:45:14)
1.《ネタバレ》 一見よくある溺愛息子の冤罪晴らしに執念を燃やす母親ストーリー。だがボン・ジュノはタブーに近い展開を後半畳み掛ける。真犯人は誰なのか?今の日本のテレビ中心のドラマや映画に慣れすぎると、監督がちりばめた無数のヒントが気づかなくなるらしい。友人の半数がストレートな解釈で納得していることに驚いた。この監督はそんなに甘くないし、恐ろしくクールだ。よく練られたシナリオと俳優の迫真の演技、昔はいっぱいあったのに…なんて愚痴りたくなるほど、すばらしい。日本で作ると当たらないんだよなあ、こういう作品。それでももし日本で作るならば私の中で配役は決まっている。母親に吉行和子、息子は境雅人、息子の友人は成宮寛貴。年齢はぜんぜん違うけどそれぞれみんな激似です。
やしきさん [映画館(字幕)] 9点(2009-11-02 02:29:52)
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【点数情報】

Review人数 87人
平均点数 7.25点
000.00%
100.00%
200.00%
311.15%
455.75%
544.60%
61416.09%
72225.29%
82326.44%
91416.09%
1044.60%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.83点 Review6人
2 ストーリー評価 8.33点 Review6人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review5人
4 音楽評価 7.60点 Review5人
5 感泣評価 4.66点 Review3人
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