72.爆弾処理という非日常を描いているにもかかわらず、この盛り上がりのなさは何なのだろうか? ドキュメンタリーのようなリアリティを追求したのだろうか? そうであるならば成功したとのだろうが、映画としてはストーリー性が欲しい。(正直、どこら辺がアカデミー賞作品賞の決め手になったのかわからない。) 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-08-02 21:26:56) |
71.《ネタバレ》 爆発物処理、砂漠での狙撃戦と緊張感あふれるいいシーンはあったのだが、ドキュメンタリー風映画という感じで、なんか中途半端で見終わった後面白かった、と思える映画ではなかった。しかしこの映画といいグリーンゾーンといい手ぶれ映像は少しならいいのだが長く続くと見ていて辛い 【ほかろん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-06-19 18:14:55) |
70.普段は不必要に爆弾が爆発するアメリカ映画で、「爆発させない」人を描いている。とにかくずっとピリピリしていて、物語を語るというより、そのピリピリした日常を追体験する映画として優れていた。なぜイラクにアメリカ兵がいることになったのか、とか、爆弾を仕込む側の言い分にはまったく触れてないが、兵士の視線に徹して戦争を見る立場を取った以上、それでいいと思う。イラク戦争はベトナムの反復やってる、と思いがちだったが、いろいろ違いはあるのだな。装備は進歩した。ほとんど宇宙服にまで膨らんだ。それだけ土地の空気からは隔絶されてもいるのだろう。暑さにしても、あっちのジャングルの湿度とこっちの砂漠の湿度の違いは、体感で大きく違うだろうし、そこから来る不安の質も変わってくる。ジャングルのどこにベトコンが潜んでいるか分からない不安に対して、こちらは都市で周囲から無表情に見守られ続ける不安がある。ときにカメラで撮られている。見られ続けていることの居心地の悪い不安、どんな厚手の防護服でも防げない視線にさらされること、これがイラクのアメリカ人の立場なんだ。いいとこばっか描いてるな、とは思うが、少なくとも戦争の大義を主張してはいない。そんなもの探しても見つからないだろうが。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-06-16 12:15:08) |
69.「惜しまれながら死んでゆく英雄に憧れ いばらの道を見つけだし靴を脱ぎ捨てる」「何か理由が無ければ 正義の味方にゃなれない 誰かの敵討ちをして カッコ良くやりたいから」 |
【アフロ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-31 16:27:55) |
67.《ネタバレ》 戦争が行われているので、軽はずみな事はいえないが、この作品は映画的なものがいっぱい詰まった作品だ。ストーリーらしきものは特になく、ただ狂気あふれる戦場にむいている男と、彼と同じチームの兵士たちの話だ。「プラトーン」のイラク戦争版といったところか。戦場のエピソードで見せるのだが、どの場面もきわめて映画的だ。主役のジェームズはどこかあの「時計じかけのオレンジ」のマルコム・マクドウェルのような目をしている、と思った。爆弾処理といえば、「ジャガーノート」を思い出すが、ここでの爆弾処理は、緻密な計算に基づいたものではなく、経験からくる勘のようなもので処理していく。アカデミー賞に外れなし、と思っているが、この作品も外れではなかった。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-28 21:24:34) |
66.《ネタバレ》 オチはよくある展開。物語のヤマはない。冗長なシーンがある。 だけど個人的に非常に面白く感じられた。ラスト前の主人公の気持ちがわかったような 気が あくまで気がしたから。私はこの作品を高評価します。 アカデミー取ったが為に評価のハードルが高いんでしょうね。 【翼ネコ】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-05-10 00:30:21) |
65.《ネタバレ》 全編に渡って緊迫感とリアリティがあった。最初はちょっと狂ってる感じがした主人公がそうではないんだよと感じさせる人物描写の過程は良かった。ラストの映像とテロップで言いたいことは良くわかる。こういう題材は、一方からだけだとご都合主義的なものを感じさせるが、映画としてはよくできてます。 【ラグ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-05-04 00:44:52) |
64.主人公にジェレミー・レナーはミスキャスト。これが薄っぺらさの理由だと思う。戦争で病んじゃった描写は「告発のとき」がピークであり、この映画は他のイラク映画同様それを乗り越える事を諦めている。それが良かった所。(主人公が手袋取り入ってるときに、爆破スイッチ押す描写はあるけど) 【カップリ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-14 22:59:36) |
63.扱っているテーマは別に戦場じゃなくてもあるものだと思います。 現実と心が遊離してとてもシビアに目の前の事を捉える。しかし、ある時感情的になる事で人間性を垣間見ることに。 だからハートロッカーは戦場だけじゃなくてあなたの近くにもいる筈。 宮崎駿作品であれば顔ナシかな。 彼らはロックしないとやってられない。 そこが言いたいんじゃないかな。まあまあじゃないかな。 【森のpoohさん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-27 21:20:19) |
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62.《ネタバレ》 良く出来た作品であることは間違いないとは思うのだけれど、いまひとつ肝心のメッセージ性が感じられない。と言うか、期待しているメッセージが伝わって来ない。どうしても「アメリカ万歳!」的にしか感じられないからだろうなぁ… イラクでの過酷な任務。常に死と隣り合わせの生活。そのあたりはきちんと伝わっては来るのだけれど、やっぱり背景にあるのは「アメリカ=正義」という図式。そして、戦場という非日常が日常化した狂気の空間にに惹き寄せられてしまう一人の男。どう見ても彼はヒーローとして描かれている。 娯楽作品として割り切るには、この題材は重過ぎる。でも、これは娯楽作品寄りの作品でしょう。もう少し別の角度からのリアリティが欲しかったです。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-22 01:01:31) |
61.面白くはない。展開も退屈。でも、リアリティーを感じた。現代戦の戦場やテロと戦う最前線はこんな感じなんだなぁと感じる事はできたが、それ以上でもそれ以下でもない。 【ぬーとん】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-03-20 04:09:10) |
60.私にはあまり面白くない映画でした。爆弾処理任務の演出は緊迫感を煽るものだったけど、主人公にあまり感情移入できないので緊張感も半減してしまい退屈に感じられました。戦争やそれに参加する軍人についていろいろなテーマやメッセージがあるのかもしれないが、そんなのは映画自体にのめり込むことができてこそ生きるものだとも思います。それにしても最近のアカデミー賞の作品はどれもあまり面白くないですね。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-03-19 15:41:27) |
59.《ネタバレ》 ただのヒーロー大活躍アクション映画だったらどうしようと思っていたのですが、そうではなかったので安心しました。携帯電話をものすごい勢いで警戒するところなどは現実の生々しさを感じさせますし、中盤の砂漠の銃撃戦も、何もないところがかえって緊張感を高めています。前半でさんざん白く乾いた埃っぽい地面を見せ、中盤以降は暗闇中心に移行して、最後に日常のスーパーマーケットを持ってくるのも、ギャップの体感を醸し出しています。これでカメラがもうちょっとまともだったらよかったのですが。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-03-16 02:29:59) |
58.2010年度アカデミー賞受賞作。イラクに駐留するアメリカ軍の爆弾処理チームの奮闘を描く。「仕事」として爆弾処理をする彼らの姿を坦々と映しているだけで、「誰彼を倒す!」「仲間を助ける!」といった明確なゴールは無く、彼らはただただ目の前にある爆弾を任期内に処理し続けて行く。その中で命を落とす者、重傷を負う者が出るが、物語は処理チームは爆弾処理シーンをひたすら追って行きます。終わりの無い・出口の無い戦争が続く様を肌で実感出きる映画。映画を観て色んな人と語りたいという方にオススメ。 【カイル・枕クラン】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-03-13 23:31:45) |
57.主人公は度胸のよさで戦場を渡り歩いてきた。死と隣り合わせの状況でしか生を実感できないほど、彼は戦場に長くいすぎた。そんな彼も人間味あふれる部分があって、あまり優秀とはいえない同僚たちや現地の子供たちに優しい。戦場という極限の状況のなかで彼なりのバランスの取り方だと思えば親しみがわいてくる。しかし、戦地が泥沼化すればするほど、彼の人間味が空回りする姿は痛々しい。 【michell】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-13 22:12:52) |
56.《ネタバレ》 面白くない訳ではないが面白い訳でもない。戦場という非日常的な場所で爆弾処理という非日常的な仕事を生業とする主人公たちの話が淡々と進み、これといった山場もなく終わってしまった感じ。魅力的な登場人物も居らず、ラストも「また戦場へ」って感じで新鮮さも面白味もなかった。同じ爆弾処理の場面を延々と見せるにしても、往年の「ジャガーノート」の演出の方がドキドキ感に溢れていて遥かに面白い。何でアカデミー賞とったのか不明。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 5点(2011-03-06 19:15:41) |
55.オスカー受賞の箔が無ければスルーしていたであろう作品。確かにテロと戦ってる戦場の雰囲気は伝わってくるが、このストーリー性の薄さは何なのだろう…。これだったら例え爆発のシーンを拝めないとしても、ドキュメンタリーを観たほうが有意義だった。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-02 21:34:01) |
54.《ネタバレ》 あまり期待していなかったかせいか、いい意味で裏切られました。飽きずに観れ、戦争の酷さ、そして人格(戦争中毒)をも変えてしまう空しさが十分伝わりました。ただ他の方も記している通り、最初の爆破シーンは「えーっこれで死んだの?」って感じでした(逆説だったのか?)。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-23 10:09:46) |
53.《ネタバレ》 常に緊張感が張り詰めたような雰囲気に圧倒されました。 よくリアリティという言葉を耳にしますが、それは当事者にしか分かり得ないものだと思います。 戦地にいったこともなく平和ボケした日本人の私には 兵士たちの気持ちや戦場のリアルさなんてものは分かりませんが、 少なくとも汲み取ることはできました。 自分の仕事柄、現代戦争の様々な映像素材を大量に見てきました。 勿論、放送できないような映像もなかには数多くあり、そういう目線でみると この作品の魅力である映像のスゴさが分かる。 こと臨場感を出すのに全編ほぼ手持ちですが、何気ない雑感の切り撮り方がいい。 驚くべきは激しい銃撃戦やテロとの狭間に普通の民間人が暮らしてること。 銃をもった兵士たちが血相かえて市街を抜けるのを普通なら怖くて家に閉じこもる。 けど、ここでは子供でさえも興味本意に姿をみせる。 先進国ではありえない光景が日常となってしまっている現実をしっかり描いている。 また、兵士のクローズアップの使いどころもいい。 そして秀逸なのは、爆発シーン。爆発の衝撃度、恐ろしさというのが 画面狭し、ひしひしと伝わってきた。 この作品にこれといった物語性はなく、ただひたすら人間を描いている。 冒頭の「戦争は中毒である」の一文。監督がみせたかったテーマのひとつ。 ラストの 故郷に戻った時と再び戦地に赴いたジェームズの姿が物語っている。 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-20 23:13:55) |