16.単なるウィルスパニック映画になりそうなところだが、何が善で何が悪か、何が正解で何が間違いか、どこに寄りすぎることもない多角的な視点から社会状況を個性派俳優の惜しげもない投入で描いたまさに渾身のリアリティをほこる社会派パニック映画に仕上がっている。この臨場感とスリルは味わう価値あり 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-03 16:50:55) |
15.カラフルな画と強いビートの音楽に引っ張られ、深刻で不安な世界に連れ込まれる。誰もが気になる本当にありそうな恐怖をベースに、極限状態の世界で息をしなければならない人々を沢山映している。けれど、あまりにも淡々と、淀みない川のように事態が流れて予想の範囲内で収束していく。魅せる力も持っているので興味深かったけれど、心に留まるものは無い。物語として、ある意味落第点である平均点しか付けられない。ホント、この文章みたいに味が無い。最後のDays1は余分に感じた。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-29 16:01:45) |
14.《ネタバレ》 豪華俳優陣でしたね、ジュード・ロウこんな歯並びでしたっけ。それはさておき、私はみてよかったと思う映画でした。知りたいことが網羅されていて、最後は若干の希望がみえて。あの会社が工場をそこで開発していなければ、浮気しなければ、と因果応報ですかね。。。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-27 10:29:50) |
13.《ネタバレ》 ナショナルジオグラフィック?それともディスカバリーチャンネル?どっちでもありそう。ディスカバリーの方でありそうかな。何かを期待して見たらだめです。てっきり、マット・デイモンの体から、ウィルスに効く何かを見つけるのかと思っていました・・・。[自分メモ]パルトロウの「頭皮ペローン」が印象に残る。ワクチンの接種方に興味がわく。WHOの人がどうしたのか気になる。時間がないからこの辺りで。 【蝉丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-20 00:57:09) |
12.《ネタバレ》 ものすごい俳優陣・・・。それだけがこの映画の魅力ですね。リアリティ追求するならむしろ無名な俳優使った方が良かったんじゃないかと思わずにはいられません。 大体リアリティがあるのかどうかも怪しい。世界の科学者もっと頭いい人居るでしょう!WHOだかCDCだかのスタッフ少人数すぎる・・・。 かといって人間の道徳についていくのかと思ったら特に大きいこともなく、伝染病の怖さもあんまり残らない。アウトブレイクの細菌が飛び散るシーンなんて未だに覚えているというのに。。怖さを強調したいせいか雨と曇りと夜ばっかりで陰鬱だし、素人でも暴動が起きそうなのがわかる政府の対応。パニック引き起こしたいとしか思えない。 もちろんエンディングも観客放り投げ。結局「伝染病は怖いけど、ただ耐えてプロに任せとくしかない」みたいな終わり方。群像劇なことも特に利用されず、何がしたかったんだろう・・・。監督の「パニック映画にだけはしたくない」という気持ちは伝わってきましたけど。 【ronronvideo】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2012-01-22 06:27:42) |
11.《ネタバレ》 新種ウイルスが原因のパニック映画を想像していたのだが、ウイルス被害を受ける側ではなく抑える側視線の話であったこと、リアリティ重視で派手な演出がほとんどなかったことなどから、パニックの要素はほとんどなく、映画と云うよりはNHKのシュミレーション映像を観ている感じ。帰りの電車で“吊革に掴まるのはよそう”と思う程度に説得力はあったが、映画として楽しめたかと云うと否定せざるを得ない。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-01-07 17:50:36) |
10.映画館を出た後、思わず手を洗いたくなる映画。そういう意味ではアウトブレイク以上かも。淡々とした展開は嫌いではないんですが、記憶が飛んでいるところもチラホラ。トラフィックのような、 何度も見返したり思い出したりしているうちに面白くなってくる映画のような気がします。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-01-03 20:12:06) |
9. いい俳優も出ているし、後で知ったことですが、監督もスティーヴン・ソダーバーグだし……で、なんでこうなったんでしょうか。緊迫感もなければ、科学的な面白さも、壮大さもまるでない。アメリカでこの映画、上映されたんでしょうか? 【海牛大夫】さん [DVD(字幕)] 4点(2011-12-29 10:24:04) |
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8.《ネタバレ》 飛行機にて鑑賞。 なにか感動したり、カタルシスを得たりということがないので、通常の映画を見るときの面白さはまったくないが、なんだろう、たとえば「ワクチン接種の順番決めが誕生日の抽選かよ、アメリカ的だなー」とか、「やっぱりこういうとき、家族や親戚に言っちゃうよねー」とか、「こりゃ、香港人は怒るわなー」とか、いろいろ考えながら見はじめたら、意外と面白かった。 なんというか、そういう心構えが必要な映画で、事前情報なく見るのはちと辛い。 【ぽん太】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-12-27 21:36:03) |
7.皆さんおっしゃるとおり淡々と進むシナリオに物足りなさを感じます。私にとって始めてみたパンデミックものだったアウトブレイクほどのインパクトもなく、いかにも邦画的な人間関係を真ん中にすえて描ききった感染列島ほどキモチに訴えるものもなく、がっつり映画の中に入り込んでエンターテイメントを体験するのだ、と、わざわざ映画館で見ようと期待して見に行った身にはちょっとつらい。エンターテイメントを期待させる日本でのプロモーションもよくないのかもしれません。 ただ、鳥インフルエンザやSARSなど、大流行が懸念される伝染病が身近に迫ってきたとき、最悪のケースを想定するという意味ではリアルでした。 【んぽ】さん [映画館(字幕)] 3点(2011-11-26 00:14:37) |
6.《ネタバレ》 何年か前にインフルエンザの注射(その年の流行りを予測して注射するらしいですね)をしたのに見事にインフルエンザにかかり、40度弱の熱+節々の痛み+身体全体のダルさ+凄い色をした痰が数日間続き、マイナス思考の私は「終わったなこりゃ…」などと思ってしまったのですが、これからも地球上のどこかで発生し爆発的に広まるパンデミックは多いだろうし、免疫力の弱くなった高齢者や免疫力が無いまま育った人や弱い子供なんかが多くなると思われる未来を考えると不安ですねぇ。 ウイルスに右往左往し暴動、略奪、強奪をする人や、2011年3月11日の東日本大震災後にもあったネットやTVのデマ情報に踊らされ物品買占めに走る人たちや火事場泥棒のような行為に及ぶ人たちなんかのウイルスという見えない恐怖に対する人間の脆さ、愚かさが巧く描かれていますね。ただ、抑えた演出で淡々と上手く見やすい構成で進みますが、全てが予想通りだったかな。最後に最初の死者の会社による森林伐採によりコウモリが森を追い出され、家畜小屋に逃げた込んだところ食べていたバナナを落として、それを豚が食べ、それを人間が…というような連鎖は説教臭さを感じ余計だったかなと思った。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-11-20 21:59:10) |
5.《ネタバレ》 群像劇なんでキャラ立てはあんまりなくて非常に淡々としたつくり。映画としてはおもしろくないかなぁ。現実ってもっと皮肉的なことって起きると思うし。 【とま】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-11-20 14:58:50) |
4.感染力が高く、致死率も20%と高い未知の感染症のバンデミックを描いた映画だから、『アウトブレイク』をイメージしていたが、ダスティン・ホフマンのようなキャラクターが活躍するわけでもなく、ウイルスハンターやウイルス学者が行う感染症対策を淡々と描いているだけなので盛り上がりに欠ける。しかし、淡々とした描き方がドキュメンタリー的である意味迫力がある。 ついでに言えば、報道のあり方(自称フリージャーナリストのブログを報道と呼ぶのかは別にして)やホメオパシーに対して一石投じているので、僕としては高評価にしたくなる。 エンディング付近で流れるU2の『All I Want Is You』もよい。 【あきぴー@武蔵国】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-11-18 01:52:00) |
3.《ネタバレ》 95年の『アウトブレイク』はやや大味なサスペンス・アクションという感じだったが、本作はかなりリアルなシュミレーション映画となっている。エンターテインメント性を求めるなら先の『アウトブレイク』を勧めるが、個人的にはじわじわと恐怖が忍び寄ってくる本作の方が好みか。アカデミー賞女優を開巻早々に退場させる(しかも解剖シーンでは頭皮がデロンと剥がれる。ギャ~!!)とは、流石ソダーバーグ。淡々とストーリーが進み、ドキュメンタリータッチなので、観る人によっては退屈と感じるだろうが、『トラフィック』のようなリアル路線が好きならハマれるはず。それにしても、マット・デイモン太ったな(役作りだろうか?)。 【フライボーイ】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-11-13 22:20:55) |
2.《ネタバレ》 無駄のないよくできた映画。描き方は「トラフィック」に似て、群像劇。映画は初期の感染者の遺族であるマット・デイモン父子、ローレンス・フィッシュバーンを中心としたCDC、香港に派遣されたWHO職員のマリオン・コティヤールの3つの話を軸にして進む。正確さが追求されているのか、CDCの設備やウイルスの分子構造の説明などに違和感がない。何気ない人と人との接触を中心に捉えた撮影が効果的で、様々な人との接触の上に成り立つ人間社会の姿がウイルスの蔓延を通して伝えられる。題材がウイルスだけに麻薬問題を扱った「トラフィック」に比べると地味な印象だが、より身近な恐怖がリアルに描かれている。 【カワウソの聞耳】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-11-12 13:28:54) |
1.《ネタバレ》 正直な鑑賞した直後の印象は「ハズレ…」感が強かった。もちろん構成はしっかりした映画だし、出演者たちも有名どころの芸達者が揃っている。でもそれが故に総花的すぎて、本来の題材であるパンデミックの緊迫感が伝わってこないし、人類絶滅を垣間見る当事者たちの絶望感も余り沸いてこなかった‥。パルトロウが冒頭であっさりと死ぬのも良いでしょう、ウインスレットが途中で消えるのも良いでしょう、要するに人が死んでいくのが題材の映画だから。 でも繰り返すけど、それが絶望感に繋がらない、少なくとも僕の心は悲しみを感じなかった。ジュードロウは「狂言廻し」的に、物語を説明しながら鑑賞者をリード、もしくはミスリードする役柄だと思っていたのに、結果としてあらら?単なるおまけ?なにかかみ合ってない。 どうにも淡々としているんだ、この映画。パニック物を観たかったわけではないし、無用なほどのカタルシスを求めたわけでもない。そもそもソーダ-バーグってはこういう演出なんだなぁってのも判るけど、でも題材と監督の味付けが合わない映画、なんというか観ている者にストーリーの絶望も希望もあまり「伝染」してこない映画だった。 【crushersyu】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2011-11-12 01:28:13) |