207.《ネタバレ》 真っ白な世界を犬が走っていく。どういう行きがかりでそうなっているのか説明はまだないけど、いたいけな小動物がヘリコプターという近代兵器によって迫害されてる、という印象を与えられ、つい、逃げよタロ! 力一杯走るのだっ! と見てしまう。そう観客に刷り込んでおいてから、引っ繰り返していく仕掛けがニクい。その犬が基地内を歩き回っている。変に擬人化されてなくて、まさにペットのように、しかしそう思って見ると観察して回っている不気味さ。観客が思わず目を凝らしたくなるところで、目をふさがれるようにフェイドアウトになる。このじらされるリズムに乗って、だんだん不安感が募っていく。この序幕の入りがまず楽しい。正体を現わしてからは、疑心暗鬼の人々ってのがポイントになって、血液検査のあたりがヤマか。ただメンバーの個性がもうちょっと出ていたほうが、そういう場面では楽しめただろう。外はバイキンも生きていけないという南極の清潔な白、その死の清潔に封鎖された中でグチャグチャした赤黒いものがヌメヌメチュルチュルしている対照の妙。ノルウェー基地が焼き捨てようとしたものを、わざわざ運び込むなよ、とか思いはするけど、あのテラテラした赤黒さを放置しておくには忍びないまでに、南極の清潔な白色は暴力的に圧迫してくるんだろう。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-14 10:13:42) |
206.《ネタバレ》 前に映画館で見て、とても気持ち悪かったのを覚えています。誰が乗っ取られているか確かめるシーンは、初めてみる人は椅子から飛び上がってしまうほど恐いです。台の上のシーンは特に気持ちが悪かった。再び見る機会がありましたが、気持ち悪いだけの映画でした。 【けん124C41】さん [地上波(吹替)] 4点(2010-12-11 14:04:39) |
205.初めて観たのは25年前ぐらいで、中学生だったかな。「ロブ・ボッティンおそるべし」と頭に刷り込まれてしまった。しかし、おもしろい。名作というのは、何年たっても名作だと思う。今年封切られて話題になった映画のうち、20年後に名作と言われるのはどれぐらいあるのだろうか? 【センブリーヌ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-11-16 13:40:46) |
204.バキバキ グチョグチョ シュルシュル~ ドカ~ン。傑作です。 【まんせる】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-11-09 20:47:53) |
203.《ネタバレ》 カーペンターといえば「B級」って言い方されますが、この作品だけは「名作だな!」と思います。CGのない時代の特撮のなかでも、このあたりの作品の技術は下手なCGより魅せてくれます。でも特撮が良いだけで名作なのではなく、疑心暗鬼になっていく心理展開や、物事の見せ方がとてもいいです。疑心暗鬼は解決しないまま、極寒のなか二人残されるエンディングもいい余韻。今時のお気楽CGで続編なんか作られちゃ興ざめしちゃうだろうけど、しっかり手作りで重厚な続編orリメイクなど見てみたい気がします。音楽ですが、いつも自作で済ます監督が、なぜわざわざエンニオ・モリコーネを起用したのかいつ見ても不思議。重低音がドンドンと繰り返されるフレーズはカーペンターお得意のもので、この作品でも自作で十分だったのでは? と思ってしまう。けど、モリコーネのおかげでシンプルに抑えが利いたのかな? 打楽器音みたいなのが混じる感じもいい具合でした。 【だみお】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-10-23 17:42:38) |
202.カート・ラッセル、なんか麻原彰晃を意識してへん? 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-10-09 17:52:40) |
201.狭い南極基地だけであれだけのスケールを描けるのはこの作品以外無いでしょう。 疑い疑われ誰一人信用出来ない・・・少し気を緩めると謎の物体に寄生される恐ろしさ!見てる側もドキドキハラハラさせられっぱなしです!リメイクされるのを待ちます♪でもオリジナルには適わないかもね☆ 【トムワサビーニ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-30 00:30:52) |
200.《ネタバレ》 この恐ろしさと面白さはなんと表現したらよいやら・・・血液みたいなエイリアンが侵入して人間にでも犬でもなんでも姿を借りられるので、もう変幻自在、なんでもアリ。男の頭からカニかクモのような足が出てきてはいずり回ったりして・・・現在の特殊技術、CG技術でリメイクしたら直視できなくなるかも。 【きーとん】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-07-30 22:59:28) |
199.《ネタバレ》 異性人モノやホラーは、相手の姿が現れた時点で冷めてしまうのですが、この作品は相手の得体が知れないことで緊張感がありました。 また、周りが誰も信じられないという状況により恐怖感が増しており、生き残った2人も何となくお互いが信じられないような微妙な空気で終わったような感じがします。 リメイク作品ですが、前作とはかなり内容が違っています。 名作のリメイクはハードルの高さゆえ失敗し、凡作のリメイクはやはり凡作というイメージが個人的にはあるのですが、この作品に関しては前作をかなり宇上回っていると思います(特に緊張感の面で)。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-05-07 21:52:16) |
198.久々にここまでグロい映画を見た。話はそれなりに面白いが、生理的に受け付けないものがある。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-05-06 22:24:13) |
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197.Xのえぐい描写が斬新で良い。エイリアンとは一味違う。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-03-14 01:45:26) |
196.《ネタバレ》 「ハウリング」に続くロブ・ボッティンのクリーチャーの造詣は今見ても秀逸。後の「グリード」や「トレマーズ」に多大な影響を及ぼしたと思われるクリーチャー描写は、記憶に残る一本となっている。氷に閉ざされた空間で"Thing"に侵された本人すら気付けない状況は、自ずと互いを疑心暗鬼に陥らせ、終始緊張状態が持続し観客を物語に没入させる。侵した生物の遺伝記憶を爆発的に発現できる"Thing"が正体を現すシーンは、何故だか体が震える。更に最後まで侵された人間が判らないまま終わってしまい、観客に判断を委ねるラストは不快だが心地いい。ただ、一個の細胞からでも再生できる"Thing"を爆破してしまったのは、大きな間違いであったと思ったがいかがか? 【しぇんみん】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-14 21:41:21) |
195.《ネタバレ》 あーもう大好きな映画。何度観てもおもしろい。独特のクリーチャーの造形(特にノルウェー基地にいた氷漬けのやつ)もいいし、疑心暗鬼になる人間関係にスポットを当てた脚本もいい。心臓電気ショックシーンを未見の人に見せるのがとっても好きでした。誰に見せてもすっごく驚くんだよね。笑 プレキエルの製作が決まっているそうですが、ぜひともCGは控えめでお願いしたいです。 【HAMEO】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-02-09 19:33:19) |
194.エイリアンの二番煎じ、かつ、全然おもしろくない。 【TO】さん [DVD(字幕)] 1点(2009-12-23 13:25:36) (良:1票) |
193.《ネタバレ》 この世界観は、27年経った現在でも色褪せていません。派手さは無いけど、緊張感が持続しててとても面白い作品でした。南極の調査隊員達が遭遇した、得体の知れない生き物は一体何だったのか、どこから来たのか・・・その説明は描かれていません。だけど、当の隊員達はそれを判明する以前にまずは生き残る事に必死だから、逆に全てを描いてしまうとつまらない物になってしまったでしょう。エイリアンのような生き物が人間社会を脅かす、というのはSF。そうなった時の人間模様はサスペンスです。皆が皆を疑心暗鬼になってる様はパニック映画。人間だった者が変態してグロい怪物に変身する様はホラーです。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-12-18 16:56:29) |
192.《ネタバレ》 最後までハラハラしながら鑑賞しました。 登場人物がゴーグルやらごつい装備で、誰が誰だかよく分からなくなることもありましたが、全体的に面白かったです。 クリーチャーも今となってはちゃっちいですが、当時では絶賛されたんじゃないでしょうか。 【かずまる】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-01 15:28:58) |
191.《ネタバレ》 中盤以降の疑心暗鬼に陥っていく隊員達の駆け引きはおもしろかった。ただ登場人物が多い割には一人一人の描写が少ないので、誰が誰だかわからないうちに話が展開してしまい、見終わったあとは消化不良気味。最後に出てきたクリーチャーのお姿もなんともお粗末なもので、しかも親子揃っての登場(だった気がする?)で、それまでの緊迫感がどこへやらというほどだ。この手のジャンルの先駆け的な映画なのかもしれないけど、最後はやっぱり敵が爆死爆死爆死で終わるのであり、最初にしてすでに限界が見え始めていたわけなのであった。 【プライドだらけ】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-29 00:36:02) |
190.《ネタバレ》 古びない映画があることを、このサイトでずいぶん教えてもらいましたが、この作品は、クリーチャーの造型が珍しかった1982年なら通用したものだと思いました。作品半ばで、「打つ手が何もない 待つ以外」(byカール・ラッセル)状況になった以上は、むしろ被害拡大を食い止めるために、敵であるかも知れない仲間と(疑心暗鬼と闘いつつ)協力しながら、現場の状況を外部に伝えるストーリーにしたらどうだったかなあ、とか思いましたが、やっぱムリっすか。 【なたね】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2009-09-21 11:26:15) |
189.高校生の時、この作品の話題で男友達同士物凄く話しが盛り上がった。あの時、お互いに目をキラキラさせて「物凄いものを観たゾ!早くこの感動を誰かに伝えたいゾ!」とムキになって語り合ったあの頃が懐かしいです。自分が思うにこの作品は“ワンパク野郎”の映画です。女性ならともかく男性でこの映画に6点以下の点数を付ける人とは絶対に友達にはなれません。 |
188.クリーチャーの造型がリアルすぎ・・・恐いです。 【カロ】さん [地上波(吹替)] 6点(2009-05-30 18:15:21) |