80.《ネタバレ》 あの事件当時、自分は中学生で、まだまだ子供で何も分からなかった。何が起こったのかよく分からず、ただとんでもないことが起こったとしか思えなかった。しかし、あれから6年たって、自分も成長し、テロについても何となく知識を得て、この映画を見ることができて良かったと思う。 普段テロのニュースだけ見ていると、やはり平和な日本に住んでいる自分には、他人事としか思えない面があると思う。本当に客観的立場からしか見ることができず、あの飛行機に多くの人間が乗っているだとか、テロリストも生身の人間だとかいうことは、想像しにくいと思う。しかし、この映画を鑑賞することで、テロに対して現実味を感じることができた。この映画は被害を受けた側の国の人間たちが製作しているので、やはりテロリストたちはただの悪党としてしか描かれない。しかし、彼らにもあのような行動をとった理由が、少なからずあるはずだ。といっても、テロはやはり悪いことだけれど。 そういった背景を調べてみたいと思わせてくれたことも、この映画のいいところなのではないかと思う。この映画を鵜呑みにして、これが全てだと思うのではなく、この映画をきかっけに事件について考える意味で見てほしい作品だと思う。 【Fay】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-18 22:16:33) |
79.単純に緊迫感があって見ごたえはありました。でも4つの内これを選んだ理由を考えると「一番同情を買いやすいから」とどうしても邪推してしまいます。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-08-13 16:56:09) |
78.ベンジャミン・フルフォードやリチャード・コシミズ、きくちゆみ等が911同時テロはアメリカ政府の陰謀だとして、『911ボーイングを捜せ』等という戯けた映像を垂れ流している。911陰謀論を信じている者こそ、本作を見るべきであろう。 911同時テロで犠牲となった人々のご冥福を祈っています。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-09 23:17:16) |
77.機内の臨場感や緊迫感にはただただ圧倒されるばかりでした。人間臭くテロリストを描いたこともよかったように思います。テロに立ち向かった乗客の方々の遺志が,映画という形で反テロを歌う作品として後世に残るものになったということがまず意味があるように思いました。それだけに管制塔のシーンが長く,いやに緊迫感ない仕上がりになっていることが残念です。管制塔でWTCに飛行機が突っ込んだ映像を見るシーンであったり,応答のない飛行機へ応答を求め続けるシーンであったり,「演技っぽさ」が非常に鼻についてしまい作品全体のバランスが崩れているように思いました。しかし,監督のこの作品への意欲・情熱が溢れんばかりに機内のシーンに注ぎ込まれており,あの忌まわしいテロ事件をリアルタイムで見ていた人の誰もが見るべき作品であることは間違いありません。 【Thankyou】さん [DVD(字幕)] 4点(2007-08-09 00:27:27) |
76.どこまで実話なのかは疑わしいが作品としてはよく出来ていると思う。テロは100%悪である。がしかし、このような事態になった要因をアメリカ人は誰一人として考えないのでしょう。テロとの関連が結局何もないままイラクとの戦争にまで発展していく。自分の国のことだけしか考えないアメリカに正義について語る資格はない。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-07-31 22:19:26) |
75. その日は残業を終えて帰ってきて、妻が見ていたテレビを何気なく見ると丁度「ワールドトレードセンターに飛行機が突っ込んだ映像」を流しており、「リアルな映画だね」「いや、さっき起こった事なの」、しばらく本当に信じることができず繰り返すニュースを呆然と見てました。 この映画は、当日起こった出来事が、ぐいぐいと緊迫感をもって展開します、とても2時間が早く感じましたし、急展開のラストとその後のテロップ、エンドロール・・・しばらく固まってました。 しかし誤解を恐れずに言うとこの映画で、事件があった事実を除き、監督が伝えたい 映画ならではのメッセージ、感じ入る部分が掴めないのは私だけでしょうか? また機内で起きたことが克明に伝えられていて、これは乗客者から家族への電話等の事実を参考にしているのでしょうけど、本当にすべてを伝えきっているのか・・・というようなこと感じてしまうのは私だけでしょうか?「衝撃の事実であることは間違いない、その事を胸に刻むことは重要なこと。しかし、全員が死亡しかつ飛行機という閉ざされた空間の中で発生した事実を伝えきる事は不可能。御遺族がこの映画をどう感じるだろうか。」などということをどうしても考えてしまう。 ユナイテッド93号のブラックボックスも明らかにされていないわけだし、衝突まである一定の推測に従ってストーリーを進めていくのだけれど、この事件の重さからして、本当に推測でしかもカメラは臨場感ある撮り方をして良いのかなという気がしてなりません。管制官や空軍等のやりとりは非常にリアルでついつい引き込まれましたが・・・ 【たくみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-07-14 21:18:41) |
74.あの日のことは今でも鮮明に覚えている。TV中継を見ながらしばらく呆然とする自分がいた。あれから早6年。この映画を借りるにあたって、結果はわかっている。ただ、United-93の目標はホワイトハウスだったのか、キャンプデーヴィッドだったのか、それを知りたかった。と言うといささか語弊があるのかもしれないが、ラストまで完全にのめり込まされてしまうカメラワーク、音楽等は賞賛に値するし、見てよかったとも思えた。しかし真実は「コクピットの操縦桿は乗客が取り戻すことはできずに墜落」が自分の知る限りの事実だったので、ラストは「脚色」なのだろうと冷めた目線で見てしまった反面、自分自身「操縦桿を取り戻せず」ならあんな場所に墜落するだろうか?との疑問が当時はあったので、事実より納得できるような「脚色」でもあった。及第点。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-17 13:50:16) |
73.《ネタバレ》 ドキュメンタリー映画はどう評価していいか解らないっていうのもありますが、観て気分がいいものではないのでこの点数で… やっぱり結末がどうなるか解ってるといい意味でドキドキはできないですね。気の毒です。 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 6点(2007-04-16 23:57:52) |
72.《ネタバレ》 こりゃ重い話だなぁ。リアリティがありました。実際にテロに遭遇したような感覚に陥りました。悲しい結末を知っているだけに乗客たちの必死の抵抗は見ていてツラかったです。しかし彼らの結束力と勇気は素晴らしいですね。 【ギニュー】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-16 21:12:56) |
71.《ネタバレ》 映画を見て体が震え、怒りの涙が出たのは初めて。ドキュメントとは言え、まるでその場にいるような臨場感は見事。下手なホラー映画よりよっぽど怖かった。 【レッドホーク】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-04-16 19:39:23) |
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70.とても力強く、訴えるもののある映画でした。9.11をリアルタイムで経験した我々には、ただのパニック映画として片付けられない、貴重な物語です。機内での出来事は事実を基にした、あくまで想像でしかないのでしょうが、この話をまとめ上げたスタッフには頭が下がります。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-15 18:28:40) |
69.緊張感があり、とても上質な作品である。手持ちカメラのような臨場感は乗客の絶望感を伝え、また突然のハイジャックに慌てふためく航空管制センターの人々の緊張もよく描かれている。テロリストから運転室を奪還する部分など脚色があることは事実であるが、乗客たちへの追悼という形式をとっている以上やむを得ない部分ではある。むしろ不満なのは、テロリストたちのほうがのっぺらぼうのように無個性に描かれてしまった点であり、アメリカの視点からの一方的な9・11観に留まった点にある。なぜ、9・11が起こったのか、その遠因はなんだったのかをアメリカ自身が冷静に客観的に認識したときに、より深みのある9・11映画はできると思う。 【こまごま】さん [DVD(吹替)] 7点(2007-03-28 14:09:28) |
68.《ネタバレ》 生存者 0、 この数字を最後にテロップで見かけた瞬間、あらっ やられたと思いました “あらっ 実話に基づいての細かい再現ドキュメントではなかったの?” “あらっ 実は生存者が一人でもいらっしゃってこその その方の証言ドキュメントって事ではなかったの?!”という とっさに湧いて出てきた不信感。うわあ裏切られてしまった・・ つまりはほとんどが想像の世界での出来事なのであって つまりはエンターテイメントに仕上げられただけのただのパニック映画だったのか ・・という思い・・・ しかし今よくよく考えてみるとそうではなかったのだと思いたい。 例え想像の中で作られた作品であったとしても 亡くなった44名のあの乗客たちの心中を察する事は十分に出来たのだから、 そして恥ずかしながら私自身は正直、あの9・11事件の他の3機の陰に隠れてしまって まるでエアポケットに入ってしまっていたこの不時着便の事を今まであまり知らなかったですから、そしてそれと同時に気にも留めていなかったのですからこの作品見るまでは。 そんな意味では今回今さらながらに知らされてよかったと思えましたよ UN93便の事を。無念の思いで亡くなられてた方がいらっしゃった事を、44名の事を。 そして劇場で目にして来たのが実はもう2週間も前の事であったのですが、あのジ・エンドの瞬間が今でも昨日や今日見終えてきたばかりの事のように思い出されてしまっています。ずっと強烈に脳裏に焼きついてしまっています。あのジ・エンド法とテロップが。 【3737】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-03-18 22:28:18) (良:1票) |
67.《ネタバレ》 重い。観終えてからしばらくこの言葉以外浮かばなかった。テロの犯人がこれから行おうとする事に対する緊迫した表情、乗務員・乗員たちの笑顔の日常、その対比が、これから先のストーリがすでに分かっている観客に突きつけられる。 その後DVDに編集されている遺族の映像を見た。残された家族が語る言葉の一つ一つにこの事件の重さを改めて感じた。その中の「…でも私たちはある種恵まれている。なぜならNYの何千という人々―少なくとも何百という人々は行方不明のままなのよ。リンダは死んだ。3週間NYを捜さなくてすむ。もしかしたら帰ってくると思わずにすむの。」という言葉、こんなにえぐられることはないと思った。 【おっちょ】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-03-12 11:37:35) |
66.観終わった後はあまりの衝撃と戦慄でしばらく放心状態のままエンドクレジットを眺めていました。時間を気にすることも無く息をつく暇さえない111分。まるで自分もユナイテッド93便の乗客の1人としているかのような感覚になり、緊張と恐怖が恐ろしいくらいに感じました。次々と立て続けに発生するテロの状況に混乱を極め全く機能が果たせない軍と管制センター。神に祈り使命を全うしようとするテロリスト。絶望し泣き叫ぶ女性の乗客。命懸けで機を取り戻そうと戦う男性の乗客。その全ての立場の人々の描写もそれぞれ偏りも無く、美化しようともせず、ありのままリアルに描ききれていたと思います。俳優の方は皆、無名の方ばかりでしたが劇中での危機的状況に追い込まれた時の演技は迫真で、よりリアリティが感じられました。確かに完璧な事実でなく推測の枠は出ないけれども遺族からの証言や当時の情報を基に最大限まで真相に近づこうと練りに練られた脚本。自分の演じる人物の遺族に実際に会い、交流して絆を深めた俳優。DVDに収録されたドキュメンタリーを観て、監督を始めとする本作の制作に携わった人々がどれほど誠実に真摯に本作を創り上げていたかが伺えます。今を生きる人の殆どがあの9.11のテロの惨事を知っていると思います。本作はあの事件をリアルタイムで知っている全ての人に観る価値のある映画だと俺は思います。 |
65.テロ犯の普通っぽさが新鮮。クレバーな映画だと思う。 【k】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-03-04 21:01:57) |
64.《ネタバレ》 しっかり勉強してから観た方が良いかなと思ったのが間違いだった。無知なままで観た方が良かったよ。ここの評価高いので期待していたのですが・・この映画の予備知識一切抜きで観たためかどうもなぁ・・・・。同じドキュメンタリー調でもアンビリバボーか仰天ニュースにでも作らせればもうちょっと楽しめたんじゃないでしょうかね。場面が移り変わりすぎて何が何だかサッパリです。そしてあのカメラ・・わざとあんな観づらくしたようですが勘弁してくれ、せめてもうちょっと抑えて欲しかった。ドキュメンタリーだろうが何だろうがこれを映画として世に送り出すならもうちょっと観る側のことを考えてほしい。臨場感でも出そうとしたのでしょうが自分には逆効果でした、酔いはしないけどとにかく観づらい。おまけに終始人間がギャーギャー騒ぎ立てるだけ・・・ちょっと映画としては酷くないですかね。緊迫感?全然感じませんでした。こういった悲しい事実を映画で人に伝えたいなら映画としての出来も良くないと駄目だと思うんですが。そしてその『事実』が本当に事実なのかどうかは分からないってのはどうなんですかね。「プロパガンダだ・・情報操作だ」などと聞くと「ああ、そうかもね」と素直に思ってしまうしそう思われても仕方ない気がします。この監督は他の墜落理由の噂とか陰謀論とかをどう捉えてるのでしょう。あくまでも「あの日こういう事があったのかも知れない」ぐらいのスタンスでいてくれればもうちょっと評価できる作品なのですが・・・・・。しかし衝撃的な内容である事には違いないし、多くの犠牲者が出たという事は忘れてはいけないなとこの映画を観て改めて思いました。歴史のお勉強をする機会を与えてくれたのでプラス1点で。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-02-27 23:24:14) |
63.《ネタバレ》 書籍でもインターネットでもテレビニュースでも、いくらでも情報を得る事が出来る、あの前代未聞の歴史的テロ事件に関して、今さら中途半端に脚色された「ドキュメンタリー風味」の映画を見させられなければならないほど、我々はあの事件から何も学んでいないのだろうか?国家と民族のあり方やテロついて何も考えたりしていないのだろうか? 英雄的側面を強調する事で反論を封殺しつつ、何気に政治的プロパガンダに利用する事の方が、亡くなった被害者や遺族の方たちに対して失礼だと思う。 【FSS】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-02-27 22:32:18) (良:3票) |
62.元となった事件はとりあえず横に置いといて一本の映画として見た場合、前半の管制センター中心の部分が自分にはどうにも退屈でした。いかに衝撃的な事件だったとしても、見てる方はこの先何が起こるかほとんどわかっているわけですしね。こちらを完全ドキュメント調で描くことによって、後半の断片的な情報から作りあげた機内のフィクションの部分にもリアリティを感じてもらおうという意図だったのかもしれませんが、それにしても長すぎと感じます。対して、ラスト10分ほどの映像は自分の飛行機嫌いを更に強烈なものにしてくれました。 【KYPA】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-17 19:26:11) |
61.あまりにも重い映画です。こんな惨劇が実際に起こったのかと思うと(幾分に想像と脚色が入り混じっているとはいえ)、やり切れない気持ちになりました。あの事件で亡くなられた全ての犠牲者にお悔やみ申し上げます。 【(^o^)y-~~~】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-02-17 14:35:37) (良:1票) |