12.「『マトリックス』(の続編)は、SF映画ではなくアニメの実写映画化」という意見を聞いて、見方は色々だなあと思っていたウォシャウスキー兄弟の作品。色遣いといい、動きといい、まさにアニメの実写……いやCG映画化だと言える。のっけから「わざとらしい説明シーンが多すぎる」という点で脚本には大いに文句を言いたい。しかし、その点に目をつぶれば意外にまとまりのある話になっており、十分楽しめる。オープニング&エンディングの音楽もよい。トリクシーはとてもよかったが、真田広之はいかにも無駄遣い。まさに“役不足”と言えよう。 【mohno】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-07-16 01:44:11) |
11.★自分もあの極彩色の予告編と、評論家の低評価を見て不安を感じた一人です。しかし、見てよかった。ほんとによかった。 ★まるでこまねずみのように縦横無尽に走り回り、バッタのように跳ね回る超トリッキーなレースシーンにアドレナリン出まくり!この感じ、多分ロボットアニメとかの戦闘シーン(特に板野サーカス系)によく似ている。つまり非現実なことは分かりきってるんだけど、それを補って余りあるスピーディでスタイリッシュな映像に酔わされるってやつ。(この点、前の席で見すぎた人は気の毒。ほんとに酔っただろうな(笑)) ★そして静止画で見ても、マッハ号の造形はほんとにほれぼれするほどかっこいい!(特にあの前後フェンダーラインとホイールアーチが絶品!)余談だがぼくは車の価値は絶対デザインだと思っている。そして今現在売られている車で、価値のある車など皆無だ。ぼくが今までに欲しいと思った車は、トヨタ2000GTとこのマッハ号だけ! ★わざと現実感をなくしたアニメっぽい背景、日本人キャストなど思いつかないくらい原作のイメージにはまりまくった各キャラ、タツノコっぽいギャグ、何もかもグッド。 ★物語は少年アニメが原作だし当然シンプルのきわみだが、家族愛や巨大企業が牛耳るレース界への反体制の勝利など日本のドラマだったらことさら臭くこねくり回すとこも、いやみなく自然に盛り上げてくれててよい。そうそう、幼なじみのトリクシーが小さなころから「奇行な」スピードを見守ってて、自然に彼の家族に溶け込んでいるのがほんとに好印象。 ★エンディングにちゃんと湾コーラスやってくれなかったのは減点だが、音楽も自然なアレンジングでよかった。よく見たらマイケル・ジアッチーノ(Mr.インクレやレミーだね)、またいい仕事しましたね。 ★なんにせよ極端な作風の映画だから、たぶん巷でもあまり人気は上がらないかもしれない。車好き、原作好き、な人は終わっちゃう前に早く見に行こう。ただし体の調子の悪いときはやめましょう。あと前で見過ぎないこと(笑)! 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-07-16 00:44:58) |
10.他の映画が観れなかったので、適当にチョイスしてみたのだが、公開2日目の日曜日にも関わらず劇場はガラガラ、とんでもないモノを選んでしまったのではと、微妙に後悔しつつ開始。 ==終了== めっちゃ☆面白いやん! ある意味貸切状態で観れたのは得した気分。 レースシーンはマッハGO!GO!と言うよりも、ゲームの"F-ZERO EX" そのまんま。 ちょっと一部だれるし、ネタが少ない割りに冗長な感じもしたが、最後まで飽きなかった。 レースそのものよりも、レーサー一家のキャラの立て方が(猿を含めて)凄い、いいね。 あと、おっさんにとってはエンドロールのアレンジには聞き入った!よくやった! 【TKS_0C7】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-07-16 00:06:15) |
9.原作は知りませんでしたが、最後までずっとスクリーンに釘付けさせて貰った。宣伝方法こそどうかとは思ったが、これは面白い。普通の描き方だとどうも説教くさくなったりベタだったりという印象が付いてくるが、このデフォルメの仕方は成功例だと思う。エンドロールの原曲アレンジも最高。興味のある方は劇場で観るべきです。 【fps】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-07-13 22:27:34) |
8.《ネタバレ》 ネタバレですが… 印象的なのは、ずばりっ!大迫力のレーサーバトルシーンでもなく、主人公スピードの成長過程でもなく、真田広之が思ったよりもどーでもいい役だった…でもなく、クリスティーナ・リッチが土屋アンナに似ていた…でもはなく、Rain(ピ)がムカつくんだか、イイ奴なんだかよく分からなかった…でもなく、兄貴格好よすぎーーーなトコロでした笑。ラスト、秘密を明かしてくれてスッキリした気分で終えられました。 【西川家】さん [試写会(字幕)] 7点(2008-07-13 22:22:31) |
7.《ネタバレ》 「宇宙エース」からのタツノコファンゆえ、評価の基準は「マッハGo!Go!Go!」を知らない人とは異なります。初回オンエア時、くり返される再放送含め小学生時代からずっと観てたので刷り込まれてますので。巷間、興行成績が伸びないので失敗作という烙印を押されそうと言われてるらしいですがなんとかがんばってほしい。ここまで「マッハGo!Go!Go!」だとは思わなかった、嬉しい誤算でした。三船剛=スピード・レーサーのコスチュームがトリコロールのダッサいそのままだったとこ含めて完璧。エンドロール最後まで見てたのはおっさんばかりというところに観客の温度差を強く感じました。日本語版主題歌をワンコーラス聴かせなかったから少し減点。日本公開用にいじくってもよかったんじゃないでしょうか? もしかして吹替版では聴けたのかな。そうそう、クリスティーナ・リッチ、King Crimsonの"Moonchild"バックに踊ってた人と同一人物とは思えません。すばらしいかった。これで実写版「ヤッターマン」つまんなかったら本気で怒るぞ。 【shintax】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-07-13 18:52:20) |
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6.《ネタバレ》 この映画を見る前に、評論家のサイトを見た。そうしたら、”ダメダメ”という評価だった。その為ちょっと見るのを躊躇した(その評論家の評価はいつもチェックしており尊敬している人でもあるからだ)が、「マッハ、Go!Go!Go!」のファンである自分は見に行くことにした。映画館に着くと、なんと吹き替え版しか上映していない。僕はオリジナルを尊重しているので、吹き替え版はできるだけ見ないようにしている。しかし、かなり迷ったあげく、最近忙しい為、今を逃したくないので見ることにした。僕は、小さい頃からこのまんが「マッハ、Go!Go!Go!」を何度見たことか。今でも鮮明に記憶に残っている。もちろん、ビデオなんかない時代から見ているので、TVの放送だけだ。ある再放送では朝6時ぐらいからやっており、それも見ていた。それぐらい好きなまんがであった。この映画を見て思った。まさしく、実写版「マッハ、Go!Go!Go!」であると。しかも、吹き替え版はまんがの声優と同じではないか?僕はこの吹き替え版を是非すすめたい。そして、僕と同じようにこのまんがを愛している監督が作ったことが良くわかった。「硫黄島からの手紙」も本当は日本人が作らなければいけない映画だと思ったが、クリントイーストウッドが作った。そして、このまんがの映画も、マトリックスを作った監督が作った。ちょっと悔しいが、非常に感謝したい気持ちでいっぱいになった。また、人の評論を見て、ダメだからといって見ないのはよくないと痛感した。僕にとっては、最近見た映画で最高の映画だ。 【matan】さん [映画館(吹替)] 10点(2008-07-10 00:46:41) (良:2票) |
5.《ネタバレ》 あの「マトリックス」の監督の最新作は日本のアニメの映画化!極彩色の奇抜な視覚効果に主演は若手青春スターのエミール・ハーシュ!!それに加えてぶっ飛んだトレーラー映像からいろいろ期待して鑑賞。そしてその期待をはるかに超える体験になった。話はベタベタシンプルだけどメッセージがストレートに伝わってくるし、むしろ狙いすましたベタベタ感が心地よい程。疾走するマシンやサーキットには目を見張る個性と演出に興奮させられ視覚的な面白さも十分!気が付けば観客やレーサー一家と一緒にスピード君を応援している自分が!ほんと映画ってオモシロイ!素晴らしい!! 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 9点(2008-07-09 04:09:27) |
4.何となく気恥ずかしさを覚えつつも、楽しんで見ました。総天然色で大迫力、よくぞ作ってくれたと思います。これはスクリーンで堪能すべき作品。前の方の席だと酔っちゃうよ。東京ドームでの試写会は、大画面はグッド、音は響きすぎてバッド、かな。でも大きなイベントに参加できて、良かったです。 【ジャッカルの目】さん [試写会(字幕)] 7点(2008-07-08 22:21:26) |
3.《ネタバレ》 東京ドーム内の巨大スクリーンの前に鎮座するマッハ号、くぅカッコイイ、タツノコ世代の私としては応援にかけつけた叶姉妹の身体よりグラマラスに感じます。子供向けの映画だと思っていましたが(おそらく子供には理解するのは困難だと思われる)過去との時間軸の置き換え、その名の通りスピーディな展開で物語は進みます。CGの技術は最先端であると思うのですが、全体極彩色でCGアニメを表現している世界観は好感が持てるものの、レースとなると目で追うのが苦しくなりました。「マッハGO」の世界観をとても大切にしていると思いますが、レースを見ている最中に「あぁそういえばデス・レース2000がリメイクされるんだっけ」という考えがよぎってしまったのは私だけでしょうか。ロストの彼も出ていたのね。 【かのっさ】さん [試写会(字幕)] 5点(2008-06-30 00:27:44) |
2.東京ドーム特設の巨大アイマックスを2階席からという、凄いんだかショボいんだか微妙な状態で見させて頂きました。最初の印象はかなり悪くて、これは『マッハGo Go Go』ではなくて、極彩色な未来都市の奇抜なコースを無茶して走ってる、ゲームの『F-ZERO』の映画化でしょうよ、って。ドラマにしたって類型的な、薄べったい物語が展開するばかりですし。だけど、映画が進んでゆくうちに、最初はバカバカしく見えた映像表現(コマを割るかのように横スクロールのワイプで次々と映像が切り替わってゆきます)が徐々に快感になってゆき、覆面レーサー(映画ではなんだったっけか、レーサーXでしたか)登場あたりから原作リスペクトの色合いがとっても濃くなってきて。見る前はクリスティーナ・リッチがミッチー(トリクシー)ってどうよ?ってカンジでしたが、やがてホントにミッチーに見えるよ!みたいな。アニメでお馴染みの装備を施してのラリーシーンで、お馴染みの効果音でジャンプして危機を回避すると共にあのBGMが高らかに鳴るに至って涙腺決壊。ウォシャウスキー兄弟は『マッハ~』を映画化するに当たって、アニメのキャラ部分に人間をハメ込んでみました、というような感じの映画で、限りなくアニメ映画に近いのですが、それは別に悪い事ではなく、これも1つのカタチだなと思いました。考えてみればタツノコアニメって言ったらバタくさくて極彩色が伝統、映画にはちゃんとタツノコマインドがあった訳です。エンドクレジットにまで溢れたウォシャウスキー兄弟の原作リスペクトの姿勢に、故吉田竜夫さんは天国でどう思ってるかな、って。往年のタツノコファンな私は大満足させて頂きました。 【あにやん🌈】さん [試写会(字幕)] 9点(2008-06-29 23:33:27) |
1.《ネタバレ》 一言で言えば大きなスクリーンでCGの良く出来たマリオカートをプレイしている気分になれる、そんな感じの映画です。 「マトリックス」の戦闘シーンなんかも長すぎてかなりクドいと思ったけど この映画でもその傾向は変わらず、クドいなぁと感じるレースシーンがあったのは残念。レースに勝ってスカッとする!という感動はあまり感じられませんでした。 また、なかなかいい配役の中、韓流スターの演技はとても演技とは呼べない代物…。よくあんなのがハリウッドで通用するよな、って思ってしまいます。 真田広之のものすごく中途半端な役柄も?でした。 ただ、アニメ版の「マッハGoGoGo」をリアルタイムで観ていた世代の自分にとっては登場人物のキャラが、それぞれのオリジナルキャラを踏襲していて(髪型とか服装とか)そういうところで「萌え~」だったのと、チンパンジーと弟のコンビがいい味出していたのでとりあえずは6点献上です。 【ライアー】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2008-05-10 19:10:11) |