70.今まで何本か見てきた北野作品の中では最高傑作と言っていいだろう。脚本がよく出来ているし、展開も飽きさせず最後まで楽しめた。悪人の話だが、シーンもかっこ良く考えられていて、淡々と進む感じが、レザボアドックスを彷彿とさせる。また、たけしが貫禄が有り、ロバート・デニーロのように見えてくる。 難点を言うと、出演者が多すぎるし、何々組何々組頭とか役も複雑で、名前がわからなくなってきてしまうので、ネットなどで、役と役者名をチェックしながら見た方がいいかもしれない。 いずれにしても、次回作が続編とのことなので、楽しみな映画だ。 【シネマファン55号】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2011-07-20 15:27:45) |
69.《ネタバレ》 豪華な俳優陣、軽快なストーリ展開、痛いシーンと殺しのシーンの連続。あっと言う間に観終わりました。よく任侠だの義理・人情でヤクザの世界を形容しますが、本当のヤクザの世界はこんなにも信用出来ない世界なのでしょうか? 【おやじのバイク】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-17 10:48:45) |
68.全員悪人の謳い文句は伊達じゃあなかったです。何となく拒絶反応が出ちゃってヤクザものは見たことなかったのですが、これはすごく観やすい娯楽に徹した映画だったと思います。 【ケ66軍曹】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-13 20:36:47) |
67.《ネタバレ》 バイオレンス映画にこんな事を言うのも何だが、かなり痛いシーンが出てくるのであまり得意じゃないなぁ。それはともかく、些細な事から血で血を洗う抗争に発展していく様は見応えがある。関内会長の先を読む力は確かだったけれど、側近の人心掌握が出来ていなかった時点で、彼も人の上に立つ器では無かったという事か。ヤクザの世界のことは分からないが、この映画のようなことが代々続いてきてるなら、なんとも恐ろしい。少なくともこれを見てヤクザになりたいと思った人はいないはずだ。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-07-01 00:04:13) |
66.初たけし映画!他の方のレビューを見る限り、過去のたけし映画のヤクザものとは毛色が違うみたいだけどすごく楽しめた。 仁義なき戦いとパルプフィクションを足して割ったくらいのユルさで、肩肘張らずに楽しめる、笑いが所々に散りばめられたバイオレンス娯楽作。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-30 23:42:06) |
65.《ネタバレ》 痛いシーン多数。とにかく人が死にまくるのだが これだけ死ぬと逆に面白くなるのでは、 と思って実際にやってみたことがすごい。 全然関係ないけど「コノヤロー」というセリフがとても多いです。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-06-24 00:46:05) |
64.「全員悪人」と謳われているとおり本当に全員がワルで、またそれぞれが個性的に描かれていて面白かった。出演者がたけし以外は全員、北野武監督の映画に出演するのは初めてというのも異色。登場人物が次々殺されていく映画をというところから企画が始まったらしく、とくに後半は殺人のオンパレードで、普通なら目を背けたくなるようなシーンの連続なのになぜか安心して見ていられるから不思議。ヤクザを演じる俳優陣は國村準、石橋蓮司といった強面はもちろん、あまりこういう役をやる印象のない加瀬亮や三浦友和といった面々まで好演している。とくに三浦友和がなかなかいい。逆に山王会会長を演じた北村総一朗は確かにうまいけれども「踊る大捜査線」でのとぼけた署長役の印象が強すぎて(ほとんどあの役しか見たことがないのもあるが。)どんなに凄んでも笑えてしまう。たけしの最近の監督作を見るのは「座頭市」以来だったが、全体的に「座頭市」と同じく娯楽に徹している感じで見やすくなっているが、つい最近「その男、凶暴につき」や「3-4X10月」を見たばかりなので、それらと比べるとセリフの量が増えて見せ場が派手になり、初期の映画にあったどこか冷徹な雰囲気もあまり感じられなくなっているのは少々残念。「座頭市」や本作のような娯楽に徹した作風も面白いし、嫌いではないが、個人的には初期の監督作品のような独特の静けさの中に狂気を感じさせる映画のほうが映画監督としてのたけしらしさを感じられて好きだな。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-23 18:11:17) (良:3票) |
63.どんな組織にも世代交代はある訳で、これはそのヤクザ版。日常業務の延長上でやっているような雰囲気なので、新陳代謝って言葉も浮かびました。出演陣は全員に見せ場があり、ヤクザ稼業が個性的に演じ分けられていて楽しめる。しかも、みんなカッコいい。國村隼や石橋蓮司の格好悪さもカッコいい。音量を大きくして5回観たら、その筋の人の恫喝に対する免疫力がアップします。たぶん。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-06-11 21:16:51) |
62.《ネタバレ》 なんだよ。面白いじゃねえかバカヤロー。カンヌの気取ったガイジンどもにゃ、このテのハナシが理解できねえだけなんじゃねえかコノヤロー。何でヤクザ映画なのにこんなに笑えるんだって思いながら関内と加藤のやり取りを観てると、時々ゾクッとするほどかっこええ水野まで出てきちゃうんだからすげえだろ。加えて、しょうもねえ池元と村瀬のキャラとか、笑うしかねえよ。確かに凄みの利き方が足りねえシーンもあったけど、こりゃもはや「コメディバイオレンス」っていう新たなジャンルの地平を切り開いてるんだよクソヤロー。暴力の連鎖が不毛だとか当たり前のことを当たり前にタラタラ抜かしてる奴らの隣で、タケシさんは淡々とすんげえもん作っちまってるじゃねえか。暴力の不条理さを笑いながらも、その美学への礼儀を欠かさねえタケシさんのスタンスには恐れ入るしかねえだろこのボケが。日本の「パルプ・フィクション」って言ったら褒め過ぎかも分かんねえけど、こいつらの会話とか間とかキャラとかがいちいちこっちのツボに入ってくるんだからしょうがねえじゃねえか。この面白みを理解できる日本人で良かったって感謝するのは久しぶりだよ。最高。 【枕流】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-05-05 22:51:15) (良:3票) |
61.歳を重ねるにつれて、暴力団に関する映画というものを嫌悪するようになっている。なのにこの映画はすんなり受け入れることができた。面白かった。そして加瀬亮さんが、素晴らしい役者だということを再確認できた。 【あるまーぬ】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-04-30 01:36:53) |
|
60.《ネタバレ》 ハリウッドならラストは、たけしがマシンガン片手に大ボス、子分を大虐殺 なんだろうけどそうはならず 地味に死ぬ。 緊張感があって面白く観れるぶん、もう少しお得意のお笑いシーンが 欲しかった。緊張の緩和が体現できたのではないだろうか? 【翼ネコ】さん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2011-04-18 18:40:07) |
59.おもしろかった!みなさん個性豊かで良かったですねー。いっぱい笑っちゃいました。 【ギニュー】さん [映画館(邦画)] 8点(2011-04-12 19:15:39) |
58.娯楽映画としては良かったです。昔のたけしのヤクザモノに比べるとテンポが良くみやすいです。ただ、見終わった後にあまり感じるものがなかったように思えます。 【なこちん】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-04-04 22:47:52) |
57.《ネタバレ》 いままでのたけし映画とは違って俳優がけっこう派手です。でも内容はいままでのたけしヤクザ物そのもので、なんというか「安心して観れる」感じです。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-23 21:41:07) |
56.なんだか嫌な世界を観たって気がして、もうみんな不幸な感じで、後味悪いけど、そんな気持ちにさせられたってことはいい映画だったんだと思う。 【しっぽり】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-21 13:37:06) |
55.《ネタバレ》 なんだか痛さを伴わない暴力のオンパレードでお気軽に観れる北野映画。石橋蓮司先生に乾杯。歯医者での襲撃は完全にマイベストシーンです。 |
54.《ネタバレ》 俳優陣は豪華で暴力シーンもバラエティにとんで娯楽性は高いと思いましたが、 何かバイオレンス映画というより喜劇に思えました。 個人的には『その男、凶暴につき』や『ソナチネ』など、初期の冷たく感じるバイオレンス映画の方が好きです。 【ぐうたらパパ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-02-17 15:32:14) (良:1票) |
53.《ネタバレ》 面白い。おかわりもう一杯の勢いで二度目を観てしまった。そして今晩寝る前もう一度見直すんだ☆ 何度目であろうが楽しみなんだ~☆ら☆り☆ほ♪☆ しかし、なんてったって今回の面白さのMVPは國村隼以外に考えられんの。この人今回とことんおもろい。 目玉ぎょろぎょろしてるわ、首から上がゆさゆさしていてるわ、なんやかんやでとにかくおもろい。 セリフだってぼそぼそぼそぼそ なんて言ってんのだかさっぱり聞き取りにくいんだが。 いやあ、それでも許せちゃうんだよな~ やっぱ自分的にはこの人MVPなんだよな~ (貫禄勝ちの芝居だった椎名桔平さん許してゴメン。三浦友和さんだってゴメン。ついでに、重力ピエロの親子役だった御二人さん達に対してもごめんゴメン。あんた達二人も今回、奇をてらったなりにも良かったんだが、なんせ國村が。)で、その國村隼=池元だめだめ組長のナイスショットベストシーンなんですが、実は多々あって1シーンに決めてしまう事って自分的には相当難しいんですが、あえて決めてしまうのならば、やっぱりタケシとの絡みのシーンだったかなあ。2枚舌3枚舌の漫談シーンに至っては大いに笑わせてもらった。挙げ句、あれであれなわけでげしょ‥‥ ああ、おかし。なんて哀れなジ・エンドがお似合いのひとなんだ 素敵なおもろさだったよ。國村隼さま。。。 でも、あれだ。ホント、全員が気合入りまくりでしたね。特に椎名桔平の不敵さがよかった。三浦友和の色黒さが イコール腹黒さって感じでよかった。小日向さんのマル暴だってよかった。ボビーもどきの日本語へたくそ黒人だってあれはあれでよかった。つまり、キャスト全員がMVPだった。 【3737】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-02-04 01:06:32) (良:3票) |
52.椎名桔平の殺され方...トラウマになりそう。 面白かったです。 |
51.北野武監督作品の中では、『座頭市』と並ぶ完成度の高い娯楽作品。 現在の日本人監督の中で、単純に楽しめる作品を撮らせたら、最近の北野武監督に勝る者はいないのではないか、というくらい良くできている。 ストーリーの顛末よし、音楽よし、映像よし。 特に、ヤクザものを撮らせたら、間違いなく現在においてはナンバー1の監督だろう。 北野武が、ただ撮りたいものを撮っていた初期の頃と比べて、“職人監督”と呼ぶべきに相応しい、監督しての巧さを感じさせる。 ただし、それが良いか悪いか。 個人的には、少し残念だと感ずる。 初期の頃に感じた、心に深く突き刺さるものが感じられない。 何か、角がとれて丸くなった印象。 監督としての総合的技量は、年数を経るにつれ、格段にアップしていると感じるが、逆に初期作品の頃に感じられた、鋭利なナイフのような切れ味がなくなっている気がする。 だが、それは北野武の計算なのかもしれない。 何故なら、比較的最近でも、『TAKESHIS’』の様な、自分の撮りたいものを好き勝手に撮っただけの作品も、撮ってはいるから。 商業的な作品と、自分の取りたい好き勝手作品とを、器用に撮り分ける北野武。 それはそれで凄い。 でもできれば、娯楽性が低く世間一般の評判は低くとも、初期の頃の様な作品や、最近で言えば『TAKESHIS’』の様な自分勝手な作品を、もっと撮って欲しい。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-01-26 01:08:48) (良:2票) |