122.感動はしなかった。可愛そうだ、の一言で済ませるレベルのテーマではないと思う。人によって色々考え方が異なる映画。エリックを取り囲む人達の心情が最後まで掴みとれなかった。偽善なのか?そうではないのか?・・ああ、見るのが早かったのかな・・。 【たまごくん】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-07-09 04:29:21) |
121.外見と反比例して心がキレイなジョン・メリックの姿に涙。人をみかけで判断しちゃいかんね。 【およこ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-30 09:57:25) |
120.ちらほらおられますがホラーだと思っていたのはジャイケルジャクソンのせいに違いない。ん、それは私だけに違いない。あのヘンタイデビットリンチの奇形趣味に感動の涙だとーだとか、感動しすぎて涙も出ないだとか、重すぎて・・だとか、子供世代に是非見て欲しいだとか、R20指定にしたいねだとか、この世に神も仏もあるもんか、いつかこんな人類皆殺しにしてやるーくらいに思ったり、人間ってスバラシイ!地球の平和はわしが守る!くらいに気持ちが高揚したり、良くも悪くもこんなに相反する要素を同居させてしまった本作には限りなく高得点をさしあげることくらいしか出来ないのであります。 |
119.私にとって、初めてのリンチ作品だったと思う。フリークスと云う映画と少しごっちゃになってしまってるのだけど、胸を締め付けられるように鑑賞し、最後で「よかった、やっと休めれるんだ」と安堵したのを覚えてます。実際のエレファントマンは自分の人生を映画にされてよかったと思ってるのでしょうか? |
118.こういう映画って良いのか悪いのかわからない… オススメ度…0 感動…0 でもなんだかねぇ… 【栗頭豆蔵】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-03-30 12:29:19) |
117.モノクロなのはグロテスクだからかな。結局エリックは道化のままでしたね。見せ物でなくなっても、一人の人間として扱われる様になっても。トリーブスもケンドールも、メリックに対する感情の根底に位置するのは「可哀想」であって、気持ち悪い姿の怪物だけど、心は綺麗だ、人間の心を持っているって、それだけしか感じてない。表面を撫で合って解りあったフリをしている様にしか見えなかった。 【ぶらっくばぁど】さん 5点(2005-02-08 17:11:38) |
116.ジョンメリックは人の心を写す「鏡」のような存在だと感じた。 バイツや夜警の人等は自分の欲と自分の弱さ、心の醜さを写し、ケンドール夫人は心の美しさ、演劇の美しさ、素晴らしさを写し、トリーブスの妻は戸惑いながらも心の優しさを写した。 トリーブス本人も最初は医学的見地から興味本位の部分や名声や欲があったのだろう。 確かにバイツと同じ穴のムジナだったのかもしれない。 しかし次第に触れ合うたびに二人の心の距離は近づいていった、そして同時に自分は偽善者なのか、メリックを利用しているだけなのかという、名声、人としての優しさ、友情の間に悩み苦しむ人間らしい葛藤する心を写した。 しかし、全て先生のおかげとメリックが語っていたように二人は間違いなく真の友だったと言えるだろう。 そしてメリックに真の幸せの一時を与えたのもトリーブスのおかけだった。 メリックは本当に純粋だった。 人に優しくされたかった、母に愛されたかった、人として扱って欲しかったという想いがことあるごとに強く伝わってきた。 トリーブス妻とのやり取りで涙した姿、ケンドール夫人と演じたロミオとジュリエット、劇場で皆に温かく迎えられ少し驚いた姿は忘れられない。 そしてなによりも「自分は動物でない、人間なんだ」という悲痛な叫びが胸を打った。 ラストはこの上ない幸せを感じ、人間として生き、人間として死んでいった姿はメリック自身の心の強さを自分の鏡に写したといえよう。 |
115.これを観たのがかなり小さい頃で、いわゆる、差別や偏見なんてちっとも考えない残酷なガキの頃やって、その頃の友達が、めっさ怖い映画あるで~、ほんまの話で、ゾウ男の話で、ゾウにふまれた女の人からうまれてくるねん。って感じで聞かされて、もう興味津々、ほんと見世物小屋にいく感覚で観ました。そしてその衝撃たるや、マジで怖くて、でもなぜかすうごっく悲しくなったのを覚えてる。そして、しばらくはこの映画の世界観にしばらくとらわれてちょっと憂鬱になってもーた。白黒なのが変にリアルに見えるんやろね。あれから一度も観てないんやけど今でも目を閉じるとアノ時の感覚は思い出せる。もう一度観たいとはあんまり思わへんけど。とにかく衝撃的な映画やとは思う。 【なにわ君】さん 10点(2004-12-22 15:15:20) |
114.イレイザーヘッドといい惨い作品だわー。現代の自分が見てもちょっとこの酷さはピンとこない部分もあって何だか茫然といった感じ。もう全てにおいて人間の厭な部分を全面に出してるから観ていて疲れてくるのよね。それでもエレファントマンの容姿、エレファントマンの不幸な描写にも顔を背けない自分がいるんだ。目をつぶりたい自分と、目を輝かせた自分が、、 【ホーラン℃】さん 8点(2004-12-08 22:53:04) |
113.《ネタバレ》 心がキレイで姿がキケイの人、姿がキレイで心がキケイの人。心と姿が等価値あるいは心のほうが優位ならば、世の中にはキケイがなんと多いことか。サンシャイン通りの劇場ポスター見てキケイ監督デビッドリンチのキケイ映画エレファントマンを観てしまう僕も心はキケイなんだと思う。でも敢えて面白かったといいましょう。だって映画だもの。あ、でもエレファントマンは実在の人物なんだそうな。てことはあれか。僕も見世物小屋の前でワクワクしながらメリックさんの姿を見てるあいつらと同じということか。そしてメリックさんのもつドラマ性を利用して舞台化したり映画化するデビッドリンチも藤原竜也君も同じなのか。本当に心がキレイな人は我々の前には現れないのだろうか。 でもレビューを書こう。 無理やりCGとかでリアルに作ろうとしている現代の映像屋さんたちがエレファントマンを観たら「あんなんじゃ全然キケイじゃないよ」とか思うのかもしれないが、大きな間違いである。あれがいいのである。メリックの特殊メイクは本当にすばらしい。リアルすぎず、雑すぎず。内側の俳優さんの演技が良く現れ、感情移入がとてもしやすい。それでいてデビッドリンチのキケイっぷりも損なうことがない。最初は目を逸らしてしまうが慣れてくると表情が切なくて正視できなくなる(本当に心がキレイな人は我々の前には現れない、ということか?)。もし医師が嘘でも「キケイは治るよ」とメリックに言っていれば、彼は生きたかもしれない。ぜひそうであって欲しい。でなければ我々にとって、生きることはたいした事でなくなってしまいそうで怖い。とはいえ最期の表情は本当に安らかだった。僕も演劇をやっていたのですが、公演が成功した日の夜は幸せで「今なら死んでも構わない」と思うときがある。彼もあの時同じような心境だったのだろう。とにかくメリックさんに対する同情の気持ちで胸がいっぱいになっている。 という風に、この話はメリックの孤独な物語なのだが、それ以上に人間のキケイ性をむき出しにした、いわば映画を含めたショービジネスに対するオブジェクションともとれる不朽の名作。 |
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112.素晴らしく良かったです。めっちゃ途中途中で泣きました。あのジョン・メリック(あえてエレファント・マンとは呼びません)の純粋さといったら・・・彼はあんなに綺麗な心をもっているのに、そんな彼の姿を人に見せて生計をたてているあの男の憎いこと。そして勝手にジョンの部屋に客を連れてきて騒ぎ立て、ジョンの心を傷つけた男の醜いこと。色んな怒りがある中で、アンソニー・ホプキンス演じる医師との出会いでジョンは段々人間としての道を歩みだすんですね。もう本当に素晴らしいキャストでした。ジョン・メリックを演じたジョン・ハート。20数キロの特殊メイクの重さに耐えてのあの素晴らしい演技だそうです。特に喋る場面は本当にリアルです。脇を固める出演者の演技もどれも本当に良かった。そしてやっぱり白黒映画だからすごくダイレクトに伝わってくるストーリー性、表情のリアルさ。どれをとっても納得、そして感動する作品でした。ずっと見たかったこのノンフィクション映画を見れて本当良かったです。 【未歩】さん 9点(2004-11-28 17:43:24) (良:1票) |
111.心臓握られた感じでみてた。ホンマに美しくなりたいんやったら、見るべき。 【ヒロヒロ】さん 10点(2004-11-22 16:49:12) (良:1票) |
110.《ネタバレ》 自分としては数少ない、涙が自然に出てきてしまう映画でした。最後のシーンよりも個人的には劇場で拍手に包まれながら立ち上がるシーンが一番感動的でした。そこで周りから人間として認められ、自身を持ち出したのでしょう。みんな(人間)と同じように眠りたい、しかしそうすると死んでしまう。それを知っていて眠りにつく彼は、人間として一生を終えることができることに誇りと幸せを感じていたのでしょう。ラストシーンにたどり着くまでさまざまなことがあるけれどもどれも無駄がなく、息つくひまももたせなかったように感じます。これほどいい終わりかたをする映画はそう無いと思いました。もう夢中になって観てしまいました。もう一回いつか観よう。 【ノス】さん 10点(2004-11-08 19:42:26) |
109.アンソニー・ホプキンスとアン・バンクロフト(「卒業」「奇跡の人」)だったんだねえ。 【みんな嫌い】さん 6点(2004-10-25 14:07:10) |
108.ケンドール夫人とメリックがロミオとジュリエットを交互に暗誦し、ケンドール夫人が 「あなたはエレファントマンじゃない、ロミオよ」といってキスする場面などいたるところで泣けてしまう。 彼女は同情などではなくメリックの人間性を見抜いての行動で敬意が感じられるし、彼を助ける外科医が自分の行為を省みて苦悩するのは誠実な証だと思う。少なくともアン・バンクロフトとホプキンスの演技からはメリックに対する偽善や偏見は感じられなかった。メリックは辛い人生を送ってきたが初めて人として認められ、安らかな時の中で教会の模型を作り上げて自分の生きた証を残した。きっと思い残すことなく人生の幕を閉じたのだと思う。 【キリコ】さん 8点(2004-10-19 20:45:26) (良:1票) |
107.三輪明宏さんがNHKの番組でこんなことを言っていた。「自分は若い頃、容姿が女性のように美しすぎたため、女だとか化け物だとか、いろいろな罵詈雑言を浴びせられ、差別された。だから自分はもの凄く容姿の醜い人間の気持ちがわかる。…容姿や性別、国籍、年齢、などでヒトを判断するから差別が生まれる。ヒトを心や魂で判断すれば、そのような卑猥な差別はなくなる。こういうことを世界でやれば、差別はなくなると思う。」とても感慨深いコメントだと思います。自分は映画をいろいろと見ていて思うのですが、人間の判断基準なんて、限られた集団、例えば村だとか組織だとか、によってそれぞれ違うし、そういうことが差別だとか争いだとかの原因になっていると思います。とても内輪なことでいろいろなことが決め付けられがちです。今はグローバル化していますが、いまだに人種差別はあるし、宗教の摩擦もあります。アメリカとイラクの戦争もこういうことではないでしょうか。こういう争いがなくなるためには、坂本龍馬のように、ヒトとヒトの間に入って、もっと広い視野を見せることができる人物が必要だと思います。そうです、よく考えればつまらないことで意地を張ることはよくあることですし、そんなことをしているなら、今やるべきことにお互い協力して取り組んだ方がずっといいはずです。ブッシュさんとフセインさんにも当てはまると思います。ちょっとしたつまらない意地の張り合いなのです。フセインさんが意地を張りすぎているし、ブッシュさんをそれに本気でかかってしまっています。映画の中の医者はそういう意味でよくがんばった人物だと思います。逆に、老子が言ったように、一生小さな村を出ることなく内輪に生きた方が差別など生まれないのかも知れません。この意見は鋭い所を突いていると思います。つまり動物のようにある程度の集団を出ることなくそこで一生を終えるということです。これは前時代の生活に戻るということですが、今石油がなくなる騒ぎをしていたりしていて、資源の枯渇、または環境汚染が進むことで地球に住めなくなるかもしれなく、その後人類は火星に手を伸ばすのかもしれませんが、老子の言うような質素な前時代的な生活を送ることが実は賢いのかもしれないです。映画「マトリックス」曰く、『人間は地球に感染したウィルスだ』、これが結論でしょうか…。 |
106.弟が絶賛していたので観ました。わざわざモノクロで撮った映画であるという先入観もあったせいか感動できませんでした。主人公は可愛そうだと思いましたが全ての見世物小屋を悪くいっているような作風が納得いきませんでした。 |
105.この映画も並みの監督が描けば人の善意に涙する感動物語か、不幸を背負った男に涙する悲劇として落ち着いてしまう所。それをここまでコンプリケイトでグロテスクでヴィジョナリーに仕上げられるんだからデヴィッド・リンチは本当に凄い(最近のリンチはもう私ごときでは理解できません。また、本作からは彼がティム・バートンに与えた影響が非常に良く読み取れました)。口では待遇に謝意を示しながらも、彼は最後の最後まで疎外感から開放されることはなかった。彼は最後の最後までエレファント・マンだった。ここに描かれたのは努力や善意ではどうにもならない、社会生活を営む人間の残酷な業であり、誰もそこから逃げ出すことは出来ない。この映画で流す涙は感動や同情のそれではなく、無念の涙です、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2004-08-19 19:46:39) |
104.これは、感動したと言うのか泣けたというのか。メリックの最後の選択にはかなり大きなショックを受けました。 【幕ノ内】さん 7点(2004-08-15 17:04:11) |
103.モノクロ作品だったので古い作品かと思っていたらそうではなかったんですね。人間の容姿の醜さなんて問題ではないそれよりも心の醜さの方が比較にならないぐらいに愚かであるということを学ばせてもらった作品でした。 |