44.私はバイオリズムが低下した時には、この作品のあの歌い踊るバスシーン、「ブランコ乗り」の歌のシーンを見ることで少しでも元気を取り戻すのです。コルベールとゲイブルが一緒に口ずさむ楽しそうな表情、なんと楽しそうな表情・・・2番を歌う水兵が、軽やかに荷物置きにぶら下がったり腕をはばたかせたり、3番の途中から席を立ち上がるピーター・ジャクソン風の傘を持ったおじさんのダンス・・・凡百のカウンセリングを受けるよりよっぽど気持が昂ぶります。昂ぶりすぎて涙が出るときもあります。ドキュメント「キャプラのアメリカンドリーム」ではこのシーンの歌が、エンドクレジットで流れるのですが、歌詞にキャプラの人生がかぶさって涙腺ゆるゆるでした。今週はこのサイトでもなにか出来事があって気分が滅入っていたので、「ブランコ乗り」のバスシーンを何度も何度も見ては救われました。これまで正直10点まではどうかなぁ~と思っていましたが、今週は堂々と10点を付けたいと思います。 【彦馬】さん 10点(2004-10-15 21:59:25) (良:2票) |
43.序盤は軽快なテンポですが、後半になるにつれてだんだんくどくなってくるのが少し鼻につきました。エンディングへ向けての弓の引き絞り方は巧いと思うのですが、重いテンポがそれを阻害している気がしました。ですが総じて完成度は非常に高く、名作の称号に堪えうる作品でした。 【K】さん 8点(2004-10-03 00:23:11) |
42.《ネタバレ》 ゲーブルといえばレットしか知らなかったので、こういう粋でユーモアに溢れていてたまに三枚目な役ってのがとても新鮮に感じました。ストーリーが非常に判りやすく、それでいて退屈しないのは二人のやり取りがとても楽しくて、微笑ましいものだからでしょう。河を渡るシーンが綺麗で印象的でした。70年も前の映画なのに、こんなに綺麗な映像で観られるなんて、DVDに感謝したい気持ちです。ラストがなぁ~。あのあっさりめな感じがいいのでしょうが、個人的にやはり愛の告白シーンが欲しかった。どこまでもコメディなんだろうなぁ。途中、一箇所編集がおかしいのもご愛嬌かな(^^; 【あさしお太郎】さん 9点(2004-08-19 07:03:34) |
41.心理描写が実に巧みで、監督の演出さすがに上手いなーと唸らされる(フランク・キャプラはアカデミー監督賞3度獲得の名匠)。わがまま娘のエリーが一人ぼっちになってオロオロするシーンや神妙にニンジンを食べるシーンは、ピーターへの心の距離が縮まっていることを如実に語る。最後の1泊をねだるあたり、エリーの切なさ爆発である。そして、クラーク・ゲーブルが最高の二枚目半を演じてみせた。機転の利いた長セリフも楽しく、特にヒッチハイクのシーンでのコミカルさは見事に尽きる。公開当時もきっと映画館中が大爆笑だっただろうな。『風と共に去りぬ』のレッド・バトラーのイメージしかないので、かえって新鮮だった。こんな古い時代に最上級のロードムービー作品がここにあった。 【やすたろ】さん 9点(2004-07-31 18:56:29) |
40.おもしろい! ピーターは、自分と似てるような気がする。でもオチは全然ちがうけど... 【よしふみ】さん 9点(2004-07-31 11:47:09) |
39.白と黒だけの世界。この映画の見せ所は、『ジェリコの壁』を挟んだ2人の位置関係だと思う。夜、2人の間に壁がある。日を重ね、夜を越すごとに2人は引かれ合っていく。たった一枚の布に仕切られた2人の関係は、布同様。簡単に省く事が出きる。あぁ切ない。でも白と黒の夜の世界は美しかった。最後の夜も素晴らしい。結局、ラストが『或る夜』の出来事だったのかな。 【ボビー】さん 9点(2004-06-27 12:14:00) |
38.名作なのでしょうが、私にはちょっと・・・。 それはさておき、この作品を参考にして 作った映画・ドラマは、この70年間に世界各国で数多くあることでしょうね。 【しまうまん】さん 5点(2004-06-13 12:09:03) |
37.わがままな家出お嬢様に金目当てで付きまとう新聞記者。が、そのうちに二人は・・・という、とても分かりやすいラブコメ。二人がぶつかりながらも段々惹かれあっていく過程や、脇役たちを絡めた小ネタ、気持ちのすれ違い。細かいところまで神経の行き届いた粋な名作。 【ラーション】さん 10点(2004-06-04 23:56:23) |
36.ん~まあまあ。面白かったけど展開普通過ぎ。しょうがないけど |
【紅蓮天国】さん 5点(2004-03-03 14:18:32) |
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34.《ネタバレ》 主役のゲーブルがちゃんと男らしくてセクシーなんですが、お茶目で可愛い演技も達者なコルベールを見事引き立ててるのも微笑ましいですね。川を渡るシーンでひょいとコルベールを逆さまに持ち上げて、歩いていくところは、コルベールの巧みなおしゃべりに花を持たせつつ、彼女の体つきの女らしさもちゃんと計算して我々に見せてくれるサービス精神も伺え、頼もしいと惚れ惚れしてしまう。コルベールが脚線美で車をキーッと止めちゃうあのシーンの、ゲーブルの「ま、まさか!?」とも言いたげな、すっとんきょうな表情も忘れられません。ラブ・コメディではなんといっても主役男女の相性が重要ですが、この映画の主役2人は見事お互いの要素を引き出しあっている。それに加えてキャプラ監督の映画はそれらを囲む脇役達も芸達者で、また愛らしい。チームワークの良さが自然に映画から湧き出ているというべきか、見る側のこっちも自然と笑いが生まれ、楽しくなるんですね。総てにおける、ロマンチック・コメディのお手本のような愛すべき作品♪ 【popo】さん 9点(2004-03-01 00:23:39) (良:2票) |
33.映画館で観てない映画だとどうしてもこういう映画が高い点になる。 二人のイメージが合ってて面白かった。 (テレビ) 【zero828】さん 8点(2004-02-24 21:28:17) |
32.セリフがおしゃれで気がきいてるし品がいい。何より主演の二人が魅力的。ヒッチハイクでゲーブルがいろんなやり方を得意そうに見せておいて、ちっともうまくいかなかないのに、コルベールがチラリと足を見せたらOKなんて楽しい。なんだかんだともめたり反発しながらも、次第に惹かれていくというよくあるパターンだが、それらの中でもこれは無駄がなくグンとうまくできている。男盛りの魅力一杯のゲーブルが素肌にシャツを着たんで下着が売れなくなったとか・・ スターの威力はかくも絶大なものだった。 【キリコ】さん 9点(2004-02-23 15:55:54) (良:1票) |
31.えーいッ、なんで今まで観なかったのや、ワタシのあほッ! 子どもの時は、いかがわしい題名だからTV放映見たらアカンかな?と思い、大人になってからはモノクロやからと避け、、なんという損をしてきたの。字幕の一文一文(翻訳がまた懐かしいオシャレ度)を食い入るように読んで、ドキドキワクワクしながら観終わりました。 今まで観たラブコメやらTVドラマがカスに見えます。 高評価と熱いレビューで、私に教えてくださった皆さんと、このサイトに感謝します。 【かーすけ】さん 10点(2004-02-23 14:33:58) (笑:1票) |
30.作品は面白いのだが、主演の男女がどうも私の趣味じゃない。 |
29.70年も前の映画なのにストーリーに古臭さを感じさせないところが凄い!それでいて映像に味があるからいいですね。多分、今このストーリーで映画を撮っても-2点ぐらいになるんだろうなあ。 【患部】さん 8点(2004-02-19 21:11:37) |
28.終わり方がとても素敵。70年も前の作品なのでちょっと役者さん知らない方ばかりでしたが、魅力的でおもしろかった。「ジェリコの壁」ってのもお洒落な感じする。バスで歌うシーン、人参を齧るコルベールとかのシーンが好きかな。いろんなシーンでコルベールがゲーブルをかなり凝視してて、あの目が印象に残った。 【バカ王子】さん 9点(2004-02-18 22:01:10) |
27.高貴な身分の女性と無頼な新聞記者による逢瀬といえば、一般的には『ローマの休日』でしょう。言うまでもなく、キャラの違いで、こちらの方が、より庶民的(?)です。が、しかし、男女の言動や細部の描写は、こちらも勝るとも劣らず、実に上品なんですね。会話の内容は古典的な意味で「粋」だし、しょーもないラブシーンなんかがあれば興醒めにもなりましょうが、当然そんなものはない。こういう具合に、現実と虚構の皮膜(その膜は薄いようでいて限りなく厚いけれど)を感じさせてくれる映画は、何度観てもいいものですね。 |
26.エリー嬢、最初はきらいなタイプかもと思って見ていました。でも、どんどんかわいく見えていく。それは、ピーターに対しての恋心と比例していたように思う。娘の本気には本気で応える父親にも愛情を感じた。うーむ、次の旅は夜行バスの旅にしよっと。 【クルン】さん 9点(2004-02-12 00:16:26) |
25.ヒッチハイクの場面は誰もが物真似したくなるんじゃないでしょうか。笑いました。ちりばめられたジョークも楽しいし、テンポもいいし、これでもかと畳み掛ける展開もいいです。 【藤堂直己】さん 9点(2004-01-30 12:07:34) |