《改行表示》49.《ネタバレ》 これも世間的な高評価が理解できない作品のひとつ。 「ブラックユーモアミステリーミュージカル」とでも言えばいいの?ミステリーにミュージカルを加えるというのは斬新かも知れないが、予想通り、どちらも中途半端な結果になっている。こんな中途半端な作品の何をどう楽しめば良いのかさっぱり分からない。 ミステリーとして見ても、最初の死体発見のシーンで本当に死んでいるか確認しない地点で、だいたいオチが読める。その後も普通のミステリーなら当然あるべき連続殺人事件やミステリアスな不可能犯罪に発展するでもなく、真面目なのかふざけているのかすらも判然としない、緊迫感に欠けた罵り合いがダラダラと続くだけ。 「これはミステリーでも、ミュージカルでもない」という見方もあるが、それなら何故「ミステリーでもあり、ミュージカルでもある」という徹底した作りに出来ないのか?謎に対する論理的考察をする気が無いなら、最初からミステリーという体裁を取る必要もないだろう。 そうかと言って、ブラックユーモアやコメディとして見ても、やけに人間関係や背後事情がドロドロとしていて、どこにもユーモアの要素など見当たらない。小粋な皮肉やジョークひとつ出てこない、女同士のヒステリックなだけの「罵り合い」が見ていて非常に不愉快。 そのくせ物語の途中で、何の必然性も無く思い出したかのようにおざなりなミュージカルが割り込んでくる。今まで口汚く罵り争っていた者同士が、突然、歌って踊るなんて、あり得ないだろ。状況もへったくれもない、必然性の分からないミュージカルシーンには唖然とするしかない。 ミュージカルやコメディが悪い訳じゃない。問題はジャンルとして「どっちつかずの中途半端なマネ」をしている作品が嫌いなだけ。何をやるにしても「徹底」する事が出来ない作品に魅力は無いし、何かを訴えかけるだけの説得力や潜在力を持たせられるとも思えない。駄作。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 0点(2004-01-12 13:02:02) |
48.新旧のフランス女優たちの共演がとにかく豪華でうれしい。カトリーヌ・ドヌーヴの貫禄はすごいわね。まるで舞台劇のようなブラック・コメディ。女優のイメージ、キャラクターにぴったり合っているファッションも見所ですね。楽しいひとときを過ごしました。 【envy】さん 8点(2004-01-10 20:07:17) |
47.あのはっきりした色使い好きですね。いちおうサスペンスなんでしょうけど、どちらかといえば黒いコメディのような感じです。人間関係はどろどろしているんですが、あまり感じませんでした。やっぱり、フランス映画っておしゃれだからですかね?長女の歌とエマニュエル・ベアールの歌が好き。 【YU】さん 8点(2004-01-10 19:24:14) |
46.映像・色がとても綺麗です。すぐ映画に引き込まれました。ミュージカルだからか、殆ど同じ部屋で話は進みます。時間が経つにつれどんどん8人の秘密が暴かれます。エッチな映画でもないのにエッチな雰囲気がするのは8人の秘密のせいかな;子供とは見れない映画かも。8人の歌はそれぞれの特徴を出してていいです。でもラストにはガッカリ!全然推理物じゃなーいっ!! 【あかねぇ】さん 8点(2004-01-10 16:09:13) |
《改行表示》45.女性たちの色彩豊かな衣装はもちろんのこと、舞台となる家もセンスが良くてお洒落だ。一階の大広間の肌色のソファー、緑模様の壁面、深紅の絨毯、雪色の階段、本棚に収まっているカラフルな本の背表紙など、理屈ぬきに、きれいだなぁと思わせてくる。 イザベルやカトリーヌは言うまでもない大女優だが、 エマニュエルやビルジニー(本当に妊婦だった)もハリウッドで主演している映画を観ているので親しみが持てた。 ビルジニーのお腹の子は疑問だが、あれは妹を驚かせるための嘘と解釈しても良いと監督が言っていた。答えは観客に委ねているのだろう。 【花守湖】さん 8点(2004-01-04 16:57:34) |
44.《ネタバレ》 「まぼろし」が結構よかったので、同じ監督だと見に行ったら、がっかりしました。ただ豪華な顔ぶれを集めればいいってものではないと実感。誰かがお父さんを殺した!!と互いに疑心暗鬼になっているシーンにいきなり歌が入り、腕を組んで踊っている姿は目が点になりました。ミュージカルだからと見過ごすことにしても、あの歌と踊りの技術ではミュージカルとしても楽しめません。ストーリーもありきたりで、私が楽しいと感じる要素が皆無でした。ただ、ファッションとか、インテリアの雰囲気とかは好きでした。 【トマトマート】さん 4点(2003-12-30 15:09:45) |
43.ある意味コメディーのような感覚で見れば楽しめると思う。個性的な8人の女たちは見ているだけで面白いし、衣装やセットも華やかできれい。真剣に謎解きをするというより、8人8様に注目すべき。 【ジャスミン】さん 7点(2003-12-07 04:34:11) (良:1票) |
42.<ネタバレあるかも> いや~、8人のつながりがよくわかった。わかりやすく出来てて楽しめた(^皿^)それにしても、色使いが本当にうまい!!部屋の家具から衣装、どれをとっても感心させられた。一人一人が歌うところもステキだった。あのシーンが物語を引き締めていて、飽きずに観れた。ラストは微妙だったけど、私的にはすばらしい映画だと思いますvv 【まーこ】さん 9点(2003-11-25 20:33:04) |
41.《ネタバレ》 かわいい部屋にかわいい衣装にかわいい歌にかわいい踊り!見ている最中あぁ~私もフランス人になりたいと何度思ったことか!!でもストーリーはどうなんでしょうか?少し後味悪いです。 【めめこ】さん 8点(2003-11-24 11:37:11) |
40.《ネタバレ》 ミュージカルだと知らなかったんで、いきなり歌いだされてびっくりしたんですが、歌と踊りの単調さと歌詞のマッチ具合にはまりました。隠し事と嘘に塗り固められて、女は怖いなーと思いました。 【無雲】さん 9点(2003-11-23 00:55:58) |
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《改行表示》39.かっわい~い!!(≧▽≦) 実はミュージカルと思わずに見たんだけど、お人形さんみたいでキューーーーーーート!! シカゴで、レニーとギアの腹話術人形シーンが好きだった方にはたまらないかも。 一応、ストーリはサスペンスで、どんでん返しもあるんだけど、私はラスト非常に気に食わね~!!後味わりーよぅ!! <<以下ネタバレ>>気になるのは長女の腹のコが誰の子かってこと。本当に彼ならちょっとストーリの筋が通らなくなるんぢゃない?? 【ちっちゃいこ】さん 7点(2003-11-22 08:19:32) |
38.チャーミングでスウィートでちょっぴりスパイシー。街角のお菓子屋さんで、上品なマダムから8個の宝石みたいなチョコレートを「ボナペチ!」と差し出されたような、そんな気分にさせてくれる作品でした。もし舞台化したら日本でもはまり役の女優さんがいそう。 |
37.女優人がパワフルオーラに包まれて圧巻!そんな彼女達を見ているだけで楽しい!小粋で丁寧!高価で洒落たものを見て特した気分です。ストーリーは小説「7人の叔母」的。女性特有の優しさ、いわゆる許容の母性が全く表現されていないあたりは男性視点?小さな心のゆらぎを表現する余裕の無い、舞台的な独特の世界観に徹底した完成度。食べる事を目的としていない観賞用の御菓子といったところでしょうか。 【夢の中】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-11-18 03:03:43) |
《改行表示》36.人物相関図を頭に描いていくと、ストーリーが進むにつれ、いろんな線が張り巡らされていきますが、分かりやすいので問題なかったです。 「雪で閉ざされた大豪邸で殺された一家の主。8人の女性のうち、犯人は誰?」が主題なのですが(?)、映画を観る上で、そんな事、どうでも良くなっていきました。タネやオチは結構ベタでしたし。それより8人の女優たちの演技合戦を見る映画かな。ミュージカル映画だけあって、時折、ソロパートの歌が差し挟まれるのですが、この妙な雰囲気になんとなく呑み込まれてしまいました。 ミュージカルっぽいラストの1カットはこの映画をビッと引き締めていたと思います。 【ムレネコ】さん 6点(2003-11-15 10:40:06) |
35.キャストにつられて見てしまったけど、話としては特別何も感じなかったなあ。女達が、自分勝手に好きな事言って、ぎゃーぎゃー言ってるなって感じで。 【カズレー】さん 4点(2003-11-11 15:44:16) |
34.《ネタバレ》 カトリーヌ・ドヌーブの貫禄…大女優って感じで圧巻でした。ミュージカル?!と思って躊躇したけど、思ったより歌やダンスが少なくて観やすかった。8人の名の知れた女優が歌い踊る姿は“御馳走”って感じと「何があったの?」って感じが入り混じってて、少々複雑。ドラマの雰囲気や歌詞の内容にイマイチ合ってない歌のテンポやリズムもご愛嬌か?しかししかし、多少ラストに衝撃があったものの、オーソドックスなサスペンスが最後まで楽しく観れちゃったのは流石と言える、豪華な女優陣と演出でした。 【桃子】さん 7点(2003-10-21 16:24:36) |
33.《ネタバレ》 だんだん女たちの本性が見えていくのが面白かった。女って怖い。お父さんがかわいそうだった。ミュージカル風だったのも楽しかった!特にダンスが全部かわいらしい★衣装や部屋もカラフルでかわいくておしゃれだった。 【ジョナサン★】さん 9点(2003-10-11 23:30:30) |
32.《ネタバレ》 見始めたときは話の展開がなんとなく読めてしまったのですが、合間に登場する8人の女性たちの感情を表わす歌や踊りが良い刺激になり、最後まで彼女たちの魅了されっぱなしでした。あんなに愛と憎しみに飲み込まれていた8人の女性たちが、ラストでは一列に並び、端から隣の人と手をつないでいき、互いにどこか理解しあったかのようなシーンがとても印象深かったです。8人の女性たちはまったく違うように見えるんですが、女性であるという点においては同じなんだなぁと強く感じさせられました。「この世に幸せな愛なんてない」という言葉が劇中で出てきましたが、見終わった後はその言葉が深く胸に突き刺さりました。 【はがっち】さん 8点(2003-10-05 18:28:48) |
31.ミステリーとしては、可も不可もないかなぁ。展開的に「亭主は生きてるんじゃないかなぁ」と思ったし、主犯も途中で種明かししちゃってるしね。ただ、どういうネタばらしなのかは分からなかったけど。ストーリーとしては、女の本性というか願望というか、はたまた、そういう女に幻滅した男の弾劾というか、男にうんざりした女の逆セクハラというか、心理的ドロドロ系は嫌っていう人には、ちょっとなぁってとこですか。いきなり歌が入ってビックリしたけど、この歌と踊りが本作の緩衝地帯。これがなかったら、ドロドロした科白の洪水に溺れている。でも、この作品は、舞台向きだと思う。舞台の方が面白いんじゃないかな。 【由布】さん 6点(2003-09-25 23:13:30) |
【ぷっきぃ】さん 7点(2003-09-22 03:56:34) |