36.とにかくキャストが豪華です。最初の50分くらいは眠くてしかたなかったが、レニーとフィリップ登場で引き込まれた。全体的には二人が再会するまでのドラマを交互にうまく見せてくれたので長いわりには飽きずに観ることができた。ラストはありきたりで感動までは至らないが実力派を揃えたキャストだけで満足です。 |
《改行表示》35.全体的にセリフとか雰囲気がロマンティック。映像もきれい。映像とストーリに協調性がある。描きたいものがはっきりと伝わってきます。 自分で雨を降らして、「雨がふってきたと騒いでるのよー」 しびれますな 【ばかぽん】さん 7点(2004-09-15 17:56:45) |
【ケンジ】さん [映画館(字幕)] 6点(2004-09-15 07:37:49) |
33.数年ぶりに再会したインマンとエイダ。このラブ・ストーリーの中核をなす、互いに恋焦がれた二人のドラマのそれは決して劇的でなく、唐突で実に呆気ない印象を受ける。本編中、最も感動的であるべき瞬間。しかしそれはその後にくる結末を際立たせる為の計算された演出であったことを、我々は後になってから初めて知る事となる。オープニングの華やかで世間知らずのお嬢様然としたキッドマンの顔立ちと、倒れ込んだインマンに覆い被さるようにして優しく擁く終盤の彼女のそれとの違いは歴然としている。そこには恋する乙女の初々しさは失せ、逞しく生き抜いてきたひとりの女性の姿がある。本作は、同じ民族でありながらも殺し合わなければならない虚しさとその哀しい歴史。あるいは人を想い続けていくことの大切さといった事を、今更ながら我々に知らしめてくれる。しかしそういった教訓めいたテーマ性も然ることながら、現実を生きていくことの厳しさを覚えたひとりの人間の成長物語としても実に良く出来た作品だと思う。長尺で波乱万丈の物語を、一大エンターテインメントとして手堅く纏め上げたA・ミンゲラ監督の手腕は高く買いたい。 【ドラえもん】さん 8点(2004-07-30 15:36:36) |
32.2人が結ばれるとこドッキドッキした。戦争映画はこんな風じゃだめ。 |
31.気楽な気分で見られる映画ではないし、しっかり見ても後に残るものは何もないストーリー。ニコールキッドマンは確かにきれいだし、いくつも映画で見たけれど、いまだに顔を覚えられない。声以外あまり印象に残らないのはなぜ? 【HK】さん 5点(2004-07-03 06:34:58) |
《改行表示》30.ストーリーはかなり坦々とした印象を受ける。 ジュードロウ、ニコールそれぞれのエピソードには様々なドラマがあるんだが、何か薄さのようなものを感じる。 やはり詰め込みすぎた感はぬぐいきれない。 ラブストーリーとしてもそれほどのものとは思えない。確かにキスシーンや再会のシーン、森でのシーンなどは息を呑むほど美しかったが、最初の設定がそれほど会話もない二人だから、引き裂かれた感もなく感情移入しづらい。 そんな状況でこの映画を見て何を感じたか。戦争下においては憎しみによって、人を醜くする。 そのような状況でも人を愛する気持ちや家族を想う気持ちが人を正気に保ち、明日を生き抜くチカラを与える。 特にナタリーポートマンのエピソードを見ている時にこのことを強く感じた。女性の自立映画としても中途半端な印象。一人で鶏を撃てた程度で喜んでいてはどうしようもない。 |
《改行表示》29.《ネタバレ》 2回見ました、確認したいところも数々あったし。ジュード・ロウの表情に深みが感じられなかったのがマイナス1点。それ以外は満足できるものです。全体的な評価はほかの皆さんが書かれている中にありますので、個人的に気になってることだけ。 南部10州(後にプラス1)でのネイティブ・アメリカンに対する感覚。結果としてしか描かれていませんけど、コールド・マウンテンからクレーターの戦いに従軍した人の中にネイティブ・アメリカンの人がいました。ディテールが端折られてるのでよくわからないのですが、非常に親密な感じが漂っています。南部は制度として黒人を奴隷としていましたが、ネイティブ・アメリカンをコミュニティーに受け入れていたのでしょうか?ネイティブ・アメリカンと白人の問題とそれに対する白人の葛藤は「ラスト・サムライ」「オーシャン・オブ・ファイアー」のレビューでも書きたいと思ってることです。それからこの作品には奴隷の実際が一カ所を除いて映像として登場しません。意図的なものでしょうか? 私、アパラチアン・ミュージックに興味を抱いていて「歌追い人」も観ましたしそのサントラも手に入れたのですが、実はアパラチア山脈周辺に定住する人たちってのがいまいち理解できないのです。コールド・マウンテンのように集落を作って生活するならまだわかるのですが、森の中に住んでるおばさんは? たぶん北アメリカにはそんな人がいっぱいいるんでしょうけど、彼・彼女の来し方がとても気になってそっちに関心が行ってしまいます。でも素敵でしたね、「オーガニック」ってああいうことを言うんだってことがよ~くわかりました。 60年代後半のR・L・フロストの作品や、B・C級ホラーにあった“南部”は私たちにとって絵空事ですけど、考えてみたら彼の地では歴史なんですよね。ピューリタン、アングロサクソン、山師が入り交じった状況に、もともと住んでいた人たち&政治状況というスパイスを振りかけると、のっぴきならない状態が生まれるという“まるで現実”を見ているような… ロケがルーマニアだったって知ってちょっと興ざめですけど、自分のスタンスと近い考え方の作品を観てちょっと落ち着きました。世の中うんざりすることが多すぎて。 【shintax】さん 9点(2004-06-11 22:12:39) |
28.前半のジュード・ロウとニコール・キッドマンはとても美しい。トム・クルーズじゃなくて正解だったんじゃないでしょうか?レニー・ゼルウィガーも頑張ってたけど、ラストの展開が読めてしまった。中盤から後半までは、副題「インマンの冒険物語」にしといたら? |
27.《ネタバレ》 ジュード・ロウがニコール・キッドマンに逢いに戻る途中が全然過酷ではないように思えたのは僕だけですかね?しかも、簡単に逢えてサラっと死んじゃったりして。ストーリー展開は随分と読めるし観終わった後すごく後悔しました。雪山に立つニコールの美しさに1点。 【かずのすけ】さん 1点(2004-06-08 18:22:09) |
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26.「銃後の守り」という言葉は平和な今の日本ではほとんど死語になっていますが、戦時下の日本では父、夫、頼りにしていた息子などが戦地に赴いた後、残された女性は男性に頼らずに家事や家業をきりもりするのが美徳とされていました。「女は弱し、されど母は強し。」なんて言葉もあって、ボーボワール流にこの言葉を解釈すれば、「女は男を魅了するためにはか弱くなくてはならないが軍国の妻や母はもちろん強くなくてはならない。」なんていう社会のご都合主義が見え隠れします。だから恋人に「帰ってきて・・・。」と手紙を書き送ったエイダを決して責めることはできないのですが・・・でもやはり、南北戦争というご時世に、特に太平洋戦争と違って地続きの場所で戦っている男にこんな手紙を送るなんて非常識で身勝手もいいところです。女も母も適度に強いのが普通という平和な社会に生まれ育った私としては「こんな時代に生まれなくて良かった・・・。」というのが一番ぴったりな感想です。結末はエイダの弱さに対する決定的な天罰だと私は受け取りました。インマンはどうころんでも脱走兵(=重罪人)としてエイダと幸せに暮らすことなどままならないはずなのに、エイダは「結婚」という甘い夢に最後までしがみつきます。「社会の変動期にどんな人間が生き延び、どんな人間が淘汰されていくのかを描きたかった。」と優雅な生活を捨てられないメラニー/アシュレー夫妻と逞しいスカーレット・オハラ/抜け目ないレット・バトラーを対照的に描いたマーガレット・ミッチェルの小説「風と共に去りぬ」と、本作品のテーマは同じながら、スカーレットの二つの面を分けたようなエイダとルビー、とりわけルビーに触発されたエイダの成長ぶり、そして美しい風景が印象的で2時間40分を長いと感じませんでした。 【かわまり】さん 10点(2004-05-30 10:13:10) (良:1票) |
【kasumi】さん 6点(2004-05-29 01:39:06) |
24.ストーリーはいまいちでしたが初めて観るニコール・キッドマンの演技(映画を観るようになったのはここ数年なので…)、そして大好きなジュード・ロウ、レニー・ゼルウィガーが出てるし、さらにナタリー・ポートマン!!これだけでも観た価値はありました。特筆すべきは衣装センスの良さ。畑を耕す時でもどんな時もみんな誰もがとってもお洒落に着こなしているそのファッションはもう一つの見所です。 【ちーた】さん 6点(2004-05-25 20:36:23) |
23.作品の出来以前の問題として、今この時勢に戦争というものの無意味さ・悲惨さを直球で映像化したスタッフを賞賛したい。奴隷解放運動などという大義名分があっても、兵士たちの残虐性に何の違いがある訳でもない。戦争は人間から愛する人を奪い、人間性を奪うだけなのだ。こんなに良い問題提起をしておきながら、お約束のラストでお茶を濁してしまったのがもったいない。名作になり損ねた作品。 |
22.《ネタバレ》 純愛映画というよりは、女性原理を高らかに謳いあげたお伽噺。森の中の魔法使いのおばあさんも出てくる。そう思って観れば、丁寧に作られているし、絵も音楽も美しい。一編の、少し残酷だけれどもよくできた絵本を読んでもらったときのような、ちょっと幸せな気分になれました。 【xr4000】さん 6点(2004-05-18 22:15:22) |
21.なんだかなぁ~‥。あんま期待もしてへんかったから、いいけど。率直な感想を言わしてもらえば、結局顔って事やん‥。 【小星】さん [映画館(字幕)] 6点(2004-05-17 15:26:22) |
20.同じミンゲラ監督の「イングリッシュ・ペイシェント」や、例の「タイタニック」なんかもそうですが、運命的な出会いをした男女が燃えるような恋をして、でも、戦争やら災害やらがふたりに襲いかかり、それ故に更に激しく恋の炎が燃えていく。そんな状況って、ほんとに映画向きのシチュエーションですよね。この作品もそういう映画の王道を行く一本です。「イングリッシュ・ペイシェント」に比べると、確かに単調で、盛り上がりに欠ける点は否めません。でも、実に堂々とした作りで、「ああ、またいい映画が観れた」という満足感がありました。主役の3人が魅力的でした(レニーは本当にもうけ役)し、脇役もいいですね。特にダメ牧師役のフィリップ・シーモア・ホフマン、相変わらず場をさらって行きますね。ミンゲラ監督、これからも更に壮大な作品を作って、デビッド・リーンの再来と言われるような、大監督になってほしいと思います。 【とらおとめ】さん 8点(2004-05-16 22:33:23) |
19.《ネタバレ》 豪華キャストの割には、思っていたよりも印象が残らない作品でした。ニコールもジュードも美しいのですが、再会する場面があっさりし過ぎている気がしました。前振りなしでいきなり再会!みたいな感じで。私には、二人が再会した喜びが伝わってこなかったです。私も多くの方が書いていらっしゃるように、レニーとナタリーのキャラがこの作品を引っ張っていたと思います。レニーの演技がオスカーに値するかどうかは別として、ルビーという女性のキャラは大好きです。ニコール演じるエイダに対してのモノの言い方や父親に対しての接し方、言葉の端々に優しさが隠れているような気がします。正面からぶつかってくるルビーの言動にエイダが振り回されながらも精神的に成長していく姿は印象に残りました。ナタリーも出演時間が少ないながら「この人、演技が上手くなったなぁ。」と正直驚きました。ナタリーをいいなと思ったのは「レオン」以来です。映画館でもう一度観ようとは思いませんがレンタルが始まったら観るかもしれません。たるいシーンは飛ばして観られますから(苦笑)私が一番好きだったのはルビーの登場場面‥‥いきなり鶏の首をへし折って、何食わぬ顔で鶏を片手に歩いていくルビー。いいですね~、大好きです。 【アプリコット】さん 6点(2004-05-12 19:08:58) |
18.ちょっと男共を殺し過ぎだよ。それにプラトニックラブに命を賭けて最期のヒトサシで子孫を残すなんて…激流を遡って精を吐き出して朽ち果てる雄鮭みたいだな。それにしても母は強し。 【つむじ風】さん 6点(2004-05-12 03:31:00) (笑:2票) |
《改行表示》17.正直、ストーリーがお粗末で非常にもったいない映画です。 ジュード&ニコールは確かに美しかった。でも、ただ美しいだけで終わってしまったような・・・ 約2時間半の上映時間を「長いな~」とは感じさせなかったのは、ひとえにレニーとナタリーのおかげだと思う。 4点にしようと思ったんだけど、昨年私の訪れたルーマニアでロケしたと知ったので+1点(笑) |