45.20年前の中学生の頃に観てラストが印象的なのを覚えていましたが、BSで再見しました。斉藤とニコルソンの信頼関係の構築物語と記憶していたのですが、思ったよりもそれらの描写はあまりなく、日欧のマネジメントスタイルの違いを見せつけられた気がします。根性主義で単なる人員投入しか考えない日本軍に対し、指示命令系統の明確化・部下のモチベーション管理等の組織化を行い、目的に対して、納期・品質・レイバーコストを徹底管理し、プロジェクトを実現する英国スタイルに対し、最終的に斉藤は何も言えなくなってしまう。斉藤の死に際も無残であっけなく、見せ場も何もあったもんじゃない。これは結局は日本をバカにした作品ですね。これに比べれば、「ラストサムライ」は進歩したなあと思います。 |
44.ここのレビューを参考にして見ました。クワイ川マーチはここが元ねたなのか・・と思いつつ。確かに重厚な作品ですね。斉藤大佐とニコルソンが最初対立しその後歩み寄り、やがてニコルソンが主導権を握っていく過程がいい。その後橋を完成させ、同じイギリス軍が橋を壊しに作戦を開始する。戦争の無意味さやるせなさをうまく描いてる。しかし今の時代から見ると少し古いかなと時代を感じた。 【リモ】さん 6点(2004-02-15 22:37:53) |
43.《ネタバレ》 自らの誇りをかけて作り上げたものを自ら壊すことになる。まさにラストのセリフ通り「madness」。それこそがまさに戦争の空しさ。しかし、実は似たようなことは我々の社会生活の中でしょっちゅう起こっている。仕事で必死で準備していた書類が、得意先の理不尽なひと言で破棄するハメになる。せっかく作った料理なのに、家族が外食で済ませてきたためにムダになる。自分ではどうすることもできない外部の力によって、自分の作り上げたものがただのゴミになってしまうようなことは、誰にでも一度や二度はある経験だろう。戦時下の捕虜という極限状態を描きながらも、そんな普遍性のあるドラマが展開されることが、多くの戦争映画と一線を画し、単なる娯楽モノや反戦モノに堕さなかったゆえんだろう。2時間40分がまったく長く感じない傑作。日本陸軍側の組織の不自然さや、国旗の使い方のヘンなところなど、日本人として細部が気になってしまうところだけが残念。 【眠い悪魔】さん 7点(2004-02-14 14:44:12) |
42.大佐はオビワンだったのですね。まったくそれとは知らず、ただただ、彼の好演に見惚れてました 【ノマド】さん 9点(2004-02-09 17:10:15) |
41.超面白いですよ、これ。早川雪州演じる斉藤の役には、太平洋戦争が終わって10年経ち、日本を見直すという意味でアメリカ側が日本の兵隊に畏敬の念を捧げたという気持ちがこもってるらしいが、僕にはダメダメ日本軍のイメージしか受け取れなかったっす。そこだけが残念。 |
40.《ネタバレ》 強引に力業で橋を建設しようとする斎藤に対しニコルソンは合理的なやり方を主張する。お互い絶対に自分の考えを曲げない人物なので持久戦となってしまうが、結局はニコルソンの粘り勝ちとなる。“主義主張が合わなくても時間が有ればお互い歩み寄ることが出来る”ということをこの作品はメッセージとして伝えているのではないでしょうか。戦争だって同じような理由で始まってしまうのですから、殺し合う前に時間を掛けて分かり合う努力をすることが大切だということが言いたいのだと思います。 一つの目標に向かって日英の敵対する人間が互いに協力しあい、苦労してやっとの思い出完成にこぎつけたものがいとも簡単に破壊されてしまう。最後の「なんと愚かなことか・・・」という台詞が心に響きます。 |
39.戦争って結局、あの軍医みたいに端から見てたら滑稽なものなんでしょうね。なんだか私には『無意味なことに意味を見出そうとして、命を賭けちゃう男たちの物語』という風に見えました。しかし、そういうことを考えてると、なにも戦争に限ったことではないのかな~とも思うわけで。やっぱ意味を見出さないとやってけないんでしょうか人間って。 【ゆうろう】さん 10点(2004-02-02 23:24:38) |
38.奴隷としてではなく・・という将校の台詞がカッコイイと思った。前半は良かった。でも、物語が進むに連れてちょっと飽きてしまうシーンが多かったかな。何を言いたいのか私にはよく分からない作品だった。戦争の無意味さなんでしょうか。。 【うらわっこ】さん 5点(2004-02-02 18:11:57) |
37.観てるこっちまで暑くなっちゃいました。夏場は観れないですね。全体的になんかスッキリしません。 【ヒューマンガス】さん 5点(2004-01-24 23:12:20) |
36.《ネタバレ》 映画そのものよりクワイ河マーチが有名。大阪ではサル、エ○公、チンパンジーでした。戦争が如何に残酷で、無意味で、愚かであるかを見事に表現している。イギリス軍と日本軍の橋工事に関する会議を境に、両者は主客転倒するが、そのとき咽び泣く斎藤大佐が哀れである。ニコルソン大佐が、偶然爆破スイッチを押す結果になっているが、彼はあの時迫撃砲の爆風でやられなければ、果たしてスイッチを押したのだろうか? |
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【Waffe】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-01-04 01:04:33) |
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32.戦後12年目で作られた映画ですから、まだ大戦の記憶も生々しいころでしょう。日本人としてはちょっと複雑ですね。 【ロイ・ニアリー】さん 6点(2003-12-12 12:56:30) |
31.《ネタバレ》 面白いなぁ~~アレック・ギネス演じる侍のような何をされても自分の意思を突き通し、敵の為に建てた橋を誇りに思う男。こんな人いないよね~~でも偶然倒れたところに爆弾のスイッチがあって・・・・なんてコメディみたいじゃん!!それと私もクワイ河マーチと大脱走マーチが似てると思う1人です。 |
30.親父に薦められて見たけど正直う~んとうなってしまった。そこそこおもしろいとは思ったけど名作だと言われても困るなぁ程度だった 【アルカポネ】さん 5点(2003-12-01 01:27:00) |
29.お互いの論理や正義、意地と誇りがぶつかりながら「戦争」という名の狂気が形作られていく様を押しつけがましくない演出でほぼ完璧に表現し切った戦争ドラマの大傑作ではないでしょうか。緊張感溢れる終盤の展開も素晴らしかったですし、分かるようで訳分からないラストシーンも実にこの作品にふさわしいと感じました。……ところでクワイ河マーチを初めて聴いた時「あれ?大脱走のテーマ?」と思ったのはもしかして僕だけですかそうですか。 【元閑人】さん 9点(2003-10-20 03:23:05) |
【じゃじゃまる】さん 7点(2003-10-15 03:51:04) |
27.《ネタバレ》 クワイ川マーチという音楽だけが一人歩きしてしまって、軽快なイメージを与えていますが、実際には戦争の悲劇を描いています。実際のイギリス人捕虜の扱いは悲惨だったらしく、「日本の食事が合わない」、「コレラ、赤痢の蔓延」、「強制労働による体力消耗」などで、あのような爆破工作をするだけの余力も残っていなかったらしいですね。また、収容所もジャングルの真ん中ですから、脱走するにも行き場所がなかったというのも事実らしいです。 <2004年2月17日冒頭の1行削除> 【オオカミ】さん 7点(2003-08-07 08:41:37) |
26.テレビの洋画劇場で定期的な放映していたような記憶があります。戦争映画は激しいものと思っていたので、この映画は新鮮でした。洋画で見る日本人、早川雪洲も不思議でした。 【omut】さん 6点(2003-08-04 05:52:22) |