75.最初は生意気で可愛げの無かったアディが、映画が進むにつれ段々可愛く思えてくる。話そのものも爽やかで且つノスタルジックな雰囲気に溢れ、これは素直に面白かったです。 |
74.《ネタバレ》 ◆この映画の一番いいところは、トリクシーの存在だとおもいます。詐欺師のモーゼは歳の大きく離れた少女のアディをビジネスパートナーとみなし、アディはモーゼをお父さんとも恋人ともつかない存在とみなす。その微妙な二人の関係がこの映画の面白さの根底にあり、そしてその関係がもっとも活きたのが、あまり美人でもないし、かといって魅力が無いともいえないトリクシーさんの存在なのだと思うのです。 ◆モーゼは遊園地(?)で出会ったダンサーのトリクシーに尽くし、アディの特等席だった車の助手席にも彼女を座らせる、アディはそれにやきもちをやいて「あの乳牛をおろさなければ車に乗らない」と反抗する。そんな、むくれて一人で座っているアディを説得するためにトリクシーがやってくる。僕はここのシーンがとても好きなのです。 ◆まず、トリクシーはむっつり顔のアディに建前で説得する。ところがアディは黙ったままだ。頭にきたトリクシーは車に戻ろうとするが思いとどまり、観念して自分の本音を語りだす。「今まで私は男と長く続いたことが無いの、だからほんの少し、デカパイのトリクシーを前に乗せて」・・・それを聞いたアディは少し微笑んで一緒に車に戻っていく。 ◆このシーンでは、モーゼとアディの奇妙な関係無くして、アディは微笑まないと思うんです。仮に微笑んだとしてもそれはありがちな、アディがモーゼを父親だと思っていて、トリクシーを「お母さんとして認める」というシーンになると思うのです。しかしそれでは押し付けがましいホームドラマにしかならないでしょう。そうではなくてアディはモーゼを父親とも恋人ともとれない複雑な気持ちで見ていた。だからこそアディはここで彼女を、いったん母親でも恋敵でもなく、自分に悩みを話してくれた人間として受け入れるのです。だからそれを示すために、少し笑った。 ◆僕は、一瞬ですが、年齢も、立場も、とっぱらって一人の人間を受け入れる、優しさに満ちたこのシーンが好きです。 ◆そんな広大なアメリカの土地の中で慎ましやかに人間関係が結ばれる映画ですが、トリクシーさんと別れて以降、乗り換えたトラックのようにストーリーが減速していったので、その分を引いて7点をつけたいと思います。 【もりたろう】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-05 21:36:45) |
73.心温まるロードムービー、ラストシーンの趣深さはモノクロならではでしょう。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-29 19:51:49) |
【アオイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-04 21:08:27) |
71.以前(だいぶ昔)テイタム・オニールの大ファンだった頃本作を見ました。今回20年振り位に再見しましたが、9歳のテイタムが大人顔負けの演技で関心しましたね。最近彼女の噂は全く聞かなくなりました(マッケンローと離婚した噂が最後?)がどうしているんでしょう? この作品はモノクロの映像が微妙にマッチしているし、微妙にブラックが効いていてとても雰囲気のある映画なので、お気に入りの一つです。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-15 13:09:00) |
70.松ちゃん松神で一番好きな映画って言ってたから見たけど、そんなでもないような。 |
69.《ネタバレ》 モノクロ。旧き良きロードムービー。 アディが生意気!コレに尽きる、しかし憎めないのがなんとも。 ムスっとした顔にリボンとオーバーオールの不釣合い加減がとても印象的。 男の子にも見えたりするんだけどコロッと天使のようなキュートさも見せる。 画になるシーンが多い、洒落てる。 親娘なのか?二人の関係をハッキリさせないところがこの映画の全て。 父親・・?恋人・・?この絶妙なバランスがいい塩梅。 やさぐれてタバコを吹かすテイタム・オニールは最高。 表情や仕草に目が離せない、美人というわけでもないのに・・。 補足するが私は幼女趣味でもない。 【HIGEニズム】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-08-01 22:42:21) |
68.古典的映画の苦手な僕も、やられた感じがしました。。劇場で観たかったな。。松っちゃんの言葉どおりナイス。アディが大人になったところを見てみたいです。 だれか続編作って!。 【レンジ】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-08-01 15:45:10) |
【たま】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-22 21:47:54) |
66.この映画から滲み出る世界観、大好きです。我が家に聖書売りにこられたら、タダで売ってくれる自信は大アリ!・・誇れないけど。 【たまごくん】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-09 03:58:10) |
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65.時が経っても色褪せない、ってゆーかゼブラだ。色が付いていないのがまたよろし。ベスト・オブ・アナログではないでしょうか。サクッと軽快!小気味良さったら そりゃあもう^^ 【3737】さん 8点(2005-03-27 20:58:01) |
64.確かにテイタム・オニールも良かったけど、この映画の最高の功労者はライアン・オニールだと思う。詐欺師だけど悪い男ではなく、どこか哀愁を漂わせ、またコメディチックな動きと微妙な表情の変化で楽しませる。なんでこの演技でオスカーにノミネートすらされないんだと思っていたら、同じ年に『セルピコ』のアル・パチーノや『STING』のレッドフォード、他にもジャック・レモン、マーロン・ブランドそしてジャック・ニコルソンというなんかすごい年だったようだ。ツイてなかったんだね。白黒なのもよかった。でもラストは伯母の家に聖書を売りつけてほしかったな。 【michell】さん 8点(2005-03-08 22:20:53) |
63.テイタム・オニールの中の人も大変だな・・・・・とでも思わないと、この演技力は信じられない。 【永遠】さん 7点(2005-02-26 02:36:11) |
62.現在レビューを「お休み」中の【グロリア】さん(元【おばちゃん】さん)にオススメ頂いて、ちょうどDVDがレンタルされてたので観ました。いやー、とても丁寧に作られてて良い作品でした。ワタクシが好きなのはアディが鏡の前でセクシーポーズしたり香水をかけるトコ。幼い子の父親(じゃないけど)に対する微妙な心理が表れてたと思います。でも、あの女の人を追い出すやり口は、チトえげつないのでは・・・。 【ぐるぐる】さん 8点(2005-02-05 20:00:49) |
61.松本人志はこの映画が好きで、北野武はこの映画が嫌いらしい。 自分は好きだなぁ、こういうの。ティタム・オニールの憎たらしさは素晴らしい。 【夏目】さん 9点(2005-02-03 15:33:23) |
60.特典映像の「制作秘話」と「撮影秘話」を観て感心させられた。ああ、普段気にもしてなかったけど、こんなにいろいろ工夫してたんだって。特に、エンディングが決まってないのに見切り発進でクランクインしたってエピソード。脚本が完璧に出来上がってからスタートするもんだとばかり今まで思ってたかんね。「現場でなんとかオチをつけた」っていう監督の言葉に驚かされたもんだ。 本当は子役がもっと不細工な子だったら良かったんだけどと思いつつ、テイタム・オニールの頑張りと前述のスタッフの頑張りに敬意を表してこの点数。 |
59.私がよく映画を見るようになった頃、某映画雑誌での人気投票女優の部ではテイタム・オニールとブルック・シールズがトップ2。二人に共通するのは子役で華々しくデビューし、その後パッとしないってこと。(あと二人ともテニスプレイヤーと結婚して離婚している。)子役の場合、演技らしい演技をしなくてもそこにいるだけでその愛らしさをじゅうぶん見せることができるから得、であると同時に、かわいいだけじゃ務まらなくなる年齢に達したときにその真価を問われる。でもこの作品のテータムはかわいいだけじゃなくてやっぱりうまいんですよねえ。けっこう長回しも多用されてて、その中でちゃんと演技してるもんなあ。思うにこの人は女優業にあんまり魅力を感じなかったんじゃなかろうか。この作品も二人暮しで留守がちな父親とたくさんいっしょにいられるから、という理由で出演を承諾したとか。そう考えると、才能あるのにもったいないなあと思う。で、そんな天才子役の活躍が目玉な映画なんですが、黒が濃いモノクロ画がきれいで、特に空の色の濃さがロードムービーであることを際立たせています。 【R&A】さん 7点(2005-01-27 15:22:32) |
58.《ネタバレ》 今さらだけど、モーゼ役=ライアン・オニールとアディ役=テイタム・オニールは実の親子でしたか。最後の場面なんて演技以上のものがあった気がします…(先入観は無し、エンドロールで気付いたから)。二人の旅はまだまだ続く… あぁ~ いい映画を見た。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-01-15 12:05:22) |
【Syuhei】さん 8点(2005-01-10 04:04:33) |
56.結局2人は親子だったのかどうかよくわからなかったのだけれど、そこはあまり重要でないのかもしれない。二人の会話のシーンがとてもよかった。 【HK】さん 8点(2004-12-11 11:13:23) |